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階段の滑り止めシートとテープ、どっちが剥がれにくい?

階段の滑り止めシートは、貼ったはずの角から浮いてきます。原因は糊の強さではなく、段鼻(だんばな)と呼ばれる踏み面の先端に、上るたびの蹴り出しの力が集中する構造にあります。

帯状の滑り止めテープに、段鼻のぎりぎりを避けて貼るよう指示が付いているのも、この角を外すためです。

シートとテープのどちらが剥がれにくいかは、階段の踏み面の素材と貼る位置で入れ替わります。

本記事では、吸着・粘着・段鼻材の3タイプの止まり方、踏み面の素材ごとの向き不向き、貼る前に測る3か所を解説します。

「階段用滑り止めテープ」はどれを選ぶ?

KAGUASHI編集部
商標登録番号:第6806912号

KAGUASHIは家具のソックスチェアやキャスターストッパーなど家具の脚を保護するカバーを販売している国内ブランドです。当サイトでは販売中の製品や使用アイデアなどをご紹介いたします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

階段の滑り止めシートが剥がれるのは、段鼻の角に力が集中するから

剥がれ方を決めているのは、糊の強さよりも貼る位置です。

階段を上るとき、足は踏み面の先端に乗り、そこを蹴って次の段へ進みます。

この前向きの力が、段鼻をまたいで貼った階段の滑り止めシートの端を少しずつ前へ押し出します。

いったん角が浮くと、今度は下りてきた足先が浮いた縁に当たり、めくれが段ごとに広がっていきます。

帯状の滑り止めテープが段鼻の手前で止まる作りになっているのは、この角をまたがせないためです。

反対に、布製のマットタイプには段鼻を包むように折り曲げて被せるものがあり、角を面で押さえて踏み面と蹴込み板の両側から止めます。

角を避けて平らな面だけで止めるか、角ごと包んで二面で止めるか、剥がれにくさの作り方はこの2つに分かれています。

もう一つ、貼る前の下地が密着を左右します。

踏み面にホコリや皮脂の膜が残っていると、テープの粘着層も吸着加工の面も床に届きません。

固く絞った布で砂粒を取り、水拭きしてから完全に乾かすだけで、接する面積が変わります。

ワックスを塗った階段では、ワックスの層ごと持ち上がって剥がれることがあるので、目立たない一段で先に試してください。

滑り止めテープを剥がれにくく貼る手順では、貼ったあとの圧着のしかたまで解説しています。

吸着・粘着・段鼻材の3タイプで止まり方が変わる

階段用として売られている製品は、床への止め方で3タイプに分かれます。表側の見た目より、マットの裏面やテープの裏側の作りを見たほうが、自分の階段に使えるかどうかが分かります。

裏面が吸着加工された布製マットタイプ

タイルカーペットの裏面に吸着加工を施したもので、糊を使わずに平らな床へ吸い付きます。

位置をずらして貼り直せますし、洗えると表示された製品なら汚れた段だけ外して洗濯できます。

足裏に当たる面が布なので、硬い木の踏み面を直接踏むより足音は小さくなります。

吸い付く相手が平らな面に限られる点が弱みで、毛足のあるカーペット貼りの階段や、ざらついた屋外のコンクリートでは止まりません。

糊で貼る帯状の滑り止めテープ

表面に細かい粒子を付けた樹脂のテープを、踏み面の先端寄りに数本貼ります。

マットタイプより薄いので段差がほとんど生まれず、足先が引っかかる心配を減らせます。

屋外用と室内用で糊と表面の粗さが違い、屋外用は雨と紫外線を前提に作られています。

難点は剥がすときで、糊が床に残ったり、床材の表面を持っていったりすることがあります。

段鼻に被せるゴム・樹脂・金属のノンスリップ材

段鼻の角にL字の部材を被せ、接着剤やビスで固定する方式です。

人の出入りが多い建物の階段で使われる作りで、踏まれる角そのものを部材で置き換えるため、接着剤やビスでしっかり固定できている場合は、シートのように角からめくれる作りではありません。

そのかわり取り外しは前提になっておらず、床に穴や接着の跡が残ります。

賃貸では選べません。

階段の滑り止めはマットとテープどっちかでは、この3タイプを貼り方の手間の面から解説しています。

タイプ別の向き不向きを比べる

タイプ床への止まり方向いている人向かない場所
吸着マット裏面の吸着加工が平らな床に吸い付く。糊なし足音とクッションも欲しい人、位置を直したい人カーペット貼りの階段、屋外
粘着テープ糊で貼り、表面の粒子で足を止める段差を増やしたくない人、屋外の階段に使う人剥がしたあとの床の跡を避けたい賃貸
段鼻材接着剤やビスで角に固定する長期間替えない前提で施工できる人原状回復が必要な住まい

