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火災警報器の種類は?煙式と熱式を寝室とキッチンで使い分け

天井に付いている丸い機器を見上げても、煙式なのか熱式なのかは外から見分けがつきません。

住宅用火災警報器は2006年から新築住宅で設置が義務化され、既存住宅も各市町村の条例で順次義務の対象になりました。

選ぶときに迷うのは、煙を感知するタイプと温度の上昇を感知するタイプのどちらを、どの部屋に付けるかという点です。

寝室と階段は原則として煙式、湯気や煙が出る台所だけ熱式という使い分けが基本になります。

本記事では、煙式と熱式の感知の仕組みの違い・寝室とキッチンでの使い分け・単独型と連動型の選び分け・10年を目安にした交換の判断まで解説します。

KAGUASHI編集部
商標登録番号:第6806912号

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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

火災警報器選びで最初に決まるのは、設置する部屋

商品ページを横に並べても、煙式と熱式は見た目がほとんど同じです。

選び方を左右するのは機能の多さではなく、どの部屋の天井に付けるのかという一点です。

消防法では寝室と、寝室がある階の階段に住宅用火災警報器の設置が求められ、ここは煙を感知するタイプが原則になります。

台所については市町村の条例で扱いが分かれ、設置を求める自治体と求めない自治体があります。

部屋が決まれば感知方式も決まるので、商品選びで残る判断は、単独で鳴るものにするか複数台を連動させるか、電源を電池にするかAC電源にするか、この2点にほぼ絞られます。自分の家の何階建てで寝室がいくつあるかを先に数えてから、必要な台数と方式を割り振ると迷いが減ります。

煙式と熱式は、感知しているものが別で、警報の鳴らし方にも種類がある

名前のとおり、煙式は煙を、熱式は温度を見ています。同じ火災でも立ち上がり方が違うので、部屋の環境によって向き不向きが生まれます。

煙式(光電式スポット型2種)

内部に光を出す素子と受ける素子が入っていて、流れ込んだ煙の粒子が光を散らすと作動します。

炎が出る前のくすぶり段階でも反応するため、就寝中の逃げ遅れを防ぐ目的に向いた作り方です。

消防法が寝室と階段で求めているのも、この煙を感知するタイプです。

一方で煙の粒子と湯気や油煙を厳密に区別できるわけではなく、浴室の出入口や調理中のコンロのすぐ上では、火災ではない煙や蒸気で鳴ることがあります。

熱式(定温式スポット型1種)

周囲の温度が一定の値まで上がったことを感知して作動します。

湯気や煙では動かないので、調理のたびに鳴る状況を避けたい台所で使われます。

ただし温度が上がるまで待つ構造なので、煙だけが出ているくすぶり火災では煙式より作動が遅くなります。

寝室や階段に熱式を付けてよいことにはならないのは、この遅れがあるためです。

音声警報と警報音

作動時に「ピー」という警報音だけを出すものと、「火事です」という音声を加えるものがあります。高齢の家族がいる住宅では、ブザー音だけだと何の音なのか分からないまま止めてしまう場合があるため、音声警報機能付きを選ぶ理由になります。

寝室とキッチンへの火災警報器の割り振り方

設置場所ごとに何を選ぶかを並べると、次のようになります。表の「向いている場所」は消防法と多くの市町村条例で求められている考え方に沿ったものです。

タイプ感知するもの向いている場所向かない場所
煙式(光電式2種)煙の粒子寝室、寝室がある階の階段、居室、子ども部屋コンロの真上、浴室の出入口付近
熱式(定温式1種)一定温度までの上昇台所(条例で設置対象の場合)、湯気の多い部屋寝室、階段
単独型(方式は上記のいずれか)平屋、ワンルーム、部屋数の少ない住宅離れた階で音が届きにくい住宅
連動型(方式は上記のいずれか)2階建て以上、寝室が1階から離れている住宅追加の台数を増やす予定がない1台だけの設置

台所に煙式を付けたい場合でも、コンロからできるだけ離し、換気扇の吸い込み口の近くを避けると誤作動を減らせます。

それでも調理のたびに鳴るなら、その場所は熱式に替えるほうが現実的です。

なお台所を条例で設置対象としている自治体かどうかは、住んでいる市町村の消防署または消防本部に確認してください。

火災警報器の単独型と連動型は、家の広さで選び分ける

単独型は、煙や熱を感知した機器そのものが鳴ります。構造が単純で、ワンルームや平屋のように音が全室に届く住宅なら単独型で足ります。

連動型は、1台が感知するとすべての機器が同時に鳴ります。

2階の子ども部屋で火が出ても1階の寝室で気づけるため、階が分かれている住宅で選ばれます。

無線で結ぶ方式と配線で結ぶ方式があり、後付けなら無線式のほうが工事を伴いません。

ただし同じメーカーの対応機種どうしでしか連動できないので、途中で1台だけ別メーカーに替えると連動が成立しません。

増設を考えているなら、最初に選んだメーカーの型番を記録しておいてください。

選び方を外しやすいのは、場所と方式が噛み合わないとき

台所に煙式を付けて、調理のたびに鳴るので電池を抜いたまま放置する、という形は、場所と方式が噛み合わない例です。鳴らない状態で付いていても火災時には役目を果たしません。

