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ドアクローザーの種類はどれ?家のドアに合う1台を見分ける

玄関や室内の扉をゆっくり閉めてくれるドアクローザーは、住宅でも店舗でも当たり前のように付いている部品です。ところが交換しようと調べ始めると、「標準型とパラレル型の違いが分からない」「うちの扉に合うサイズはどれなのか」と手が止まってしまう人は少なくありません。

合わない型を選べば、そもそもネジ穴が合わず取り付けられないこともあります。

無理に使えば扉がバタンと勢いよく閉まり、指を挟む事故や枠の傷みの原因に。

本ページでは、ドアクローザーの3種類・扉の条件による向き不向き・サイズ番号の読み方まで、順を追って解説します。

KAGUASHI編集部
商標登録番号:第6806912号

KAGUASHIは家具のソックスチェアやキャスターストッパーなど家具の脚を保護するカバーを販売している国内ブランドです。当サイトでは販売中の製品や使用アイデアなどをご紹介いたします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

ドアクローザーは3つの軸で絞り込む

ドアクローザーは、油圧のダンパーとバネで扉をゆっくり閉める装置です。

見た目が似ていても互換性はありません。

絞り込みに効く軸は次の3つだけで、色や形は最後で構いません。

取付形式(本体がどちら側に付くか)

本体を扉の面に付けるのか、上枠にブラケットを噛ませてアームを平行に畳むのか。

ここが違うと、そもそもビスを打つ場所が変わります。

既存品と同じ形式を選ぶのが基本です。

扉と枠のどちら側に本体が乗っているか、写真を撮ってから探すと間違えません。

サイズ(適用する扉の質量と幅)

製品には適用範囲があり、扉の質量と扉幅の両方で決まります。

番号で表記されることが多い部分です。

範囲を外れると、閉まりきらない、または速すぎて危ないという症状になります。

機能(ストップ・バックチェック・遅延閉鎖)

途中で開いたまま保持したいのか、風で煽られるのを抑えたいのか。

必要な機能は設置場所で変わります。

多機能なほど良いわけではない。

扉の用途によっては、付けてはいけない機能もあります。

種類は取り付け方で3つに分かれる

スタンダード型(標準型)

本体を扉に取り付け、アームを枠側へ伸ばす形式です。

扉が手前に開く側、つまり引き側に本体が出ます。

構造がシンプルで、古い扉に付いていることが多いタイプ。

アームが室内側へ張り出すため、狭い場所では人や荷物が当たりやすくなります。

パラレル型

上枠にブラケットを取り付け、アームを扉と平行になるように折り返す形式です。

扉が押されて開く側、つまり押し側に本体が来ます。

閉じているときアームが扉に沿って収まるので、見た目がすっきりする。

玄関ドアで多く見かける形です。

ブラケットの形状(コーナー型・段付き型など)が枠の寸法と合っている必要があります。

コンシールド型(隠蔽型)

本体を扉の内部や枠の中に埋め込み、外から見えないようにした形式です。

意匠を優先する建具で使われます。

交換には建具側の加工寸法が関わるため、同型式の後継品を探すか、施工業者に相談する前提で考えたほうが確実です。

床に埋まっているものは別物

店舗のガラス扉などで、床側に金物が埋まっているものはフロアヒンジと呼ばれる別の装置です。

上部のドアクローザーとは互換しません。

交換を検討する場合は、そもそも部材のカテゴリが違うと考えてください。

扉の条件で変わる向き不向き

設置場所と扉の使われ方から逆算すると、選ぶべき仕様は絞れます。

タイプ・機能構造上の特徴向いている場面
スタンダード型本体が扉の引き側に付き、アームが室内へ張り出す既存が同形式の扉。廊下側に余裕がある室内ドア
パラレル型上枠のブラケットにアームを平行に収める玄関ドアなど、押し側に本体を置きたい扉
ストップ機能付き指定角度で扉を保持できる荷物の出し入れが多い勝手口。換気で開けておきたい室内ドア
ストップ機能なし常に閉じる方向へ動く常時閉鎖が求められる扉。開けっぱなしを避けたい場所
バックチェック付き開く方向の動きに抵抗を与える風の通り道にある扉。壁に当たりやすい配置
遅延閉鎖(ディレイ)付き閉じ始めをゆっくりにできる台車やベビーカーで通る扉。手が塞がりやすい出入口
汎用・調整式ブラケット複数の取付寸法に合わせやすい既存品の型番が分からず、ビス穴を活かしたい場合

