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ソファから立ち上がるのがつらい?高齢者でも立ちやすい座面の高さ

座面に沈み込んだまま、腕で押しても体が起き上がりません。

ソファから立ち上がるのがつらくなる原因は、年齢だけではありません。

座面の高さが床からひざ裏までの高さを下回っている、クッションが沈み込んで実際の座面が低くなっている、手をかける場所が近くにない、床が滑ってかかとが後ろへ逃げる——この4つが絡んでいます。

どれが効いているかは、座った姿勢を見れば数分で切り分けられます。

本記事では、座面の高さの測り方・高齢者が立ちやすくなる手当て・かさ上げでも直らないときの考え方を解説します。

KAGUASHI編集部
商標登録番号:第6806912号

KAGUASHIは家具のソックスチェアやキャスターストッパーなど家具の脚を保護するカバーを販売している国内ブランドです。当サイトでは販売中の製品や使用アイデアなどをご紹介いたします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

ソファから立ち上がるのがつらくなる4つの原因

立ち上がる動作は、ひざを曲げた状態から体重を足裏の上に移し、脚の力で押し上げる流れです。この流れのどこかが止まると、腕の力で代わりをしようとして苦しくなります。

座面の高さが低い

ひざの角度が90度より深く曲がると、脚で押し上げる力が出にくくなります。

床からひざ裏までの高さより座面が低いソファでは、座った時点でひざが股関節より高い位置に来て、立ち上がる動作の出発点から不利になります。

デザイン重視のローソファや、座り心地を狙って座面を低く設計したものでこの状態になります。

クッションが沈み込んで実際の座面が下がっている

買ったときは問題がなかったのに、数年経ってつらくなった場合はこれが疑われます。

ウレタンやポケットコイルは使い続けると復元力が落ち、体重をかけたときの沈み込みが深くなります。

カタログの座面の高さは無荷重での寸法なので、沈んだ状態の実測値とは別の数字です。

手をかける場所がない

アームレストがない3人掛けの中央や、アームが低すぎるソファでは、上半身を前に送る間に支えがありません。立ち上がる動作では、まず体を前に傾けて重心を足の上へ移しますが、その途中でバランスを崩すと体が後ろへ戻ってしまいます。

