赤ちゃんに安心!ジョイントマットの安全性とおすすめ素材

赤ちゃんの成長とともに気になってくるのが「床環境」。
ハイハイやずりばいを始める頃になると、フローリングの硬さや冷たさ、転倒時のケガが心配になるご家庭も多いのではないでしょうか。
そこで注目されるのがジョイントマット。柔らかく、転倒時の衝撃をやわらげてくれる上に、自宅の床を汚れや傷から守る便利なアイテムです。
しかし「本当に安全?」「素材は何を選べばいい?」といった不安もつきもの。
この記事では、赤ちゃんのいる家庭でジョイントマットを使う際に知っておきたい安全性のポイントとおすすめ素材について、わかりやすく解説します。
ジョイントマットはなぜ赤ちゃん向き?
ジョイントマットは、パズルのように組み合わせて床に敷く柔らかいマットです。
一般的にはEVA樹脂やPE(ポリエチレン)といった素材でできており、クッション性・防音性・断熱性に優れています。
特に赤ちゃんにとって嬉しいのは以下の点です。
- 転倒時の衝撃を吸収してくれる
- 床の冷たさを防ぎ、年中快適に過ごせる
- おもちゃを落としても音や傷の心配が少ない
- 汚れても部分的に洗える or 取り替えられる
こうしたメリットから、赤ちゃんの成長に伴う床環境づくりに最適なアイテムとされています。
安全なジョイントマットを選ぶポイント
ジョイントマットにはさまざまな素材や構造の商品がありますが、赤ちゃん向けには以下のような基準で選ぶことが重要です。
1. 有害物質を含まないものを選ぶ
赤ちゃんは床に顔をつけたり、マットを舐めたりすることがあります。
そのため「ホルムアルデヒド・フタル酸エステルなどの有害物質を含まないか」が最重要ポイントです。
SGマークや食品衛生法適合、ノンホルムなどの表示がある製品を選ぶと安心です。
2. 滑りにくく、ズレにくい構造か
赤ちゃんが動き回るとマットがズレたり、めくれたりして転倒の原因になることがあります。
裏面に滑り止め加工があるものや、厚みがしっかりして浮きにくい構造のものを選ぶことで、安定した環境を保てます。
3. 洗いやすく、耐水性があるか
おむつ替えやミルクの吐き戻し、食べこぼしなど、床が汚れる機会は日常茶飯事。
水拭きしやすい素材かどうか、液体が染み込みにくいかも重要です。防水性があるジョイントマットなら、衛生的に使い続けられます。
4. 匂いが少ないものを選ぶ
開封直後に化学的なにおいが強いものは、赤ちゃんにとっても刺激になりやすく、避けたいポイントです。
**「無臭タイプ」「においが少ない素材」**と記載されたものを選ぶか、使用前に陰干ししておきましょう。
5. 縁がしっかり噛み合う構造か
赤ちゃんがマットの端をめくって口に入れるリスクを減らすには、縁がしっかり組み合う構造がおすすめです。
つなぎ目がゆるいと、めくれたり、段差ができてつまずいたりしやすくなります。
赤ちゃんにおすすめのジョイントマット素材
ジョイントマットには複数の素材があります。赤ちゃん向けに最も一般的で安心なのは以下の3つです。
EVA樹脂(エチレン酢酸ビニル)
軽量で柔らかく、クッション性に優れた素材。多くのジョイントマットに使われています。価格も手頃で、防音性・断熱性・水拭き性にも優れています。
赤ちゃん用としてはEVA樹脂製でノンホルム・無臭タイプのものを選べば安全性は十分です。
PE素材(ポリエチレン)
やや硬めで耐久性が高く、長く使いたい家庭向き。EVAよりもにおいが少ない商品が多く、耐水性も高いのが特徴です。
赤ちゃんが成長しても引き続き使いたい場合には、PE製も検討する価値があります。
コルク素材+EVAの複合タイプ
表面が天然コルクで、裏面がEVAクッションになっているタイプ。見た目がナチュラルでインテリアになじみやすく、滑りにくいというメリットもあります。
ただし、コルク部分は水に弱いため、食べこぼしが多い時期は注意が必要です。
赤ちゃん用におすすめの活用シーン
- ハイハイスペースやプレイマットとして
リビングの一角にジョイントマットを敷くだけで、安全な遊び場が完成します。 - ベビーベッドの下に敷いて防音対策
赤ちゃんが動いたときの音を軽減でき、階下への配慮にもなります。 - おむつ替えスペースの保護として
寝返り中に転がっても痛くなく、汚れてもすぐ拭けるのが安心です。
よくあるQ&A
Q. 赤ちゃんがマットを舐めても大丈夫?
A. 有害物質を含まないマットであれば基本的に問題ありません。ただし衛生面を保つため、こまめに水拭きすることが大切です。
Q. 何歳までジョイントマットを使える?
A. 使用期限はありませんが、歩き始めて転倒のリスクが減る2~3歳以降は、ライフスタイルに合わせて徐々に減らしていく家庭が多いです。
まとめ|赤ちゃんにとって安心な床づくりの第一歩に
ジョイントマットは、赤ちゃんのいる家庭にとって非常に頼れるアイテムです。
ただし、安全性の高い素材・構造のものを選ぶことが前提になります。
選ぶ際は、
- 有害物質を含まないか
- 滑り止め加工があるか
- お手入れのしやすさ
- 匂いの少なさ
- 縁の構造の安全性
といったポイントをしっかりチェックしましょう。
赤ちゃんが安心して遊べる環境づくりは、日々の育児をラクにし、子どもの成長を見守るうえでも大切です。
ジョイントマットを上手に活用して、安全で快適な空間を整えていきましょう。