戸当たりクッションの選び方は?マグネット式と粘着式の違い
ドアを勢いよく開けると、レバーハンドルの先が壁紙を少しずつへこませます。戸当たりクッションの選び方は、どこが当たっているかと、貼る面が金属か壁紙かという2点で変わります。
マグネット式はスチールのドアにしか付かない代わりに、何度でも位置を直せます。粘着式はどの面にも貼れる一方で、剥がすときに壁紙の表層が一緒に持ち上がることがあります。
戸当たりクッションの厚みは3mm前後の薄いシールから10mmを超えるドーム型まであり、厚いほどドアの開く角度は浅くなります。本記事では、貼る面ごとの選び分け、マグネット式と粘着式の違い、隙間の測り方、交換の見きわめ方を解説します。

KAGUASHI編集部
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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
戸当たりクッションの選び方は、貼る面の素材から決まる
当たっている部位と貼る面を先に確かめると、候補は2つか3つに絞られます。
室内の開き戸で壁に触れるのは、レバーハンドルの先端か、ドア本体の角のどちらかです。
ハンドルが当たっていれば壁紙に丸いへこみが残り、ドアの角が当たっていれば線状の擦れが出ます。
当たっているのはドアノブか、ドアの端か
ドアをゆっくり開けて、最初に壁へ触れた場所に鉛筆で薄く印を付けてください。
印が床から1メートル前後の高さに付けばハンドルが原因で、印の周りに線状の擦れが続いているときはドアの角が原因です。
ハンドルが原因なら壁側の1か所にクッションを貼れば収まりますが、ドアの端が面で当たる場合は帯状のものを使うか、ドア枠側に移すほうが当たりを受けられます。
磁石が付く面かどうかを先に確かめる
マグネット式を候補に入れるなら、冷蔵庫用のマグネットやクリップを、貼る予定の面に当ててみてください。
玄関ドアや集合住宅の共用廊下側のドアはスチール製なので磁石が止まりますが、室内の木製ドアや化粧シートを貼ったドアには付きません。
壁側もビニールクロスの下が石膏ボードなので、磁石は効果がありません。
マグネット式が使えるのは、金属のドア面に貼れる場合だけです。
マグネット式と粘着式の違いは、貼り直せるかどうか
マグネット式は位置を何度でも直せる
磁石で金属のドアに張り付く作りなので、糊をいっさい使いません。
位置がずれていれば指でずらすだけで直りますし、外したあとに糊の跡が残らないため、賃貸のスチールドアでも使えます。
ただし磁石と塗装の間に砂粒が挟まったまま動かすと、ドアの塗装に細かい擦り傷が出ます。
磁力は鋼板の厚さや塗装の状態で変わり、勢いよくドアを開けた衝撃で位置がずれることもあります。
粘着式は貼る面を選ぶが、どのドアにも回せる
粘着式はクッションの裏面に両面テープが付いていて、木のドアでも壁紙でも貼れます。
弱点は貼る面の状態で、ビニールクロスの凹凸や砂壁のようにざらついた面では、テープが接する面積が小さくなって端から浮きます。
貼る前にほこりと油分を拭き取り、数十秒押さえて密着させてください。
剥がすときは壁紙の表層や化粧シートが一緒に持ち上がることがあるので、ドライヤーの温風でテープの粘着を緩めてから、ゆっくり引くほうが傷みが小さくなります。
賃貸で元どおりに戻せるかは壁紙の種類と契約で変わりますから、目立たない場所で試し、気になるときは管理会社に確認してください。
シリコン・スポンジ・ゴムで変わる、戸当たりクッションの当たり心地
クッションの素材で変わるのは、潰れ方と、潰れたあとに元の高さへ戻るかどうかです。同じ直径の円形シールでも、受け止める衝撃の大きさはここで別れます。
透明シリコンとスポンジの沈み方
シリコンは押すと沈んで離すと戻る弾力があり、透明なものは壁紙の色を選びません。
表面に皮脂やほこりが付くと黒ずみますが、中性洗剤を含ませた布で拭けば落ちます。
ウレタンやEVAのスポンジは軽い力で潰れるため当たる音は和らぎますが、同じ場所を毎日潰し続けると沈んだまま戻らなくなります。
水がかかる場所や屋外に近い場所では、ウレタンのスポンジが加水分解で崩れてぼろぼろになります。
ゴムとフェルトを使うときの注意
ゴムは繰り返しの衝撃に強い反面、含まれる可塑剤が壁紙やフローリングに移って黒ずみや変色が出ることがあります。
白い壁紙や明るい床に長く密着させるなら、ときどき外して下の色を見てください。
フェルトはクッションの厚みが薄く、硬い当たり音を和らげるぶんには向きますが、ハンドルが壁紙をへこませる力までは受け止められません。
擦れて毛羽立つので、ドアが滑りながら当たる場所にも向きません。
タイプ別|戸当たりクッションが向いている場所と向かない場所
止め方が違えば、使える面も貼り直しの手間も変わります。
| タイプ | 止め方 | 向いている場所 | 向かない場所 |
|---|---|---|---|