足元が滑る

フローリングの上でスリッパを履いていると、押し出す瞬間にかかとが後ろへ逃げます。

力は入れているのに体が上がらない、という感覚になるのはこの状態です。

ソファ自体が後ろへずれる場合も、足で押した力が逃げて同じことが起きます。

ソファから立ち上がるときの原因を、座ったまま見分ける

原因が4つあると書きましたが、切り分けは順番にやれば済みます。

最初に、いつも座る場所に深く座って、足裏を床にぴったり付けてください。

このときひざが股関節より高い位置にあるなら、座面の高さが足りていません。

次に、同じ姿勢で床から座面の上面までをメジャーで測ります。

カタログ値より3cm以上低ければ、クッションの沈み込みが進んでいます。

続いて、腕を使わずに立とうとしてみてください。

体が前に出ていく途中でぐらつくなら、手をかける場所が足りていない側の問題です。

反対に、前には出られるのに足が滑って押し切れない感覚があるなら、足元かソファの脚が動いています。

立つときにソファ本体が後ろへ動くかどうかは、座面の端に手を置いて軽く押してみれば分かります。

複数が当たっていることもあります。

その場合は、座面の高さから手を付けてください。

座面の高さが合うと、ひざの角度が浅くなって脚で押し上げやすくなります。

そのうえで、残った原因を順に手当てしてください。

座面を上げる|ソファから立ち上がる高齢者向けの高さの目安

立ち上がりやすい座面の高さは、床からひざ裏までの高さと同じか、それより1〜2cm高いあたりです。

ひざ裏の高さは、椅子に座って足裏を床に付けた状態で、床からひざの裏側までを測れば分かります。

身長160cm前後の人なら40cm前後が一つの目安ですが、個人差があるので実測してください。

既存のソファの座面を上げる手当ては2つあります。

脚を交換するか継ぎ足す方法と、座面の上に硬めのクッションを足す方法です。

脚側で上げると座面の硬さは変わらないまま姿勢だけが改善するので、沈み込みが原因でないならこちらが向きます。

具体的な部材と選び方はソファーの高さを上げる方法で解説しています。

ただし上げすぎると別の不具合が出ます。

足裏が床から離れると、座っている間に太ももの裏側が圧迫されますし、立つときの踏み出しも不安定になります。

上げた後は必ず座って、足裏全体が床に着くか確かめてください。

ソファから立ち上がるときのクッションの沈み込みと足元の滑りへの手当て

沈み込みには硬いものを下に入れる

座面が柔らかく沈む場合は、クッションの下に薄いベニヤ板や硬質のボードを入れると、沈み込む量が減ります。

座面カバーが外せるタイプなら、中のウレタンを硬めのものに差し替える方法もあります。

上に座布団を重ねる手当ては高さは稼げますが、座布団自体が滑ると立ち上がる瞬間にずれるので、裏面に滑り止め加工のあるものを選んでください。

滑りはソファ側と足元の両方を見る

ソファ本体が後ろへ動くなら、脚の下に止めるものを入れます。

ソファの滑り止めは、床材と脚の形で向くものが変わるので、ズレの原因別の対策グッズで解説している内容を見て選んでください。

フェルト製の脚カバーを付けている場合は、床は守れますがよく滑るので、立ち上がりがつらい人には向きません。

シリコン製との違いはソファの足カバーの選び方で解説しています。

自分の足が滑る側は、スリッパを脱いで試すのが先です。

素足や滑り止め付きの靴下で立てるなら、履物を替えるだけで済みます。

ふらつきがある場合は、手すりのような固定された支えを併用してください。

手をかける場所を作る|アームと周辺の見直し

上半身を前に送る途中で支えがないと、脚の力があっても立てません。手をかける場所は、座面より10〜20cm高い位置にあると前へ押し出しやすくなります。

アームのある3人掛けで中央に座っているなら、座る位置をアームのある端に変えるだけで改善します。

3人掛けの中央にしか座れない配置なら、ソファの前にローテーブルを置く形を見直してください。

テーブルが近すぎると前に体を送るスペースがなく、遠すぎると手が届きません。

ひざの前に30cmほど空ける配置にすると、足を引いてから立てます。

床に固定した手すりや、置き型の立ち上がり補助手すりという選択もあります。

ただし置き型は自重で安定させる作りなので、体重をかける方向や床材によって動きます。

導入するなら、ソファの座面の高さと手すりのグリップ位置が合っているかを、実際に座った状態で確かめてください。

かさ上げしても立ちにくいときに考えること

座面を実測した高さに合わせて、手をかける場所も作ったのに変わらない場合は、ソファそのものの構造が合っていない可能性があります。

座面の奥行きが深すぎると、深く座ると足が床に届かず、浅く座ると腰が落ち着きません。

奥行き55cmを超えるものは、クッションを背もたれ側に足して実質の奥行きを詰める方法があります。

フレームがへたって座面が前に傾いているソファは、かさ上げでは直りません。

座面の前端と後端の高さを測って、前が低くなっているなら買い替えを考える段階です。

毎日何度も使う家具なので、座面の高さが合っていないソファを使い続けるより、ひざ裏の高さに合った1脚に替えるほうが負担が減ります。

なお、立ち上がるときにひざや腰に痛みが出る、立った直後にふらつくといった症状がある場合は、家具側の調整とは別の問題です。気になる場合は医療機関に相談してください。

効果が薄い対処と、次に選ぶときの条件

よく紹介される手当てのうち、立ち上がりには効きにくいものがあります。

座面に柔らかい低反発クッションを足す方法は、高さは数cm稼げますが沈み込みが増えるので、差し引きでほとんど変わりません。

ソファの下に厚手のラグを敷く方法も、ソファの脚がラグに沈み込み、ラグの上面から座面までの高さが増えないため、座面の高さは上がりません。

背もたれにクッションを詰める手当ては奥行きを詰める効果はありますが、座面の高さには関係しません。

次にソファを選ぶときは、カタログの座面の高さではなく、店頭で座った状態の実測を基準にしてください。

確かめる条件は、足裏全体が床に着くか、ひざが股関節より下に来るか、座ったまま手をかけられるアームがあるか、この3点です。

座面の素材は、硬めのウレタンやコイルのほうが沈み込みが少なく立ちやすくなります。

よくある質問

ソファの座面の高さは何cmあれば立ち上がりやすいですか

床からひざ裏までの高さと同じか、1〜2cm高い寸法が目安です。

ひざ裏の高さは人によって違うので、40cmという数字をそのまま当てにせず、実際に測ってください。

足裏が浮くほど高いと、立つときの踏み出しが不安定になります。

座面の上に座布団を重ねれば高さを稼げますか

硬いものなら数cm稼げます。

柔らかいクッションは体重で沈むので、見た目の厚みほど高くなりません。

重ねる場合は、座布団が立ち上がる瞬間にずれないよう、裏面に滑り止め加工のあるものを選んでください。

高齢の親のために手すりを置けば、ソファから立ち上がる動作は安全になりますか

手をかける場所ができるので上半身を前へ送りやすくなりますが、それだけで転倒を防げるものではありません。

置き型の補助手すりは自重で安定させる作りなので、体重をかける向きや床材によって動きます。

座面の高さを合わせること、足元が滑らない状態にすることと合わせて考えてください。

まとめ

ソファから立ち上がるのがつらいとき、原因は座面の高さ、クッションの沈み込み、手をかける場所、足元の滑りの4つに分かれます。

深く座って足裏を床に付けた状態を見れば、どれが当たっているかは数分で切り分けられます。

先に手を付けるのは座面の高さで、床からひざ裏までの実測値に合わせると、脚で押し上げやすい姿勢になります。

残る原因は順に手当てします。

ぜひ本記事の切り分け手順と座面の高さの目安を参考に、今のソファのどこを調整するか決めてください。

この記事を書いた人

KAGUASHI編集部
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