取り付け位置も結果を左右します。

天井に付けるなら壁から60cm以上、エアコンの吹き出し口からは1.5m以上離すのが各メーカーの共通した指定です。

壁に付ける場合は天井から15〜50cmの範囲に取り付けます。

梁や吊り下げ照明で煙の流れが遮られる位置は避けてください。

買う前に確かめるのは、寝室の数と階段の本数、天井の取り付け面

必要な台数は部屋の広さではなく、部屋の用途で決まります。

寝ている部屋すべてと、その階から下りる階段が対象になるので、まず「夜に人が寝る部屋」を全部数えてください。

来客用の和室で普段は寝ないという部屋は、自治体によって扱いが変わるので消防署に確認するほうが確実な数が出ます。

2階に寝室がある2階建てなら、2階の寝室と2階の階段で最低2台、1階にも寝る家族がいればそこに1台追加という数え方になります。

台所が条例の対象なら熱式を1台足します。

まとめて複数個セットで売られている商品があるのは、この数え方で2台以上必要になる住宅が多いためです。

天井の材質も確認しておく点です。

石こうボードなら付属のねじで留められますが、コンクリート直天井の場合は別途アンカーが要ります。

取り付け面に点検口や配線が通っていないかも、ねじを打つ前に見ておいてください。

火災警報器の寿命は10年が目安、電池切れの音で判断しない

住宅用火災警報器の寿命は、本体の電子部品の劣化を見込んで10年が交換の目安とされています。

電池式の場合、電池の寿命もおよそ10年に合わせて設計されているため、電池交換の時期と本体の交換時期がほぼ重なります。

本体側面や機器の裏面に製造年か交換期限が印字されているので、まず今付いている機器の年を確かめてください。

ピッと短く鳴り続けるとき

一定間隔で短い音が鳴り、音声で電池切れを知らせる機種もあります。

これは火災ではなく電池切れか機器の異常の合図です。

10年近く経っている機器なら、電池だけを交換しても本体の感知部が劣化している可能性があるので、本体ごと交換する選択になります。

交換用リチウム電池は家電量販店やホームセンター、通販で扱われていますが、機種ごとに専用品で互換性がありません。

本体の型番を確認してから探してください。

火災ではないのに警報が鳴り続けるとき

まず火元がないことを確かめ、窓を開けて換気します。

調理の煙や湯気、殺虫剤のスプレー、ほこりの侵入で作動することがあります。

警報停止ボタンか引きひもで一度止め、原因を取り除いたうえで復旧させてください。

繰り返し鳴るなら設置場所か感知方式が合っていないので、位置の変更か熱式への交換を検討します。

よくある質問

火災警報器は自分で取り付けできますか

電池式で単独型または無線連動型のものは、天井か壁にねじで留めるだけなので工事の資格は要りません。

AC電源で配線するタイプと、建物の自動火災報知設備につながっている感知器は電気工事の資格が必要で、自分で交換できません。

天井の機器から配線が出ているかどうかで見分けてください。

賃貸住宅でも自分で設置する必要がありますか

賃貸住宅の住宅用火災警報器は、原則として建物の所有者または管理者が設置する義務を負います。

付いていない場合や、本体の製造年が10年以上前の場合は、自分で交換する前に管理会社か大家に連絡してください。

勝手に取り外して穴を増やすと、退去時の扱いで問題になることがあります。

10年経っていても鳴るなら、そのまま使えますか

点検ボタンを押して音が出るのは、警報を鳴らす回路が生きていることの確認までで、煙や熱を感知する部分が正常かどうかの確認にはなりません。各メーカーと消防庁は10年を目安とした本体交換を案内しているので、製造年から10年を過ぎたものは交換の対象として考えてください。

キッチンに付けるなら、どちらを選べばよいですか

調理の湯気や油煙で鳴るのを避けたいなら熱式です。

ただし台所への設置が条例で求められているかは自治体ごとに違うため、義務の有無はお住まいの市町村の消防署に確認してください。

煙式を台所に置く場合は、コンロの真上と換気扇の吸い込み口の近くを避けて位置を決めます。

メーカーを揃えないと連動できませんか

無線連動型は同じメーカーの対応機種どうしで組む前提になっているため、別メーカーの機器とは連動しません。

1台だけ買い替える場合も、既設の型番と同じシリーズの後継品を選べば連動を維持できます。

型番が分からないときは、本体を外して機器の裏面の表示を確認してください。

まとめ

火災警報器の選び分けは、どの部屋に付けるかを決めた時点でほぼ決まります。

寝室と階段は煙を感知する煙式、湯気の多い台所は温度で作動する熱式という割り振りが基本で、2階建て以上で寝室が離れているなら無線連動型を同じメーカーで揃えます。

台数は寝る部屋の数と階段の本数から数え、本体の製造年が10年を過ぎていれば電池だけでなく本体ごと交換します。

ぜひ本記事のタイプ別の比較表と、寝室・階段・台所への割り振り方を参考に、自宅の天井に付いている機器の製造年から確かめてみてください。

※台所への設置義務の有無や対象となる部屋の範囲は市町村の条例で異なります。最終的な判断はお住まいの地域の消防署または消防本部に確認してください。

この記事を書いた人

KAGUASHI編集部
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