キッチンマットと水切りマットは兼用できる?シンク前の濡れ対策
洗った皿をシンク横に置くと、水が垂れて足元のキッチンマットに落ちます。
キッチンマットが水を含んだまま一日過ごすと、においと黒ずみのもとになります。
そこで食器用の水切りマットを床のキッチンマットとして兼用したり、逆に床用のマットを調理台に上げたりする使い方が出てきますが、この2つは踏まれることを前提にした作りかどうかが違います。
マイクロファイバーや珪藻土(けいそうど)の水切りマットは30×40cmほどの小さな板状や布状で、足で踏む前提の作りになっていません。
本記事では、兼用できる場面とできない場面・シンク前の濡れ対策・濡れに強いキッチンマットの素材と厚み・洗い替えの持たせ方を解説します。

KAGUASHI編集部
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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
シンク前のキッチンマットが濡れるのは、水が落ちる場所が決まっているから
キッチンの床で濡れるのは全面ではありません。
シンクの前に立って洗い物をすると、手から肘を伝った水、皿を持ち上げたときのしずく、シンクの縁に当たって跳ねた水が、足のつま先から30〜40cm前方の帯に集中して落ちます。
同じ位置に毎日落ちるので、そこだけが乾く前に次の水を受けることになります。
この帯が乾かない状態が続くと二つのことが起きます。
布製のキッチンマットは繊維の奥に水分が残り、食べこぼしの油分や皮脂と混ざって、においが出やすい状態になります。
もう一つは床側で、マットと床材の間に水分が閉じ込められ、複合フローリングでは表面の化粧シートの継ぎ目から水が入って膨れることがあります。
クッションフロアでも、長く濡れたままなら接着が弱くなる場合があります。
マットを敷かなければ床が直接濡れるだけなので、対策は「敷かない」ではなく「水を受けてから早く乾く状態を作る」になります。
どこに水が落ちているかは、洗い物のあとにマットを持ち上げて裏側を触れば分かります。
濡れている範囲が分かれば、必要なマットの長さと、吸水を重点的にしたい位置も決まります。
食器用の水切りマットとキッチンマットは兼用できるのか
結論の分かれ目は、踏まれることを前提にした作りかどうかです。
食器用を床に下ろす使い方
マイクロファイバーの水切りマットは、自重の何倍もの水を抱えられる代わりに、マットの厚みが数ミリしかありません。
マットの裏面に滑り止め加工がない作りのものは、足元に向きません。
これを濡れた床に置いて踏むと、吸った水で重くなった布が足の動きに合わせて滑ります。
シンク前は体の向きを変える動作が多い場所なので、固定されない薄い布を敷くのは避けてください。
珪藻土の水切りマットも同じで、硬い板状のものは体重をかけると割れる場合があり、メーカーが足拭き用と食器用を別の製品として分けているのはこの違いがあるためです。
床用を調理台に上げる使い方
反対の兼用、つまり床用のキッチンマットを切って調理台やシンク横に置くのは、PVCでも布製でも向きません。
拭けるPVCのキッチンマットは水を吸わないので、食器を置いても下に水がたまるだけで乾きません。
布製のものなら吸いますが、厚みがあるぶん乾きが遅く、食器の重みで中央だけ湿った状態が続きます。
食器を置くなら、薄くて乾きの速い専用の水切りマットを使ったほうが衛生的です。
食器と足元で1枚を共用するのではなく、役割ごとに分けたほうが手入れが楽になります。
拭けるキッチンマットと布製マット、油はねが多い家はどっち?では、水だけでなく油はねが絡む場合の選び分けを解説しています。
シンク前に向かないキッチンマットの作り
水が集中して落ちる場所では、次のような作りが裏目に出ます。
- 裏面が全面ゴムで塞がれたキッチンマット。表から入った水が下に抜けず、床との間で乾かないまま残ります。
- 毛足の長いシャギータイプ。繊維の根元に水が残り、乾燥に時間がかかります。
- ウレタンの詰め物が入った厚手のクッションタイプ。洗濯機で洗えても中の芯が乾ききらず、生乾きのにおいが出やすくなります。
- 透明の塩化ビニールマット。水は弾きますが、落ちた水が表面にたまって足裏が滑ります。透明キッチンマットのデメリットは?布との違いと滑り・ベタつきでは、ベタつきや床の変色についても解説しています。
どれも「水を受けない」のではなく「受けた水の逃げ場がない」ことが共通しています。シンク前で選ぶなら、吸うタイプなら薄くて洗えるもの、弾くタイプなら表面に水がたまらず拭き取りやすいものという考え方になります。
シンク前の濡れ対策は、敷き方を分けるのが現実的
1枚で全部を受け持たせるより、位置ごとに役割を分けたほうが乾きます。
調理台からシンクまでの通路全体には長いキッチンマットを敷き、シンクの真正面だけに洗い替えのある小さめのマットを重ねる方法があります。
濡れるのは正面の一帯だけなので、そこだけを毎日替えれば、長いマットは週に一度の洗濯で済みます。
重ねるときは、下のマットが滑らないことが前提です。
下が布製で上も布製だと、上の1枚が足の動きでずれます。
