冷蔵庫マットの代用は100均で足りる?ダンボールとの差は
冷蔵庫の下に敷くものを探して売り場を回ると、専用品は数千円の棚に並び、100均には同じサイズのマットが見つかりません。
そこで浮かぶのが、ダンボールやコルクマット、カッティングボードで代用できないかという考えです。
代用の可否を決めるのは、重い本体の荷重が脚4点に集まるという条件と、水濡れしたときに形が残るかどうかの2点です。
本記事では、冷蔵庫マットの代用に使えるものと使えないもの、ダンボールとの差、採寸のしかたを解説します。

KAGUASHI編集部
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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
冷蔵庫マットの代用で効くのは、荷重の集中と水への強さ
冷蔵庫マットに求められる働きは、見た目のとおりの「敷物」ではありません。
大型の冷蔵庫は本体だけで100kgを超え、中身を詰めれば重量はさらに増します。
その重さが接地する脚かキャスター4点に集まるため、1点あたりには数十kgが乗ります。
フローリングの表面は数mm厚の化粧板なので、点で押されると凹みが残ります。
そのため代用品に必要な性質は、まず荷重を面に広げる硬さです。
柔らかいものを挟むと、脚が沈むだけで荷重は面に広がらず、凹みが残ります。
次に水への強さが要ります。
冷蔵庫の背面や底面は結露しますし、製氷機の給水や霜取り水の受け皿から漏れることもあります。
水を吸って形が崩れる素材を敷くと、床と代用品の間で湿気がこもります。
この2点を満たすかどうかで、代用品は分かれます。
厚さや価格より先に、硬さと水への強さを見てください。
なお床そのものを守る考え方は冷蔵庫の床保護マットは必要かでも解説しています。
ダンボールを冷蔵庫の下に敷くと、何が起きるか
「冷蔵庫の下 ダンボール」という組み合わせで調べる人が見ている光景は、設置直後です。引っ越しや買い替えで空き箱が手元にあり、とりあえず敷いておこうという発想になります。
荷重で潰れて段が消える
ダンボールの強度は、波形の中芯(なかしん)が空気層を支える構造から生まれます。
面全体に均等な力がかかる箱の状態では強いのですが、脚やキャスターのように点で押されると中芯が座屈して潰れます。
潰れた部分だけ厚みが失われ、残った部分との間に段差が生まれるので、冷蔵庫本体がわずかに傾きます。
扉のパッキンが閉じにくくなったり、排水の流れが変わる要因になります。
水を吸うと戻らない
紙は水を吸って膨らみ、乾いても元の形には戻りません。
冷蔵庫の下は手が入らないので、濡れているかどうかを確認できません。
湿ったダンボールが床に長く張り付くと、紙の色素が移って床に跡が残ることがあります。
虫が隠れる場所になる点も、台所に置くものとしては向きません。
短期間の養生としてなら使える
搬入のときに床へ一時的に敷く、別の場所へ移動させるまでの数日だけ挟む、という使い方であれば機能します。
恒久的に敷いたままにする用途と、作業中の養生は別物です。
ダンボールを使うなら後者に限ってください。
冷蔵庫マットの代用に回せるものを、タイプ別に比べる
専用品以外で候補に挙がるものを、硬さと水への強さの2点で見ていきます。どれも「専用品と同じ」ではなく、条件が合えば使えるという位置づけです。
| 代用品のタイプ | 荷重と水への性質 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 透明なPVC板(チェアマット・テーブルクロス用の厚手シート) | 硬く、水を吸わない。2mm前後の厚手なら荷重を面に広げやすい | 専用品に近い働きを求める人。床の色を隠したくない人 |
| カッティングボード・まな板(PP・PE製) | 硬く水に強い。ただし1枚のサイズが小さく、脚ごとに置く形になる | 脚が4点でキャスターのない機種を使っている人 |
| コルクマット(コルク製)・ジョイントマット(EVA製) | 水には比較的強いが柔らかく、脚の形に凹みが残る | 小型の1ドア冷蔵庫や冷凍庫を置く人 |
| アクリル板・ポリカーボネート板 | 硬く水に強い。薄いと荷重で割れることがある | 厚みを選べる人。ホームセンターでカットを頼める人 |
| キッチン用アルミシート・保護シート | 水は弾くが薄く、荷重を分散しない | 床の汚れ防止だけが目的の人 |
| ダンボール・新聞紙・ベニヤの薄板 | 水を吸って変形する。荷重で潰れる | 搬入時の養生として数日だけ使う人 |
この並びで見ると、代用の成否を決めているのは価格ではなく素材の硬さです。
透明なPVC板やポリカーボネート板が専用品に近い働きをするのは、硬くて水を吸わない樹脂だからです。
この2種類は、板の厚みと面積が条件を満たすかどうかの話になります。
100均で代用品を探すなら、見る場所と限界
100均に「冷蔵庫マット」という名前の商品は置かれていないことがあります。
探すなら、キッチン用品のまな板とテーブルマットの棚、文具売り場のカッティングマット、収納コーナーのジョイントマット(小型機種向け)の3か所です。
ただし取扱いは店舗や時期で変わります。
いちばん現実的なのは、脚の下にだけ硬い板を入れる方法です。
PP製のまな板やカッティングボードを脚の数だけ買えば、荷重を広げる面は作れます。
注意点として、板ごとの厚みが揃っていないと冷蔵庫が傾きます。
同じ商品を同数そろえてください。
一方で、100均で見つかるマットの多くは60cm以下の幅です。