| 粘着式のドーム型(円形シール) | クッションの裏面の両面テープ | ハンドルが1点で当たる壁、ドア枠 | 凹凸の大きいクロス、砂壁 |
| 粘着式の帯状テープ | クッションの裏面の両面テープ | ドアの端や枠が面で当たる場所 | クッションの厚みを足せない狭い隙間 |
| マグネット式 | 磁石 | 玄関や共用廊下側のスチールドア | 木製ドア、石膏ボードの壁 |
| ドア枠の溝に差し込む戸当たりゴム | 溝への押し込み | もとから戸当たりゴムが入っている枠の交換 | 溝のないドア枠 |
どのタイプも向かないのが、風であおられて閉まるドアを止めたい場合です。
戸当たりクッションは当たる衝撃と音を受ける部品で、ドアを開いた状態で保つ働きはありません。
開けたままにしたいなら、床に置くタイプのドアストッパーを別に用意してください。
ドアと壁の隙間を測ってからクッションの厚みを決める
必要なクッションの厚みは、ドアをどの角度で止めたいかから逆算します。
ドアを通り道として使いたい角度まで開いて手で押さえ、そのときのハンドル先端と壁との距離をメジャーで測ってください。
その値が、貼るクッションに要る高さです。
スポンジは押されて数ミリ沈むので表示より実効が薄くなり、シリコンやゴムは沈み代が小さいぶん表示に近い高さで止まります。
測るときに一緒に見ておきたいのが、印の位置と壁の下地の関係です。
スイッチプレートの縁のように段差がある場所では、円形シールを貼っても片側が浮きます。
印がそこに重なるなら、ドア枠側や、ドア本体の当たる面に貼る方向へ切り替えてください。
買ってから気づきやすい、戸当たりクッションの選び方の落とし穴
音を抑えたいのか、壁のへこみを止めたいのか
音を小さくしたいだけなのか、壁紙のへこみを止めたいのかで、選ぶクッションの素材は変わります。バタンという硬い音だけを和らげるなら薄いフェルトやスポンジでも違いが出ますが、ハンドルが壁紙をへこませているなら、潰れきらない弾力のあるシリコンやゴムで受けてください。
厚みを足しすぎてドアが全開しなくなる
10mmを超えるドーム型を壁に貼ると、ドアの開く角度がその分だけ浅くなります。
廊下の幅が狭い場所や、冷蔵庫や洗濯機を通す動線にあるドアでは、開口が数センチ狭まるだけで搬入に支障が出ます。
衝撃を受けたいからといって厚いものを選ぶのではなく、残したい隙間に合わせて高さを決め、それでも音が気になるなら素材を替えるほうが収まります。
交換の目安は、沈んだまま戻らなくなったとき
戸当たりクッションの寿命は、ドアを開け閉めする回数で変わるので、年数ではなく状態で見てください。
指で押して離したときに元の高さへ戻らなくなっていれば、衝撃を受け止める役目は終わっています。
両面テープの粘着力が落ちて端が浮いてきたときも貼り替えどきで、浮いた隙間にほこりが入るとテープの糊がさらに汚れて密着しなくなります。
手入れは、固く絞った布で表面を拭いて乾かすだけで足ります。
シリコンは拭けば黒ずみが落ちますが、スポンジは水を含むと乾きにくいので、軽く押さえるように拭いてください。
マグネット式は、磁石の面とドアの鋼板に付いた砂粒を拭き取っておくと、動かしたときの擦り傷を減らせます。
よくある質問
賃貸の壁紙に粘着式を貼っても平気ですか
剥がしたあとの壁紙にテープの跡が残るかどうかは、壁紙の種類と貼っていた期間で変わります。玄関ドアのような金属面に貼れるなら、糊を使わないマグネット式も選べます。
木製の室内ドアにマグネット式は使えますか
使えません。
磁石が付く鉄の面がないためです。
室内ドアで対策するなら、粘着式のクッションを壁かドア枠に貼るか、ドア枠の溝に入っている戸当たりゴムを交換する方法になります。
壁とドアノブのどちらに貼ればいいですか
毎回ほぼ同じ位置で当たるなら、壁側に1枚貼れば足ります。
開ける勢いで当たる位置が前後する場合や、壁紙にいっさい貼りたくない場合は、ドアノブに被せるカバー型のクッションのほうが合います。
ノブ側に付けると、壁のどこに当たっても同じ部分が受け止めます。
引き戸にも戸当たりクッションは使えますか
戸先や戸尻が枠に当たる音には、薄いフェルトやシリコンのシールが使えます。
ただし厚いものを貼ると戸が閉まりきらず隙間が残るため、1〜2mm程度にとどめてください。
レールや戸車に触れない位置を選ぶことも確かめておきたい点です。
まとめ
まず当たっている場所に印を付け、その面に磁石が付くかを確かめ、最後に残したい隙間からクッションの厚みを決めてください。この順番で見ると、候補は数種類に絞られます。
マグネット式は金属のドアに限られますが、位置を直せて糊の跡も残りません。
粘着式はどこにでも貼れる代わりに、貼る面を拭いてから押さえ、剥がすときは温めてゆっくり引く手順を守る前提になります。
ぜひ本記事のタイプ別の比較表と隙間の測り方を参考に、自宅のドアが当たっている場所に合うものを選んでください。




