お風呂マットとは?浴室内に敷く種類と素材の違いを整理
通販で「お風呂マット」と検索すると、60×85cmの樹脂すのこと、40×60cmの珪藻土マットと、吸盤付きの浴槽内マットが同じ一覧に並びます。
この3つは使う場所が違い、浴室内の洗い場に敷くもの、脱衣所で足を拭くもの、湯船の底に沈めるものに分かれます。
名前が同じでも、マットのサイズ表記の基準もマットの素材も別物です。
本記事では、お風呂マットという呼び名が指す3つの置き場所、素材ごとの違い、60×85という寸法表記の読み方までまとめて解説します。

KAGUASHI編集部
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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
お風呂マットとは、浴室内の洗い場に敷くマットを指す
商品名としての「お風呂マット」は、浴室内の洗い場の床に敷くマットを指すのが通販での主な使われ方です。縦60×横85cm前後の樹脂製すのこや、厚さ1.5〜2cm程度のクッション状のものがこれにあたります。
これと混同されやすいのが「バスマット」で、こちらは脱衣所に置いて濡れた足を拭く吸水マットです。
珪藻土(けいそうど)の板や、綿・マイクロファイバーの布製がここに入ります。
浴室内で使うものは水に濡れっぱなしになる前提なので、吸水ではなく水はけと水切れで作られています。
「浴室マット」という言い方は両方に使われますが、商品説明に「浴室内」「洗い場」と書かれていれば前者、「足拭き」「吸水」と書かれていれば後者です。もうひとつ、浴槽の内側の底に沈めて使う浴槽用マットがあり、こちらはマットの裏面に吸盤が並んでいます。
3つの置き場所で何が変わるのか
| 置き場所 | 主な呼ばれ方 | マットの主な素材 | 選ぶ理由 |
|---|---|---|---|
| 浴室内の洗い場 | お風呂マット・浴室マット | 塩化ビニル樹脂、発泡樹脂、天然ゴム | 床の冷たさを抑える、洗い場で足が滑るのを抑える |
| 脱衣所の出入口 | バスマット・足拭きマット | 珪藻土、綿、マイクロファイバー | 濡れた足の水を吸わせる |
| 浴槽の内側 | 浴槽マット・すべり止めマット | 天然ゴム、塩化ビニル樹脂 | 浴槽の底で足が滑るのを抑える、立ち座りの支えにする |
お風呂マットの素材は、水はけの作りで3タイプに分かれる
浴室内で使うお風呂マットの素材は、大きく3つに分けられます。
同じ「滑りにくい」とうたわれていても、水の逃がし方が違うので、乾き方と足裏の感触が変わります。
種類は置き場所で、素材は水はけの作りで整理すると違いが分かります。
ラバースノコタイプ
塩化ビニル樹脂などを格子状に成形し、裏に脚を付けたものです。
表面の隙間から水が下に落ち、床とマットの間を流れて排水口へ向かう作りになっています。
厚さは2cm前後のものが中心で、丸めたり折りたたんだりして立てかけられる製品が多くあります。
水が溜まりにくいぶんマットの裏面の掃除はしやすいものの、格子の縁に髪の毛が残ります。
発泡樹脂のクッションタイプ
ポリエチレンなどを発泡させた板状のマットです。
厚さ1.5〜2cm程度で、面で足を受けるので、タイル床の冷たさが足裏に伝わりにくくなります。
小さな子どもやお年寄りが膝をつく場面を想定した製品もこのタイプです。
一方、裏面がべったり床に接するので、使ったあとに立てかけないとマットと床の間に水が残ります。
天然ゴムの薄手タイプ
浴槽の中や洗い場に直接敷く、厚さ数ミリの柔らかいマットです。
裏面に吸盤が並び、平らでつるつるした面に押し付けると張り付きます。
凹凸のある床タイルのように平らでない面では吸盤が密着しにくいので、敷く面が平らかどうかを先に確かめてください。
ゴム特有のにおいが最初のうち出る製品もあります。
浴室内の実寸から、お風呂マットのサイズを決める
選ぶ順番は、置き場所を決める、洗い場の実寸を測る、マットの素材を決める、の3段階です。素材から入ると、気に入ったものが入らないという結果になります。
測るのは洗い場の床の幅と奥行きです。
このとき、排水口と、浴槽の縁の立ち上がり、ドアの開閉で床をこする範囲の3か所を外して測ってください。
市販のお風呂マットのサイズは60×85cmが標準的で、ほかに60×90cm、幅120cmの大判、幅42.5cm前後のハーフサイズがあります。
洗い場の実寸より左右各3cmほど小さいものを選んだ場合は、マットの端と壁のあいだに隙間が空き、端が壁に当たって反る場面を減らせます。
次に素材です。
洗い場で足が滑るのを抑えたいならラバースノコタイプか天然ゴムタイプ、床の冷たさが気になるなら発泡樹脂のクッションタイプ、浴槽の中で足が滑るのを抑えたいなら吸盤付きの浴槽用を選びます。
小さな子どもと入る場合は、膝をつく時間が長いので厚みのあるクッションタイプが向きます。
なお、お年寄りが使う浴室では、マットだけで転倒を防ぐ考え方をしないでください。
