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階段の滑り止めマットは危ない?テープとの安全性の違い

階段の滑り止めマットが危ないと言われるのは、マット自体が滑るからではなく、踏み板の先端から数ミリはみ出した縁につま先が当たるからです。

踏み板の奥行きは一般的な住宅で22cm前後、マットの奥行きがそれを超えると、下り始めの一歩で縁が浮きます。

テープは厚みが1mm前後しかないため同じ段差は作りませんが、グリップする面積は数センチの帯だけです。

本記事では、階段用マットとテープの安全性の差・吸着と粘着の止まり方の違い・踏み板の測り方と失敗しやすい選び方を解説します。

「階段滑り止めマット」はどれを選ぶ?

KAGUASHI編集部
商標登録番号:第6806912号

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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

階段の滑り止めマットは踏み板の奥行きで決まる

階段の滑り止めマットを選ぶとき、最初に確かめるのは素材でも色でもなく、踏み板の奥行きと段鼻(だんばな、踏み板の先端の出っ張り)の形です。

マットの奥行きが踏み板より長ければ先端が宙に浮き、短すぎれば足を置く位置とマットがずれて、結局素足や靴下が木の面に着地します。

どちらも「階段の滑り止めマットを敷いたのに効かない」という結果になります。

市販の階段マットは奥行き20〜22cm前後、幅55cm前後のものが中心です。

踏み板の実寸がこれより小さい住宅では、段鼻を包み込む折り曲げタイプか、面積の小さい小型マットを選ぶことになります。

反対に踏み板が広い階段では、マットの前後に素足で踏む帯が残るので、足を置く位置に合わせて奥寄りに敷くか、幅広のタイプを探してください。

段鼻が丸く出ている階段は、折り曲げて垂直面まで覆うタイプが合います。

段鼻が角ばっていて出っ張りがない直角の階段なら、踏み面だけに置く平らなマットで収まります。

自分の階段がどちらかを先に見ておくと、売り場で迷う時間が短くなります。

マットとテープ、安全性の差はどこに出るのか

どちらも足と床の間の摩擦を増やす道具ですが、危なくなり方が違います。

階段用マットは面でカバーするので、踏み板の奥行きに収まっていて角も浮いていない場合は、足の着地位置が多少ずれてもグリップが得られます。

その代わり厚みが数ミリ〜十数ミリあり、端が浮いたときにつまずきの原因になります。

階段の滑り止めテープは厚みが1mm前後と薄く段差をほとんど作りませんが、貼った帯の上に足が乗らなければ意味がありません。

足を置く位置がばらつく人はマット側

下りのとき、人によってはつま先だけを段鼻にかけて降ります。

この踏み方だと、踏み板の中央に貼ったテープには足が触れません。

歩き方が日によって変わる人や、家族で身長差が大きい家では、面で覆うマットのほうが外れにくくなります。

段差を一切作りたくないならテープ側

高齢の家族がいて、わずかな段差につま先が当たるのを避けたい場合は、厚みの薄いテープが向きます。

ただし貼る位置の自由度が高いぶん、段鼻から1〜2cm手前に揃えて貼らないと効果が出ません。

貼り方の手順は階段の滑り止めテープの貼り方で解説しています。

マットかテープかで迷っている段階なら、マットとテープの素材と貼り方の違いも判断材料になります。

階段マットの裏面は吸着・粘着・マットの滑り止め加工の3タイプ

敷いたマットが段の上で動かないようにする仕組みは3つに分かれ、ずれにくさと、剥がしたあとに床へ跡が残るかどうかが裏返しの関係になります。

マットの裏面のタイプ止まり方向いている人
吸着タイプ裏面の樹脂が微細に密着して止まる。糊を使わず、洗って貼り直せる賃貸で、洗濯して繰り返し使いたい人
粘着テープ併用タイプ付属の両面テープで固定する。踏まれても動きにくい人の出入りが多く、ずれを最優先で抑えたい持ち家の人
マットの滑り止め加工タイプ裏面のゴム状の凹凸で摩擦を稼ぐ。置くだけ短期間だけ使いたい人、頻繁に敷き替える人

吸着タイプは糊を使いませんが、床材によっては変色やべたつきが出ることがあります。

無垢材やクッションフロアに敷く場合は、まず1段だけ目立たない位置で試して、数日後に剥がして床の状態を見てください。

粘着テープ併用タイプは、剥がすときに床へ跡が残る可能性があるので、賃貸では管理会社に確認してから使うことになります。

置くだけの滑り止め加工タイプは床への負担が小さい反面、階段という傾いた面では横方向の力がかかり続けるため、定期的に位置を直す前提で考えてください。

吸着タイプとテープで迷う場合の剥がれやすさの比較は、階段の滑り止めシートとテープの比較で解説しています。

階段マットの素材で変わる滑りにくさと手入れ

表面の素材は大きく分けて、カーペット状のパイル地とゴム・塩ビ系の2つです。

パイル地は繊維が足裏に絡むので靴下でも止まりやすく、踏んだときの音も吸います。

ただし水を含むと乾きにくく、階段のような狭い場所では洗ったあとに干す手間がかかります。

洗濯機で洗えるかどうかは洗濯表示を見て判断してください。

ゴムや塩ビの階段マットは、表面を拭くだけで済むので手入れが簡単です。

濡れた足で上がる動線や、土足で使う屋内階段にはこちらが向きます。

その代わり素足で踏んだときの冷たさがあり、冬場は体感温度が下がります。

踏んだ音も吸いません。

犬や猫がいる家では、爪が引っかかりにくい低パイルのものを選ぶ考え方があります。ペットの足腰を気にして階段の滑り止めを探している場合の選び分けは、階段の滑り止めと犬の足腰で解説しています。

