洗濯機の転倒防止は?地震で倒れる原因とかさ上げ台の固定
脱水のたびに洗濯機が少しずつ前に出てきて、気づくと壁から離れています。
この状態で揺れが来ると、給水ホースや排水ホースが引っ張られて外れ、水が床に広がります。
洗濯機の転倒防止でまず確かめるのは、本体の水平と4本の脚の接地で、ベルトや固定金具はその後です。
かさ上げ台を使っている場合は、重心が上がるぶん条件が変わります。
本記事では、水平を出す手順・地震で洗濯機が倒れる原因・かさ上げ台での固定のしかた・床材別の注意点を解説します。

KAGUASHI編集部
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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
洗濯機の転倒防止は、水平を出してから固定する
先に固定具を買いに行きたくなりますが、ぐらついたまま壁やかさ上げ台に留めても、揺れたときに固定部分へ力が集中します。順番としては、脚の接地を直して本体を安定させてから、転倒防止の金具やベルトを足します。
4本の脚が全部床に着いているか確かめる
本体の四隅を上から手で押して、カタつく角がないか確認します。
1か所でも浮いていると、その対角の脚を支点にして脱水中に揺れ、本体がじわじわ移動します。
浮いている脚があれば、ドラム式や全自動洗濯機の多くに付いている調整脚を回して高さを合わせます。
調整脚にロックナットが付いている機種は、高さを決めたあとにナットを締めて固定してください。
緩んだままだと、振動で脚が回って元に戻ります。
水準器で前後左右の傾きを見る
本体の上面に水準器を置き、前後方向と左右方向の2方向で気泡が中央に来るか見ます。
洗濯機の上面はフタの段差があるので、平らな板を一枚渡してからその上で測ると数値が安定します。
傾いていると脱水時に衣類が片寄り、本体が揺れる原因になります。
ホースとアース線に余裕を持たせる
給水ホースと排水ホースを、本体が数センチ動いても引っ張られない長さにしておきます。
ぴんと張った状態で設置すると、揺れたときにホース側が先に抜けます。
アース線も同じで、張ったまま固定しないでください。
地震で洗濯機が倒れる原因は、脚の面積と重心の高さ
洗濯機は底面積のわりに背が高く、ドラム式では前面に重いドラムとモーターが寄っています。
脚は4点で、1点あたりの接地面積は数センチ角しかありません。
床と脚の間で横滑りが起きると、本体が壁際まで動き、壁や防水パンの縁に脚が引っかかって、そこを支点に前方へ傾きます。
地震で洗濯機が倒れるときは、横にずれる、脚が浮いて跳ねる、前後に傾くの3つの動きが組み合わさっています。
特に防水パンの中に設置している場合は、パンの縁に脚が乗り上げた状態で揺れが続くと、一気に傾きます。
洗濯機の地震対策としてベルトや金具を足すのは、この横ずれと傾きを抑えるためです。
固定の相手は、背面の壁か、洗濯機の左右にある壁や洗面台です。賃貸で壁に穴を開けたくない場合の考え方は、賃貸でも穴を開けずに家具を固定する方法で解説しています。
洗濯機のかさ上げ台で倒れるのを防ぐ手順
かさ上げ台は、洗濯機の下に手が入るようにして掃除や排水口の点検をしやすくする台です。
そのぶん本体の位置が数センチから十数センチ高くなり、重心も上がります。
洗濯機のかさ上げで倒れることが心配される理由はここにあります。
台の上で脚がセンターに乗っているか見る
かさ上げ台の受け皿は、洗濯機の脚より一回り大きく作られています。
脚が受け皿の端に寄っていると、揺れたときに脚が外へ逃げます。
設置したあと、4か所すべてで脚が受け皿の中央付近にあるか、しゃがんで目視してください。
寄っていたら本体を持ち上げて置き直します。
1人で持ち上げられる重さではないので、2人以上で作業してください。
台そのものを床に固定する
かさ上げ台には、受け皿の裏に滑り止めのゴムが付いたタイプと、何も付いていない樹脂だけのタイプがあります。
ゴムが付いていないものは、台ごと横に滑ります。
台の裏面に耐震ジェルマットを貼るか、脚にストッパーを噛ませる方法があります。
ジェルマットの耐荷重はメーカーの表示値で、洗濯機の重量と水を入れたときの総重量を合わせて考えてください。
高さを上げるなら上部も留める
かさ上げ台で重心が上がった状態では、脚元だけを押さえても前後の傾きは止まりません。
洗濯機の背面上部と壁をベルトでつなぐ、または左右の壁や洗面台との間に隙間を作らないように設置すると、傾き始めを抑えられます。
ベルトは、たるみがない程度に張って留めます。
やり方を間違えたときに起きること
水平を出さずに固定具だけ付けた場合、脱水のたびに本体が固定具を押す動きを繰り返します。
ベルトなら留め具の穴が広がり、ジェルマットなら少しずつずれて接地面が減ります。
固定した安心感だけが残り、実際の保持力は落ちていきます。
傾いたまま使い続けると、洗濯機自体にも負担がかかります。脱水時の異音や、エラーで運転が止まる症状が出る機種もあります。
固定の相手を間違える失敗もあります。
本体とかさ上げ台をベルトでがっちり締めた状態で、台側が床に固定されていなければ、洗濯機と台が一体になったまま横に動きます。
固定は、床または壁という動かないものを相手にしないと意味がありません。
よくある失敗と直し方
防振ゴムを4つ入れたのに揺れが止まらない
防振ゴムは振動を床に伝えにくくする部品で、本体の横ずれを止める部品ではありません。
ゴムの厚みが4か所で揃っていないと、かえって傾きます。
同じ製品を4つ使い、入れたあとにもう一度水平を測り直してください。
