転倒防止ヘルメットはいらない?嫌がる子への蒸れと見た目の対処
つかまり立ちが始まった赤ちゃんが後ろに倒れ、床に後頭部をぶつける音がします。
そこで転倒防止ヘルメットを買ったものの、かぶせた瞬間に頭を振って外そうとします。
汗で髪が貼り付いたり、写真に写るとかぶりものみたいに見えたりします。
小児科医の山中龍宏先生はヘッドガードを着けた子を診て疑問を持ったと語っており、「たまひよ」の調べでは子育て家庭の20%が持っているとされています。
本記事では、嫌がる原因の切り分け、蒸れと見た目への手当て、効果が薄い対処、やめてよい時期の判断を解説します。

KAGUASHI編集部
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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
転倒防止ヘルメットを嫌がる原因は3つに分かれる
嫌がり方をよく見ると、原因は次の3つに分かれます。どれなのかで手当てが変わるため、まず見分けてください。
あごひもと締めつけが当たっている
かぶせた直後に頭を振る、ひもに指を入れて引っぱるという動きが出ている場合は、あごひもか後ろのベルトが当たっています。
赤ちゃんの首まわりは皮膚が薄く、あごの下に汗がたまると擦れて赤くなります。
ひもの位置が高すぎて口の横に乗っていることもあり、その状態だと声を出すたびに動いて不快です。
熱がこもって蒸れている
かぶって数分は平気なのに、遊んでいるうちに引っぱり始める場合は蒸れです。
赤ちゃんは体温が高く、頭から熱を逃がしています。
そこをクッション材でふさぐと、髪が汗で貼り付き、首の後ろまで湿ります。
室温が高い季節や、ハイハイで動き回っている時間帯に集中して出ます。
重さと後ろへの引っぱりで動きにくい
かぶせると動きが止まる、座り込んでしまうという反応は、重さが原因です。
後頭部側にクッションが集まっている作りのものは、重心が後ろに寄ります。
まだ首と体幹が育ちきっていない時期だと、それだけで後ろに引かれる感覚になります。
どの原因かを見分ける手順
見分けるのに道具は要りません。
かぶせてから1分以内に嫌がるなら、当たりか締めつけです。
いったん外してから、あごの下と耳の上、額の生え際を見てください。
赤みや汗の筋が出ていれば、その位置が当たっています。
5分以上たってから引っぱり始めるなら蒸れです。
外したときに髪が濡れているか、首の後ろが湿っているかで確認できます。
かぶせた瞬間に動きそのものが減るなら重さが原因で、床に座ったまま動かなくなる、ハイハイの速度が落ちるという形で出ます。
なお、嫌がり方が日によって変わるなら、原因が2つ重なっています。
その場合は蒸れから手当てしてください。
蒸れをなくすと当たりの不快感も軽くなります。
原因別に転倒防止ヘルメットを直す
あごひもの位置と留め方を変える
あごひもは、あごの骨のすぐ下、首の付け根に近い位置で留めます。
指が1本入る余裕を残してください。
あごひもをきつくすると擦れ、ゆるくすると本体が前にずれて目にかかります。
あごひもが本体と完全に分離する作りのものは、着けたまま位置だけ直せます。
留め具があごの真下に来る製品は、仰向けで寝たときにのどに当たるので、横にずらして留めてください。
全面メッシュを選ぶか、使う時間を区切って蒸れを減らす
全面メッシュの製品は、クッション材の間に風が通る作りになっています。
すでに手元にあるものが布地中心なら、使う時間を区切るのが現実的な対処です。
ハイハイで動き回る30分だけ着け、座って遊ぶ時間は外します。
汗をかいたら拭いて、乾かしてからかぶせます。
洗えると表示がある製品なら、汗を含んだまま使い続けずに洗ってください。
クッションを分散させたタイプに替えるか装着時間を削る
重さが原因の場合、調整では直りません。
クッションが後頭部に集中した作りのものを、全体に薄く分散させたタイプへ替えるか、転倒しやすい場所にいる間だけ着けるという使い方に変えてください。
床にプレイマットを敷いて落下時の衝撃そのものを減らす方向なら、ヘルメットを着ける時間を短くできます。
転倒防止ヘルメットの見た目が気になるときの考え方
転倒防止ヘルメットが「かぶりものに見える」と感じる理由は、クッションの厚みが顔より大きく張り出す形にあります。後頭部に丸いクッションが付くタイプは横から見るとシルエットが大きく、写真では特にそう写ります。
この部分を変えられる要素は2つです。
1つは色で、グレーやベージュなど服になじむ色は輪郭が目立ちにくくなります。
