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床ワックスは樹脂と天然系どっち?クッションフロアにも使えるか

ホームセンターの床掃除コーナーには、同じ「フローリング用」の表示で樹脂ワックスと天然系ワックスが並んでいます。

見た目はどちらも白っぽい液体で、容器の形まで似ています。

違うのは、樹脂ワックスが床の上に薄い膜を作るのに対して、天然ロウを使ったものは木地に油分を入れて表面を整える点です。

この作りの差が、クッションフロアに使えるかどうかや、塗り直しの手間まで変えます。

本記事では、樹脂と天然系の塗膜の違い・クッションフロアや無垢材への可否・塗る前の下地処理と乾燥時間を解説します。

KAGUASHI編集部
商標登録番号:第6806912号

KAGUASHIは家具のソックスチェアやキャスターストッパーなど家具の脚を保護するカバーを販売している国内ブランドです。当サイトでは販売中の製品や使用アイデアなどをご紹介いたします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

床ワックス選びで最初に決めるのは床材のほう

商品を見比べる前に、塗る床が何でできているかを確かめてください。ここを外すと、どの製品を買っても仕上がりが安定しません。

日本の住宅で多いのは、合板の上に薄い化粧材を貼った複合フローリングです。

この床に塗るワックスは水性の樹脂ワックスが前提で、各社の「フローリング用」表示も、この複合フローリングを対象にしています。

一方、塗装のない無垢材や、塩化ビニル製のクッションフロア、畳、タイルは別の扱いになります。

そのうえで注意したいのが、床そのものに最初から特殊な加工が入っている場合です。

ワックスがけ不要をうたったUV塗装やフッ素コート、シートフローリングの一部には、ワックスの膜がのらずに白く浮いたり、部分的に剥がれたりするものがあります。

賃貸なら管理会社に、持ち家なら施工時の仕様書や建材メーカーの品番で確認してください。

確認できないときは、家具の裏など目立たない場所に少量塗って、乾いたあとの状態を見てから全体に進めます。

樹脂ワックスと天然系ワックスは膜の作り方が違う

売り場で並ぶ2つのタイプは、床の守り方が根本から違います。

アクリル樹脂・ウレタン樹脂の水性ワックス

水に樹脂の粒を分散させた液体で、塗って水分が飛ぶと床の上に透明な膜が残ります。

家庭用の主流はアクリル樹脂で、乾きが早く、価格も抑えめです。

ウレタン樹脂を加えたものは膜が硬くなり、椅子の出し入れが多いダイニングやペットの爪が当たる場所で、擦り傷が床材そのものに届きにくくなります。

この膜は床と一体化しているわけではないので、年単位で重ね塗りを続けると古い層が黄ばんで厚くなります。

その段階になると、上から塗り足しても透明感は戻りません。

専用の剥離剤で古い膜を溶かして落としてから塗り直す作業が必要です。

塗り直しは年1〜2回にとどめ、数年に一度は剥離から始める周期を決めておくと、作業の見通しが立てやすくなります。

蝋(ろう)を使った天然系ワックス

蜜蝋やカルナバ蝋、植物油を主成分にしたタイプで、床の上に厚い膜を作るのではなく、木地に油分と蝋をしみ込ませて表面を保護します。

無垢材や白木の床のように、木の質感を残したい場所で使われます。

ツヤはしっとりした半ツヤで、樹脂ワックス特有の光る仕上がりにはなりません。

剥離剤を使う必要がない代わりに、塗膜が薄いぶん効果が持続する期間は短く、汚れた部分だけを拭いて塗り足す運用になります。

塗った直後は油分で滑りやすくなることがあるので、乾くまで歩かず、乾いたあとも靴下で急に踏み込まないでください。

表面に油分が残りすぎるとホコリを拾うため、塗ったあとに乾いた布で余分を拭き取る工程が入る製品もあります。

クッションフロアに床ワックスを塗るなら専用表示を探す

クッションフロアは塩化ビニル製で、木質フローリングとは表面の材質が違います。木質フローリング用の樹脂ワックスを塗ると、密着せずに白く粉を吹いたようになったり、歩く場所だけ早く剥がれて斑(まだら)になったりします。

塗るなら、容器に「クッションフロア対応」「ビニル床材用」と書かれた製品を選んでください。

表示がないものは対応床材の欄を読んで、塩ビシートやCFの記載があるかを確かめます。

また、クッションフロアには表面にワックスがけ不要の加工が入った製品もあり、その上に塗ると加工層ごと傷む場合があります。

床材のメーカーと品番が分かるなら、そちらの取扱説明を優先してください。

タイプ別に見る床ワックスの向き不向き

タイプ仕上がりと持ち向いている人
アクリル樹脂(水性)光沢が出る。重ね塗りで厚くなり、数年で剥離が要る複合フローリングの広い面を、年1〜2回まとめて塗りたい人
ウレタン樹脂配合膜が硬く擦り傷に強い。価格はアクリル単体より上ダイニングやペットのいる部屋で、椅子や爪の擦れが気になる人
天然系(蜜蝋・植物油)半ツヤで木目が残る。塗り足しで維持する無垢材や白木の床で、樹脂の光沢を避けたい人
シートタイプワイパーに付けて拭くだけ。液体より膜が薄い廊下や洗面所など、狭い場所を短時間で済ませたい人
滑り止めタイプ光沢を抑え、表面にざらつきを残す高齢の家族やペットがいて、床の滑りを抑えたい人

