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フロアタイルは賃貸で置くだけで使える?クッションフロアとの違い

フロアタイルの売り場には、専用の接着剤で貼るタイプと、タイルの裏面が吸着加工された置くだけのタイプが同じ棚に並んでいます。見た目はどちらもタイルの厚み2〜5mmほどの塩ビ板で、商品写真では区別がつきません。

賃貸で使えるかどうかは、この床への止め方で変わります。

糊を使わない吸着タイプなら剥がして敷き直せますが、下の床材によっては変色やべたつきが出ることもあります。

本記事では、フロアタイルの固定方法の違い・クッションフロアとの使い分け・敷く前に測る3か所を解説します。

KAGUASHI編集部
商標登録番号:第6806912号

KAGUASHIは家具のソックスチェアやキャスターストッパーなど家具の脚を保護するカバーを販売している国内ブランドです。当サイトでは販売中の製品や使用アイデアなどをご紹介いたします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

フロアタイルで最初に見るのは、タイルの裏面とタイルの厚み

フロアタイルは塩化ビニル(塩ビ)を主な材料にした硬質の床材で、木目調でも石目調でも中の素材そのものは大きく変わりません。そのため選ぶときに差が出るのは、デザインよりもタイルの裏面がどうやって床に止まるのかと、タイルの厚みが何ミリあるのかという2点です。

タイルの裏面に糊が付いていれば剥がしたあとの床に糊が残り、吸着加工なら剥がして敷き直せます。厚みは2mm台から5mm前後まで幅があり、今あるフローリングに重ねて敷くとその分だけ床面が上がるため、開き戸の下端に当たるかどうかがここで分かれます。

表面側で確かめるのは、水まわりに使えるかどうかと、床暖房に対応しているかどうかの表示です。

玄関土間のように土足で歩く場所に使える製品もありますが、これは商品ごとの表示に従ってください。

表示のないものを土足で使うと、表面の加工が短期間で削れていきます。

床への止め方は4タイプ、原状回復のしやすさが大きく違う

同じフロアタイルという名前でも、床に固定する仕組みは4つに分かれます。施工の手間とやり直しのしやすさは、この仕組みでほぼ逆の関係になります。

専用接着剤で貼るタイプ

床に接着剤を塗ってから1枚ずつ貼るタイプで、業者の施工でも使われる止め方です。

動かないので椅子のキャスターや人の出入りが多い場所でもずれませんが、剥がすときに接着剤が床に残り、下の床材を傷めます。

持ち家で長く使う前提の選択になります。

タイルの裏面に糊が付いたシールタイプ

保護紙をはがしてそのまま貼れるタイプで、接着剤を用意せずに敷けます。

ただしタイルの裏面の粘着剤は時間が経つほど強くなり、剥がすときに下地のフローリングの塗膜まで持ち上げることがあります。

合板やベニヤを下地として自分で敷いた床なら使えますが、既存のフローリングへの直貼りには向きません。

糊を使わない吸着タイプ

タイルの裏面の微細な加工で床に密着させる仕組みで、糊を使いません。

1枚単位で剥がして貼り直せるので、途中でレイアウトを変えたり、傷んだ1枚だけ交換したりできます。

賃貸で検討する人が最初に見るのはこのタイプです。とはいえ密着する力は床の状態に左右され、凹凸の大きい床やワックスを厚く重ねた床では浮きやすくなります。

周囲をかみ合わせるはめ込みタイプ

タイルの側面にある凸凹を隣の1枚とかみ合わせ、面全体の重さで固定します。

床には何も付けないため、下の床材への影響が最も小さい方式です。

一方で柱や配管の多い部屋では、かみ合わせを切り落とす加工が増えて作業量が膨らみます。

どのフロアタイルが向くかは、住まい方と床の条件で決まる

4つのタイプを、部屋の条件と照らし合わせた形にまとめました。向かない人の列も合わせて読んでください。

タイプ床への止め方向いている人向かない人
接着剤タイプ床に専用接着剤を塗る持ち家で10年単位で使う人、キャスターの移動が多い部屋退去時に元に戻す必要がある人
シールタイプタイルの裏面の粘着剤で貼る自分で敷いた合板など、下地ごと交換できる人既存のフローリングに直接貼りたい人
吸着タイプタイルの裏面の加工で密着賃貸で敷き直したい人、1枚ずつ交換したい人凹凸や段差の大きい床、ワックスを厚く重ねた床
はめ込みタイプタイル同士をかみ合わせる床に何も付けたくない人、広い面を一気に敷く人柱や配管が多く、カットの多い部屋

