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床鳴りが起きる原因は?補修材で直せる範囲はどこまでか見極める

フローリングは毎日歩く場所だからこそ、わずかな変化にも気づきやすいものです。「歩くたびにギシギシ鳴る」「特定の一枚を踏んだときだけキュッと高い音がする」——こうした床鳴りに悩まされている方は少なくありません。

音そのものは小さくても、放っておけば釘のゆるみや下地の傷みが進み、踏み抜きや張り替えといった大がかりな工事につながることもあります。慌てて補修剤を使い、跡だけが残ってしまうケースも。本ページでは、床鳴りの原因・音と場所からの切り分け方・原因別の手当てまで、順を追って解説します。

KAGUASHI編集部
商標登録番号:第6806912号

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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

床鳴りが起きる原因は一つではない

板どうしのこすれ

フローリングの板は、側面の凸凹(実/さね)をかみ合わせて並べてあります。木は湿度で伸び縮みするため、乾燥するとすき間が生まれ、踏んだときに実がこすれて鳴る。冬に出て梅雨どきに消える床鳴りは、この型が多いとされます。音は高めで、鳴る場所は継ぎ目の線上に限られます。

釘やビスのゆるみ

フローリングは下地の木材(根太)に釘やビスで留めてあります。この留め具がゆるむと、踏むたびに板が上下し、釘の軸と木がこすれて音が出る。踏むとわずかに沈む感覚があるのが特徴です。

下地そのもののゆるみ・沈み

根太や大引、床下で支える束(つか)がゆるんだり、束石とのあいだにすき間ができたりすると、床全体がたわみます。音は「ミシッ」と低め。範囲も広くなります。

接着剤の劣化

マンションに多い直貼りフローリングは、コンクリート下地に接着剤で貼ってあります。接着が部分的に剥がれると、その面積ぶんだけ浮いて鳴る。歩くとポコポコと乾いた音がする場合、これを疑います。

湿気や水漏れによる傷み

洗面所、トイレ、キッチンまわりは事情が違います。給排水のわずかな漏れで下地が湿り、木が柔らかくなって沈むことがある。この場合の音は、劣化のサインです。

音と場所から床鳴りの原因を切り分ける

自分でできる確認は3つ。どの位置で鳴るか、音は高いか低いか、踏んだときに沈むかどうか。この3点を紙にメモしてから下の表に当てはめてください。

状況疑わしい原因次の一手
継ぎ目の線上だけ、高い「キュッ」、沈まない板どうしのこすれ潤滑を試す
板の中央付近で「ミシッ」、わずかに沈む釘・ビスのゆるみ下地位置を探してビス留め
広い範囲がたわむ、数枚まとめて鳴る根太・束など下地側床下を確認、または業者相談
ポコポコと軽い音、部分的に浮いている接着剤の剥離注入式の補修を検討
水回りで沈む、変色やふかふか感がある湿気・漏水による劣化自己補修せず専門業者へ
冬だけ鳴り、梅雨に消える乾燥による収縮加湿と経過観察で足りることがある

季節で消えるものは、急いで穴を開ける必要がありません。逆に、沈む感覚をともなう床鳴りは待つほど悪くなる可能性があります。

原因別に見る床鳴りの手当て

こすれには潤滑を試す

継ぎ目のこすれが原因なら、市販の床鳴り用潤滑剤を継ぎ目に少量流し込む方法があります。効果は一時的なことが多く、湿度が戻れば再発します。ワックスがかかった床では変色することがあるため、家具の下など目立たない場所で先に確かめてください。

ゆるみにはビスを打ち直す

釘のゆるみが疑わしいときは、下地探し(センサーや針式の道具)で根太の位置を確認し、フロア用の細いビスを打ち込みます。根太を外して打つと効きません。ビス頭は木部用のパテや補修材で埋めます。表面の穴埋めの考え方は傷の深さで補修シートとパテを選び分ける記事が参考になります。

注入式の補修キット

接着剥離や実のこすれ向けに、細いドリルで穴を開け、接着剤や樹脂を注入して固めるキットがホームセンターで市販されています。効く場合はありますが、注入位置を外すと音が残り、穴だけが残る。一度固めると元に戻せません。無垢材や幅の狭い板では割れることもあります。

