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地震対策グッズは何から揃える?家具の転倒防止を先にする理由

テレビの上の棚に食器が並んでいて、寝室の枕元には本棚があります。

地震対策グッズを買おうと検索すると、防災セットや非常食、ヘルメットやラジオが先に並びます。

ただ、揺れた瞬間に身を守るかどうかを決めるのは、家具の転倒防止と落下防止です。

非常食は倒れた家具の下から取り出すことはできません。

本記事では、家具の転倒防止を先に進める理由、突っ張り棒と耐震マットの使い分け、100均で買えるものの限界、置き場所の決め方を解説します。

KAGUASHI編集部
商標登録番号:第6806912号

KAGUASHIは家具のソックスチェアやキャスターストッパーなど家具の脚を保護するカバーを販売している国内ブランドです。当サイトでは販売中の製品や使用アイデアなどをご紹介いたします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

地震対策グッズは家具の転倒防止から揃える

揺れが来たとき、室内でけがにつながるのは倒れてきた家具と落ちてきた物です。

消防庁や自治体の啓発資料でも、負傷の原因として家具の転倒・落下・移動が繰り返し挙げられています。

つまり、非常持出袋より先に効果が出るのは、部屋に置いてある家具を床や壁に留める作業です。

避難グッズを否定する話ではありません。

ただ、順番があります。

倒れた家具で寝室の出口がふさがれると、懐中電灯があっても廊下に出られません。

ガラス扉の食器棚が開いて破片が床に散ると、靴がなければ歩けなくなります。

先に家具を留めておけば、そのあとに買う防災セットが実際に使える状態で残ります。

どの家具から手を付けるかは、高さと重さと寝る場所で決まります。

背が高くて奥行きの浅いもの(本棚・食器棚・タンス・冷蔵庫)が優先で、そのうち寝室と子ども部屋、出入口の近くに置いてあるものを先に留めます。

リビングのテレビと、キャスター付きの家具もこの段階で扱います。

地震対策グッズが効かない原因は固定方法と場所のずれ

すでに何か付けているのに揺れで動いた、という場合、商品そのものではなく使い方が合っていないことが考えられます。自分でどれに当てはまるか切り分けてください。

壁側に留めていない

床に置くタイプの安定板や、家具の下に挟む耐震マットだけを使っていると、家具の上部は自由に動きます。

背の高い家具は上部が大きく揺れるので、下側だけを押さえても前に倒れる動きは止まりません。

家具の上と天井、または家具の背面と壁を結ぶものが入っているかを確かめてください。

突っ張り棒の位置が家具の端にない

天井と家具の間に立てる突っ張り棒は、家具の両端(左右の側板の真上)に2本立てるのが前提の作りです。

中央に1本だけ立てると、家具がねじれるように動いたときに棒が外れます。

説明書で本数と位置を確認してください。

天井側が弱い

押した感触で天井板がたわむ場所は、突っ張り棒の力を受け止められません。

天井裏の下地(野縁)がある位置を選ぶか、付属の当て板や別売りの補強板を天井側に入れます。

石こうボードに直接突っ張っていると、揺れたときに天井が負けて棒ごと倒れます。

耐震マットの粘着・吸着が汚れで落ちている

耐震マットや耐震ジェルの粘着面は、ほこりと油で吸い付く力が落ちます。

指で触ってざらつく、押しても床や家具に吸い付かないという状態なら、取扱説明書で水洗いできる製品かを確認してください。

水洗いできない製品や、洗っても吸い付かない場合は交換の段階です。

冷蔵庫のベルトが剥がれてきた場合の貼り直しは冷蔵庫転倒防止ベルトが剥がれたら?貼り直しで効果は戻るかで解説しています。

家具の状況別の転倒防止グッズの選び分け

家具の種類と、壁や床の条件で使うものが変わります。表の形で対応を示します。

家具の状況使うもの確認すること
背が高い本棚・食器棚(壁にねじを打てる)L字金具・ベルト式の固定金具壁の下地(間柱)の位置、ねじの長さ
背が高い家具(賃貸でねじを打てない)突っ張り棒2本+前側の安定板天井までの距離、天井の下地
テレビ・小型家電・置き物耐震マット(ジェル)製品に書かれた耐荷重、設置面がたいらか
食器棚・引き出し扉のロック、チャイルドロック扉の形状に合うか、開き戸か引き戸か
キャスター付きの家具・洗濯機キャスター受け皿、かさ上げ台床材を傷めないか、脚の寸法

