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キャスターの高さを上げるには?椅子の高さを上げる底上げ方法

キャスター付きの椅子に座ったら、机の天板が高くて腕が楽に置けません。

座面を目一杯上げても、あと3cmほど足りません。

椅子やワゴンのキャスターの高さを上げるやり方は、大きく分けて車輪そのものを大径のものへ交換する方法と、脚の下に継ぎ足やかさ上げ台を挟んで底上げする方法の2つです。

どちらを選ぶかは、脚の差し込み口がネジ式か差込式か、そして上げたい寸法が何cmかで決まります。

本記事では、キャスターの高さを上げる手順・失敗したときに起きること・床材ごとの分かれ目まで、順に解説します。

KAGUASHI編集部
商標登録番号:第6806912号

KAGUASHIは家具のソックスチェアやキャスターストッパーなど家具の脚を保護するカバーを販売している国内ブランドです。当サイトでは販売中の製品や使用アイデアなどをご紹介いたします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

キャスターの高さを上げる2つの方法と、先に測る3か所

作業そのものは難しくありませんが、測らずに買うとまず合いません。先に測るのは、現在の床から座面までの高さ、上げたい差の寸法、そして脚にキャスターがどう付いているかの3か所です。

車輪径の大きいキャスターへ交換する

椅子やワゴンの脚から今のキャスターを抜き、車輪径の大きいものへ差し替える方法です。

キャスター1個あたりの全高(取付部の先端から車輪の接地面まで)がそのまま床からの高さになるので、今のキャスターの全高と新しいものの全高の差が、上がる寸法になります。

車輪径50mmのものを75mmに替えれば、おおよそ2〜3cm上がる計算です。

手順はこの流れになります。

  • 椅子を横倒しにして、脚の取付部がネジ式(軸にネジ山がある)か差込式(軸に金属のバネが付いた丸棒)かを見ます。見た目が似ているので、抜く前に方式を確かめてください。
  • 差込式は、脚と車輪の間にマイナスドライバーや内装剥がしを差し込み、てこの原理で真っ直ぐ抜きます。斜めにこじると脚の受け穴が広がり、新品を挿しても抜けやすくなります。
  • ネジ式はキャスター本体を反時計回りに回して外します。固い場合はプライヤーで軸の根元をつかみます。
  • 新しいキャスターの軸の太さ(差込式なら軸径、ネジ式ならM8・M10などのネジ規格)が同じことを確かめてから、脚に付いているキャスターすべてを同時に交換します。

すべてのキャスターを同時に替える点だけは守ってください。1個だけ大きいものに替えると、その脚だけが高くなり、ほかの脚が床から浮いてガタつきます。

継ぎ足・かさ上げ台で脚ごと底上げする

キャスターを外さずに、脚の下へ台を挟んで底上げするやり方です。

キャスター用のくぼみが付いた継ぎ足なら、車輪をくぼみにはめて使えます。

高さ4cm前後の薄いものから7cm台のものまであり、交換より上げ幅を大きく取れるのが利点です。

ただし、くぼみに車輪が収まる構造なので、挟んだ時点で椅子は動かせなくなります。

デスクチェアのように前後へ動かしたい椅子には向かず、固定して使うワゴンや棚、作業台向きの方法です。

動かしたまま高さを上げたいなら、キャスターの交換を選んでください。

寸法を測らずに交換すると何が起きるか

いちばん起きやすいのが、軸径違いで新しいキャスターが挿さらないことです。

差込式の軸径は7mm・9mm・11mmあたりが一般的で、見た目ではほぼ区別が付きません。

脚から抜いた古いキャスターの軸をノギスか定規で測り、同じ数値のものを選びます。

ネジ式も同様で、M8とM10ではネジ山の太さが違うため、無理に回すと脚側のネジ山を潰します。

次に起きるのが、上げすぎによる使いにくさです。

上げた寸法が机に合う高さを超えると、足裏が床から離れ、太ももの裏が圧迫されます。

机の天板の下にキャスター付きの椅子の肘掛けが入らなくなることもあるので、上げたい寸法は実際に座った状態で巻尺を当てて決めてください。

耐荷重を見ないまま大径のキャスターへ替えるのも事故のもとです。

車輪1個あたりの耐荷重にキャスターの個数を掛けた値が、静止時に支えられる総重量の目安になります。

椅子なら自重と体重の合計、ワゴンなら載せる荷物まで含めて計算します。

脚の種類ごとの考え方はキャスター後付けの耐荷重で解説しています。

キャスターの高さ調整でつまずきやすい3つの失敗

キャスターのうち1個だけ型番が違う

手持ちの予備で間に合わせたり、1個だけ壊れたので同じサイズと思って買い足したりすると、全高が数mm違うだけでガタつきます。

床が鳴る、座ると傾く、といった症状が出たら、すべてのキャスターを並べて車輪の直径と取付部の長さを見比べてください。

揃えるには、すべてのキャスターをまとめて同じ製品に替えるしかありません。

かさ上げ台が小さくて脚からはみ出す

継ぎ足の受け面より車輪の接地幅が広いと、荷重が縁に集中して台ごと倒れます。キャスター用のくぼみがある製品を選ぶか、くぼみの内寸が車輪の幅より大きいことを確かめてから使います。

