ジョイントマットが浮いてくる原因は?反り・波打ちの直し方
ジョイントマットのつなぎ目が持ち上がって、歩くたびに足先が当たります。
隅を押さえても手を離すと戻り、数日たつと別の場所が浮いてきます。
原因は一つではなく、多くはEVA樹脂が温度や湿度で伸び縮みすることと、部屋の寸法に対してマットを詰めて敷きすぎていることが重なって起きています。
巻き癖や下の湿気、家具の重みによる凹みが絡むこともあります。
本記事では、浮いてくる原因の切り分け方・反りや波打ちの直し方・効果が薄い対処まで解説します。

KAGUASHI編集部
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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
ジョイントマットが浮いてくる原因は、樹脂の伸び縮みと敷き詰めすぎ
ジョイントマットの主な素材であるEVAは、熱を受けると膨らみ、冷えると縮む樹脂です。
1枚ごとの伸びはわずかでも、6畳に30枚前後を並べれば端から端までの合計は無視できない長さになります。
部屋の壁まできっちり詰めて敷いていると、伸びた分の逃げ場がなくなり、つなぎ目が押し合って中央付近が持ち上がります。
これが浮く・膨らむと言われる現象の中心です。
日差しと床暖房による熱
南向きの窓際や床暖房の上は、日が当たる時間や暖房を入れている間に温度が上がり、1日の中の温度差が大きくなる場所です。
昼に伸びて夜に縮むのを毎日繰り返すうちに、ジョイント部分の噛み合わせが少しずつずれ、戻らなくなります。
窓際の一列だけが浮いているなら、原因は熱と考えてほぼ間違いありません。
開封したときの巻き癖
通販で届くジョイントマットは、丸めるか重ねた状態で圧縮されています。
この巻き癖が抜けないうちに敷くと、四隅が上を向いたまま固定されます。
敷いた初日から角だけが反っているなら、樹脂の伸びではなくこの巻き癖です。
下にたまった湿気とマットの凹み
フローリングとマットの間は空気が動きません。
結露や拭き掃除の水分が残っていると、その部分だけが波打つように膨らみます。
めくったときマットの裏面が湿っていたり、床に白い跡が出ていたりすれば湿気が関わっています。
また、ベッドやソファの脚が当たっていた場所はマットが凹み、周囲との高さが合わなくなって端が浮いて見えることもあります。
ジョイントマットの浮きの切り分けは、めくってマットの裏面を見るところから
原因ごとに手当てが変わるので、直す前に見分けてください。順番は決まっていて、まず浮いている場所が部屋のどこかを確認し、次に1枚めくってマットの裏面を触ります。
| 見えている状態 | 考えられる原因 |
|---|---|
| 窓際や床暖房の上の列だけ浮く。昼に強く、朝は落ち着く | 熱による樹脂の伸び |
| 部屋の中央が山のように膨らみ、押すと別の場所が盛り上がる | 敷き詰めすぎで逃げ場がない |
| 敷いた直後から四隅だけが反っている | 開封前の巻き癖 |
| めくると裏面がしっとりしている。床に輪じみがある | 下にこもった湿気 |
| 家具をどけた跡が凹み、その周りの端が浮く | 長期の荷重による変形 |
複数が重なっていることもあります。窓際で、かつ壁まで詰めて敷いているなら、熱と敷き詰めすぎの両方を直さないと再発します。
ジョイントマットの反り・波打ちの直し方は原因ごとに変える
膨らみ・波打ちには逃げ場を作る
部屋全体が押し合って浮いているなら、壁際の1列について、壁側をカッターで数ミリ切り落とすか、サイドパーツ(フチ)を外してください。
それだけでも、膨張した分が収まります。
壁との間に5mm前後のすき間を残す敷き方にすると、夏場の膨らみが出にくくなります。
切るときは下に当て板を敷き、刃を新しいものに替えてから少しずつ引いてください。
巻き癖による反りは逆に曲げて置く
反っている向きと逆に軽く曲げ、平らな場所で上から本などの重しをかけて半日から1日置きます。
EVAは柔らかい樹脂なので、常温でも時間をかければ癖が抜けていきます。
急ごうとしてドライヤーやアイロンの熱を当てると、表面が溶けたり光沢が出たりして戻りません。
熱を使うなら、日の当たる室内に数時間置く程度にとどめてください。
湿気が原因なら乾かしてから敷き直す
全部めくり、マットの裏面と床の両方を乾いた布で拭いて、半日ほど風を通します。
立てかけて乾かすと早く乾きます。
床側が乾ききらないまま戻すと、同じ場所がまた波打ちます。
家具による凹みの直し方
ジョイントマットの凹みの直し方として現実的なのは、家具をどけてしばらく放置することです。
