冷蔵庫の床保護マットは必要?傷防止に段ボールで代用できるか
冷蔵庫を動かしたあとの床に、四隅のキャスターがめり込んだ四角いくぼみが残っていることがあります。
重さが脚の4点に集まる家電なので、クッションフロアや複合フローリングでは沈みや黒ずみが出ます。
冷蔵庫床保護マットは、この荷重を面に散らして床と本体の間に1枚挟むための板状の敷物です。
本記事では、硬さと厚みのどちらを優先するか、段ボールで代用できるか、設置前に測る3か所、キズ防止プレートとの使い分けまで解説します。

KAGUASHI編集部
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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
冷蔵庫床保護マットで最初に見るのは、硬さとマットの厚み
選ぶときに差が出るのは、マットの硬さです。
冷蔵庫の重さは脚やキャスターの4点に集中するので、やわらかい敷物を挟むと、点のまま沈み込んで床まで荷重が届きます。
硬くて反りにくい板状のものを選ぶと、荷重が板全体に広がって1か所あたりの圧力が下がります。
クッション性の高さは、冷蔵庫では利点になりません。
次に見るのが冷蔵庫床保護マットの厚みです。
厚いほど床と本体の間に余裕ができますが、冷蔵庫は前後に数ミリ傾けて設置されていることもあり、厚い板を入れると扉の開き方や扉パッキンの当たりが変わります。
マットの厚みが増えた分だけ本体が高くなり、天板上の放熱スペースも減ります。
硬さを確保しつつ、必要以上に厚くしないのが基本です。
床材との相性も先に確かめてください。
クッションフロアは熱と荷重で変形しやすく、無垢フローリングは色の濃い敷物を長く置くと周囲と日焼け差が出ます。
敷いたまま数年動かさない前提の場所だからこそ、床材に合うものを選びます。
冷蔵庫床保護マットのタイプと、構造から来る違い
透明な硬質プラスチックのプレート
ポリカーボネートや塩化ビニルを板状にしたタイプで、プレートの厚みは2mm前後から選べます。
硬くて反りにくいため荷重が面に広がり、床の色をほとんど隠さないので、どの床材にも見た目がなじみます。
角で足を引っかけないよう、縁が薄く削られているものがあります。
ゴム・エラストマー系のマット
ゴムを数ミリの厚さに成形したタイプで、摩擦が大きく本体がずれにくい作りです。
一方で、ゴムに含まれる成分が床材の表面と反応して変色することがあるため、クッションフロアや塗装フローリングでは注意表示を確かめてください。においが残るものもあります。
キャスター下だけに置く小さなプレート
1枚ものではなく、脚やキャスターの真下に4枚置くタイプです。
全面を覆わないので床の掃除がしやすく、価格も抑えられます。
ただし荷重を受ける面積が小さいので、1点あたりの圧力は1枚ものより高くなります。
このタイプとマットの使い分けは冷蔵庫キズ防止プレートとマットの選び方で解説しています。
吸水・防振をうたう厚手タイプ
水漏れ時の吸水や、運転音の低減を目的にした厚手の製品です。
厚みがあるぶん沈み込みも大きく、設置後の水平が崩れやすくなります。
設置する床に段差や排水の心配がある場所でだけ検討してください。
どのタイプが自分の設置場所に向くか
| タイプ | 構造上の特徴 | 向いている人 | 向かない人 |
|---|---|---|---|
| 透明な硬質プレート | 反りにくく荷重を面に分散。床色を隠さない | 賃貸のフローリングやクッションフロアで、見た目を変えたくない人 | 段差を越えて冷蔵庫を出し入れしたい人 |
| ゴム・エラストマー系 | 摩擦が大きくずれにくい。床材と反応する場合がある | タイルやモルタルなど、変色の心配が少ない床の人 | クッションフロアや塗装フローリングの人 |
| キャスター下の小型プレート | 4点だけを受ける。掃除しやすい | 床の広い面を覆いたくない人、脚の位置が決まっている人 | キャスターの位置をずらして置き直すことがある人 |
| 吸水・防振の厚手タイプ | マットの厚みで水と振動を受ける。沈み込みが大きい | 設置する床に段差や排水の心配がある場所に置く人 | 扉の開き具合や本体の水平を変えたくない人 |
どのタイプでも、冷蔵庫を乗せたあとに扉が自重で閉まるか、本体がぐらつかないかを確かめてください。乗せた状態で水平が崩れていると、扉の閉まりが悪くなって庫内が冷えにくくなります。
冷蔵庫床保護マットを傷防止にダンボールで代用できるかどうか
設置のときだけ床を守る目的なら、段ボールは使えます。冷蔵庫を引いて動かす数分間、キャスターと床の間に挟んで滑らせる用途では、紙の層が間に入るので擦り傷を防ぐ働きをします。
一方で、敷いたまま使い続ける前提では代用になりません。
段ボールは波状の紙を貼り合わせた構造で、重さが4点に集中すると波が潰れて段ボールの厚みが減り、荷重分散の効果が落ちます。
