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防炎マットと難燃マットは何が違う?コンロ前で使うならどちらを選ぶ

コンロ前や暖房器具のまわりに敷くマットには、「防炎」「難燃」「不燃」といった表示が並びます。しかし、「この違いが分からない」「キッチンで使うならどれを選べばいいのか」と、売り場で手が止まってしまう人は少なくありません。

表示の意味を取り違えると、火のそばで使うつもりで買ったのに期待した性能が出ないことも。

洗濯を繰り返すうちに燃えにくさが落ちていくタイプもあります。

本ページでは、防炎と難燃・不燃の違い、燃えにくさの作り方による種類の差、買ってから後悔しやすい選び方まで解説します。

KAGUASHI編集部
商標登録番号:第6806912号

KAGUASHIは家具のソックスチェアやキャスターストッパーなど家具の脚を保護するカバーを販売している国内ブランドです。当サイトでは販売中の製品や使用アイデアなどをご紹介いたします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

防炎マット選びで見るべき基準

見る軸は3つに整理できます。表示・燃えにくさの由来・敷く場所です。

どの表示が付いているか

床の敷物には「防炎物品」と「防炎製品」という別々の表示があります。

前者は消防法の対象となる建物で使うためのもので、公益財団法人日本防炎協会に登録した事業者が防炎ラベルを付けます。

後者は法の対象外の品目に協会が任意で行っている認定です。

家庭用のラグやマットは後者の扱いになっているものが多くあります。

燃えにくさがどこから来ているか

繊維そのものが燃えにくい原料でできているものと、普通の繊維に薬剤を吸わせたもの。

この差が、洗ったあとの持ちを決めます。

商品ページに「防炎加工」とだけ書かれている場合、どちらなのかは表示だけでは判断できないことがあります。

どこに敷くか

こたつやホットカーペットと組み合わせるのか、ストーブの前に置くのか、単に高層階の居室に敷くのか。

用途が変わると必要な仕様も変わります。

暖房器具と一緒に使うなら、器具側の取扱説明書に敷物の指定がないかを先に見てください。

「防炎」と「不燃」「難燃」はどう違うのか

防炎は、燃えないという意味ではありません。

火が触れても着火しにくく、燃え広がりにくく、火元を離せば燃え続けにくい。

この性質をまとめた言葉です。

焦げ跡は残ります。

穴も開きます。

一方で不燃・準不燃・難燃は、建築基準法で壁や天井の内装材を区分するときの言葉。

対象が建材であって、カーテンやカーペットのような持ち込む品物ではありません。

同じ「燃えにくさ」の話でも制度の系統が違うので、防炎マットを探すときに不燃という言葉で検索しても目的の商品には届きにくい。

もうひとつ。

防炎品を敷いたからといって、火災の危険がなくなるわけではありません。

暖房器具との距離を確保する、就寝時や外出時に電源を切る、住宅用火災警報器を機能させておく。

こうした基本の対策と組み合わせて初めて意味を持ちます。

燃えにくさの作り方で変わる、防炎マットの種類

難燃繊維を使ったタイプ

モダクリルなどの燃えにくい繊維を混ぜて織り上げたもの。

性能が繊維に由来するため、洗っても薬剤が流れ出すという構造ではありません。

洗濯の可否は商品ごとの表示に従います。

後加工タイプ

できあがった生地に防炎薬剤を処理したもの。

水溶性の薬剤が使われている場合、水洗いやクリーニングで性能が低下することがあります。

洗える表示があるか、洗ったあとの再処理が必要かを確認しておきたいところ。

防炎スプレーで自分で処理する方法

今使っているラグに、市販の防炎スプレーをかける手もあります。

ただし、これで消防法上の防炎物品になるわけではない点に注意してください。

義務がかかる建物では、ラベルによって性能を示せるものが求められます。

タイルカーペットという選び方

1枚ずつ敷き詰める形式で、防炎表示のある製品が多く流通しています。

汚れた枚だけ交換できるのが利点。

なお、ジョイントマットの厚みとサイズの選び方で扱うようなEVA樹脂のマットは、防炎の有無が商品ごとに異なります。

見た目が似ていても中身は別物です。

タイプ別に見る、防炎マットが向いている人

タイプ燃えにくさの由来注意点向いている人
難燃繊維タイプ繊維そのもの色や質感の選択肢が限られることがある洗いながら長く使いたい人
後加工タイプ薬剤処理水洗いで低下する場合がある据え置きで敷きっぱなしにする人
タイルカーペット製品により異なる1枚単位の色差が出ることがある部分的に汚れやすい部屋
防炎スプレー処理後付けの薬剤洗うたびに再処理が必要。防炎ラベルは付かない手持ちのラグを使い続けたい人