失敗しやすいのは「大は小を兼ねる」で選んだとき

階段の滑り止めマットで起きるミスマッチは、サイズを大きめにしておけば安心だと考えたときに集中します。

踏み板より奥行きの長いマットを敷くと、先端が段鼻からはみ出して垂れ下がります。

この垂れた部分は下から見上げたときに踏み板の縁と重なって見えるため、段の端がどこかを目で判断しにくくなります。

マットのサイズは踏み板より小さいか、ぴったり同じにしてください。

もう一つ起きやすいのが、階段の途中だけに敷くやり方です。

滑り止めマットを敷いた段と敷いていない段が交互になると、足裏に返ってくる感触が段ごとに変わります。

敷くなら全段に揃えるか、踊り場から下だけのようにまとまった区間で区切るほうが、歩くリズムが乱れません。

屋外に面した階段に室内用の吸着マットを使うのも合いません。

雨でマットの裏面が濡れると吸着力が落ち、乾いたあとも土埃が入り込んで元に戻りません。

屋外用の表示があるものを選んでください。

買う前に測るのは踏み板の3か所

売り場で寸法に迷わないために、メジャーで測るのは次の3か所です。

  • 踏み板の奥行き(壁側の付け根から段鼻の先端まで)
  • 踏み板の幅(左右の壁や手すり支柱の内側まで)
  • 段鼻の出っ張りの長さと、下の垂直面の高さ

回り階段がある場合は、扇形になっている段を別に測ってください。

幅の狭い側は10cm前後しかないこともあり、長方形のマットでは収まりません。

市販の階段マットには扇形の段用に三角形のものや、踊り場用の大判が別売りされているタイプがあります。

段数も数えておきます。

一般的な住宅の階段は13〜15段ですが、回り階段の扇形部分を含めると枚数が変わります。

マットには10枚入りや15枚入りで売られている商品があるので、必要枚数を把握してから買うと、足りずに買い足す手間がなくなります。

へたった階段の滑り止めマットは働かなくなる

階段マットの寿命は、踏まれる回数と素材で変わります。

パイル地が寝て平らになると足裏に絡む繊維がなくなり、敷いているのに足が前へ出る感覚が戻ってきます。

マットの裏面の吸着層も、ほこりや皮脂が付くと密着しなくなります。

踏んだときにマットがわずかに動くようになったら、洗って乾かすと吸着力が戻ることがあります。

洗っても動きが止まらない、角が反って浮いたままになる、この2つが出たら交換の時期です。

浮きを両面テープで押さえる対処もありますが、階段では一時しのぎになります。

浮き対策そのものの考え方はマットの浮きを抑える固定方法で解説しています。

階段は形の都合で掃除機のヘッドが入りにくい場所なので、マットの掃除には手間がかかります。

吸着タイプなら1枚ずつ剥がして振るい、床側のほこりも拭き取ってから戻してください。

床側にほこりが残ったまま戻すと、吸着力が落ちた状態が続きます。

よくある質問

階段の滑り止めマットは危ないと聞きますが、本当ですか

マットそのものが危険なのではなく、踏み板からはみ出したり角が浮いたりした状態で使うと、つま先が当たります。奥行きを踏み板以下に収めて、浮いた角はその都度押さえ直してください。

階段マットの敷き方で、上から敷くか下からかは関係ありますか

作業のしやすさで言えば、いちばん下の段から上へ向かって敷くと、位置を合わせながら後ろへ下がらずに済みます。吸着タイプは一度貼ってから剥がして位置を直せるので、1段目で奥行きと左右の余白を決めてから、残りを同じ位置に揃えてください。

吸着タイプの階段マットを剥がすと床に跡が残りますか

糊を使わないので粘着テープのような糊残りは起きにくい作りですが、床材と使用期間によっては変色やべたつきが出ることがあります。

100均の滑り止めテープで階段に対応できますか

100円ショップで扱われているのは、帯状のテープや小さいシートが中心です。

階段の踏み板全体を覆うサイズのマットは、取り扱いが店舗や時期で変わります。

テープで足りる条件は100均の滑り止めテープで足りる場所で解説しています。

まとめ

「階段滑り止めマット」はどれを選ぶ?

階段の滑り止めマットとテープは、面で覆うか帯で押さえるかという違いで、安全性の出方が変わります。

足を置く位置が日によってばらつくならマット、段差を作りたくないならテープという分け方が実用的です。

マットを選ぶなら、踏み板の奥行きを超えないサイズにすることと、床材に合うマットの裏面のタイプを選ぶことの2点で、危ないと言われる原因の大半を避けられます。

ぜひ本記事の裏面3タイプの比較表と、踏み板3か所の測り方を参考に、自宅の階段の実寸を測ってから選んでください。

この記事を書いた人

KAGUASHI編集部
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