賃貸でねじを打てない部屋では、突っ張り棒と、家具の前側の下に差し込む安定板を組み合わせます。

安定板は家具を後ろへ傾ける形で、前に倒れる動きを遅らせる部品です。

単体では背の高い家具を支えきれないので、上側の固定と併用してください。

ポール型と通常タイプの違いは家具転倒防止ポールと通常タイプの違いで解説しています。

洗濯機は、かさ上げ台に乗せたままだと脱水のたびに動く場合があります。

脚の受け皿と固定の考え方は洗濯機の転倒防止は?地震で倒れる原因とかさ上げ台の固定で解説しています。

固定しても動くときに考えること

金具や突っ張り棒を入れたのに家具がずれる場合、床側が原因になっていることがあります。

フローリングの上に直接置いた家具は、揺れると家具ごと水平方向に滑ります。

脚の下にゴム製の受け皿や耐震マットを入れて、床と家具の間の摩擦を増やしてください。

クッションフロアや無垢材の床では、ゴムの成分で変色が出ることがあるため、目立たない場所で試してから使います。

家具の奥行きが浅く、上段に重い物が入っていて重心が高い場合は、グッズで補うより中身を入れ替えるほうが早いです。

重い物を下段に移し、上段を軽くすると重心が下がります。

家具にガラス戸があるなら、ガラス飛散防止フィルムを貼っておくと破片が散る範囲が変わります。

100均の地震対策グッズで足りるものと足りないもの

ダイソーやセリアなどの100円ショップでも、耐震マット、扉のロック、ホイッスル、携帯ライトといった品は扱われています。取扱いは店舗と時期で変わるので、店頭で現物を見て判断してください。

100均で間に合うのは、小さくて軽い物の落下を止める用途です。

テレビ台の上の小物、電話機、花びんなどが対象になります。

扉が勝手に開くのを止めるロックも、揺れで食器が飛び出す範囲を狭められます。

一方で、背の高い家具を壁や天井に留める部品は、100均の品では用途が合いません。

耐荷重が小さい耐震マットで大型の家具を支えようとすると、揺れたときに家具が動きます。

突っ張り棒も、カーテンや収納向けの細い棒は家具を支える設計ではないため、家具の転倒防止には家具用と明記されたものを使ってください。

100均で揃えるのは補助、背の高い家具は専用品、という分け方になります。

やっても効果が薄い地震対策

よく紹介されるものの中にも、期待した働きをしないものがあります。

耐震マットを1枚だけ家具の中央に貼る

耐震マットは、製品ごとに「何枚で何kgまで」という形で耐荷重が示されています。

家具の下に1枚だけ貼る使い方は、その条件から外れます。

テレビや家電の四隅に、表示枚数どおり入れてください。

突っ張り棒だけで背の高い家具を支える

突っ張り棒は上側の動きを抑える部品で、家具が前に滑り出る動きには働きません。前側の安定板や、床面の滑り止め加工のあるマットと組み合わせる前提の道具です。

家具の前脚の下に詰め物を入れて傾ける

厚紙や雑誌を家具の前脚の下に挟んで後ろへ傾ける方法は、紙がつぶれると元に戻ります。安定板のような樹脂製の部品を使ってください。

防災セットだけを買って家具は後回しにする

非常食と水、ライト、ラジオは避難生活のための備えで、揺れている最中の安全には働きません。

繰り返さないための地震対策グッズの選び方と置き場所

買い直すときに確認するのは、耐荷重の表示、固定する相手(壁・天井・床のどれか)、自分の家で打てるねじがあるかの3点です。

耐荷重は「震度7相当」という表記だけでなく、何kgまでかという数値と、必要な枚数や本数まで読んでください。

製品によって試験の条件が違うため、表示を家の条件に当てはめて考えます。

置き場所も効果に関わります。

ヘルメットや防災ずきん、スリッパ、ライトは、寝室の手の届く位置に置きます。

倒れた家具でふさがれるクローゼットの奥では取り出せません。

非常持出袋は玄関や廊下の収納など、避難の動線上に置くのが基本です。

家族の人数分を1か所にまとめるか、寝室ごとに分けるかは、家の間取りで決めてください。

よくある質問

地震対策グッズはどこで買えますか

家具の転倒防止金具や耐震マット、家具用の突っ張り棒は、ホームセンターと通販で扱われています。

100円ショップには耐震マットや扉のロックなどの小物があります。

自治体によっては転倒防止器具の取り付けを支援する制度があるので、住んでいる市区町村の防災担当に問い合わせてください。

賃貸でねじを打てない場合、家具の転倒防止はどうすればいいですか

天井との間に立てる家具用の突っ張り棒を家具の左右2か所に立て、前側の下に安定板を入れる組み合わせになります。

天井の下地の位置を確かめてから設置してください。

ねじ穴を開ける場合の扱いは契約内容で変わるため、管理会社に確認してから決めます。

耐震マットの寿命はどれくらいですか

耐震マットの寿命は製品ごとに書かれており、数年で交換を案内しているものがあります。

年数より先に、表面のべたつきが落ちた、押しても吸い付かない、端が反っているという状態になったら交換してください。

ほこりが付いただけなら、水洗いして乾かすと耐震マットの粘着が戻る製品もあるので、取扱説明書を見てください。

まとめ

地震対策グッズを揃えるとき、先に手を付けるのは背の高い家具と寝室の家具の固定です。

倒れてきた家具は、非常食やライトを取り出す前に行動をふさぎます。

すでに何か付けているのに動くという場合は、上側を留めているか、突っ張り棒が家具の両端に2本入っているか、天井や粘着面が負けていないかを順に確かめてください。

100均の品は小物の落下防止には使えますが、大型の家具には耐荷重の合った専用品が必要です。ぜひ本記事の家具別の対応表と、効果が薄い対処の4例を参考に、今いちばん近くにある家具から固定してください。

この記事を書いた人

KAGUASHI編集部
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