向かないケースもはっきりしています。

小さな子どもがいて週に何度も洗いたい家庭に、水洗い不可の後加工タイプは合いません。

逆に、ペットの粗相で全面を洗う機会が多い部屋にタイルカーペットを敷くと、1枚ずつはがして乾かす手間が積み上がる。

ウールは繊維のなかでは着火しにくい部類ですが、ラベルがなければ制度上の防炎品ではない点も押さえておいてください。

買ってから後悔しやすい防炎マットの選び方

いちばん多いすれ違いは、義務の有無を確認しないまま買う、あるいは買わないこと。

消防法では高さ31mを超える高層建築物や地下街、旅館・病院・福祉施設などの用途で、カーテンやじゅうたん等に防炎性能が求められます。

対象になる品目や範囲は建物の用途と規模で決まるため、賃貸なら管理会社、分譲なら管理組合に確認するのが確実です。

次に多いのが、表示の読み違い。

「防炎加工済み」という商品説明と、ラベルが縫い付けられている状態は別です。

証明が必要な場面ではラベルの有無が問われます。

安さだけで決めるのも危うい。

100均で買える床まわりのマットのように手軽な選択肢は多いものの、防炎表示があるかは商品ごとに違います。

表示がないものを義務のある建物に持ち込まない、という線引きだけは崩さないでください。

サイズと厚みは設置場所を測って決める

カーペットのサイズは「江戸間3畳」「団地間6畳」のような畳サイズ表記と、cm表記が混在しています。

同じ3畳でも地域規格で寸法が変わるため、必ずcmで確認するのが安全です。

家具の脚が乗る位置まで測っておくと失敗が減ります。

足りないと、端が丸まって引っかかる。

大きすぎると、壁際でたわんで浮きます。

どちらも人が引っかかりやすい状態なので、寸法は妥協しないほうがいい。

ダイニングまわりでサイズと厚さを同時に詰めたい場合は、透明ダイニングマットの厚さとサイズの決め方の考え方が流用できます。

厚みは、ドアの開閉と段差の両方に効きます。

開き戸の下端が擦る高さになっていないか、敷いた場所とそうでない場所の段差につまずかないか。

床の仕上げ材を変える選択肢もあり、フロアタイルを賃貸で貼って剥がす場合の注意点と比べたうえで決めても遅くはありません。

お手入れと、防炎マットの性能の持ち

日常の手入れは普通のカーペットと同じで構いません。毛足の間のほこりは掃除機を往復させて吸い、髪の毛やペットの毛は粘着ローラーと掃除機の取れ方の違いを踏まえて使い分けると効率がいい。

問題は洗うとき。

後加工タイプは、水洗いやクリーニングで薬剤が落ちて性能が下がることがあります。

洗濯表示に加えて、防炎性能に関する注意書きが別記されていないかを見てください。

記載がなければメーカーに問い合わせるのが早い。

乾燥は陰干しが基本。

直射日光は色あせを進めます。

へたりについては、家具の脚が同じ位置に乗り続けると毛足がつぶれて戻りにくくなるため、年に何度か向きを変えるか、脚の下に受け皿を挟むと差が出ます。

防炎性能そのものは、へたりとは別の話です。

よくある質問

防炎マットを敷けば、ストーブの前に置いても大丈夫ですか

そうは言えません。

防炎は着火しにくく燃え広がりにくい性質のことで、燃えないという意味ではないからです。

暖房器具には器具ごとに必要な離隔距離が定められています。

器具の取扱説明書の指示が最優先だと考えてください。

防炎ラベルは自分で貼れますか

個人が貼るものではありません。

日本防炎協会に登録した製造業者や処理業者が、性能を確認した物品に対して表示する仕組みです。

ラベルだけを入手して手持ちの品に付ける、という使い方は想定されていません。

ホットカーペットのカバーにも防炎のものはありますか

ホットカーペット対応をうたうラグの中に、防炎表示のある製品があります。

ただし、対応と防炎は別の項目です。

両方の表示を個別に確認してください。

厚すぎるものは熱がこもりやすいため、ホットカーペット側が指定する厚みの範囲も見ておきたいところ。

玄関マットや小さなマットも対象になりますか

消防法で防炎性能が求められる品目や範囲は、建物の用途・規模と敷物の種類によって決まります。

小さな敷物の扱いは一律ではありません。

義務の有無が絡む場合は、管轄の消防署や建物の管理者に確認するのが確実です。

まとめ

防炎マット選びは、建物に義務があるかを確かめることから始まります。

義務があるならラベルで示せるものを。

ないなら、燃えにくさの由来と洗い方の相性で決めれば十分です。

素材由来なら洗っても性能が残りやすく、後加工なら洗い方に条件が付く。

そのうえでサイズをcmで測れば、大きな外し方はしません。

この記事を書いた人

KAGUASHI編集部
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