ジョイントマットとコルクマット、防音で選ぶならどっち?
子どもの足音や椅子を引く音を抑えたくて、床にマットを敷こうと考える人は多いはずです。
ところが売り場に行くと、ジョイントマットとコルクマットが隣に並んでいて、「見た目は同じなのに何が違うの?」「防音ならどっちを選べばいいの?」と手が止まってしまう。
ここで適当に選ぶと、階下への音が思ったほど減らなかったり、湿気でコルクが縮んで隙間ができたりと、敷き直す手間が生まれます。
枚数を間違えて買い足しになるのもよくある話。
本ページでは、両者の違い・タイプ別に向いている人・失敗しやすいパターンまで、順を追って解説します。

KAGUASHI編集部
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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
ジョイントマットとコルクマットの違いは表面材にある
EVA樹脂は、エチレンと酢酸ビニルの共重合樹脂です。
柔らかく、水を弾き、成形しやすい。
ジョイントマットの本体部分にはほぼこの素材が使われています。
表面がEVAのままなら、こぼした飲み物は染み込まずに表面に残ります。
拭けば終わり。
コルクマットは、その表面にコルクの薄いシートを貼っています。
コルクは樹皮を原料とした天然素材で、無数の細胞に空気を含んだ構造。
踏んだときのざらつきと、樹脂とは違う質感が出ます。
結果として何が変わるか
まず見た目。
EVAの単色マットは「敷いている感じ」が強く出ます。
コルクは木目に近い色味なので、フローリングの上でも浮きにくい。
それが選ばれる一番の理由です。
次に表面の摩擦。
コルクの面はEVAのつるりとした面より、靴下で歩いたときに滑りにくい傾向があります。
ただし床材やマットのズレ方によって結果は変わるので、滑らないと言い切れるものではありません。
そして水分。
コルクは水を含みます。
飲み物をこぼしてそのまま放置すれば、シミが残ったり、下地との接着部分に水が回ることがある。
EVA面ならこの心配は小さい。
逆にEVA面は水がとどまるので、滑るという別の問題が出ます。
2層構造か単体か、コルクマットの種類を分けて考える
コルク+EVAの2層タイプ
もっとも流通しているタイプです。
厚みは薄手で8〜10mm前後、厚手だと20mm前後の製品があります。
パズル状の凸凹で連結し、サイズは30cm角前後の小判と、60cm角前後の大判に分かれます。
クッション性はEVA層の厚みで決まるので、コルクの見た目が欲しい人はこれを選ぶことになります。
コルク単体のシート
コルクだけを圧縮して板状・シート状にしたものです。
連結の凸凹はなく、必要な大きさに切って使う想定。
厚みが薄い製品が多く、クッション性より「表面の質感」「机や棚の下の当たり止め」に向きます。
100円ショップの売り場にも並びます。
厚さごとの使い分けはコルクシートの厚さ別の使い道で整理しています。
裏面の形状も見る
2層タイプでも、裏面がフラットなものと、細かい溝や凸凹が入ったものがあります。
溝があるタイプは床との間に空気の通り道ができ、湿気がこもりにくい設計。
フラットなタイプは密着してズレにくい代わりに、下に湿気が残りやすい。
どちらが良いかは部屋の湿気しだいです。
厚みと大きさで変わるジョイントマットの使い勝手
厚みは、床の硬さと段差のどちらを取るかの選択になります。
薄手(8〜10mm前後)は段差が小さく、ドアの開閉やロボット掃除機の乗り越えで引っかかりにくい。
反面、フローリングの硬さはそれなりに伝わります。
厚手(20mm前後)はクッション性が上がり、子どもが転んだときの緩衝や、階下への音の伝わりを抑える方向に働きます。
ただし段差ができる。
ドアの下端に当たることもあります。
大きさは作業量と見た目の差です。
60cm角の大判は少ない枚数で敷き終わり、連結部の線が目立ちません。
30cm角の小判は、細かい形の部屋や柱の出っ張りに合わせやすい。
凸凹の数が多い分、隙間の発生箇所も増えます。
マットに隙間ができる原因と埋め直しの手順も先に押さえておくと安心です。
厚手のコルクマットは、空気を含む層が2つ重なる形になります。この構造が冬の底冷えに効く理屈は断熱の仕組みと使い方の記事にまとめました。
タイプ別に向いている人と向かない人
| タイプ | 構造と特徴 | 向いている人 | 向かない人 |
|---|---|---|---|
| EVA単層・薄手 | 表面も本体もEVA。段差が小さく水を弾く | 掃除の手間を最小にしたい/ドアの下に余裕がない | 床の硬さを和らげたい人 |
| EVA単層・厚手 | 20mm前後。クッション性が高い | 小さな子どもがいる/階下への音を気にする | 段差やつまずきを避けたい人 |
| コルク+EVA・薄手 | 木目調の表面。段差が小さい | 敷いている感じを出したくない/来客のある部屋 | 飲み物をこぼす機会が多い場所に使う人 |
| コルク+EVA・厚手 | コルクの質感とクッション性を両立 | リビング全面に敷きたい/冬の床冷えが気になる | 敷いたまま放置しがちな人 |
| コルク単体シート | 連結なし。切って使う | 家具の下・棚板・部分的な当たり止め | 広い面積のクッション材として使いたい人 |
表の「向かない人」は、性能が劣るという話ではありません。
使い方と噛み合わないという意味です。
