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シャワーチェアと風呂椅子はどう違う?介護で代用できるか検証

浴室で座って体を洗うための椅子は、介護の場面でも一般家庭でも使われています。ただ、「風呂椅子で代用できるのでは」「シャワーチェアとの違いがよく分からない」と迷ったまま、なんとなく選んでしまう方は多いものです。

高さや安定性が体に合っていない椅子を使い続けると、立ち上がるたびに膝と腰へ負担が集中します。

濡れた床で滑って転倒すれば、骨折など重いけがにつながることも。

本ページでは、両者の構造的な違い・種類ごとの特徴と向いている人・座面高と浴室の広さの合わせ方まで、順を追って整理します。

KAGUASHI編集部
商標登録番号:第6806912号

KAGUASHIは家具のソックスチェアやキャスターストッパーなど家具の脚を保護するカバーを販売している国内ブランドです。当サイトでは販売中の製品や使用アイデアなどをご紹介いたします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

シャワーチェア選びで最初に決める三つの点

カタログに並ぶ項目は多いものの、実際に使い勝手を左右する要素は限られます。

高さ、体を支える部分、脚まわり。

この三つを押さえれば、あとは浴室に収まるかどうかの問題です。

座面の高さと調整幅

座面高は、座ったときに足裏全体が床につき、膝がほぼ直角になる位置が基準です。

多くの製品は脚を段階的に伸縮できます。

調整の刻み幅と最低・最高の高さは製品ごとに違うため、数値を確認してください。

高さ固定の製品は軽くて安価な傾向がありますが、使う人の身長に合わなければ調整のしようがありません。

背もたれ・肘掛け・座面の形

ここは体を支える力がどれだけ残っているかで決まります。

自力で座位を保てるなら背もたれは不要な場合もある。

前かがみで洗ううちに姿勢が崩れる人には、背もたれが安心材料になります。

肘掛けは立ち上がるときの支えになりますが、横から座る動作の邪魔にもなる。

跳ね上げ式なら両立しやすい構造です。

座面は、水が抜ける穴あきタイプ、中央がU字にカットされたタイプ、樹脂を柔らかくしたクッションタイプに分かれます。

脚部と接地のしかた

脚先のゴムキャップは、平らでツルツルした床ほど密着しやすい傾向があります。

逆に、目地の深いタイルや樹脂すのこの上ではキャップが点で当たり、ガタつきが出ることがある。

浴室の床の状態は家ごとに違うので、「滑らない製品」という選び方はできません。

手すりの設置など、椅子以外の対策と組み合わせて考えてください。

背もたれ付きと折りたたみ、形で変わる使い勝手

背もたれなし(スツール型)