キャスター付きの台に載せたら動くようになった
移動できるキャスター付きの台は、掃除のときに引き出せる反面、ロックをかけ忘れると脱水の振動で動きます。
使っていないときは必ず全輪のロックをかけます。
ロック機構だけで不安があれば、キャスターの下に別のストッパーを敷く方法もあります。
ストッパーの選び方はキャスターストッパーの比較で解説しています。
壁にベルトを留めたらボードが浮いてきた
下地のない石膏ボードにビスを打つと、引っ張られてボードが抜けます。
下地センサーで柱の位置を探し直すか、壁に穴を開けない固定方法に切り替えてください。
穴を使わない固定の選択肢は穴を開けない転倒防止の方法で解説しています。
必要な道具と、代用が利くもの
必須なのは水準器と、調整脚を回すためのスパナかプライヤーです。
ロックナット付きの調整脚は手だけでは締まりません。
水準器はスマートフォンのアプリで代用できますが、スパナの代用はききにくいので用意してください。
あると作業が楽になるのが、下地センサーと軍手です。
下地センサーは壁に金具を留める場合だけ必要で、置くだけのかさ上げ台で済ませるなら要りません。
本体を持ち上げて脚の位置を直すときは、角で手を切らないよう軍手を使います。
耐震ジェルマット、転倒防止ベルト、かさ上げ台はどれを使うかで手順が変わります。洗面所の壁に下地がある家ならベルトが使えますし、下地がなければ台と床の間をジェルマットで留める方向になります。
固定具の点検と、測り直すタイミング
設置した直後は問題がなくても、脱水の振動で少しずつ変わります。目安として、3か月に一度は本体の四隅を押してカタつきを確認し、ベルトのたるみとジェルマットのずれを見てください。
これとは別に、次の場面では必ず測り直します。
引っ越しや模様替えで洗濯機を動かしたとき、排水口の掃除で本体を浮かせたとき、そして地震を感じたあとです。
揺れたあとは、脚が受け皿からずれていないか、ホースが引っ張られていないかを一緒に見ます。
経年でゴミを噛んだり硬くなったりすると、ジェルマットの粘着力が落ちます。メーカーが交換の目安を表示している製品はその表示に従い、表示がなければ、指で押して戻りが悪くなった時点で交換してください。
床材と設置場所で変わる洗濯機の固定方法
防水パンの中に置いている場合
防水パンは樹脂製で、縁に段差があります。
脚が縁に近いと、揺れで乗り上げます。
パン専用のかさ上げ台を使うと脚の位置が決まりますが、パンの内寸と台の寸法が合っているかを先に測ってください。
パンの底は水が流れるよう緩い勾配が付いていることがあるので、台を置いてから水平を測り直します。
クッションフロアや洗面所の床に直置きする場合
クッションフロアは塩化ビニル製で、重い物を長期間載せると脚の形に凹みます。
ジェルマットや滑り止めシートを敷いた状態で長く置くと、材質によっては色が移ることもあります。
先に目立たない隅へ小さく貼って様子を見てから本設置にしてください。
賃貸の原状回復の扱いは契約によって違うので、ジェルマットの粘着を伴う固定をする前に管理会社に確認してください。
タイルや土間に置く場合
タイル面は平らで固いぶん、脚のゴムと床の間が滑りやすい組み合わせになります。
目地の段差に脚が落ちていると、その1点だけ沈んで傾きます。
脚を目地から外した位置に置き直すか、面で受ける台を間に入れてください。
よくある質問
洗濯機のかさ上げ台を使うと地震で倒れやすくなりますか
重心が上がるので、同じ揺れでも傾き始めるまでの余裕は小さくなります。台を使うなら、脚が受け皿の中央に乗っていること、台自体が床に対して滑らないこと、本体上部も壁側で押さえることの3点を揃えてください。
防水パンがない洗濯機置き場でも転倒防止はできますか
できます。
防水パンがないぶん床に直接脚が当たるので、水平調整はむしろやりやすい条件です。
横ずれ対策として脚の下に滑り止めを入れ、壁側に下地があればベルトを足す形になります。
ドラム式と縦型で固定のしかたは変わりますか
基本の手順は同じですが、ドラム式は本体が重く前面に重量が寄るため、前方への傾きを抑える側により注意が要ります。
縦型は背が高い機種で上部の揺れが大きくなるので、壁との間に隙間を作らない設置が有効です。
どちらも取扱説明書に設置条件の記載があるので、そちらを優先してください。
洗濯機の転倒防止グッズだけで地震対策は足りますか
足りません。
固定具は倒れ始めを抑えるためのもので、揺れの大きさや床の状態によっては外れます。
洗濯機の周りに割れ物を置かない、出入り口をふさぐ位置に置かない、といった配置の工夫と合わせてください。
水準器がなくても水平は確認できますか
スマートフォンの傾き計測アプリで代用できます。
簡易的な方法として、本体の上面に水を少し入れた平たい容器を置き、水面の片寄りを見る確かめ方もあります。
どちらの場合も、前後と左右の2方向で見てください。
まとめ
洗濯機の転倒防止は、固定具を足す前に脚の接地と水平を直すところから始まります。
4本の脚が全部床に着き、調整脚のロックナットが締まっていれば、脱水中の移動はそこで大きく減ります。
かさ上げ台を使う場合は、脚が受け皿の中央にあること、台そのものが床に対して滑らないことを合わせて確認してください。
床材によって使える固定方法は変わります。
クッションフロアなら、ジェルマットの粘着は目立たない場所で試してから使い、防水パンなら内寸を測ってから台を選びます。
ぜひ本記事の水平を出す手順と床材別の注意点を参考に、お使いの洗濯機置き場の条件に合う固定方法を選んでください。




