階段マットのサイズはどれくらい?段数と幅の測り方まで確かめる
階段マットは、滑りやすい足元を保護し、足音や傷を抑える目的で家庭でも広く使われています。
しかし、いざ選ぼうとすると「55×22cmって自分の家の階段に合うの?
」「何枚買えばいいのか分からない」と手が止まってしまう人は少なくありません。
寸法が大きすぎるマットは端が余って浮き、踏み外しやつまずきの原因になります。
逆に小さすぎれば足の一部がはみ出し、滑り止めとして機能しない。
買い直しの手間も無駄です。
本ページでは、サイズ表記が示すもの・階段の幅と段数の測り方・製品ごとに寸法がずれる理由まで、順に解説します。

KAGUASHI編集部
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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
階段マットのサイズ表記は何を表しているのか
市販の階段マットは、1段に1枚ずつ置く小さなマットです。
表記は「幅×奥行き」で書かれるのが一般的で、単位はcm。
幅は階段を横から見たときの左右方向、奥行きは足を乗せる前後方向を指します。
ここで前提になるのが階段側の寸法です。
建築基準法施行令では、住宅の階段は幅75cm以上、蹴上げ23cm以下、踏面15cm以上と定められています。
共同住宅の共用階段など、用途によって基準は変わります。
つまり戸建て住宅の階段は、踏面が15cm台から24cm程度までの範囲に収まることが多い。
マットの奥行きが20cm前後の製品が目立つのは、この範囲に合わせているためです。
もうひとつ、幅75cm以上というのは階段そのものの寸法であって、実際に足を置ける有効幅ではありません。
手すりの支柱や壁の巾木が張り出せば、その分だけ使える幅は狭くなる。
マットを選ぶときに突き合わせるべきなのは、この有効幅のほうです。
形状と裏面で分かれる階段マットの種類
階段マットは、覆う範囲と床への留め方の2軸で分類できます。まず形状から。
| 形状 | 覆う範囲 | 該当する人 |
|---|---|---|
| 踏み面のみの平型 | 段の上面だけ | 段鼻の見た目を残したい、手軽に置きたい |
| 段鼻折り返し型(L字) | 上面+先端を回り込む | 先端で滑って踏み外すのが不安 |
| 蹴込みまで覆う型(コの字) | 上面+先端+垂直面 | 階段全体の見た目を変えたい、音を抑えたい |
| 扇形・回り段用 | 曲がり部分の三角状の段 | 回り階段や踊り場のある家 |
裏面の固定方式
裏面は主に、吸着ジェル(塩ビ系樹脂)で貼り付くタイプ、粘着シールで留めるタイプ、ゴムや樹脂のドットで摩擦を稼ぐタイプに分かれます。
吸着タイプは水洗いで粘着力を戻せる製品が多く、繰り返し貼り直しやすい。
粘着シールはずれにくい反面、剥がすときに階段の表面へ負担がかかります。
ドットタイプは床を選びにくいものの、固定力は他の2つより弱い。
表面の素材
表面はポリエステルやナイロンなどのパイル地、ポリプロピレンの平織り、塩ビやゴムのシート状のものが中心です。
パイル地は足触りが柔らかく音を吸いやすく、シート状は水気に強くて拭き掃除が楽。
階段カーペットとマットを敷き方から比べた記事もあわせて確認すると、覆う範囲の違いが見えてきます。
自分の階段に合うマットの決め方
順番があります。上から順に決めれば、候補は自然に絞られる。
1. 踏み面の奥行きを測る
段鼻の先端から、奥の蹴込み板までを測ります。
この数値からマットの奥行きを引いた差が、奥側に残る余白です。
段鼻に折り返すタイプを選ぶなら、折り返し分を差し引いた「上面にかかる寸法」で計算してください。
2. 有効幅を測る
壁から手すり支柱までなど、実際に空いている幅を測ります。
マットの幅はこれより小さいことが必須。
左右に均等な余白ができる寸法を選ぶと、見た目が整います。
3. 段数を数える
直線部分と回り部分を分けて数えます。
回り階段の扇形の段には長方形のマットが収まりません。
扇形専用品を足すか、その段だけテープ状の滑り止めで対応するか、先に決めておく。
4. 階段の仕上げから裏面を選ぶ
突板や塩ビシート仕上げの既製階段なら吸着タイプが使いやすく、無垢材やワックスをかけた階段では吸着面や粘着剤で変色・艶ムラが起きることがあります。
目立たない一段の端で数日試し、剥がして跡が残らないか確認してから全段に広げてください。
滑り止めの素材と貼り方の基準を先に押さえておくと、この判断が早くなります。
同じサイズ表記でも製品ごとに寸法がずれる理由