さらに紙は水分を吸うので、結露やわずかな水漏れで湿ると波が崩れ、カビや床の黒ずみの原因になります。
冷蔵庫の下は掃除の手が入らず、湿りに気づくのも遅れます。
身近なもので代用する範囲については冷蔵庫マットの代用品とダンボールとの差で解説しています。
選び方で失敗しやすいパターン
やわらかさを基準に選んでしまう
沈んだ分だけ本体が傾き、扉の開閉やパッキンの密着が変わります。選ぶ基準は、手で押しても形が変わらない硬さです。
床の掃除を前提にしていない
冷蔵庫の下は、床とマットの間にほこりがたまります。マットの裏面が糊で貼り付く粘着タイプだと、剥がすときに床の表面材を持ち上げる場合があるので、賃貸では置くだけのものを選んでください。
転倒対策の代わりにしてしまう
冷蔵庫床保護マットは床を守るためのもので、地震のときに本体を押さえる働きはありません。
ベルトや突っ張り式の固定具は別に用意してください。
固定具の留め方は冷蔵庫の転倒防止ベルトの留め直しで解説しています。
設置前に測る3か所
測るのは、冷蔵庫の底面の外寸、キャスターや脚の間隔、設置スペースの奥行き・幅・高さの3か所です。
底面の外寸は、扉を含めた本体幅ではなく、床に接している部分の幅と奥行きを測ります。
マットがこの寸法より小さいと、はみ出した脚が直接床に当たります。
キャスターの間隔は、4点だけを受ける小型プレートを使う場合に必要で、前後と左右の中心間距離をメジャーで測ってください。
設置スペースは、左右の壁や家具までの余裕と、背面の放熱用の隙間を測ります。
マットが設置スペースより大きいと、縁が壁や家具に当たって収まりません。
マットのサイズが合わないときの対処は冷蔵庫マットのサイズの選び方で解説しています。
マットの厚みの上限は、3か所目の設置スペースの高さで決まります。上に吊り戸棚がある場合は、天板から戸棚までの隙間を測り、マットの厚みを足しても放熱の余裕が残るか確かめてください。
手入れと、冷蔵庫床保護マットの替えどき
硬質プレートは、冷蔵庫を動かしたときに表面を水拭きしてから乾かします。
ゴム系のものは、床と接する面に汚れが付くと摩擦で床をこするので、両面を拭いてください。
どちらも、湿ったまま戻すとマットと床の間に水分が残ります。
替えどきの目安は、床に戻したときに四隅が浮いてがたつく状態になったときです。
硬質プレートは熱と荷重で反り、ゴム系は圧縮された部分がへこんで戻らなくなります。
反ったマットは荷重が縁に集まるので、本来の分散の働きをしません。
床側も同時に確かめてください。
マットを外したときに床に四角い跡や変色が出ていれば、そのマットの素材が床材に合っていないか、湿気がこもっていたことになります。
その場合は同じタイプを買い直さず、床材に合う別のタイプへ替えます。
よくある質問
冷蔵庫床保護マットは敷かなくても大丈夫ですか
床材と本体の重さで変わります。
タイルやモルタルの床では必要性が低い一方、クッションフロアや複合フローリングでは、キャスターの4点に荷重が集まって沈みや黒ずみが出ます。
賃貸で退去時の原状回復が気になる場所では、敷いておくことをおすすめします。
すでに床がくぼんでいます。マットを敷けば戻りますか
戻りません。
クッションフロアの塩ビ層やフローリングの表面材が潰れた状態なので、上から荷重を分散しても形は復元しません。
これ以上くぼみを広げない目的でマットを使い、既存のくぼみについては管理会社に状態を伝えてください。
冷蔵庫を動かさずにマットを敷けますか
1枚ものは、本体を少し持ち上げないと入りません。
キャスター付きの機種なら、前面を少し持ち上げて手前側から差し込む方法がありますが、本体が倒れる危険があるので2人以上で作業してください。
4点だけを受ける小型プレートは、片側を浮かせて1点ずつ入れられます。
ホームセンターと通販では何が違いますか
サイズ展開の幅が違います。
店頭では数種類の規格サイズから選ぶ形になり、通販では幅と奥行きの組み合わせが細かく揃っています。
取扱いは店舗や時期で変わるので、底面の実寸を測ってから探してください。
キャスター下のプレートとマットは併用できますか
併用する意味はほとんどありません。
1枚もののマットを敷けば荷重はすでに面に広がっているので、その上にプレートを重ねると、プレートの厚みが加わって本体が高くなり、天板上の放熱スペースも減ります。
どちらか一方を選んでください。
まとめ
冷蔵庫床保護マットを選ぶときは、やわらかさではなく、手で押しても変形しない硬さを基準にしてください。
そのうえで、底面の外寸と設置スペースの余裕、天板上の放熱の隙間からマットの厚みの上限を決めます。
段ボールは移動のときに挟む用途なら使えますが、敷いたままでは潰れて湿気を抱えるので、年単位で使う前提では向きません。
マットは床を守る道具で、地震のときに冷蔵庫を押さえる働きはありません。
床の対策と転倒の対策は別に用意してください。
ぜひ本記事のタイプ別の比較表と設置前に測る3か所を参考に、自分の床材と設置スペースに合う1枚を選んでください。