座面と脚だけの構造です。

軽く、置き場所を取らず、前後どちらからでも座れます。

体をひねって背中を洗う動作も邪魔されません。

ただし寄りかかる先がないぶん、長く座ると疲れます。

背もたれ付き

背中を預けられるので、座っている時間が長い人ほど楽になります。

髪を洗うときに顔を上げても後ろへ傾きにくい。

一方で背もたれの厚みだけ奥行きが増え、洗い場が狭い浴室では出し入れが面倒になります。

肘掛け付き

立ち上がるときに手で押せる場所がある、というのが最大の違いです。

座面へ腰を下ろす途中で体重を分散できる点も大きい。

固定式は横移動の妨げになるため、浴槽への移乗を考えるなら跳ね上げ式や取り外し式を検討します。

折りたたみ型・回転座面型

折りたたみ型は使わないときに平たくなり、壁際に立てかけられます。

家族で浴室を共有していて、常設できない家に向く構造。

ただし開閉の手間があり、自力で広げられるかは確認が必要です。

回転座面型は座ったまま体の向きを変えられます。

浴槽の縁をまたぐ動作を分割できるので、移乗の負担を減らす目的で選ばれます。

タイプ別に見る向いている人

タイプ構造の特徴向いている人気をつける点
背もたれなし座面と脚のみ。軽量で小さい自力で姿勢を保てる人。洗い場が狭い家長時間の入浴では疲れやすい
背もたれ付き背面のフレームで上体を支える座っている時間が長い人。後ろへ傾きやすい人奥行きが増え、収納しづらい
肘掛け付き両側に支えがある。跳ね上げ式もある立ち座りに手の支えが要る人固定式は横から座る動作を妨げる
折りたたみ型脚が畳めて薄くなる浴室を家族と共用し、常設できない家開閉に力と手間がかかる
回転座面型座面が水平に回る浴槽をまたぐ動作がつらい人本体が大きく重い傾向
高さ固定の低いタイプ一般的な風呂椅子に近い高さ足腰に不安がなく、座って洗いたいだけの人立ち上がりの補助にはなりにくい