段鼻材を接着剤やビスでしっかり固定できる場合、剥がれにくさは段鼻材、粘着テープ、吸着マットの順です。

この順は踏み面の素材と貼る位置で入れ替わりますが、原状回復の難しさは同じ順で下がります。

賃貸で、将来きれいに外したいなら吸着マットから試し、持ち家で踏み面が傷んでいるなら粘着テープか段鼻材を検討してください。

なお、どのタイプでも転倒そのものを防げるわけではありません。

手すりの有無、夜間の足元の明るさ、靴下の滑りやすさを合わせて見直す前提で選んでください。

マットタイプの段差が気になる場合は、階段の滑り止めマットとテープの安全性の違いで、厚みに起因するつまずきの話を解説しています。

階段の踏み面の素材を見ないと、貼っても止まらない

同じ製品でも、踏み面の素材が変われば結果が変わります。

塩ビシートを貼った階段や塗装された合板の踏み面は、表面が平滑なので吸着マットがよく吸い付きます。

反対に、無垢材や木目の凹凸を残した仕上げでは接する面積が減り、角から浮きやすくなります。

カーペットが貼ってある階段には、吸着タイプは使えません。

毛足が立っているため裏面が床に密着せず、踏んだ方向へずれていきます。

この場合は、カーペットの繊維に食い込むタイプのグリッパーや、毛足の上から使える専用品かどうかを表示で確かめてください。

剥がしたあとの跡も、踏み面の素材で変わります。

ワックス仕上げの床は粘着テープの糊に引かれてワックスが剥げ、長く貼ったままにすると周囲との色の差が出ます。

クッションフロアや塩ビシートでは、可塑剤の影響でゴム系の部材が接した部分が変色することがあります。

賃貸の階段に貼るなら、管理会社に確認したうえで、目立たない最下段で数日試してから全段に広げてください。

短い帯状のものを少量だけ試したいときは、ダイソーの階段用滑り止めテープで足りるかどうかで、貼れる場所の条件を解説しています。

階段で測るのは踏み面の奥行き・幅・段鼻の出の3か所

通販で買うなら、現物を当てられないぶん採寸が頼りになります。測るのは踏み面の奥行き、階段の幅、段鼻の出の3か所です。

踏み面の奥行きは、蹴込み板の面から段鼻の先端までを測ります。

マットのサイズはこの実測値より小さいものを選び、段鼻の先端から少し後ろに収まるようにすると、蹴り出しの力が端に乗りません。

階段の幅は壁から手すりの支柱までを測り、支柱をよけて敷くなら、よける分を引いた有効な幅で考えてください。

段鼻の出は、踏み面の先端が蹴込み板より何ミリ前に張り出しているかで、折り曲げて被せるタイプを買うときはこの寸法が足りているかを見ます。

曲がり階段の廻り段は扇形なので、長方形のマットは合いません。

内側の狭いほうに合わせると外側が大きく空き、外側に合わせると内側がはみ出して浮きます。

廻り段だけはテープ類で処理し、直線部分にマットを敷く組み合わせも選べます。

マットの厚みは段の端に段差を作るので、下りで足先が当たる感じがないかを、1段だけ敷いた状態で何度か上り下りして確かめてください。

階段マットの洗い方と貼り替えの目安

洗えると書かれた階段マットでも、洗濯機が使えるのか手洗いのみかは製品の表示で分かれます。

乾燥機や直射日光に当てると裏面の吸着加工が硬くなり、吸い付きが戻らなくなることがあるので、陰干しで完全に乾かしてから戻してください。

洗うほどに吸着力は落ちていくため、洗濯の回数が多い家庭では、吸着タイプのマットの寿命は短くなります。

貼り替えの目安は、見た目より踏んだ感触で判断できます。

手で軽く引いてずれる段が出てきたら、その段だけ外して床と裏面のホコリを落とし、それでも止まらなければ交換の時期です。

粘着テープは、表面の粒子がすり減って光って見えてきたら滑りやすさが戻っているので、糊が残っているうちでも貼り替えてください。

古いテープを剥がすときは、ドライヤーの温風で糊を柔らかくしてから、床と平行に近い角度でゆっくり引くと、床の跡が残りにくくなります。

よくある質問

吸着マットを両面テープで固定してもいいですか

固定はできますが、糊なしで敷き直せるという吸着タイプの利点はなくなります。

踏み面の中央だけに小さく貼るのではなく、めくれの起点になる段鼻側の両角に短く貼ると、少ない枚数で浮きを抑えられます。

床に糊が残る可能性が出るので、賃貸では目立たない段で試してからにしてください。

賃貸の階段に貼ると床に跡が残りますか

床材と貼っていた期間によります。原状回復の扱いは契約でも変わるため、貼る前に管理会社へ確認し、剥がせる吸着タイプから検討してください。

犬の足腰のために敷くなら、シートとテープのどちらですか

爪が引っかかる長さの毛足がない布製マットか、テープを面で並べるかという選び方になります。

犬は人より踏む位置が前後に散るため、踏み面の先端だけに細いテープを1本貼る方法では、滑る面が広く残ります。

犬の足腰を守る階段の滑り止めで、マットとテープを比べて解説しています。

一段おきに貼っても効果はありますか

貼っていない段では足が滑る条件がそのまま残ります。

上りと下りで足が乗る段が変わるため、一段おきだと滑る段を必ず踏むことになります。

費用を抑えたい場合は、段数を減らすのではなく、1段あたりに貼るテープの本数を減らすほうが抜けが出ません。

まとめ

「階段用滑り止めテープ」はどれを選ぶ?

剥がれにくさの順で言えば段鼻材、粘着テープ、吸着マットで、剥がすときの負担はこの順に軽くなります。

賃貸や、いずれ外す前提なら吸着マットを踏み面の先端から少し内側に収め、持ち家で屋外の階段や段差を増やしたくない場所なら粘着テープという分け方が現実的です。

どちらを選んでも、貼る前に砂とホコリを落とすひと手間で持ちが変わります。

ぜひ本記事の3タイプの比較表と、踏み面の奥行き・幅・段鼻の出という3か所の採寸を参考に、お住まいの階段に合う滑り止めシートを選んでください。

この記事を書いた人

KAGUASHI編集部
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