厚手を選んだのにドアが閉まらない、コルクを選んだのに毎日水が飛ぶ場所だった。
こういうズレが後悔の中身になります。
ジョイントマット選びで失敗しやすいパターン
枚数だけ見て買う
「6畳用」と書かれていても、部屋の形が長方形でなければ余ります。
柱型や収納の出っ張りがあると、カットが必要な枚数も増える。
実寸を測ってから枚数を決めてください。
厚みを段差の視点で確認していない
20mm前後の製品は、それだけの段差が生まれます。
玄関からの続き、ドアの下端、家具の脚の位置。
敷く前に3か所は確認したい。
床材との相性を試さずに全面へ敷く
無垢材やクッションフロア、ワックスを塗った床では、マットを長期間敷いたままにすると変色や表面の変化が起きることがあります。
まず目立たない一角に数枚だけ敷き、しばらく様子を見るのが安全です。
賃貸で使う場合の考え方は原状回復と床保護の関係で詳しく扱っています。
ズレる前提で考えていない
連結しても、床とマットの間で全体が動きます。
とくに大判・薄手の組み合わせは動きやすい。
ズレたときの対処と固定アイテムを先に知っておくと、敷き直しの回数が減ります。
何枚買えばいいのか、部屋の寸法から逆算する
まず部屋の内寸を測ります。
壁から壁まで、cm単位で。
次にマット1枚の「有効サイズ」を確認してください。
ここが落とし穴です。
パズル状の凸凹は、連結すると重なります。
そのため「30cm角」と表記された製品を並べても、2枚で60cmにはならない場合がある。
製品ページに「連結時の1枚あたり有効寸法」が書かれていれば、その数字で割ってください。
書かれていなければ、余裕を持って多めに買うほうが早い。
縁の処理も決めておきます。
多くの製品には、外周の凸凹を隠すサイドパーツが付属または別売で用意されています。
これを付けると見た目が整い、つまずきも減る。
ただし外周1周分の長さが必要なので、枚数計算とは別に数える必要があります。
合わないまま敷くとどうなるか。
壁際に数cmの隙間が残り、そこにほこりと髪が溜まります。
掃除機のノズルが入らない幅だと、結局マットを外すことになる。
壁際は隙間を作らないか、逆に潔く広く空けるか、どちらかに寄せたほうが管理しやすいです。
お手入れと寿命、コルクマットは乾かし方で差が出る
日常はどちらも同じで、掃除機かフロアワイパーで表面のほこりを取ります。連結部の溝に細かいごみが入るので、ノズルは溝に沿って動かすほうが取れます。
水分の扱いが分かれ目
EVA面は、濡れた雑巾で拭いて乾いた布で水気を取れば終わり。
コルク面は水を吸うので、拭いたあとの乾燥まで含めて考えます。
びしょ濡れにしない、こぼしたらすぐ取る、これだけで持ちが変わります。
そして床との間。
マットの下は空気が動かず、湿気が抜けにくい場所です。
季節の変わり目に数枚めくって床面を乾かす習慣があると、下地側のトラブルを抑えやすくなります。
湿気対策の具体的な手順は湿気とお手入れの記事を参照してください。
へたりと交換
EVAは長く圧力がかかると戻りが悪くなります。
ソファやテレビ台の脚が当たる場所は、へこんだまま復元しないことがある。
家具の下には硬い板やフェルトを挟むか、その部分だけ交換できるよう同じ製品を数枚多めに確保しておくと楽です。
パズル状の利点は、傷んだ1枚だけ差し替えられること。
全面を買い替える必要はありません。
よくある質問
コルクマットのほうが防音性は高いのですか
表面材の違いではなく、下のEVA層の厚みで決まる部分が大きいです。
同じ厚みなら大きな差は出にくい。
集合住宅で階下への音を抑えたいなら、コルクかEVAかより厚手を選ぶことを優先してください。
ただし、マットだけで音の問題が解決するとは限りません。
床暖房の上で使えますか
製品の表示を確認してください。
EVA樹脂は熱で変形する可能性があり、床暖房非対応と明記された製品もあります。
対応品でも設定温度の上限が示されている場合があるので、パッケージや商品ページの記載に従うのが確実です。
100円ショップのものでも足りますか
用途によります。
部分的に敷く、机の下だけ、といった使い方なら選択肢に入ります。
厚みとサイズの選び方はダイソーのジョイントマットの記事で整理しました。
取扱いは店舗や時期で変わるので、まとまった枚数が必要なときは早めに数を確認しておくほうが安全です。
ジョイントマットとタイルカーペットではどちらがいいですか
クッション性が必要ならジョイントマット、布の質感と薄さが欲しいならタイルカーペットです。後者は裏面の加工でズレやすさが変わるので、裏面の作りで見分ける方法を確認してから選んでください。
ロボット掃除機は乗り越えられますか
機種の乗り越え能力と、マットの厚み・縁の形状の組み合わせで変わります。
サイドパーツを付けて傾斜を作れば乗りやすくなる傾向はありますが、厚手だと止まることもある。
ロボット掃除機を使う部屋なら、薄手を選んで縁を必ず付けるのが無難です。
まとめ
ジョイントマットとコルクマットの違いは、表面がEVA樹脂かコルクか、それだけです。コルクマットの多くはEVAの台にコルクを貼った2層構造で、クッション性は下の層の厚みで決まります。
だから選ぶ順番はこうなります。
まず厚み。
段差を許せるかどうかで薄手か厚手を決める。
次にサイズと枚数を実寸から出す。
最後に表面材を見た目と掃除の手間で選ぶ。
この順で考えると、迷う場面がほとんどなくなります。

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