賃貸と新築は先に連絡する

賃貸なら、穴を開ける前に管理会社へ。原状回復の対象になり、勝手な補修が不利に働くことがあります。新築や築浅も同じで、施工会社の保証期間内であれば無償で対応されるケースがある。まず連絡が先です。

補修しても床鳴りが止まらないとき

表面の手当てで消えない床鳴りは、下地側に原因があると考えます。とくに次のどれかが当てはまるなら、自分で作業を続けない方が安全です。

  • 床が広い範囲でたわむ、歩くと波打つように感じる
  • 水回りで沈む、床材の継ぎ目が黒ずんでいる、カビ臭い
  • 音がだんだん大きく、範囲が広がっている
  • 床下からギシギシと連動した音がする

湿気による腐朽やシロアリの食害では、床鳴りは症状の一つにすぎません。床材だけ直しても再発します。木造で床下点検口があるなら、懐中電灯で束や大引の状態を見るところまでは自分でもできる。カビ臭さや土の湿りがあれば、その時点で専門業者に見てもらってください。

次に床材を選ぶときの条件

張り替えや上貼りを考える段階なら、鳴りにくさに関わる条件が三つあります。

木の伸縮を見込むかどうか

無垢材は季節で動きます。動くこと自体は欠点ではありませんが、施工時にすき間の余裕を取っていないと、乾燥期にこすれ音が出やすくなる。複合フローリングは動きが小さいぶん、こすれ由来の音は出にくい傾向です。

上から敷くという選択

下地に問題がなく、板の傷みや軽い音が気になるだけなら、上に敷く方法もあります。置くだけのフロアタイルを賃貸で使う場合の注意点をまとめた記事のとおり、既存の床の凹凸が大きいと段差が出ます。柔らかさを足したいならジョイントマットの厚みとサイズの選び方も候補です。ただし、下地のゆるみが原因の音は、上に何を敷いても止まりません。

荷重が一点に集まる場所への対策

デスクチェアのキャスターが同じ場所を往復すると、床材と留め具に負担が集まります。厚さとサイズから透明マットを選ぶ考え方を押さえておくと、板の摩耗と沈みを抑えやすくなります。

効果が薄いのに広まっている対処

正直に書きます。次の方法は、床鳴りそのものにはほとんど効きません。

ラグやマットを敷く

音は多少こもりますが、鳴っている場所は変わりません。踏み方が変わって一時的に静かになることはある。原因は残ったままです。

ベビーパウダーや石けんを継ぎ目に入れる

すべりをよくして音を減らす狙いですが、粉は湿気を吸って固まり、継ぎ目に残って黒ずむことがあります。掃除もしにくい。やるなら専用品の方が無難です。

補修シートや木目テープを貼る

木目補修テープが向く場面と向かない場面のとおり、これらは表面の見た目を整えるためのもの。板の下で起きている摩擦やゆるみには関係しません。

すべり止め系のアイテム

すべり止めクリーナーの効き方は表面の摩擦を変えるものです。床鳴りは構造側の問題なので、方向が違います。

よくある質問

賃貸で床鳴りしたら自分で直してもいい?

先に管理会社か大家へ連絡してください。ドリルで穴を開ける補修は原状回復の対象になりえます。建物側の不具合と判断されれば、負担なく対応される場合もあります。

新築なのに鳴るのはおかしい?

木材の乾燥収縮で、入居後まもなく鳴り始めることはあります。異常とは限りません。ただし保証期間内なら施工会社に伝えておく方が得です。記録として、鳴る位置と時期をメモしておいてください。

冬だけ鳴って夏に消えるのはなぜ?

暖房で室内が乾き、木が縮んで板どうしにすき間ができるためと考えられています。加湿で収まることもある。この型は緊急性が低い一方、毎年繰り返します。

まとめ

床鳴りの補修は、原因の切り分けから始まります。継ぎ目だけで鳴り沈まないなら板のこすれ、踏んで沈むなら留め具や下地、水回りで沈むなら劣化を疑う。この順で確かめてください。

市販の潤滑剤や注入キットは、当てはまる原因なら手当てになります。ただし外すと跡が残り、やり直しがききません。賃貸と築浅は連絡が先。広い範囲がたわむ、においや変色をともなうといった症状があるときは、自分で作業を重ねずに専門業者へ相談するのが安全です。

この記事を書いた人

KAGUASHI編集部
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