EVAは荷重を外せばある程度戻りますが、数年入れっぱなしだった凹みは完全には戻りません。
戻り切らない場合は、その1枚だけ予備と交換します。
1枚単位で替えられるのがジョイントマットの利点なので、買うときに数枚余分に確保しておくと後が楽になります。
ベッド下に敷くときのへこみ防止では、脚の下に当て板を挟む方法も解説しています。
ジョイントマットの浮きが直らないときは、マットの厚みと床側、マットのサイズの混在を疑う
すき間を作っても乾かしても浮きが戻るなら、ジョイントマットそのものが変形しきっている可能性があります。
薄手のものは折れ癖が付くと戻りません。
踏んだときに「くの字」に折れたまま白い筋が入っているなら、交換時期です。
もう一つ見てほしいのが床側です。
古いフローリングや畳の上に敷いている場合、下地が反っていたり、畳のへりの段差がそのまま伝わっていたりします。
マットを全部外した状態で床に定規を当て、すき間ができるなら原因は床にあります。
この場合はマットを替えても同じ場所が浮きます。
賃貸なら管理会社に床の状態を伝えてください。
また、大判と小判を混ぜて使っていると、つなぎ目の数が揃わず特定の列に力が集中します。マットのサイズを統一するだけで収まることもあります。
買い替えるなら、マットの厚みと設置場所を先に決める
次に選ぶときは、敷く場所の条件から逆算してください。
床暖房のある部屋では、対応表示のある製品だけを選びます。
表示のないものは、熱で変形したり、においが出たりすることがあります。
ジョイントマットの厚みによって、踏み心地と、反ったときの段差や折れ癖の出方が変わります。
20mm前後の厚手は踏み心地が良く防音にも向きますが、そのぶん反ったときの段差が大きく、つまずきの原因になります。
8〜10mmの薄手は段差が小さい代わりに、折れ癖が付くと戻りにくくなります。
子どもが走り回る部屋なら厚手、ドアの下の隙間が狭い部屋なら薄手、という決め方になります。
厚みと大きさ、素材で決める基準では、部屋ごとの選び分けを解説しています。
敷き方も浮きに関わります。
部屋の端から機械的に並べるのではなく、中央から外へ広げて、最後に壁際で調整するほうがズレが出にくくなります。
フローリングでの並べ方で手順を解説しています。
やっても効果が薄い浮き対策
ジョイントマットが浮くときの対策として両面テープで床に貼る方法が紹介されますが、おすすめできません。
EVAは伸び縮みする素材なので、テープで一点を止めても、伸びた分は別の場所に逃げて別の箇所が膨らみます。
しかもフローリングに糊が残り、クッションフロアや無垢材では表面が剥がれることもあります。
賃貸では使わないでください。
養生テープをつなぎ目の上から貼る方法も、歩行で端がめくれて数日で剥がれます。足が引っかかって危険になるほうが先に来ます。
重い家具を浮いている場所に乗せて押さえるのも、その場は平らになりますが、荷重で凹みができて別の問題に変わります。熱で膨らむこと自体は素材の性質なので、押さえつけて止めるのではなく、伸びる分の逃げ場を作るか、温度差の小さい場所に敷き替えるという方向で考えてください。
よくある質問
ジョイントマットの浮きは夏だけですか
熱が原因の膨らみは気温が上がる時期に目立ちます。
ただし冬でも、床暖房やホットカーペットの上では同じことが起きます。
冬に縮んでつなぎ目にすき間が開き、夏にまた押し合うという往復を繰り返すうちに、噛み合わせが緩んで一年中浮いたままになることもあります。
浮いた部分を踏んで子どもがつまずきます。すぐできることはありますか
その1枚を外して、反りが出ている向きと逆に曲げた状態で重しをかけ、別の予備と入れ替えてください。
段差を残したまま使うより、1枚抜いて平らにするほうが安全です。
転んでけがをした場合や、痛みが続く場合は医療機関に相談してください。
端の1列だけ切ってすき間を作ると見た目が悪くなりませんか
壁際のすき間は巾木(はばき)の根元の影に入るので、5mm程度なら上から見ても目立ちにくい位置です。どうしても気になる場合は、サイドパーツを付けずに切り口を壁へ向けると切断面が隠れます。
まとめ
ジョイントマットが浮いてくる背景には、EVAが温度で伸び縮みすることと、壁まで詰めて敷いて逃げ場がないことがあります。
窓際だけなのか、裏面が湿っているのか、敷いた初日からなのかで原因が分かれるので、1枚めくって確かめてから手を打ってください。
両面テープで止める方法は、糊の跡と別の場所の膨らみを招くので避けます。
ぜひ本記事の切り分けの表と原因別の直し方を参考に、浮いている1枚から試してみてください。




