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お風呂の滑り止めマットは介護に向く?スプレーとの違いも

浴槽の底に敷くマットと、洗い場の床に敷くマットは、別の商品です。

通販の商品名には「浴槽内」「洗い場」「大判」が混ざって並び、吸盤の数が260個と書かれたものもあれば、吸盤のない薄いPVCシートもあります。

介護目的で探す人がつまずくのはここで、立ち上がりを支えたいのか、洗い場での足滑りを抑えたいのかで、選ぶマットの厚みも固定方法も変わります。

本記事では、お風呂の滑り止めマットを敷く場所ごとの違い、介護で見る条件、滑り止めスプレーとの使い分け、干し方と買い替えの見極めを解説します。

KAGUASHI編集部
商標登録番号:第6806912号

KAGUASHIは家具のソックスチェアやキャスターストッパーなど家具の脚を保護するカバーを販売している国内ブランドです。当サイトでは販売中の製品や使用アイデアなどをご紹介いたします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

お風呂の滑り止めマットは、敷く場所で別物になる

まず決めるのは、浴槽の中か洗い場かです。

浴槽内用は40×70cmや40×88cm、40×100cmといった細長い形で、マットの裏面にびっしりと小さな吸盤が付いています。

浴槽の底は平らでツルツルしているため、吸盤が密着しやすい面です。

洗い場用は様子が違います。

床にタイルの目地や凹凸があると吸盤が食い付く面がないので、吸盤ではなく自重とマット裏面の滑り止め加工でとどまる作りのものが使われます。

業務用に流通している5.5mm厚や6mm厚のPVCマットは、90cm×1mや90cm×3mといった大きさで売られ、置いた重さで動きにくくしています。

この2つを入れ替えると、どちらも働きません。

浴槽内用のマットを目地のあるタイル床に敷けば、吸盤が付かないまま乗ることになります。

反対に、洗い場用の大判マットを浴槽に沈めても、浴槽の曲面に沿わずに浮きます。

商品名に「浴槽内」と書かれているか、「浴室」「洗い場」と書かれているかを、買う前に見てください。

マットの素材と、すのこの違い

TPE・天然ゴム

浴槽内用のマットの素材でよく使われるのがTPE(熱可塑性エラストマー)と天然ゴムです。

どちらもゴムのように柔らかく、浴槽の丸みに沿って曲がるので、吸盤が面で密着します。

天然ゴムは比重が重く、沈みやすい反面、ゴム特有のにおいが残るものがあります。

TPEはにおいが出にくい素材として使われています。

PVC

塩化ビニル樹脂のマットは、業務用の厚手シートに使われています。

5.5mmや6mmといったマットの厚みがあり、踏んでも沈み込まない硬さを持つので、温泉や施設の洗い場で広い面積に敷かれています。

家庭の浴室に敷くなら、カットできる表示があるかを確かめてください。

樹脂のすのこ

洗い場には、折りたたんで立てかけられる樹脂のすのこも使われます。

床から数cm浮くので足裏に冷たいタイルが当たらず、下を水が流れるため乾きも早い作りです。

ただし、すのこは面で沈むのではなく脚で支える構造なので、洗い場の床に段差や排水の傾斜があるとガタつきます。

介護でお風呂の滑り止めマットを選ぶなら、長さ・吸盤面・手すりを見る

介護用として売られているお風呂の滑り止めマットは、浴槽の中に敷いて浴槽内での足滑りを抑えるものが主流です。

通販では介護福祉士や理学療法士が監修に関わったと記載された商品も並びます。

こうした表示があっても、効果の程度はメーカーの説明の範囲であり、敷けば転倒しなくなるものではありません。

見るのは3つです。

浴槽の底に届く長さがあるか

浴槽内用のマットの長さは40×70cmから40×100cmまであり、底の長さに足りないと底の一部しか覆えず、長すぎると端が曲面に乗り上げて浮きます。浮いた端を踏むとマットごとずれるので、浴槽の底の内寸を測ってから選んでください。