向かない組み合わせもはっきりしています。

介助者が横について体を支える使い方なら、両側に肘掛けが固定された製品は動線をふさぎます。

洗い場が一畳に満たない浴室で回転座面型を選ぶと、椅子を置いた時点で介助者の立つ場所が消える。

逆に、体はしっかりしていて座り洗いをしたいだけの人が大型の介護向け製品を買うと、置き場所に困るだけで終わります。

購入後に後悔しがちなシャワーチェアの選び方

浴室を測らずに買う

いちばん多いのがこれです。

洗い場の幅と奥行き、そして浴室ドアの開き方を測ってから選んでください。

内開きのドアは、椅子を置いた位置によっては閉まらなくなります。

ドアの下端が椅子の脚に当たるケースもある。

浴槽の縁と壁のあいだに椅子を寄せられるかどうかも、実寸で見ておきたい点です。

耐荷重と本体重量を見ていない

耐荷重は製品ごとに設定されています。

体重に余裕を持たせるのが基本で、座るときの勢いも荷重として加わります。

本体重量も重要で、毎回動かすなら軽いほうがいい。

ただし軽い製品は安定感で不利になることがあり、ここは相反します。

誰が動かすのかを先に決めると判断しやすくなります。

相談より先に購入してしまう

入浴用の椅子は、介護保険の福祉用具として扱われる場合があります。

対象になるかどうか、手続きの順番、必要な書類は自治体や利用状況によって異なります。

購入したあとでは対象外になることもあるため、要介護認定を受けているならケアマネジャーや自治体の窓口に先に確認してください。

床材との相性を確かめていない

吸盤付きの脚は、平らな面ほど吸着しやすい構造です。

凹凸のある床や、水はけ用の溝が多い床では効きにくい。

設置してから前後左右に軽く押し、ガタつきがないかを毎回確かめる習慣のほうが、製品選びより効きます。

座面高と浴室の広さを合わせるコツ

高さ選びの目安は、膝裏から床までの長さです。

椅子に座った状態で膝裏からかかとまでを測り、その寸法に近い座面高を選びます。

数センチの差でも立ち上がりやすさは変わる。

だから、調整幅が広い製品のほうが後から合わせ込めます。

座面幅は、腰まわりの幅に左右それぞれ数センチの余裕を見ます。

肘掛け付きの場合、カタログの座面幅ではなく肘掛けの内側の寸法を見てください。

ここが狭いと、服を脱いだ状態でも窮屈に感じます。

浴室側の寸法は三か所。

洗い場の有効幅、椅子を置いたときにドアが動く範囲、そしてシャワー水栓から座った人までの距離です。

水栓が遠いと、座ったままシャワーヘッドに手が届きません。

介助者が入る前提なら、椅子の横に人ひとり分の立ち位置を確保できるかも測っておきます。

脱衣所側でシャワーチェアを一時置きする家もあります。

細い脚に体重が集中するため、やわらかい床材では跡が残ることがある。

荷重が一点にかかる場所の対策は、宅配ボックスの下に敷くマットで床のへこみを防ぐ考え方と同じで、面で受ける敷物を挟むのが基本です。

長く使うためのシャワーチェアの手入れ

使ったあとにやることは単純です。

石けんの泡をシャワーで流し、水気を切り、壁際に立てかける。

これだけで表面のぬめりは出にくくなります。

座面の穴や背もたれの隙間は泡が残りやすいので、意識して流してください。

見落とされるのが脚の中です。

伸縮式の脚は内部に水がたまりやすく、そのままにすると内側から傷みます。

定期的に逆さにして水を抜き、乾かす。

高さ調整のピンやボタンがしっかり穴に収まっているか、ネジがゆるんでいないかも、そのときに一緒に見ておきます。

洗剤は表示に従います。

塩素系のカビ取り剤は金属部やクッション材を傷めることがあるため、使用可否の記載を確認してから使ってください。

アルミやステンレスのパイプでも、水滴が残り続ければ変色や腐食は起こります。

拭くより、乾かすほうが効きます。

浴室に置いている吸水アイテムも同時に見直したいところ。

皮脂や石けんカスで目詰まりすると吸水は落ちます。

珪藻土トレーが水を吸わなくなる原因と戻し方は、浴室用の珪藻土グッズにもそのまま当てはまります。

髪や泡が流れ込む排水口まわりは、排水溝マットの素材と交換時期を押さえておくと詰まりの手当てが楽です。

浴室を出たあとの足元が濡れたままだと転倒の要因が増えるので、吸水と乾きやすさで選ぶバスマットもあわせて整えておくと動線が安定します。

買い替えの判断は、年数より状態で決めます。

座面のひび、脚の曲がり、ゴムキャップの摩耗、締め直してもガタつきが取れない。

どれかが出たら交換を考える段階です。

よくある質問

普通の風呂椅子とは何が違いますか

座面の高さと、体を支える構造の有無です。

一般的な風呂椅子は座面が低く、立ち上がるときに深く曲げた膝を伸ばす動きが必要になります。

シャワーチェアは座面が高めで、高さ調整や背もたれ、肘掛けが付いた製品が中心。

立ち座りの負担を減らす設計かどうかが分かれ目です。

浴槽の中で使えますか

洗い場用の製品を浴槽内で使うことは想定されていません。

浴槽内で座るための椅子、浴槽の縁に渡して座るボードは、それぞれ別の用具として作られています。

用途外の使い方は転倒の要因になるため、製品の対象場所を確認してください。

折りたたみ型と据え置き型はどちらが良いですか

浴室を家族で共有し、毎回片づける必要があるなら折りたたみ型です。

使う人が固定で、置いたままにできるなら据え置き型のほうが手間はありません。

折りたたみ型を選ぶ場合は、使う本人が開閉できる力があるかを先に確かめます。

介護保険は使えますか

入浴補助の用具として対象になる場合があります。

ただし、認定の有無、対象品目、手続きの順序は自治体や個人の状況で異なります。

購入前にケアマネジャーや自治体の窓口へ相談してください。

屋外やシャワールームでも使えますか

製品ごとに想定された使用環境が決まっています。

屋外での保管は紫外線で樹脂が劣化しやすく、床が平らでない場所ではガタつきます。

使用場所の表示を確認し、床が水平で滑りにくいかどうかを見てから設置してください。

まとめ

シャワーチェアは、座面高、背もたれと肘掛けの有無、脚まわりの三点で絞り込めます。

膝裏から床までの寸法を測り、それに合う調整幅を持つ製品を選ぶ。

姿勢を保てるかどうかで背もたれを、立ち上がりに支えが要るかどうかで肘掛けを判断します。

そのうえで、洗い場の実寸とドアの動きを必ず確認してください。

どれだけ体に合っていても、浴室に収まらなければ使えません。

設置後はガタつきの点検を習慣にし、手すりなど他の対策と組み合わせて考える。

椅子ひとつで入浴の安全がすべて解決するわけではない、という前提だけは持っておきたいところです。

この記事を書いた人

KAGUASHI編集部
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