チェックやダイナソー柄のように柄で見せる製品は、逆に着けていること自体をかわいく見せる方向の作りです。
もう1つは形で、リュック型のヘッドガードは頭ではなく背中側にクッションが付くため、頭まわりはすっきりします。
リュック型の向き不向きは転倒防止リュックは西松屋にある?赤ちゃんのデメリットもで解説しています。
来客や撮影のときだけ外すという判断もできます。外している間は転倒したときに頭を守れないため、短い時間にとどめ、大人がすぐそばで見ていてください。
やっても効果が薄い対処
よく紹介されるものの、実際には解決につながりにくい方法があります。
- ひもを思い切りゆるめる。外れやすくなり、転倒時に本体がずれて後頭部から離れます
- 保冷剤をクッションの中に入れる。冷たすぎる面が頭皮に当たり、結露でクッション材が湿ります
- 慣れるまで我慢して着け続ける。当たりや蒸れが原因の場合、時間で解決せず皮膚が赤くなります
- 大きめのサイズを買って余裕を作る。頭周に対して大きいと前後に動き、目にかかります。頭周の実寸をcm単位で測って合わせてください
かゆみや湿疹、擦れによる赤みが引かない場合は、着け方を工夫して使い続けるのではなく、使用を止めて医療機関に相談してください。
転倒防止ヘルメットを嫌がる状態が直らないときに考えること
調整も時間の短縮も試して嫌がり方が変わらないなら、その子にはまだ早い時期です。
つかまり立ちが始まっていても、体幹が育ちきっていない子は、頭に重さを足すだけで姿勢が崩れます。
いったんやめて、歩き出してから再度試す選択ができます。
やめる判断をするなら、転倒そのものを減らす側に切り替えてください。
床にクッション性のあるマットを敷く、家具の角を覆う、倒れてくる可能性のある棚を固定する、という3つです。
家具の固定方法は家具転倒防止ポールと通常タイプの違い|どっちを選ぶべき?で解説しています。
次に転倒防止ヘルメットを買うときに見る条件
買い替えるなら、今回つまずいた原因に直結する部分から見ます。蒸れたなら全面メッシュかどうか、重さが問題だったならクッションの配置が後頭部集中でないかどうか、ひもを嫌がったならあごひもが本体から分離して位置を変えられるかどうかです。
対象月齢と頭周の表示は必ず確認してください。
製品ごとに対象時期が違い、ハイハイ期向けと歩き始め向けでクッションの付く位置が変わります。
洗えるかどうかも、汗をかく時期に毎日使うなら確かめる項目です。
小児科医や保育士と共同開発したと表示する製品もありますが、その表示は衝撃吸収の程度を保証するものではなく、メーカーの説明として読んでください。
よくある質問
転倒防止ヘルメットはいつから使えますか
製品ごとに対象月齢が決まっているため、表示に従ってください。
目安として、寝返りやお座りの時期より、つかまり立ちから歩き始めの時期に向けた製品が中心です。
首がすわる前は、頭に重さを足すことで姿勢が崩れます。
いつまで着けるのが普通ですか
決まった終わりはありません。
歩行が安定して、後ろに倒れることがなくなった時点が目安です。
製品ごとに頭周のcm表示で上限が決まっているので、合わなくなった時点でも終わりになります。
そもそも転倒防止ヘルメットは必要ですか
必ず要るものではありません。
小児科医からは着用の必要性に疑問が示されており、「たまひよ」の調べでも持っている家庭は20%です。
フローリングで後頭部を打つ回数が多い、下に兄姉がいて目が離せないといった条件があるなら、床のマットや家具の固定と合わせて検討する道具です。
これを着ければけがをしない、とは言えません。
室内と屋外のどちらで使うものですか
クッション材のヘッドガードは室内での転倒を想定した作りです。自転車に乗せる場合はSGマークのある自転車用ヘルメットが別に必要で、ヘッドガードでは代用できません。
まとめ
転倒防止ヘルメットを嫌がるときは、1分以内に嫌がるなら当たり、5分以上たってからなら蒸れ、かぶせた瞬間に動きが止まるなら重さと切り分けられます。
あごひもの位置を直す、使う時間を区切る、クッション配置の違う製品に替える、という順で手当てできます。
見た目は色と形で変えられるものの、どうしても合わないなら、床のマットと家具の固定で転倒自体を減らす方向に切り替えて構いません。
ぜひ本記事の3つの切り分け手順と、効果が薄い対処のリストを参考に、お子さんの嫌がり方がどれに当たるかを確かめてください。


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