向かないケースもはっきりしています。

ストップ機能付きは、常に閉まっていることを前提とした扉には向きません。

バックチェックは強風そのものを止める機能ではないため、風の強い立地では戸当たりやドアストッパーとの併用が前提になります。

小さな子どもがいる家では、扉の速度調整だけで安全を確保しようとしないこと。

扉に近づけない仕切りを併用するほうが現実的です。

設置場所の考え方はベビーサークルとベビーゲートの選び分けの記事も参考になります。

ストップ機能とバックチェックは必要か

この2つは、あると便利そうに見えて判断が分かれる部分です。

ストップ機能は、扉をある角度で保持するものです。

買い物袋を持って何度も往復する勝手口では効きます。

一方で、防火戸に該当する扉は常時閉鎖が求められることがあり、ストップ機能付きを取り付けてよいかは建物の条件で変わる。

共用廊下に面した扉や、防火設備の表示があるものは、管理者や専門業者に確認してから決めてください。

バックチェックは、扉が急激に開く動きに油圧で抵抗をかける機能です。

壁や隣の家具に扉が叩きつけられるのを和らげる目的で使われます。

ただし止める機能ではありません。

風の強い日に手を離せば、扉は開き切ります。

扉が当たる先の床や壁を守りたいなら、当たる側にクッション材を置く発想も要ります。

家具の脚が床を削る問題と考え方は同じで、床への当たりを受け止める素材の選び方が参考になります。

遅延閉鎖は、開いた状態からの閉まり始めを遅らせる機能です。

両手が塞がっている状態で通り抜ける扉に向きます。

ペットが扉を押して出てしまう家では、閉まりが遅いぶん抜けやすくなる点に注意。

動線そのものを仕切る対策はペットフェンスが乗り越えられるときの対処にまとめています。

サイズ番号で読むドアクローザーの適用寸法

ドアクローザーのサイズは、番号で示されることが一般的です。

ただし番号と適用範囲の対応はメーカーや機種で異なります。

同じ「3号」でも中身が同一とは限らない。

カタログや取扱説明書に載っている、適用扉質量と適用扉幅の数値のほうを見てください。

確認するのは2点です。

扉の実際の質量が範囲に入っているか。

扉幅が範囲に入っているか。

どちらか片方でも外れると不具合が出ます。

能力が足りないと、扉が最後まで閉まらずラッチが掛からない症状になりやすい。

反対に能力が過大だと、閉まる勢いが強くなり、速度調整で抑えきれないことがあります。

防音や気密のパッキンが付いた重い扉、下枠がなく引きずりのある扉では、実測より抵抗が大きくなる点も頭に入れておいてください。

質量が分からない扉も多いはずです。

その場合は既存品の型番を撮影し、同等品や後継品を探すのが遠回りに見えて確実。

型番はアーム付近か本体側面のラベルに記載されていることが多い部分です。

つまずきやすいのは寸法と扉形状の見落とし

取付形式を確認せずに買う

いちばん多いのがこれです。

パラレル型が付いていた扉にスタンダード型を買うと、ビス位置も納まりも合いません。

写真を撮る前に外してしまうと、元の状態が分からなくなります。

外す前に、閉じた状態と開いた状態の両方を撮っておく。

ビス穴と下地を見ていない

新しい本体の取付穴が既存の穴と揃うとは限りません。

穴が近すぎると、下地が痩せてビスが効かなくなります。

金属扉なのか、木製扉に補強板が入っているのかでも扱いが変わる。

汎用タイプの調整式ブラケットは、この穴合わせを吸収しやすい構造です。

開き勝手を取り違える

扉の吊元が右か左か、押して開くか引いて開くか。

ここを取り違えると、機能そのものは正しくても設置できません。

カタログの図と自分の扉を、実際に立った位置から見比べてください。

共用部の扉を自己判断で交換する

マンションの玄関ドアは、管理規約上で共用部分として扱われることが多い部分です。

交換の可否や指定品の有無は管理組合に確認してから動くほうが安全。

賃貸でも同様に、原状回復の対象になるかを先に確認してください。