高さは合ったのに床が傷つく

車輪径を大きくすると接地面の素材も変わることがあります。

硬いナイロン車輪はフローリングに細かい擦り傷を残しやすく、ウレタンやゴムを巻いた車輪のほうが床への当たりは柔らかくなります。

交換を機に車輪の素材も確かめてください。

賃貸で床を守りたい場合の対策はキャスターの床傷と騒音を防ぐ対策で解説しています。

キャスターの底上げに使う道具と、代用できるもの

必須なのは、寸法を測る定規かノギスと、差込式を抜くためのマイナスドライバーの2つです。

ネジ式ならプライヤーかモンキーレンチが加わります。

床を汚さないよう、作業中に椅子を横倒しにする下へ段ボールか古いタオルを敷いておきます。

代用が利くのは、てこの支点に使う当て木です。

脚にドライバーを直接押し当てると塗装が剥げるので、厚み1cmほどの木片や雑誌を挟みます。

逆に代用できないのが、キャスターの軸そのものです。

軸径の足りない差込式を、テープを巻いて太らせて挿す方法は、荷重がかかるうちにずれて抜けます。

数mm単位で高さを調整したいだけなら、キャスターではなくアジャスター(ネジで伸縮する脚)を併用する手もあります。取り付けの手順は高さ調整アジャスターの使い方で解説しています。

高さを変えたあと、点検しておく間隔の目安

交換直後は、1週間ほど使ってからすべての脚を手で揺すって、差込部のゆるみを見てください。差込式は使い始めに軸のバネがなじむため、最初の数日でわずかに沈むことがあります。

その後は、半年に一度が点検の目安です。

毎日座るデスクチェアなら車輪の溝に髪やホコリが絡み、転がりが重くなります。

転がりが重いまま使うと脚の差込部に横向きの力がかかり続け、軸が傾いてガタつきの原因になります。

掃除のときに車輪を指で回し、引っかかりがあれば絡んだ繊維をピンセットで取り除いてください。

かさ上げ台を使っている場合は、台の脚が床から浮いていないかを同じ間隔で見ます。台の脚のうち1点でも浮いていれば、残りの脚に荷重が集中している状態です。

床材で変わる手順と、椅子以外の家具での注意

無垢フローリングとクッションフロア

無垢材は表面が柔らかく、硬い車輪を転がすと溝状のへこみが残ることがあります。

車輪径を大きくすると接地圧は分散しますが、それでも軟らかい床材では跡が出る場合があるため、チェアマットを敷いたうえでキャスターを使うほうが床への負担は減ります。

クッションフロアは塩化ビニル製で、ゴム車輪が長時間同じ場所に接すると変色が出ることがあります。

色移りは素材の組み合わせで起きるので、目立たない場所で数日置いて確かめてから本設置してください。

畳とカーペット

畳の上でキャスターを使うと、車輪が畳表に食い込んで繊維を切ります。

高さを上げる目的でも、畳に直接キャスターを置くのは避け、下にベニヤ板やチェアマットを敷いてください。

毛足の長いカーペットでは、車輪径の小さいキャスターが毛に埋まって転がりません。

カーペット上で使うなら、径の大きいキャスターへの交換がそのまま転がりの改善にもなります。

洗濯機や棚をかさ上げする場合

椅子と違い、洗濯機や冷蔵庫の底上げは振動が加わります。

キャスター付きのかさ上げ台を使うときは、ストッパー付きの車輪を選び、設置後にロックをかけてください。

ロックのないキャスターだけで支えると、脱水時の振動で少しずつ移動します。

固定の選択肢はキャスターストッパーの選び方で解説しています。

棚やラックの場合は、高さが上がるほど重心も上がるため、上段に重いものを置かない配置に変えます。

よくある質問

キャスターを外さずに継ぎ足を挟むだけで高さを上げられますか

できます。

キャスター用のくぼみが付いた継ぎ足なら、車輪をくぼみにはめて使えます。

ただし挟んだ時点で椅子は動かせなくなるため、固定して使うワゴンや棚向きの方法です。

キャスターの高さ調整をDIYで自作する方法はありますか

木片を脚の下に当てて底上げする方法が考えられますが、キャスターは転がる前提の部品なので、接着しただけの木片は横方向の力で外れます。

自作するなら、脚とキャスターの間に厚みのある金属プレートをボルトで挟む形になり、ネジ式の軸長と締め込み深さの計算が必要です。

市販の継ぎ足やアジャスターのほうが寸法が揃っています。

椅子の座面だけ上げるガスシリンダーの交換とは違うものですか

別のものです。

ガスシリンダーの交換は座面の昇降機構そのものを替える作業で、脚の中心部を分解します。

キャスターの交換や底上げは脚の先端だけで完結するため、工具も手間も小さくて済みます。

上げたい寸法が5cmを超えるなら、シリンダー側の対応も検討してください。

1個だけキャスターを高いものに替えて傾きを直せますか

直りません。椅子の傾きは床の不陸か脚のゆがみが原因のことがあり、キャスター1個を高くすると今度は別の脚が浮きます。

まとめ

キャスターの高さを上げるには、車輪径の大きいものへすべてまとめて交換するか、脚の下に継ぎ足やかさ上げ台を挟んで底上げするかの二択です。

動かしながら使う椅子は交換、固定して使うワゴンや棚は底上げという分け方になります。

どちらの場合も、先に軸の太さと上げたい寸法を測ることが作業の半分を占めます。

床材によって車輪の素材を選び直す必要も出てくるので、設置先の床が無垢材なのかクッションフロアなのかも確かめておいてください。

ぜひ本記事の測る3か所と床材別の注意点を参考に、使いやすい高さに調整してみてください。

この記事を書いた人

KAGUASHI編集部
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