SHARE:

お風呂マットとは?浴室用と脱衣所用の違いを一度で整理

お風呂マットは、浴槽の中や洗い場、脱衣所と、水まわりのあちこちで使われている身近なアイテムです。ところが実際に探し始めると、「浴室用と脱衣所用が同じ名前で並んでいる」「Mサイズを買ったのに敷き場所に収まらない」と戸惑う人が少なくありません。

用途違いや寸法違いを掴んだまま買うと、床から浮いてつまずいたり、浴槽のふちに乗り上げて滑り止めが効かなかったりします。乾きにくくカビの温床になることも。本ページでは、お風呂マットという表記が指すもの・素材や構造によるタイプの違い・サイズの決め方まで、順に整理して解説します。

KAGUASHI編集部
商標登録番号:第6806912号

KAGUASHIは家具のソックスチェアやキャスターストッパーなど家具の脚を保護するカバーを販売している国内ブランドです。当サイトでは販売中の製品や使用アイデアなどをご紹介いたします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

お風呂マットの表記は何を指しているのか

商品ページに並ぶ数字は、たいてい「幅×奥行×厚み」の順です。幅と奥行はcm、厚みだけmmで書かれることが多く、単位が混ざります。読み飛ばすと十倍の勘違いが起きる。「厚み10mm」は1cmです。

もうひとつ重要なのが材質欄。塩化ビニル樹脂(PVC)、EVA樹脂、天然ゴム、ポリプロピレン、発泡ウレタンあたりが浴室内用の主な素材です。脱衣所用になると綿、マイクロファイバー、珪藻土や樹脂系の速乾ボードに変わります。同じ「お風呂マット」でも、浴室の中で濡れたまま使うものと、外で水を吸わせるものでは、求められる性質が正反対。

耐熱温度の表記も見落とされがちです。浴槽の中で使うなら、湯温より十分に高い耐熱温度が示されているかを確認してください。追い焚きの吹き出し口の近くは、表示温度より条件が厳しくなることがあります。

素材と構造で分かれる4つのタイプ

タイプ素材と構造の特徴該当する人
浴槽内用(吸盤付き)PVCやゴムの薄いシート。裏一面に小さな吸盤が並ぶ。細長い長方形が多い湯船に入るとき足元が不安な人、立ち座りで滑る感覚がある人
洗い場用(すのこ・タイル型)EVAや発泡樹脂。裏に凹凸やスリット。数枚を連結するタイプもある洗い場の床が冷たい、水はけの悪い床をなんとかしたい人
厚手クッションタイプ発泡ウレタンやEVAで厚み10mm以上。柔らかく沈み込む膝や手をついて洗う人、子どもを座らせて洗う人
脱衣所用バスマット綿・マイクロファイバーの布製、または珪藻土などの吸水ボード浴室の外で足裏の水を取りたい人

この4つは置き場所が違うので、寸法の測り方も変わります。布製と吸水ボードの違いについては珪藻土以外のバスマットも含めた吸水と乾きの比較を見ると、脱衣所側の選択肢が整理できます。浴室内で吸盤式と敷くだけ式のどちらを取るか迷う場合は、吸盤式と敷くだけ式を介護の視点で比べた記事が判断材料になります。

自分に合うお風呂マットのサイズを決める手順

置き場所を1か所に絞る

浴槽の中なのか、洗い場なのか、脱衣所なのか。ここを決めないと寸法の候補が出ません。浴槽内と洗い場を兼用できる製品もありますが、形状はどちらか一方に寄っています。

平らな部分だけを実寸で測る

浴槽の底は縁に向かって立ち上がっていて、完全な平面はカタログの内寸より小さい。排水口の位置、段差、シャワーホースの当たる場所も避けます。測った平面より各辺2〜3cm小さい製品を選ぶと、へりに乗り上げにくくなります。

厚みと吸盤の要否を決める

厚みは薄いほど乾きやすく、折りたたんで干しやすい。厚いほど冷たさやかたさは和らぎますが、浴槽のまたぎの高さが実質的に増えます。またぐ動作に不安がある人は、薄手を選んで手すりと組み合わせるほうが無理がありません。吸盤は、床がツルツルした平面ほど吸い付きやすい傾向があります。ユニットバスの床のように細かい凹凸や滑り止め加工がある面では、吸盤が効きにくいことがある。その場合は裏全面が密着するタイプや、置くだけで動きにくい重さのあるタイプを検討してください。

