お風呂マットのカビ取り|滑り止めマットの黒カビを落とす手順
お風呂マットの裏面を持ち上げると、吸盤の内側や溝に黒い点が広がっています。
表面をこすっても落ちないのは、黒カビが樹脂やゴムの表層に入り込んでいるためです。
落とし方は、黒い汚れが皮脂とぬめりの層なのか、マットの素材に根を張った黒カビなのか、すでに染み込んだ変色なのかで変わります。
本記事では、浴室用マットの黒カビを落とす手順、塩素系漂白剤を使うときのマットの素材ごとの注意、落ちない黒ずみの見きわめ方を解説します。

KAGUASHI編集部
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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
お風呂マットの黒カビは、3つの汚れが重なってできている
浴室で黒く見える汚れは、ひとつのものではありません。
マットの表面に残った石けんカスと皮脂の膜、その膜を栄養にして育った黒カビ、そして黒カビがマットの素材の内部まで入り込んで残った変色の3つが層になっています。
洗剤をかけてもすぐ落ちないのは、いちばん上の膜が黒カビの菌糸を覆って、薬剤が届かない状態になっているからです。
黒カビが増える条件は、水分と栄養分と温度です。
入浴後の浴室は湿度が高く、床に置いたままのマットの裏側は水が抜けません。
吸盤タイプは吸盤の内側に水が溜まり、すのこタイプは桟の接合部に水が残ります。
表面がきれいに見えても、裏返すとマットの裏面だけ黒い状態になるのはこのためです。
風呂マットのカビ取りで最初に確かめること
カビ取りに入る前に、マットの表示タグか説明書でマットの素材名を確かめてください。
塩素系漂白剤が使えるかどうかは、マットの素材で変わります。
ポリプロピレンやEVAは比較的影響が出にくい一方、天然ゴム・ウレタン・珪藻土(けいそうど)は塩素系で変色したり、表面が劣化したりします。
表示が消えて読めないなら、目立たない角で5分だけ試してから全体に進めてください。
自分で切り分ける|こすって落ちるか、5分で判断する
原因の切り分けは浴室で数分でできます。
マットを水で濡らし、中性の浴室用洗剤をスポンジに取って黒い部分を20回ほどこすってください。
この操作で黒が薄くなるか、まったく変わらないかで、次にやることが変わります。
| こすったあとの状態 | 汚れの正体 | 次にやること |
|---|---|---|
| 黒がほぼ消える、または灰色まで薄くなる | 石けんカスと皮脂の膜、軽いぬめり | 中性洗剤での洗浄と乾燥だけで足ります |
| 縁がぼやけた黒い点が残る | 表層に根を張った黒カビ | 塩素系漂白剤での漬け置きに進みます |
| 漂白剤を使っても形が変わらない | マットの素材に染み込んだ変色 | 落ちません。買い替えを検討してください |
見分けの目印は、黒い部分の輪郭です。
点の縁がぼやけて周囲ににじんでいるものは黒カビで、まだ漂白剤が届きます。
反対に、輪郭がはっきりした黒い線や斑点が吸盤の縁や溝の形に沿って残っているなら、素材の内部に色が入った状態で、表面を漂白しても形は変わりません。
お風呂マットのカビ取り手順|膜を落としてから漂白する
石けんカスの膜を先に落とす
漂白剤を最初にかけても、表面の膜に弾かれて黒カビまで届きません。
シャワーの湯でマット全体を流し、浴室用の中性洗剤とスポンジで表面とマットの裏面をこすってください。
すのこタイプは桟のすき間、吸盤タイプは吸盤ひとつずつの内側に古歯ブラシを入れます。
ここで出るぬめりを落としきると、次の漂白剤の効きが変わります。
塩素系漂白剤で漬け置きする
浴槽か大きめのバケツに水を張り、塩素系漂白剤を製品表示の希釈倍率どおりに薄めてから、マットを沈めます。
漬け置きの時間は表示の上限を超えないでください。
長く漬ければよく落ちるわけではなく、樹脂が白く粉を吹いたり、ゴムが硬くなったりします。
マットが浮くときは、水を入れた洗面器などを重しにしてください。
浴室の壁用カビ取り剤をスプレーして使う方法もあります。
黒カビの点が数か所だけならこちらが手軽ですが、薬剤が垂れて乾いた部分にムラが残ります。
マット全体が黒ずんでいるなら漬け置きのほうがムラが出ません。
作業中は換気扇を回し、窓があれば開けてください。
塩素系と酸性の洗剤を一緒に使うと有毒なガスが出るので、浴室に別の洗剤が残っていないか先に流しておきます。
すすぎと乾燥で仕上げる
