竹ラグと籐ラグ、涼しいのはどっち?肌ざわりと手入れで見分ける
夏場のリビングや寝室に一枚敷くだけで、ひやりとした足ざわりが得られる竹ラグ。籐ラグと並んで、暑い季節の定番として親しまれています。しかし、店頭やネット通販で見比べても「結局どっちが涼しいのか分からない」「肌ざわりの違いが写真では伝わらない」と迷う人は少なくありません。
素材や構造の違いを曖昧にしたまま選ぶと、思ったより硬くて長く座れない、ささくれが足に当たる、シーズンオフに収納しづらいといった不満が残ります。本ページでは、竹ラグの種類と構造の違い・敷く範囲から考えるサイズの決め方・お手入れと収納のコツまで、順を追って解説します。

KAGUASHI編集部
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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
竹ラグを選ぶときに効く軸
素材そのものは、どの製品もほぼ竹です。差が出るのは加工と構造の側。
竹の形状と並べ方
細く割いた竹(竹ひご)を糸で編むタイプは薄くて軽く、丸めて収納しやすい。かわりに表面の凹凸を足裏で感じます。幅のある竹片を横に並べて縫い合わせたタイプは、面が平らで座ったときの当たりが穏やかです。厚みが出るぶん、巻きにくくなる。
表面の仕上げ
角を落とす面取りや研磨がしてあるか、塗装が乗っているかで、裸足のときの感触が変わります。無塗装のものは竹の質感が出やすい反面、繊維が起きやすくなる傾向があります。仕上げの記載は商品ページに書かれていることが多いので、裸足で使う前提なら確認しておく価値があります。
裏面の仕様
裏が不織布だけの製品は薄く仕上がり、扉の下も通しやすい。ウレタンなどのクッション材が入るものは座り心地が上がり、床への当たりもやわらぎます。滑り止め加工の有無は別問題で、付いていない製品はフローリング上でずれます。ずれた端が床を繰り返し擦ると傷の原因になるので、ラグの下に滑り止めシートを足すことも検討してください。
炭化処理
加熱で色を濃くした炭化竹(カーボナイズ竹)を使った製品があります。落ち着いた色味が特徴で、メーカーが防虫や防カビの効果に触れている場合もあります。ただし効き方は湿度と換気に左右されるため、「カビない」と読める製品説明はそのまま受け取らないほうが安全です。
竹ラグの種類と構造の違い
編みタイプ(竹ひご)
幅数ミリの竹を並べ、糸で編んで面にしたもの。厚みが薄く、ロール状に巻いて保管できます。編み糸が表に出るため、猫の爪や掃除機のブラシに引っかかることがあります。
板並べタイプ(すだれ状)
2〜3cm前後の竹片を横方向に並べ、糸でつないだ構造です。面が連続しているので座卓の下でも安定します。折りたたんで畳まれた状態で届く製品では、折り目に段差が残ることがある。届いてすぐは反りが出やすいので、しばらく広げて置いておくと落ち着きます。
ブロック貼りタイプ
小さな竹片を市松や格子状に並べて基布に貼ったもの。目地が細かく、見た目がフロアタイルに近づきます。柔軟性は低めで、丸めるより平置き保管が向きます。
裏面クッション入りタイプ
上のいずれかの表材にウレタンなどを合わせた複合構造。厚みは増えますが、椅子を引いたときの音や振動が伝わりにくくなります。厚くなると扉やドアの下端に干渉するので、扉の可動域を先に測ってください。
タイプ別に向いている人
| タイプ | 構造の特徴 | 向いている人 | 向かない人 |
|---|---|---|---|
| 編み(竹ひご) | 薄い・軽い・巻ける | 季節ごとに出し入れする人。収納場所が狭い人 | 薄い凹凸が足裏に触るのが苦手な人 |
| 板並べ(すだれ状) | 面が平らで安定 | 座卓やローソファの下に敷く人 | 折り目の段差が気になる人 |
| ブロック貼り | 目地が細かい・柔軟性は低い | 床材に近い見た目を求める人 | 丸めて押し入れに入れたい人 |
| 裏面クッション入り | 厚みがある・当たりがやわらかい | 長時間床に座る人。階下への音が気になる人 | 扉の下やベッド脇など高さの余裕がない場所 |
共通して向かないのは、通年で1枚に任せたい人です。竹は熱を伝えやすく、気温が下がると触ったときに冷たく感じます。冬もその場所を使うなら、季節で入れ替える前提にするか、蓄熱ラグの仕組みと注意点も見比べたうえで2枚持ちを考えてください。
竹ラグで失敗しやすい選び方
ダイニングチェアの下に選んでしまう
キャスター付きの椅子や、脚が細い椅子を引きずる場所は竹ラグと相性がよくありません。点で荷重がかかると竹片が沈み、割れや編み糸の切れにつながります。食卓の下なら、厚さとサイズで選ぶ透明ダイニングマットのような別のジャンルのほうが合います。
床暖房やホットカーペットの上に敷く
加熱で乾燥が進むと、竹は縮んで割れやすくなります。対応の可否は製品ごとに違うので、記載がないなら使わない判断が無難です。
滑り止めの有無を見ていない