日々のお手入れとドアクローザー交換のサイン

日常の手入れは難しくありません。

本体とアームのほこりを乾いた布で拭き、ビスの緩みを年に一度ほど確認する。

それだけで動きが安定することがあります。

潤滑スプレーを本体内部に吹き込むのは避けてください。

内部は密閉された油圧機構で、外から注油する設計ではありません。

速度調整のやり方

本体には速度調整弁があり、扉が閉じる区間ごとに速さを変えられます。

全開から途中までが第1速度、そこからラッチが掛かるまでが第2速度という区分が一般的です。

調整は少しずつ。

目安として4分の1回転ずつ回し、扉を開閉して確かめます。

緩めすぎるのは危険です。

弁が抜けると内部の油が漏れ、その時点で修理はできません。

冬は油の粘度が上がって閉まりが遅くなり、夏は速くなる傾向があります。

季節の変わり目に感じる違和感は、故障ではなく温度によるものかもしれません。

交換を考える症状

本体やアームの周りに油が滲んでいる場合、調整では戻りません。

速度調整弁を回しても変化がない、最後だけ勢いよく閉まる、開けても戻ってこない。

これらは内部の劣化が進んだサインです。

寿命は開閉回数で大きく変わるため、年数で一律に言えるものではありません。

判断は症状で行ってください。

扉まわりの安全は、クローザー単体では完結しません。

地震で家具が倒れて避難経路を塞げば、扉が正常でも意味がなくなる。

家具側の固定については耐震マットの貼り方を見直す方法を合わせて確認しておくと安心です。

よくある質問

自分で交換できますか

既存と同じ形式で、ビス穴が揃う製品であれば作業自体は複雑ではありません。

ただし扉が重い場合、本体を支えながらの高所作業になります。

2人での作業が前提です。

防火設備に該当する扉、共用部の扉、コンシールド型は専門業者に依頼してください。

バタンと閉まるのは調整で直りますか

速度調整弁が効く状態なら直る可能性があります。

弁を回しても変わらない、油の滲みがあるという場合は、内部の油圧が保てていません。

この状態は調整では戻らず、本体交換になります。

風で扉が壁に当たります。バックチェック付きにすれば防げますか

開く勢いを和らげる働きはありますが、扉を止める機能ではありません。

強い風の下では開き切ります。

戸当たりやドアストッパーと組み合わせて考えてください。

壁側にクッション材を貼る対策も併用できます。

子どもが指を挟まないようにしたいのですが

閉まる速度を遅くすれば余裕は生まれますが、挟まなくなるわけではありません。

ヒンジ側の隙間をふさぐ指はさみ防止材や、扉に近づけない仕切りとの併用が現実的です。

転びやすい時期の対策は後追い期の後頭部を守るクッションの記事も参考になります。

型番が読めないときはどうすればいいですか

本体側面やアーム付近のラベルが薄れていることはよくあります。

その場合は、取付形式・アームの向き・ブラケットの形・扉の寸法と質量を控えて、販売店やメーカーの相談窓口に照会するのが確実です。

写真があると話が早く進みます。

まとめ

ドアクローザーの種類は、まず取付形式で大きく分かれます。

扉の面に本体が乗るスタンダード型、上枠のブラケットにアームを平行に収めるパラレル型、建具に埋め込むコンシールド型。

ここを既存と揃えるところから始めてください。

次に、扉の質量と幅が適用範囲に入るサイズを選ぶ。

番号だけで判断せず、数値の範囲を見ます。

ストップ機能やバックチェックは、その後に使い方から足し引きするもの。

常時閉鎖が求められる扉では、そもそも選べない機能もあります。

油の滲みが出ていたら、調整では戻りません。

迷ったら、外す前に写真を撮る。

それが型番探しでも業者への相談でも、いちばん役に立ちます。

この記事を書いた人

KAGUASHI編集部
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