向かないケースもはっきりしています。

ワックスがけ不要の加工床、水に濡れやすい脱衣所の無垢材、すでに塗膜が黄色く厚くなっている床には、そのまま上塗りしないでください。

滑り止めタイプについては、滑り止めワックスをフローリングに使う際の選び方で、転倒対策との組み合わせを解説しています。

床ワックスの失敗はムラより下地処理で決まる

塗ってからムラが出た、という相談のもとをたどると、塗り方より前の掃除が足りていない場合があります。床に残った細かいホコリや皮脂汚れの上に樹脂の膜をのせると、汚れごと閉じ込めて白い筋や曇りになります。

手順としては、まず乾いたフロアワイパーでホコリを取り、次に固く絞った雑巾か専用の床クリーナーで皮脂汚れを拭き取ります。

水拭きのあとは床が完全に乾くまで待ってください。

水分が残ったまま塗ると、膜が白濁します。

キッチン周りの油汚れや、家具の跡に残った黒ずみは、水拭きだけでは落ちないことがあるので、床用クリーナーを使って先に処理します。

塗るときは部屋の奥から出入り口へ向かい、木目に沿って一方向に動かします。

ワックスを含ませすぎると乾きムラになるので、薄く伸ばして、重ね塗りで塗膜の厚みを作ってください。

1回目が乾ききる前に2回目を塗ると、下の層が溶けて筋が残ります。

塗ったあとの乾燥時間と家具を戻すタイミング

水性の樹脂ワックスは、室温20度前後で30分から1時間ほどで表面が乾きます。

ただしこれは歩ける状態になるまでの時間で、膜が硬くなるまでにはさらに時間がかかります。

塗って半日たたないうちに重い家具を戻すと、脚の跡がそのまま膜に残ります。

家具は半日から1日おいてから戻し、戻すときは引きずらずに持ち上げてください。

脚の裏にフェルトを貼っておくと、戻したあとの擦り傷を減らせます。

湿度が高い日や冬の低い室温では乾きが遅れるので、窓を開けて空気を動かしながら進めます。

よくある質問

床ワックスは何で拭いてから塗ればいいですか

アルコールや漂白剤は床材の塗装を傷めることがあるので使わないでください。拭いたあとは床が完全に乾いてから塗り始めます。

無垢材の床は、どんなときに塗り足せばいいですか

無垢材に天然系ワックスを使う場合、製品ごとに目安が示されていますが、同じ家でも廊下と寝室では減り方が違います。

手で触って木地がかさついてきた場所、水滴がしみ込むようになった場所から部分的に塗り足すのが実際的です。

製品の取扱表示に書かれた間隔を基準にしてください。

床ワックスの代わりになるものはありますか

床の保護という目的なら、ワックスを塗らずにフロアマットやラグを敷く方法もあります。椅子を引く場所やペットの通り道だけを覆えば、ワックスの塗り直し自体を減らせます。

古いワックスの層が黄ばんできたらどうしますか

アルカリ性の剥離剤を使う場合は、素手で触れないよう手袋を使い、換気をしながら作業してください。無垢材や一部の床材には使えないため、容器の対応床材を確認します。

業者に頼むのと自分で塗るのはどう違いますか

業者は専用の機械で古い膜を剥離してから塗り重ねるため、層が厚くなった床でも下地から整えられます。

料金は面積や床の状態で変わるので、床材と広さを伝えて見積もりを取ってください。

自分で塗る場合は、剥離まで含めて半日から1日の作業時間を見ておきます。

まとめ

樹脂と天然系のどちらを選ぶかは、好みではなく床材で決まります。

複合フローリングなら水性の樹脂ワックスが前提で、擦れの多い部屋ならウレタン配合、無垢材や白木なら蝋と油でしみ込ませる天然系という分かれ方です。

クッションフロアには対応表示のある製品だけを使い、ワックスがけ不要の加工床には塗らないでください。

仕上がりを左右するのは塗る技術より、ホコリと皮脂を落として乾かしてから塗り始めるかどうかです。ぜひ本記事のタイプ別の比較表と下地処理の手順を参考に、自宅の床材に合う床ワックスを選んでください。

この記事を書いた人

KAGUASHI編集部
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