吸盤が付く面があるか

吸盤は、平らでツルツルした面でこそ密着します。

浴槽の底に滑り止めの凹凸加工が最初から施されているタイプや、ざらついた質感の浴槽では、吸盤が食い付きません。

吸盤を押し付けて指で引っぱり上げ、抵抗があるかを確かめてから使ってください。

手すりと併用できるか

立ち上がりの動作は、足裏のグリップだけでは支えられません。

浴槽の縁に挟む手すりや、壁に取り付けた手すりと組み合わせることが前提になります。

マット単体の対策で済ませないでください。

なお、滑り止めマットが介護保険の福祉用具貸与・購入の対象になるかは、自治体の運用とケアプランの内容で扱いが変わります。購入前に担当のケアマネジャーに確認してください。

タイプ別に、どんな浴室と使い方に合うか

タイプ主な寸法・マットの厚み固定のしかた向いている使い方
TPE・ゴムの浴槽内マット40×70〜40×100cmマットの裏面の吸盤浴槽内で足を滑らせたくない、立ち座りの支えを足したい
厚手PVCシート5.5〜6mm厚/90cm幅自重と裏面の加工洗い場を広く覆いたい、目地のあるタイル床
樹脂のすのこ60×42.5cm、60×90cmなど置くだけ床が冷たい、水を早く切りたい、毎回立てかけられる
吸水バスマット(布・珪藻土)40×60cm前後裏面の滑り止め加工浴室の外で足裏の水を取る

