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マンションの玄関マットは共用部分に置いていい?規約の確認点

同じマンションでも、玄関ドアの外にマットを出している住戸と、室内側だけに敷いている住戸が混在していることがあります。この違いは住人の好みではなく、管理規約で共用部分がどこまでと定められているかで決まります。

国土交通省のマンション標準管理規約では、廊下やエレベーターホールは共用部分で、玄関扉も錠と内部塗装部分を除いて共用部分として扱われます。

ドアの外へ一枚敷く行為は、共用部分の使い方そのものの話になります。

本記事では、共用部分の境目・規約と使用細則の確認点・外に置けないときの玄関マットの選び方を解説します。

KAGUASHI編集部
商標登録番号:第6806912号

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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

マンションの共用部分には玄関扉と外の廊下が含まれる

区分所有法は、マンションの建物を専有部分と共用部分に分けています。

専有部分は各住戸の内側で、共用部分は廊下・階段・エレベーターホール・外壁のように、区分所有者全員で共有する部分です。

標準管理規約では玄関扉も共用部分に含まれ、錠と内部塗装部分だけが専有部分として扱われます。

扉は住戸に付いていても、建物全体の一部という考え方です。

この区分を床に当てはめると、玄関ドアの内側にある三和土(たたき)は専有部分で、ドアを開けた先の廊下の床は共用部分になります。

玄関マットを室内側に敷くぶんには規約の制限を受けませんが、ドアの外へ出した一枚は共有物の上に私物を置いた状態です。

共用部分の使い方は管理規約と総会の決議に従うため、個人の判断だけでは決められません。

例外になりやすいのが、玄関前がくぼんだポーチ形状の住戸です。

ポーチは共用部分でありながら、特定の住戸だけが使える専用使用部分として規約に定められていることがあります。

この指定があるかどうかで、置けるかどうかの答えが変わります。

管理規約での玄関マットの扱いは3つのパターンに分かれる

規約や使用細則の書き方は、禁止が明記されているもの、条件付きで認めているもの、玄関マットに触れていないものの3つに分かれます。どれに当たるかで、次にやることが変わります。

規約の書き方条文に書かれる内容住戸側の判断
禁止が明記共用廊下に私物・置物・マット類を置かないこと室内側のみに敷く
条件付きで可専用使用部分の範囲内、避難の妨げにならない範囲で可、届出制など条件の中身を確認してから置く
記載がない共用部分の用途外使用を禁じる包括的な条文だけがある管理会社か理事会に確認する