幅60cm以上の冷蔵庫を1枚で覆うことはできません。
2枚を並べて使うと継ぎ目に段差ができ、そこに脚が乗ると荷重が1点に集まります。
継ぎ目を脚から外せる配置になるかを、買う前に床で確かめてください。
代用で失敗しやすい選び方と、その回避条件
柔らかさをクッション性と読み替える
「床を守る」と聞くと厚くて柔らかいものを想像しますが、冷蔵庫の場合は逆です。
柔らかいマットは脚が沈み、沈んだ部分に荷重が集まって凹みが残ります。
コルクマットやジョイントマットを使うなら、小型機種に限ってください。
マットのサイズを本体の外寸だけで決める
冷蔵庫の外寸と、脚やキャスターの位置は一致しません。
背面側の脚は本体の後ろ寄りにあり、前面はキャスターや調整脚が本体より内側に入っていることもあります。
マットのサイズを選ぶときは、外寸ではなく4点の位置を測ってください。
測り方は冷蔵庫マットのサイズが合わないときの測り方で解説しています。
粘着テープで床に留める
代用品がずれるのを嫌って、両面テープで床に貼る方法を考える場合があります。
糊で貼ると、剥がすときにフローリングの塗装が一緒に持ち上がることがあります。
賃貸では使わないでください。
マットの厚みを決めずに買う
敷いた板の厚みのぶん、冷蔵庫の設置高さが上がります。
上の吊り戸棚や壁の出幅までの余裕が少ない場所では、2〜3mmでも扉の開き方が変わることがあります。
かさ上げに近い効果が出る点については冷蔵庫のかさ上げのデメリットで解説しています。
買う前と敷く前に測る3か所
代用品を選ぶために測る場所は3か所です。
まず、冷蔵庫の脚とキャスターの外側どうしの距離を左右方向と前後方向で測ります。
1枚の板で敷く場合は、この寸法より小さいと荷重を受けられない脚が出ます。
脚ごとに板を置く場合は、それぞれの脚が板の上に収まるかを見てください。
次に、設置場所の床の幅と奥行きを測ります。
壁と冷蔵庫の間には放熱のための隙間が要るため、マットが壁に当たって冷蔵庫を押し出す配置にならないかを見てください。
3か所目は厚みの上限です。
冷蔵庫の上端から吊り戸棚や天井までの余裕を測り、そこから敷く板の厚みを引いた値が残るかを確かめます。
扉を開けたときに上の棚に当たらないかも、実際に開いて確認してください。
測り終えたら、床の素材も見ておきます。
クッションフロアや無垢材は、複合フローリングより凹みが残りやすい素材です。
畳の上に冷蔵庫を置く場合は、硬い板で荷重を広げても畳自体が沈みます。
板を敷くこととは別の対策が必要になります。
代用品を敷いたあとの手入れと、替えどきの判断
代用品を敷いたまま数年放置すると、床と板の間に埃と湿気がたまります。
年に1回程度、冷蔵庫を前へ出すタイミングで板を外し、両面を拭いて乾かしてください。
その際に板の状態も確認できます。
替えどきの判断は、板を外して裏返したときの変形で見ます。
脚の当たっていた位置が白く変色している、押し跡が指で触って分かるほど残っている、反って床から浮く箇所があるという状態なら交換してください。
PVC板は時間が経つと硬くなって割れやすくなり、割れた端が床を擦ることがあります。
板で床を守るか、専用のプレートを使うかで迷う場合は冷蔵庫キズ防止プレートとマットの比較も参考になります。
よくある質問
ダンボールを何枚も重ねれば代用になりますか
枚数を増やしても、紙が荷重で潰れる性質は変わりません。
重ねるほど潰れ方の差が大きくなり、冷蔵庫が傾きやすくなります。
水を吸う問題も残るため、敷いたままにする用途には向きません。
すでに1年ダンボールを敷いていました。床は大丈夫でしょうか
冷蔵庫を前へ出して、紙を外して床を確認してください。
見るのは、脚の位置の凹み、紙の色が移った変色、湿気によるべたつきの3点です。
凹みが残っている場合、元に戻るかどうかは床材と押されていた期間で変わります。
管理会社との話が必要になる賃貸では、早めに状態を伝えておくと説明がしやすくなります。
キャスター付きの冷蔵庫でも板を敷けますか
敷けますが、キャスターは脚より接地面が狭いため、柔らかい板では転がった跡が残ります。
硬いPVC板やポリカーボネート板を選んでください。
調整脚を下げて車輪を浮かせる機種では、設置後に荷重が調整脚に乗っているかを確認します。
専用の冷蔵庫マットと代用品では、床の守り方がどう違いますか
専用品は冷蔵庫の設置寸法に合わせた面積と厚みで作られており、脚4点が確実に板の上に乗ります。代用品で同じ状態を作るには、脚の位置を測って面積と厚みを自分で合わせる手間がかかります。
冷蔵庫の下に敷いたものがカビることはありますか
水を吸う素材を敷いて濡れたままにすると、カビが生える条件がそろいます。
紙や布、吸水性のあるマットは避けて、水を吸わない板を選んでください。
年1回は外して乾かすと、湿気がこもった状態を長く続けずに済みます。
まとめ
冷蔵庫マットの代用で見るのは、荷重を面に広げる硬さと、水を吸わない素材かどうかの2点です。
この基準で選ぶと、透明なPVC板やPP製のまな板、ポリカーボネート板が候補に残り、ダンボールは外れ、コルクマットは小型機種に限った候補になります。
100均で探す場合は、脚の下にだけ硬い板を入れる方法が現実的で、同じ厚みの板を脚の数だけそろえるのが条件になります。
ダンボールは搬入時の養生には使えますが、敷いたままにすると潰れて段差を作り、濡れれば形が戻りません。ぜひ本記事の代用品の比較表と、脚4点・設置場所・厚みの上限という3か所の採寸を参考に、自宅の床と機種に合うものを選んでください。