布や珪藻土のバスマットは、浴室の外に置くものです。濡れた浴室の床に敷いても足滑りを抑える作りではないので、混同しないでください。

お風呂の滑り止めマットが向かない人と、失敗しやすい選び方

毎回マットを持ち上げて干す手間が取れない場合、浴槽内用のマットは向きません。

吸盤面と浴槽の底の間に水が残り、湿った状態が続くとぬめりやカビが出やすくなります。

抗菌・防カビをうたった商品もありますが、これはメーカーが表示している性能で、干さなくてよいという意味ではありません。

床に凹凸のある浴室で吸盤タイプを選ぶのも、ありがちな行き違いです。

商品写真では吸盤の数が多いほど効きそうに見えますが、吸盤の数は密着する面がなければ意味を持ちません。

浴室の床を手でなでて、タイルの目地や細かい凹凸があるなら、吸盤のない厚手シートかすのこを検討してください。

もう一つは、折り目の付いたマットをそのまま敷くことです。

小さくたたんで梱包された商品は、届いた直後は折り目が立って浮きます。

浴槽の底に沈めてしばらく湯を張り、折り目が落ち着いてから使う段取りにしてください。

買う前に測るのは、浴槽の底の内寸とドア下の隙間

浴槽内用なら、底の長さと幅をメジャーで測ります。浴槽は上が広く底が狭い形が多いので、縁ではなく底で測ってください。

洗い場に敷くなら、測るのはドア下の隙間です。

浴室のドアは下端と床の間が数mmから十数mmしか空いていないことがあり、6mm厚のPVCシートやすのこを敷くとドアが当たります。

ドアを閉めた状態で床との隙間にものさしを差し込み、その寸法より薄いものを選ぶか、ドアの可動範囲にかからない位置だけに敷いてください。

洗い場の排水口の位置も確認します。マットで排水口をふさぐと水がたまるので、排水口を避けた形に切れる商品か、排水口より手前で収まる大きさを選んでください。

滑り止めスプレーとマット、どちらを使うか

滑り止めスプレーは、浴槽や床の表面に塗って摩擦を上げるタイプの薬剤です。

マットのように物を置かないので、浴槽の見た目が変わらず、干す手間もかかりません。

一方で、効果が続く期間は限られ、塗り直しが要ります。

使える浴槽の素材もメーカーが指定しているので、FRP浴槽・人工大理石・タイルのどれに使えるかを容器の表示で確かめてください。

両者の違いは、足裏が何に触れるかです。

マットは柔らかい面が足裏に当たるため、グリップのほかに底の硬さや冷たさを和らげる働きもあります。

スプレーは浴槽の表面そのものの手触りを変えるだけで、クッション性は加わりません。

浴槽の中で足が滑るのを抑えたい、立ち座りで足裏を踏ん張りたいという目的ならマットが合います。

マットを置くと掃除が増えるので避けたい、浴槽の形が複雑でマットが沿わないという場合にスプレーを検討してください。

いずれも、手すりの設置とあわせて考えるものです。

表面を変える処理は目立たない場所で試し、変色や曇りが出ないかを見てから全体に使ってください。

干し方と、買い替えを見極める目安

使い終わったら浴槽の縁や壁に立てかけ、吸盤の面を空気に当てます。

立てかける場所がなければ、洗濯用のハンガーやバスタオル掛けに吊るす方法もあります。

洗濯機で洗える表示があるものはネットに入れて洗い、乾燥機にはかけないでください。

熱で吸盤が縮むと密着しなくなります。

マットの寿命は使う頻度と干し方で変わりますが、見極めは状態で判断できます。

吸盤を押し付けても手で簡単に持ち上がるようになったら、吸盤のゴムが硬化しています。

表面のぬめりが洗っても取れなくなったとき、縁が反って浮くようになったときも替えどきです。

捨てるときの区分は自治体によって異なります。TPEやPVCのマットは、自治体の区分がプラスチック製品であればその扱いになりますが、大きさで粗大ごみになる場合もあるので、お住まいの自治体の分別表で「プラスチック製品」「ゴム製品」の欄を確認してください。

よくある質問

浴槽の底にすでに滑り止めの凹凸があります。マットは要りますか

浴槽の底の凹凸加工は、石けんやボディソープの膜が乗ると効きが落ちます。

ただし、その凹凸があると吸盤タイプのマットは密着しません。

マットを足すより、底をこまめに洗って膜を残さないことと、手すりで体を支えられるようにすることを先に考えてください。

赤ちゃんの沐浴やお座りに使っても大丈夫ですか

赤ちゃん向けと表示された浴槽マットもありますが、マットがあっても子どもから目を離さないことが前提です。

吸盤が外れてマットごと動くことがあり、口に入る大きさの部品が付いた商品もあります。

メーカーの注意表示に書かれた対象と使い方の範囲で使ってください。

吸盤が付かなくなりました。復活させる方法はありますか

吸盤の面と浴槽の底の両方を中性洗剤で洗い、皮脂や石けんの膜を落とすと密着が戻る場合があります。

それでも持ち上がるようなら、吸盤のゴムが硬くなっているか変形しているので、交換を検討してください。

接着剤や両面テープで固定するのは、浴槽の表面を傷めるので避けてください。

お風呂の滑り止めマットはどこで買えますか

ホームセンターの浴室用品の棚、ニトリなどの家庭用品店、介護用品を扱う店舗、通販で見つかります。

浴槽内用の細長いマットと厚手の業務用PVCシートは通販に品数が多く、折りたたみのすのこはホームセンターでも並びます。

取扱いは店舗や時期で変わるので、寸法が決まっているなら在庫を問い合わせてください。

まとめ

浴槽の中か洗い場かで、選ぶマットは入れ替わります。

浴槽内なら底の内寸を測って吸盤が密着する面かを確かめ、洗い場ならドア下の隙間と排水口の位置からマットの厚みと大きさを決めてください。

介護で使うなら、マット単体ではなく手すりとの組み合わせで考え、保険の扱いはケアマネジャーに確認します。

滑り止めスプレーは干す手間がない代わりに塗り直しが要るので、掃除の手間とクッション性のどちらを取るかで選び分けてください。

ぜひ本記事のタイプ別の比較表と、浴槽の底の内寸・ドア下の隙間という2つの採寸を参考に、ご自宅の浴室に合うものを選んでください。

この記事を書いた人

KAGUASHI編集部
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