記載がないパターンを「書いていないから自由」と読むと行き違いが起きます。

多くの規約には、共用部分を本来の用途以外に使わないという包括的な条文が置かれていて、廊下に私物を置く行為はここで判断されます。

マット類が例示されていないだけで、禁止の対象から外れているとはかぎりません。

自分のマンションで確認する順番

管理規約と使用細則の該当箇所

最初に開くのは、入居時に受け取った管理規約と使用細則の冊子です。

見る項目は「専有部分の範囲」「共用部分の範囲」「共用部分の使用」「バルコニー等の専用使用権」の4か所にほぼ限られます。

玄関マットという語で引けなくても、私物・置物・装飾物といった言い方で書かれていることがあります。

ポーチが専用使用部分かどうか

ポーチ付きの住戸なら、専用使用権の条文と添付の別表を照らし合わせてください。

別表に玄関ポーチが載っていれば専用使用部分で、載っていなければ通常の共用廊下と同じ扱いです。

専用使用部分であっても、避難の妨げになる物を置かないという制限が併記されている場合は、その制限に従います。

管理会社と理事会への確認

条文を読んでも判断がつかないときは、管理会社のフロント担当か理事会に問い合わせてください。

このとき、置きたい玄関マットの寸法とマットの厚み、置く位置を伝えると回答がはっきりします。

過去に同じ質問が出ていれば、総会議事録や掲示板の通達に運用の答えが残っています。

管理組合ごとの使用細則と、途中で変わる運用も確認する

標準管理規約は国土交通省が示すひな形で、各管理組合が採用するときに条文を書き換えます。

そのうえで、日常の細かい決まりは使用細則やペット飼育細則のような別冊に分けられています。

規約本文に玄関マットの記述がなくても、使用細則の「共用廊下に置いてはならないもの」の一覧に入っていることがあります。

運用が途中で変わる点も見落としやすいところです。

消防点検や防災訓練で廊下の状況を指摘された管理組合が、総会決議で撤去の方針を決めるという流れがあります。

この場合、冊子の条文は変わらないまま、掲示板の通達だけが最新の扱いになります。

入居時に読んだ内容が今も同じとは限らないため、長く住んでいる住戸ほど直近の議事録を確認する意味があります。

廊下にマットを出すと起きること

共用廊下は、火災時に住戸から階段へ向かうための避難経路です。

消防法では避難上必要な施設に物を置いて避難の妨げになる行為が禁じられており、管理組合が撤去を求める根拠もここにあります。

厚手のマットは、暗がりや煙の中を小走りで抜けるときに足を取られる形状です。

日常の面では、清掃の委託業者がモップをかけられず、マットの下に砂やほこりがたまります。

風が通る外廊下では端がめくれ上がり、通行人がつまずく原因になります。

共用部分で第三者が転倒した場合、置いた住戸の責任を問われることがあるため、置けるかどうかは私物の扱いだけの問題では終わりません。

室内側に敷く玄関マットは実寸から決める

ドアの可動域と三和土の内寸を測る

室内側に敷くなら、先に測るのは三和土の幅と奥行き、そしてドアの開く向きです。

内側に開く構造の玄関では、ドアの下端と床の隙間が数ミリしかないものがあり、厚手の玄関マットを軌跡の内側に置くと下端が当たって開閉できません。

巻尺でドア下の隙間をミリ単位で測り、玄関マットの厚みの表示と比べてください。

玄関マットの厚みは、毛足を含む寸法で書かれているか、基布だけの寸法かがメーカーで違います。

敷く位置は、ドアの下端が動く範囲にかからないよう、その範囲の端から数センチ離すのが目安です。

三和土の段差にまたがせると、端が持ち上がって足が引っかかります。

段差の手前か上がったところのどちらかに収まる玄関マットのサイズを選んでください。

マットの裏面の固定方法を床材で選ぶ

玄関の床は、タイル・石・クッションフロア・フローリングと住戸ごとに違います。

タイルや石のように表面が硬くて平らな床では、ゴムやシリコンの滑り止め加工が付いた裏面のものがずれにくい作りです。

一方、糊で貼る粘着テープは、剥がすと床に跡が残ることがあるため、賃貸や分譲の専有部分では使わないでください。

吸着タイプの裏面は糊を使いませんが、床材や湿気の条件によって変色や跡が出ることがあります。目立たない隅で数日試してから全面に敷くと、変化に気づいた段階で引き返せます。

よくある質問

ポーチ付きの住戸なら玄関マットを外に置けますか

ポーチが規約の別表で専用使用部分に指定されていれば、置ける可能性があります。

ただし専用使用部分でも、避難の妨げになる物や美観を損なう物を置かないという制限が併記されているのが通例です。

玄関マットの寸法とマットの厚みを伝えて管理会社に確認してください。

規約に玄関マットの記載がなければ置いていいのでしょうか

記載がないことは許可を意味しません。共用部分を本来の用途以外に使わないという包括的な条文で判断されるため、使用細則と直近の掲示や総会議事録まで確認する必要があります。

管理組合から撤去を求められたらどうすればいいですか

まず根拠になっている条文か決議を教えてもらい、その範囲を確認してください。

撤去に応じたうえで室内側に敷き替えるのが現実的な対応です。

ポーチの専用使用権など認識の食い違いがある場合は、理事会の場で扱われます。

まとめ

玄関ドアの内側は専有部分、ドアを開けた先の廊下は共用部分という線が、置けるかどうかの出発点です。

ポーチ付きなら専用使用部分の指定があるかで答えが変わり、記載がない規約でも共用部分の用途外使用を禁じる条文で判断されます。

室内側に敷く場合は、ドア下の隙間と三和土の内寸を測ってから玄関マットの厚みと寸法を合わせてください。

ぜひ本記事の3つの規約パターンと確認の順番を参考に、管理規約を開いてから玄関マットを選んでください。

この記事を書いた人

KAGUASHI編集部
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