表記が同じでも、実物の当たり方は変わります。理由はいくつかあります。
ひとつは、寸法を外形で測るか、実際に敷ける有効面で測るかの違い。
縁をかがってある製品は、かがり幅を含めるかどうかで数mm変わります。
パイル地では毛足の高さを含めた厚みを書く製品と、基布までで書く製品があり、段鼻に折り返したときの回り込み量に差が出る。
折り返し型は特に注意が要ります。
全長で表記する製品と、上面にかかる分だけを表記する製品が混在しているためです。
全長55×27cmと書かれていても、うち5cmが垂れ下がる部分なら、踏み面を覆うのは22cm。
ここを読み違えると、奥行きが足りない状態になります。
加えて、布製品には製造上の公差があります。
カットや縫製で1cm前後の差が出ることは珍しくない。
キリのいい数字へ丸めて表記している場合もあります。
だから余白は左右あわせて数cm見ておくほうが安全です。
ぴったりを狙うと、届いてから入らない事態になりやすい。
サイズが合わない階段マットで起きること
小さすぎる場合、足の一部がマットの外に出ます。
マットの上と階段の表面では摩擦が違うので、片足だけ滑る状態が生まれる。
厚みのあるマットなら、縁の段差につま先が引っかかることもあります。
大きすぎる場合はもっと分かりやすい。
段鼻から前に飛び出したマットは宙に浮き、そこに体重が乗ると先端がめくれ上がります。
奥行きが余って蹴込み板に突き当たれば、中央が浮いて波打つ。
どちらも踏み外しの原因になります。
幅が広すぎて手すり支柱に当たると、その部分だけ持ち上がって固定が効きません。
角が浮いたマットは、そこから徐々に全体がずれていく。
とくに小さな子どもや高齢者が使う階段では、マットの端が持ち上がっていないかを日常的に見る習慣が要ります。
マットだけで転倒を防げるわけではありません。
手すりの設置、足元の照明、荷物を持って降りないといった運用とセットで考えてください。
犬が使う階段なら、爪が引っかかりにくい表面かどうかも判断材料になります。
犬の足腰を考えた場合のマットとテープの比較も参考になります。
サイズと素材はどこに書いてあるか
通販の商品ページなら「商品仕様」「サイズ」の欄に幅×奥行き、厚みが並びます。
素材は「素材・材質」欄で、表面と裏面が分けて書かれているかを見てください。
表面だけ書いて裏面の記載がない製品は、固定方式が判断できません。
実店舗ではパッケージの裏面か側面。
ここには対応する床材の注意書きが載っていることが多く、「床暖房不可」「無垢材・ワックス床には使用しない」などの但し書きが入ります。
買う前に必ず目を通す部分です。
実店舗での品揃えの違いをまとめた記事で、店頭で確認しやすいポイントも整理しています。
洗えるかどうかは洗濯表示か仕様欄の「お手入れ方法」に記載されます。
洗濯機可・手洗いのみ・水拭きのみで扱いが変わる。
枚数表示にも注意が必要です。
「10枚組」なら1パックで10段分ですが、単品売りの場合は段数分をまとめて買う必要があります。
マットとテープのどちらが向くかを先に決めておくと、必要枚数の計算も楽になります。
よくある質問
踏み面の奥行きより小さいマットしかない場合は
奥側に余白を残して、段鼻寄りに置くのが基本です。
足を乗せる位置は段の手前側になるため、そこを覆えていれば役割は果たします。
ただし奥に段差ができるので、厚みの薄いものを選んでください。
段鼻から前に出るのは避けます。
マットとテープはどちらを選ぶべきですか
覆う面積と原状回復のしやすさが分かれ目です。
マットは面で覆えて音も抑えられる反面、ずれる余地が残る。
テープは細い帯状で固定は確実ですが、剥がすときに階段表面へ負担がかかります。
テープの貼り方と剥がれを防ぐ手順を見てから決めると失敗が減ります。
屋外の階段にも同じマットを使えますか
屋内用の製品をそのまま屋外へ出すのは向きません。
雨で水を含み、紫外線で劣化が進みます。
裏面の吸着材も濡れると機能しにくい。
屋外階段向けの素材選びで、耐候性のあるタイプを確認してください。
まとめ
階段マットのサイズ表記は幅×奥行き。
これを自宅の有効幅と踏み面の実測値に突き合わせれば、合うかどうかは買う前に分かります。
折り返し型は、表記が全長か上面分かを必ず確認してください。
裏面の固定方式は、階段の仕上げ材から逆算して選びます。
無垢材やワックス仕上げでは、目立たない場所で試してから全段へ。
回り階段の扇形の段は別扱いにする。
この4点を押さえれば、届いてから合わないという結果は避けられます。
見た目も両立させたい場合はおしゃれさと安全性を素材から見分ける考え方もあわせて検討してみてください。



