家具のかさ上げ台はタンスにも使える?耐荷重と高さの選び方
タンスの下に手を入れると、床との隙間がほとんどありません。
掃除機のノズルも入らず、裏板のあたりは湿気がこもって触ると冷たいです。
この状態を変えるために使うのが家具のかさ上げ台で、脚の下に挟んで数cmから10cm以上まで高さを足す部品です。
市販品の耐荷重表示は500kgや1000kgといった値が並びますが、その数字は4個セット全体での合計か1個あたりかで意味が変わります。
本記事では、かさ上げ台の耐荷重表示の読み方・タンスに使うときの脚の形と高さの決め方・置いてから起きるガタつきの直し方を解説します。

KAGUASHI編集部
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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
家具のかさ上げ台で最初に見るのは耐荷重と脚の受け面
選ぶときに差が出るのは、耐荷重の表示と、脚を受ける面の形の2点です。高さやデザインは後から絞っても間に合いますが、この2つを外すと置いた瞬間に使えません。
耐荷重は、商品ページに「耐荷重500kg」と書かれていても、4個セット合計の値なのか1個あたりなのかが商品によって違います。
合計値なら1個あたりは125kgで、タンスの重心が片側に寄っている場合は1個に荷重が集中します。
中身の入った衣類タンスは本体と衣類で100kg前後になることもあり、4点で均等に割れる前提では計算が合いません。
表示が合計なのか単体なのかを確かめて、単体表示の値で足りるかどうかを見てください。
もう一方の受け面は、脚の底の形と寸法の問題です。
かさ上げ台の上面には脚を落とし込むくぼみが付いているタイプがあり、くぼみの内寸より脚が大きいと乗りません。
逆に小さすぎると、くぼみの中で脚が動いてガタつきます。
丸脚・角脚・板状の台輪(だいわ、本体の下に回っている枠)のどれなのかで、選ぶべきかさ上げ台のタイプが決まります。
かさ上げ台のタイプは脚を乗せるか面で支えるかで分かれる
継ぎ脚タイプ
脚の下に1個ずつ挟んで、4点で持ち上げるタイプです。
上面のくぼみに丸脚や角脚を落とし込む作りで、高さを足すブロックを重ねて2.5cmから20cm程度まで調整できるものがあります。
4個セットで売られているのがふつうです。
脚がはっきりある家具に向いていて、ベッド・こたつ・デスク・ソファで使われています。
防振ゴム・防振台タイプ
ゴムや樹脂のかたまりで、振動と音を抑えることを目的にしたタイプです。
洗濯機用として売られている商品があり、高さは4cmから10cm程度、耐荷重の表示は500kgや1000kgと大きい値が並びます。
かさ上げ台の素材がゴムなので荷重で少し沈み、硬いプラスチック製よりも横ずれしにくい作りです。
防振を目的にしていない家具にも使えますが、高さの刻みが粗いものがあります。
板状のスペーサー・ブロックタイプ
薄い板を重ねて1mmから10mm単位でガタつきを詰める部品と、数cm単位で面ごと持ち上げるブロックがあります。
脚のないタンスのように、底板や台輪で床に接している家具は継ぎ脚タイプが使えないので、こちらで面を支えます。
どこまで積めるかは積み方と設置面積で変わるので、家具の底上げブロックの耐荷重の目安で解説しています。
タンスにかさ上げ台は使える|脚の有無で選び方が変わる
タンスにも使えますが、脚の形を先に見てください。
4本の脚が独立して付いているタンスなら継ぎ脚タイプがそのまま使えます。
一方で、本体の下に台輪が回っていて面で床に接しているタンスは、4点で持ち上げると底板の中央がたわみます。
この場合は板状のブロックを台輪の下に並べて、できるだけ広い面積で支えてください。
高さをどこまで上げるかは、目的で決まります。
掃除機のノズルを通したいなら5cm前後です。
湿気を抜きたいなら、3cm程度でも家具の裏側まで空気が通る隙間ができれば、湿気はこもりにくくなります。
上げすぎると重心が高くなり、引き出しを全部開けたときに前へ傾きやすくなります。
背の高いタンスでは5cm程度にとどめて、壁側に転倒防止の固定具を併用してください。
湿気とカビを目的にした高さの考え方はタンスのかさ上げと湿気対策の目安で解説しています。
タイプ別に向いている家具と向かない条件
| タイプ | 高さの目安 | 向いている家具 | 向かない条件 |
|---|---|---|---|
| 継ぎ脚(プラスチック・樹脂) | 2.5〜20cm | 脚が4本独立したベッド・こたつ・デスク | 脚のない台輪式の家具、キャスター付きの家具 |
| 防振ゴム・防振台 | 4〜10cm | 洗濯機、振動する家電、重量のある収納 | 1cm単位で高さを合わせたい場所 |
| 板状スペーサー | 1〜10mm | ガタつきだけを詰めたいテーブル・棚 | 掃除機を通すほど持ち上げたい用途 |
| ブロック(面で支える) | 3〜10cm | 台輪式のタンス、底板が床に接する収納 | 設置面が凸凹している床、柔らかい床材 |
向かない人もはっきりしています。