手すりの設置や、またぎやすい浴槽の高さとあわせて考えるものです。
高齢者の浴室での対策は高齢者が滑りにくい浴室マットの選び方で解説しています。
60×85cmという表記が製品ごとにずれる理由
同じ「60×85cm」と書かれていても、実物を並べると数センチ違うことがあります。
成形品は型から抜いたあとに多少縮むため、メーカーは公称寸法に製造上の誤差を見込んでいます。
商品説明に「約」と付いているのはこのためです。
表記の並び順も統一されていません。
「縦60×横85×奥行2.2cm」と書く製品があれば、「85×60cm」と長辺から書く製品もあります。
数字だけ見て注文すると、縦横が入れ替わった状態を想像していたということが起きます。
長いほうが何cmなのかで判断してください。
もうひとつ、厚さの測り方が製品ごとに違います。
ラバースノコタイプは裏の脚を含めた高さを厚さとして書く製品と、踏み面の板だけの厚さを書く製品があります。
1.5cmと2.2cmの差が、実際には脚を数えたかどうかの差ということもあるので、折りたたんだ状態の収納スペースを気にするなら、たたんだときの寸法が書かれているかを見てください。
マットのサイズが合わないと、ドアと排水口で不具合が出る
浴室のドアには下側に水の逃げ道となる隙間や、換気用のガラリが付いています。
厚さ2cmを超えるマットを入口ぎりぎりまで敷くと、折戸や開き戸の下端がマットの縁に当たって開かなくなります。
ドアを一度開け閉めして、床をこする範囲にマットを置かない配置にしてください。
排水口をマットで覆うと、流れていくはずの水がマットの下に溜まります。
発泡樹脂のクッションタイプはマットの裏面が床に密着するので、この状態が続くとマットの裏面と床の両方がぬめります。
マットの端を排水口の手前で止めるか、排水口の位置に合わせて小さいサイズを選んでください。
洗い場より大きいマットを敷くと、端が壁に当たって持ち上がります。
持ち上がった縁は足先が当たってめくれるので、つまずきの元になります。
小さすぎる場合は使うたびに位置がずれ、浴槽から出た一歩目が床に直接着地します。
タイル床に敷くときの配置は浴室タイルへの滑り止めマットの敷き方で解説しています。
マットの寸法とマットの素材は、商品ページのどこに書いてあるか
通販の商品ページでは、タイトルの末尾に「60×85cm」のような寸法が入っている商品があります。ただしタイトルの数字はシリーズ共通で、実際に届くマットのサイズは注文画面の選択肢で変わる製品があるので、カートに入れる前に選択中のサイズを見直してください。
詳しい情報は、ページ下部の商品仕様表に「本体サイズ」「材質」「耐熱温度」「生産国」の形で並んでいます。
店頭で買う場合は、パッケージの裏面か側面に同じ内容の表が印刷されています。
確かめたいのは、本体サイズの3辺、材質の名称、それから折りたたみ式なら収納時のサイズです。
「抗菌」「防カビ」と書かれている製品については、メーカーがその加工をしているという表示であって、使っているあいだカビが出ないという意味ではありません。
マットの素材がどれであっても、使ったあとに立てかけて水を切る手入れは必要です。
素材ごとの乾きやすさの違いはカビにくいお風呂マットの選び方で解説しています。
よくある質問
お風呂マットは敷きっぱなしでいいですか
入浴後にそのまま床に置いたままにすると、マットの裏面と床のあいだに水が残ります。
使い終わったら立てかけるか、フックに掛けて水を切ってください。
折りたためるラバースノコタイプや、自立するよう設計された製品は、この手入れを想定した作りになっています。
浴室内用のお風呂マットは洗濯機で洗えますか
樹脂やゴムでできた浴室内用のマットは、洗濯機に対応していない製品がほとんどを占めます。
シャワーで流しながらブラシでこするのが基本の手入れです。
脱衣所に置く布製のバスマットは洗濯機に対応しているものがありますが、裏に滑り止め加工が付いたものは洗濯表示を確かめてください。
お風呂マットは何年くらい使えますか
お風呂マットの寿命はマットの素材と使用頻度で変わるため、年数で言い切れません。
交換の判断材料になるのは、樹脂のひび割れ、踏んだときに戻らなくなった沈み、ゴムの吸盤が付かなくなった状態、洗っても落ちない黒ずみの4つです。
どれかが出たら買い替えどきです。
処分の分別はお風呂マットの捨て方で解説しています。
まとめ
お風呂マットという呼び名は、浴室内の洗い場に敷くマット、脱衣所の足拭きマット、浴槽の中に沈めるマットの3つに使われています。買う前にどこで使うかを決め、洗い場の床を実寸で測り、そのうえで水はけ重視のラバースノコタイプ、冷たさ対策の発泡樹脂タイプ、吸盤付きの天然ゴムタイプから選ぶ流れになります。
公称寸法には製造上の誤差があり、厚さの測り方もメーカーごとに違うので、商品仕様表の本体サイズ3辺と材質を確かめてから注文してください。ぜひ本記事の置き場所別の表と、洗い場の実寸から逆算するマットのサイズの決め方を参考に、自宅の浴室に合う1枚を選んでください。