クッションフロアとフロアタイルは、継ぎ目の数と表面の硬さが違う

クッションフロアは中間にクッション層を挟んだ塩ビのシートで、幅の広いロールから部屋の形に合わせて切り出します。

継ぎ目が少ないので、こぼれた水が下地に入り込む経路も少なく、洗面所やトイレのように水を扱う場所で使われてきました。

足元は柔らかく、物を落としたときの音も小さくなります。

ただし表面も柔らかいため、重い家具の脚やキャスターで凹んだ跡が残ります。

フロアタイルは1枚ずつが硬く、目地のラインが入るぶん木目や石目の質感が出ます。

表面が硬いので家具による凹みに強い一方、タイルの数だけ継ぎ目ができ、水を流す場所ではそこから下へ入ります。

洗面所の洗濯機まわりや脱衣所はクッションフロア、リビングや寝室で質感を出したいならフロアタイルという分け方が現実的です。

賃貸で後悔しやすいのは、下地を確かめずに貼る選び方

退去時にやり直しで困るのは、床に糊を残す止め方を選んだ場合です。糊で貼る方式は、賃貸では使わないでください。

糊を使わない吸着タイプでも、床の跡が出ないと言い切ることはできません。

クッションフロアの上、無垢のフローリング、ワックスを重ねた床では、長く敷いたあとに変色やべたつきが出ることがあります。

敷く前にクローゼットの中など目立たない場所へ1枚置き、数日おいてから剥がして床の状態を見てください。

契約書の原状回復の条項を読み、判断がつかないときは管理会社に確認してから進めてください。

床を覆う目的なら、選択肢はフロアタイルだけではありません。

賃貸のフローリング傷防止マットの敷き方では、原状回復を前提にした敷き方で解説しています。

敷く前に測るのは、面積とドア下と段差の3か所

  • 部屋の縦横の実寸。畳数の表記は地域で基準が違うので、メジャーで測った数字から面積を出します
  • 開き戸の下端から床までの隙間。タイルの厚みがこの隙間より大きいと、戸が当たって開かなくなります
  • 敷居や隣室との段差、巾木(はばき)との取り合い。段差の上に乗り上げる形になるとつまずきの原因になります

必要な枚数は、測った面積を1枚のサイズで割って求めます。

カットで余る分と割り付けのずれを見込み、1割ほど多めに用意すると途中で足りなくなりません。

1枚のサイズは製品ごとに違うので、カタログの入り枚数と施工できる面積の表記を両方見てください。

フロアタイルの手入れと、張り替えを考える目安

日常の手入れは掃除機とから拭きで足り、汚れが残るときは固く絞った布で水拭きします。

塩ビは水そのものには強いものの、継ぎ目から下へ流れた水は乾きません。

水をこぼしたらその場で拭き取ってください。

表面にワックスを使えるかどうかは製品の表示で分かれます。

フロアタイルの寿命は、歩く頻度と日当たりで変わるため年数では決まりません。

張り替えを考える目安になるのは、継ぎ目が開いてゴミがたまるようになったとき、表面の加工が削れて下の層の色が出てきたとき、そして吸着タイプで端が浮いて踏むたびに動くようになったときです。

吸着タイプは1枚から交換できるので、傷んだ場所だけ差し替える手もあります。

よくある質問

床暖房の上にフロアタイルを敷いても大丈夫ですか

床暖房対応と表示された製品だけを使ってください。

表示のないものは、熱で反りや縮み、変色が出ることがあります。

対応品でも、タイルの厚みが大きいほど熱は伝わりにくくなり、設定温度の上限が指定されている場合もあります。

既存の床暖房の取扱説明書に重ね敷きの可否が書かれていることもあるので、両方を確認してください。

柱まわりの曲線はどうやって切りますか

厚紙で型紙を作り、タイルに写してから切る手順が確実です。

曲線は一気に切らず、カッターの刃を短く出して何度も同じ線をなぞります。

刃が切れなくなると線が曲がるので、折って新しい刃を出しながら進めてください。はめ込みタイプは切り落とした側のかみ合わせが使えなくなるため、壁際の端の処理は製品の説明書に沿って進めてください。

椅子のキャスターやペットの爪に耐えますか

表面の耐摩耗層が厚い製品ほど傷は付きにくいものの、傷が付かないとは言えません。

キャスター付きの椅子を使う場所では、キャスター対応と表示された製品を選び、椅子の下にチェアマットを足すと負担が分散します。

置くだけの吸着タイプは、キャスターが同じ場所を繰り返し通るとタイルの端が浮いてくることがあります。

置くだけタイプは夏にずれたり浮いたりしませんか

塩ビは温度で伸び縮みするため、壁にぴったり詰めて敷き込むと、伸びた分の逃げ場がなくなって中央が盛り上がります。

壁際に数ミリの隙間を残す指定がある製品はその通りに敷いてください。

直射日光が長時間当たる窓際と床暖房の上は、伸縮が大きく出る場所です。

まとめ

フロアタイルの選び分けは、タイルの裏面が糊なのか吸着なのかという一点から始まります。

賃貸で置くだけに使えるのは糊を使わない吸着タイプとはめ込みタイプで、それでも床材によっては変色が出るため、目立たない場所で試してから全面に敷く順番になります。

水を流す場所なら、継ぎ目の少ないクッションフロアのほうが条件に合います。

ぜひ本記事のタイプ別の比較表と、面積・ドア下・段差という3か所の採寸を参考に、敷く部屋の条件に合うフロアタイルを選んでください。

この記事を書いた人

KAGUASHI編集部
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