キャスター付きの家具を上げたい場合、かさ上げ台の上にキャスターを乗せると接地面が点になって転がり落ちます。
キャスターを外して固定脚に替えるか、別の方法を検討してください。
家具のかさ上げ台で起きやすい失敗と回避の条件
脚の寸法を測らずに買うのが最初のつまずきです。
丸脚なら直径、角脚なら一辺の長さをミリ単位で測り、かさ上げ台のくぼみの内寸と見比べてください。
脚の底に樹脂のキャップやフェルトが付いている場合、その外寸で測ります。
次に起きるのが、4個のうち1個だけ浮く状態です。
床が水平でないか、脚の長さがもともと揃っていないときに出ます。
かさ上げ台を全部同じ高さにしたうえで、残った隙間を板状のスペーサーで詰めると落ち着きます。
紙や段ボールを挟むのは、荷重でつぶれて再発するのでやめてください。
床材への影響も見落としやすい点です。
硬いプラスチックのかさ上げ台を無垢フローリングやクッションフロアに置くと、荷重が集中して床にくぼみや変色が出ることがあります。
裏面にゴムの滑り止め加工があるものを選び、それでも不安なら下にフェルトや薄いコルク板を敷いてください。
重い家具の下は後から確認できないので、置く前に目立たない場所で床材との相性を試します。
かさ上げ台を買う前に測る3か所
測る場所は、脚の底の寸法・床から家具の底までの現在の隙間・上げたあとの天板や上端の高さの3か所です。
脚の底は前述のとおりミリ単位で測ります。
現在の隙間は、掃除機のノズルやロボット掃除機を通したいなら、その道具の高さを先に測ってから必要な差を出してください。
ロボット掃除機は本体高さが10cm前後のものがあり、9cm上げても入らないことがあります。
上端の高さは、食器棚や背の高いタンスでは測っておきます。
5cm上げれば上端も5cm上がり、扉や引き出しが天井の梁や照明に当たることがあります。
エアコンの吹き出し口の下に置いている家具では、上げたあとに風の通り道を塞がないかも見てください。
かさ上げ後の家具のぐらつきと点検の目安
置いた直後は安定していても、数週間で状態が変わります。
ゴム製のかさ上げ台は荷重で少し沈み、プラスチック製は床との間でわずかにずれていきます。
引き出しを開けたときに本体が前へ動く、押すと一方向にだけ揺れる、といった変化が出たら位置を見直してください。
背の高い家具をかさ上げした場合、転倒対策はかさ上げ台だけでは完結しません。
壁側のL字金具や突っ張り棒、家具の底と床の間に貼る耐震ジェルを併用してください。
耐震ジェルの耐荷重表示の見方はダイソーの耐震マットの耐荷重の目安で解説しています。
突っ張り棒は天井側の下地の強さに左右されるので、石膏ボードだけの天井では別の方法を検討します。
かさ上げ台そのものの替えどきは、ゴムが硬くなってひび割れたとき、プラスチックの上面のくぼみが白く変色したり割れたりしたときです。割れたまま使うと一点に荷重が集中します。
よくある質問
家具用かさ上げ台と洗濯機用は同じものですか
売り場では分けて並んでいますが、構造が重なるものがあります。
洗濯機用は振動を抑えるゴムや樹脂を使い、高さの刻みが4cm・7.3cm・10.6cmのように粗い作りです。
家具用の継ぎ脚は高さの調整幅が細かく、脚を落とし込むくぼみが付いています。
脚のある家具なら家具用、面で接する重い家電なら洗濯機用の防振タイプが合います。
耐荷重1000kgと書いてあれば何を乗せても大丈夫ですか
その数値は4個セット合計か1個あたりかを確かめてください。
合計表示なら1個は250kgです。
また、表示値は4点に均等に荷重がかかる条件での値で、重心が片側に寄った家具では1個への負担が増えます。
表示に余裕を持たせて選んでください。
100均のかさ上げ台でタンスを上げられますか
100均で売られている小型のブロックやスペーサーは、ガタつきを詰める用途や軽い家具を想定した寸法です。
中身の入ったタンスのような重量物に使うと、1個あたりの荷重が表示を超えることがあります。
取扱いは店舗や時期で変わるので、パッケージの耐荷重表示を見て判断してください。
かさ上げすると家具が倒れやすくなりませんか
重心が上がるので、上げる前より前後に揺れやすくなります。
背の高い家具では高さを5cm程度にとどめ、壁側の固定具と併用してください。
引き出しを全部開けた状態で重心が前に出ることも見込んで、重いものを下段に入れ替えると安定します。
賃貸の床にかさ上げ台を置いても平気ですか
床材によって、荷重が集中した部分にくぼみや変色が出ることがあります。
裏面に滑り止めゴムが付いたものを選び、下にフェルトを敷いて接地面積を広げてください。
退去時の扱いは契約内容で変わるので、気になる場合は管理会社に確認してください。
まとめ
家具のかさ上げ台を選ぶときは、耐荷重の表示が4個合計か1個あたりかを確かめ、脚の底の寸法とかさ上げ台のくぼみの内寸を見比べてください。
タンスは脚が独立しているなら継ぎ脚タイプ、台輪で面で接しているなら板状のブロックで広く支えます。
高さは掃除機を通すなら5cm前後、湿気を抜くだけなら3cm程度から選び、背の高い家具では上げすぎずに壁側の固定具を併用します。
ぜひ本記事のタイプ別の比較表と測る3か所を参考に、自宅の家具の脚を測ってから選んでください。