同じ「Mサイズ」でも寸法がずれる理由

お風呂マットにはサイズの共通規格がありません。S・M・Lはメーカーごとの呼び方です。加えて、寸法のどこを測っているかも製品で違います。吸盤や縁の立ち上がりを含めた外寸で書く製品と、実際に足を乗せられる有効面で書く製品があるためです。

浴室側の表記も混乱のもとです。ユニットバスの「1216」「1616」といった数字は、浴室の内寸をmmで表したもの。1216なら1200mm×1600mmです。ただしこれは浴室全体の寸法で、浴槽の底の平らな部分の寸法ではありません。この数字からマットのサイズを逆算しないでください。

厚みも公称値です。発泡素材は体重がかかると沈み、使ううちに戻りが鈍くなります。カタログの15mmが、半年後に同じ15mmとは限らない。へたりが進んだマットの見極めは寿命のサインと交換の目安をまとめた記事が参考になります。

サイズが合わないお風呂マットの実害

大きすぎると、マットの端が浴槽のへりに乗り上げて浮きます。浮いた部分の吸盤は当然効かず、足を乗せたときに全体がずれる。折り癖が付いて段差ができると、その段差につまずくおそれもあります。

小さすぎる場合は、足を置きたい位置にマットが無いという単純な問題が起きます。立ち座りのときだけ足が外に出れば、敷いている意味が薄れる。洗い場用が小さすぎると、マットごと足で押し出してしまうこともあります。

厚みの選び間違いは乾きに響きます。厚いマットは内部に水を抱え、掛けても乾ききらないまま翌日を迎えることがある。ぬめりや黒ずみの出やすさは、素材そのものより乾かし方に左右されます。カビにくい素材と干し方を整理した記事で、置きっぱなしにしない運用まで確認しておくと安心です。

なお、サイズが合っていても滑りが完全に消えるわけではありません。浴槽の底に皮脂汚れの膜が残っていると、マットの吸盤も足裏も食いつきが落ちます。原因側の話は浴槽で足が滑る原因と汚れの落とし方にまとめています。高齢の家族が使うなら、マット単体で完結させず手すりや浴槽内いすと組み合わせてください。

仕様はパッケージのどこに書いてあるか

店頭の紙パッケージなら、表面に大きく出ているのはサイズの呼び名か「約○○×○○cm」まで。判断に必要な情報は裏か側面の品質表示欄にあります。見る順番は、材質、寸法、厚み、耐熱温度、洗濯機の可否、抗菌や防カビ加工の有無です。

通販の場合は「商品仕様」「商品情報」の表を開いてください。説明文の中の数字と仕様表の数字が食い違うことがあり、そのときは仕様表が正です。画像に載っている寸法図があれば、平面部分の寸法かどうかも読み取れます。レビュー写真は、実際にどの浴槽でどこまで届いているかを見る材料になる。

「抗菌」「防カビ」の表記は、菌やカビの繁殖を抑える加工がされているという意味であって、カビが生えないという保証ではありません。ここは書いてある言葉どおりに読んでください。取扱店による品ぞろえの違いはニトリと介護用品店の比較で触れています。

よくある質問

洗い場用のマットを浴槽の中に敷いてもよいか

おすすめしません。浴槽の底は湾曲していて、平面用に作られたマットは接地しない部分が出ます。耐熱温度が湯温を想定していない製品もある。逆に浴槽内用を洗い場に置くのは、寸法が合えば問題になりにくいものの、細長い形なので面積は足りません。

吸盤付きなら絶対にずれませんか

ずれないとは言えません。吸盤が効くかどうかは、床の平滑さ、汚れ、水温、吸盤自体の劣化で変わります。使う前に手のひらで押して密着させ、端を軽く引いて浮かないか確かめる習慣をつけてください。

大きすぎたらハサミで切ってもいいですか

「カット可」と明記された製品だけにしてください。切ると吸盤の配置が崩れ、端の吸盤が無くなって浮きやすくなることがあります。EVAのすのこ型は連結枚数で調整できるものがあるので、カットより先に枚数の調整を検討してください。

まとめ

お風呂マットの表記で頼りになるのは、S・M・Lの呼び名ではなくcmとmmの実数値です。置き場所を1か所に決め、平らな部分を実測し、そこから各辺2〜3cm引いた寸法を上限にする。厚みは乾きやすさと段差、吸盤は床の質感で決めます。パッケージ裏の品質表示か通販の仕様表を開けば、必要な数字はそこに揃っています。

この記事を書いた人

KAGUASHI編集部
あなたへのおすすめ