敷いたその日はきれいでも、毎日踏まれて数センチずつずれる。角が浮いてつまずく原因にもなります。裏面に滑り止めがないタイプを買うなら、100均で買える床まわりのマット類と組み合わせる前提で考えると計算が立ちます。
洗えると思って買う
竹ラグは基本的に丸洗いできません。飲みこぼしが多い場所、ペットの粗相が想定される場所には向きません。
竹ラグのサイズは敷く範囲から決める
流通しているのは90×180cm、130×190cm、180×180cm、180×240cm前後といった規格です。畳数で言えば1畳・2畳・3畳あたりに対応しますが、部屋の畳サイズは地域や築年で違うため、畳数表記だけで選ぶと余ります。
測るのは部屋ではなく「人が動く範囲」です。ローテーブルなら、座る人の膝から後ろ30cmほどまでが乗る大きさが目安になります。ソファ前なら、ソファの幅より左右10cmずつ広いと座ったときに足が外へ落ちません。
もう一点、竹は湿度で伸縮するので、実寸が表記から数ミリ〜1cm程度ずれることがあります。壁からピッタリの寸法を狙うと、膨らんだときに端が浮く。両側に2〜3cmの逃げを取っておくと安全です。
部屋を全面覆いたいのなら、ラグ1枚で無理をせずタイル状の製品を検討する手もあります。厚みとサイズの選び方はダイソーのジョイントマットで後悔しないための厚み選びや賃貸で貼って剥がすフロアタイルの考え方が参考になります。
竹ラグのお手入れと収納
ふだんの掃除
掃除機は竹の目に沿ってかけます。編み糸を吸い込まないよう、ブラシを強く押し当てないこと。汚れは固く絞った布で拭き、そのあと必ず乾いた布で水気を取ってください。水分を残したまま放置すると、シミや黒ずみの原因になります。
湿気対策
竹は表面が拭ける素材なので、こまめに拭けるという点では衛生管理がしやすい面があります。ただし裏面と床の間は乾きません。梅雨どきは週に一度めくって風を通す、家具で完全に押さえつけないといった運用のほうが効きます。カビの発生をゼロにできる製品はありません。
ささくれが出たとき
引っ張らないでください。繊維が広がって範囲が増えます。目立つものは根元で切る対応が一般的ですが、裸足で使う場所に増えてきたなら交換の時期です。
しまい方
編みタイプは目に沿って丸め、立てて保管します。板並べタイプは元の折り目に沿って畳む。押し入れの床に直接置くより、すのこや棚の上に置いて風が回る状態にしたほうが、翌シーズンの状態がよくなります。
い草ラグや接触冷感ラグと迷ったとき
3つとも「夏に敷くもの」として並びますが、性質は別です。い草は湿気を吸って放つ性質と香りがあり、竹はそれがないかわりに表面を拭けます。接触冷感タイプは化学繊維なので洗濯機で洗えるものが多い一方、触った瞬間のひやっとした感じは続けて座ると薄れます。
拭ける清潔さと硬めの座り心地を取るなら竹。洗えることを優先するなら冷感タイプ。判断に迷うなら、接触冷感ラグとい草ラグの比較を先に読んで、洗濯の可否を軸にするか触感を軸にするかを決めてください。
ペットや小さな子どもがいる家では、抜け毛や食べこぼしの処理の手間も判断材料になります。竹ラグの目地に入った毛は掃除機だけでは残ることがあるので、粘着ローラーと掃除機の取れ方の違いも見ておくと運用が具体的になります。
よくある質問
裸足で歩いてささくれが刺さりませんか
面取りと研磨の程度によります。新品の状態で気になることは少ないものの、乾燥が進んだり強くこすったりすると繊維が起きることがあります。裸足前提なら、仕上げについての記載がある製品を選ぶのが現実的です。
床暖房の上で使えますか
製品によって異なります。対応と明記されていないものは避けてください。加熱による乾燥で竹が縮み、割れや反りにつながる可能性があります。
猫や犬がいても大丈夫ですか
爪が編み糸に引っかかる構造なので、糸が出てくることがあります。粗相の水分も残りやすい。ペットが常にいる部屋なら、洗えるタイプのラグのほうが管理は楽です。
フローリングに傷は付きませんか
裏面の仕様と、ずれるかどうかで変わります。不織布だけの薄いタイプがずれ続ける状態は避けたいところ。滑り止めを併用し、砂やほこりを挟んだまま使わないようにしてください。床材によって結果は変わるため、目立たない場所で数日試してから全面に敷くのが安全です。
冬も敷いたままにできますか
できますが、冷たく感じます。竹は熱を伝えやすいためです。座る場所だけ別のラグを重ねるか、季節で入れ替える前提で考えたほうが快適です。
まとめ
竹ラグは、編みタイプか板並べタイプか、そして裏面にクッションと滑り止めがあるかどうかで使い勝手が決まります。座卓の下なら面が平らな板並べ、季節ごとに片付けるなら巻ける編みタイプ。厚みを足すなら、扉の下の高さを先に測ってください。
向かないのは、キャスター椅子の下、床暖房の上、丸洗いしたい場所です。ここに当てはまるなら別のジャンルを選んだほうが長く使えます。サイズは部屋ではなく人の動く範囲から逆算し、竹の伸縮ぶんの逃げを数センチ取る。この2つを守れば、寸法と用途のミスマッチはほぼ避けられます。