漬け置きが終わったら、シャワーで両面を1分以上流します。
塩素が残ると、次に素足で踏んだときに皮膚への刺激になります。
すすいだあとは浴室の外に出し、タオルで水を拭いてから立てかけて乾かしてください。
浴室の中で立てかけるだけでは湿度が下がらず、乾ききる前に黒カビが戻ります。
肌に赤みやかゆみが出た場合は、使用をやめて医療機関に相談してください。
漂白しても黒いままなら、落ちる汚れは残っていない
表示どおりの濃度と時間で漬け置きしても黒い形が変わらないとき、その黒はマットの素材に染み込んだ変色です。もう一度漬けても、濃度を上げても、色は戻りません。
黒カビが取れないマットは、見た目以外のところも変わっています。
吸盤タイプは吸盤の縁が硬くなって床に密着しなくなり、踏んだときにずれます。
ゴムタイプは表面の凹凸がつぶれ、水膜が切れにくくなります。
マットの滑り止めとしての働きが落ちているなら、カビ取りを繰り返すより替えたほうが安全面で意味があります。
替え時の見きわめはカビ・ぬめり・吸盤で見る買い替えの目安で解説しています。
やっても効果が薄いカビ取り|熱湯と重曹の限界
検索で見かける方法のうち、お風呂マットの黒カビには向かないものがあります。
- 熱湯をかける…表面の菌は減りますが、黒い色素は残ります。さらに塩化ビニルやEVAのマットは熱で反り、吸盤やすのこの平面が崩れて床に密着しなくなります。
- 重曹だけでこする…皮脂とぬめりの膜には働きますが、黒カビの色素は漂白できません。黒い点が残ったまま「こすっても落ちない」状態になります。
- 酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)の短時間漬け…塩素系に比べて色素を抜く力が弱く、根を張った黒カビには時間がかかります。マットの素材が塩素系に使えないときの代替として使うもので、最初の選択にはなりません。
- メラミンスポンジでこすり落とす…表面を削って黒を薄くしているだけです。削った凹凸に次の黒カビが入りやすくなります。
カビ取りを繰り返さないための置き方と次の選び方
黒カビが戻る最大の条件は、マットの裏に水が残り続けることです。
入浴後にシャワーで両面を流し、水を切ってから浴室の外へ出して立てかける、この2つを習慣にすると黒カビの発生を抑えやすくなります。
浴室内に置いたままにするなら、床から浮かせて壁に立てかけ、換気扇を回し続けてください。
次に買うときは、水が抜ける構造かどうかを見てください。
吸盤が密に並んだタイプは床への密着が強い反面、吸盤の内側が乾きません。
水抜き穴が大きいタイプや、丸めて干せる樹脂ネットタイプは乾きが早く、カビ取りの回数が減ります。
毎日の手入れを減らしたいなら、そもそも浴室内にマットを置かない選択もあります。
置く場合と置かない場合の違いはお風呂マットは必要かで解説しています。
構造ごとの乾きやすさを比べたいときはカビにくい浴室用マットの選び方が参考になります。
よくある質問
吸盤の内側の黒カビだけ落ちません
吸盤の内側は漂白剤の液が入りにくく、空気が残って液が触れていない状態になります。
漬け置きの最初にマットを水中で何度か押し込み、吸盤内の空気を抜いてください。
そのうえで古歯ブラシを一つずつの吸盤に当てて膜を落としてから漬け直すと変わります。
それでも黒い輪が残るなら、吸盤のゴムに色が入っています。
すのこタイプの木部にカビ取り剤を使っていいですか
木製のすのこに塩素系漂白剤を使うと、白く脱色したり木が毛羽立ったりします。
木部は中性洗剤とブラシで膜を落とし、水を拭いて完全に乾かす手入れが基本です。
黒ずみが木の内部まで及んでいるなら、落とす方法はありません。
カビ取りの直前に浴室用の洗剤を使っていた場合、すぐ漂白剤をかけていいですか
酸性かどうかは容器の液性表示で確かめてください。判断がつかないときは、浴室の床と壁とマットをシャワーで1分以上流し、洗剤を残さない状態にしてから漂白剤を使います。
まとめ
お風呂マットの黒カビは、石けんカスの膜を落としてから塩素系漂白剤で漬け置きする、この順番で落ちるところまでは落ちます。
順番を逆にすると薬剤が黒カビに届かず、何度やっても黒が残ります。
表示どおりの濃度と時間で変わらない黒はマットの素材に染み込んだ変色で、漂白を重ねても色は戻らず、吸盤やゴムが硬くなって床への密着だけが落ちていきます。
ぜひ本記事の切り分け表と漬け置きの手順を参考に、手持ちのお風呂マットの黒が落ちるものかどうかを確かめてから、カビ取りか買い替えかを決めてください。