下に敷くマットは裏面に滑り止め加工があるものを選び、上に重ねるマットは小さく軽いもの、できれば縁が厚くならないものにしてください。
段差につまずく心配がある場所では重ね敷きをせず、1枚を頻繁に交換する形に切り替えます。
濡れたまま放置しないことが、結果としてマットの黒ずみとにおいを抑えます。洗い物が終わったら、シンク前のマットを持ち上げて床を拭き、マットは広げて干すか、別の1枚に差し替えてください。
濡れに強いキッチンマットの素材と、シンク前で選ぶ厚み
吸ってから早く乾かす布系
綿やポリエステルの平織りでできた薄手のキッチンマットは、水を吸いますが繊維の層が薄いので乾きも早く、洗濯機にも入ります。
マイクロファイバーを床用に作ったものは吸水量が多い反面、吸った水の重みで滑りやすくなるので、裏面の滑り止め加工の有無を確認してください。
セルロース系の吸水マットは水をよく吸いますが、乾くと硬くなる性質があり、踏む場所には向きません。
弾いて拭き取る樹脂系
PVC(塩化ビニール)のキッチンマットは水を通さないので、落ちた水は表面に残ります。
そこを拭けば終わるという点では手入れが速く、油はねと水の両方がある場所では扱いやすい素材です。
ただし表面がつるつるしたものは濡れると足裏が滑るので、表面に細かい凹凸のあるエンボス加工が入ったものを選んでください。
シリコン製のものは耐熱性があり丸洗いできますが、床用としては面積が限られます。
シリコンキッチンマットは何年もつ?厚みと耐熱の目安を確かめるでは、厚みと耐熱の表示の見方を解説しています。
キッチンマットの厚みはドア下の隙間とペダル操作で決まる
シンク前のキッチンマットの厚みは、水の量ではなく置き場所の条件で上限が決まります。
キッチンの出入口に扉がある場合、扉の下の隙間より厚いマットは引っかかります。
足で踏んで開けるペダル式のゴミ箱を置いている場合も、厚いマットが動作の邪魔になります。
水対策としては、厚くするより薄くて替えがきくものを複数持ったほうが乾く速さで有利です。
足元の冷えや立ち仕事のつらさを優先するなら厚手のクッションタイプになりますが、その場合はシンク正面を避けて配置し、濡れる位置には別の薄いマットを置いてください。
よくある質問
食器用の水切りマットを、シンク前の床に敷いてはいけないのですか
敷いてはいけないと決まっているわけではありませんが、30×40cm前後の薄い水切りマットで、マットの裏面に滑り止め加工がない作りのものは、濡れた床の上で踏むと動きます。
シンク前は体をひねる動作が入る場所なので、固定されないものは使わないでください。
足元に使うなら、床用として売られていて裏面に滑り止め加工があるものを選んでください。
シンク前のキッチンマットは、どれくらいの間隔で洗えばよいですか
濡れ方で変わるので日数では決められません。
判断のめやすは、洗い物のあとにマットの裏側を触って湿っているかどうかです。
湿りが毎日残る場所なら、洗い替えを2枚以上用意して日ごとに交換し、外した1枚は広げて乾かしてから洗濯してください。
濡れたまま畳んで洗濯機のそばに置くと、においのもとになります。
マットの下の床が黒ずんでしまいました
水分が長く残ったことで、床材の表面やマットの裏面の汚れが移っている状態が考えられます。
固く絞った布で拭き、乾いた布で水分を取ってから、しばらくマットを敷かずに乾かしてください。
複合フローリングの化粧シートが膨れている場合や、クッションフロアが浮いている場合は拭いても戻りません。
賃貸であれば管理会社に状況を伝えてから対応を決めてください。
水切りかごをやめてマットにしたら、床まで濡れるようになりました
水切りかごは受け皿でシンクへ水を流しますが、水切りマットは吸った水をその場で保持します。
マットの端から水が垂れたり、置いた食器の縁から横にこぼれたりすると、下のキッチンマットまで落ちます。
調理台の上に置く水切りマットはシンク寄りに配置し、下に落ちる水を想定してシンク前の床用マットは替えのきく薄手のものにしてください。
キッチンマットを敷かずに、濡れたらそのたび拭くほうがよいですか
その方法でも床は守れますが、洗い物のたびに拭く手間が毎日続きます。
複合フローリングやクッションフロアは水に長く触れると傷むため、水を受ける1枚があったほうが拭き忘れの影響を小さくできます。
敷かない場合は、洗い物のあとに床を触って濡れていないか確かめる習慣が必要になります。
まとめ
食器用の水切りマットと床用のキッチンマットは、どちらも水を受ける道具ですが、踏まれる前提で作られているかどうかが違います。
食器用の薄いマットをシンク前の床に下ろすのは滑るので避け、床には滑り止め加工のある洗えるマットを敷いてください。
シンク前で水が落ちるのはつま先から30〜40cmの帯に限られるので、長いマット1枚で受けるより、その一帯だけを替えのきく薄手のマットでカバーする形が手入れしやすくなります。
ぜひ本記事の素材別の乾きやすさと、重ね敷きで役割を分ける方法を参考に、ご自宅のシンク前の濡れ方に合うキッチンマットを選んでください。



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