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非常用トイレは何回分必要?家族の人数で決める備蓄量の目安

断水したマンションで、トイレのレバーを回しても水が落ちません。

便器に排泄物が残ったままでは次の人が使えず、ここで初めて非常用トイレの袋の枚数を数えることになります。

目安としてよく示されるのは1人1日5回分で、3日分なら1人15回分、7日分なら1人35回分です。

4人家族の7日分だと140回分という計算になり、50回分のセットでは足りません。

本記事では、回数が足りなくなる原因の切り分け、家族の人数からの備蓄量の出し方、使用後の袋の処理と保管場所まで解説します。

KAGUASHI編集部
商標登録番号:第6806912号

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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

非常用トイレが足りなくなる原因は回数の見積もりと使い方の両方にある

袋が早く尽きる理由は、備蓄量の計算そのものを間違えている場合と、1回ごとの使い方で余分に消費している場合に分かれます。どちらが起きているかで手当てが変わるので、先に原因を分けて見ます。

排尿の回数を1日5回で計算していない

防災の備蓄で広く使われている目安は、1人あたり1日5回です。

成人の排尿は1日4〜7回ほどあり、水分を多めに取る人や高齢者はこれを上回ります。

1日3回で計算すると、実際の使用で2日目から足りなくなります。

大便のたびに袋を早めに交換している

非常用トイレの袋は、1回使うごとに口を縛って捨てる作りです。

大便をした回では臭いが強く出るため、尿だけのときより早く交換したくなり、結果として消費が速くなります。

大便の回も1日5回の中に含めて数えるので、尿の分とは別に袋の枚数を足す必要はありません。

凝固剤を規定量より多く入れている

凝固剤は1回分ずつ小分けになっているものと、袋から必要量を振り入れるものがあります。

後者で量の見当を付けずに使うと、凝固剤だけが先に尽きて袋が余ります。

セットの表示にある「50回分」は、袋と凝固剤の両方が50回そろっている前提の数字です。

非常用トイレが足りない原因を見分ける手順

手元にあるセットの箱を見れば、短時間で切り分けられます。

  • 箱に「50回分」とあり、中の袋も凝固剤もそれぞれ50個そろっているなら、不足の原因は備蓄量の計算です。人数×日数の再計算に進んでください。
  • 袋だけが残って凝固剤が先に減っているなら、1回あたりの使用量が多すぎます。小分けタイプへの切り替えか、計量スプーンの併用で直ります。
  • 袋と凝固剤が同じペースで減り、それでも足りないなら、使用回数そのものが見積もりを超えています。1日5回では収まっていません。
  • 便器にかぶせる防汚袋(便器カバー)が先に尽きたなら、1回ごとに交換しています。防汚袋は汚れなければ複数回使える仕様の製品もあり、取扱説明の記載を確かめてください。

非常用トイレは何回分必要か、家族の人数から備蓄量を出す

計算式は「人数 × 1日5回 × 備える日数」の一本だけです。内閣府や自治体の備蓄案内では家庭での備えを最低3日分、可能なら7日分としており、この日数をそのまま当てはめます。

家族の人数3日分7日分
1人15回分35回分
2人30回分70回分
3人45回分105回分
4人60回分140回分
5人75回分175回分

この表から分かるのは、よく売られている50回分のセットが単身の7日分か、2人の3日分までをまかなう量だということです。

4人家族で7日分をねらうなら、50回分なら3セット必要になります。

乳幼児や介護が必要な家族がいる世帯は回数が増えるので、人数に1人分上乗せして計算してください。

原因別の対処と、袋を長くもたせる使い方

回数が足りないときに今できること

手持ちの袋が残り少ないなら、尿だけのときに袋を続けて使う運用に切り替えます。

凝固剤を入れて固めた上に次の尿を足し、凝固剤をもう一度振り入れれば、1枚で2〜3回分をまとめられます。

固まった状態で袋の重量が増えるため、縛る前に重さを確かめてください。

大便のときは、臭いと衛生の面から1回で縛って閉じます。

凝固剤が先に尽きたとき

凝固剤の代わりに、新聞紙をちぎったもの、ペット用の吸水シート、紙おむつを袋の底に敷く方法があります。

吸水量は凝固剤より劣るので、袋を二重にして、液が漏れないようにしてから使ってください。

固まらないまま持ち運ぶと袋の口から漏れます。

便器が使えない・便器そのものがないとき

洋式便器にかぶせて使う前提の袋は、便器が破損している場合は段ボール製や樹脂製の組み立て式便座に袋をセットします。

代用するなら、ふた付きのバケツや折りたたみ椅子の座面を抜いたものに袋をかぶせる形です。

座面の高さが合わないと体勢が不安定になるので、転倒を防ぐために壁際に置き、手をつける場所を確保してください。

使用後の袋の処理と保管場所の決め方

縛った袋は、自治体の分別では可燃ごみとして扱われる地域が多数ですが、災害時はごみ収集が止まります。

収集再開まで屋内に置くことになるため、ふた付きのポリバケツを1つ用意して、袋をまとめて入れられるようにしておいてください。

直射日光が当たる場所に置くと袋の中で発酵が進み、臭いが強くなります。

防臭性をうたう袋を併用する方法もありますが、メーカーが示す防臭性能は袋の口を正しく縛った状態での値です。二重に縛っても臭いがゼロになるわけではありません。

保管場所は、トイレの中か、その隣の廊下収納が現実的です。

1階が浸水する可能性がある地域では2階に分けて置きます。

保管時に確かめるのは凝固剤の使用期限で、製品によって製造から5年や10年と表示が分かれます。

袋とセットの防汚袋は劣化で破れやすくなるため、期限が切れたものは訓練用に使ってしまい、新しいものに入れ替えてください。

やっても効果が薄い対処

よく紹介される手当てのうち、実際には効きにくいものがあります。

便器に水を流して片付ける

断水中に風呂の残り湯をバケツで流す方法は、下水管や浄化槽が損傷している建物では逆流の原因になります。集合住宅で建物の配管点検が済んでいない段階では行わないでください。

猫砂だけで代用する

固まるタイプの猫砂は尿を吸いますが、量が足りないと底に液が残ります。袋を二重にしないと持ち運びで漏れます。

消臭スプレーを袋の外から吹く

臭いの出所は袋の口なので、外側に吹いても発生源は変わりません。口をしっかり縛るほうが効果があります。

レジ袋をそのまま便器にかぶせる

レジ袋には底や脇にマチの穴が開いているものがあり、液が便器との間に漏れます。穴の有無を透かして確かめてから使ってください。

よくある質問

非常用トイレ50回分は何日分になりますか

1人1日5回で計算すると、1人なら10日分、2人なら5日分、4人家族なら2日半分です。家族の人数で割った日数になるので、世帯人数が増えるほど同じ50回分でもてる日数は短くなります。

大便をしたあとの袋はどう扱えばいいですか

凝固剤を入れて空気を抜きながら口を縛り、そのまま別のごみ袋に入れて二重にします。トイレットペーパーは袋の中に一緒に入れてかまいません。

非常用トイレの代わりになるものはありますか

45リットル程度のポリ袋2枚と、新聞紙か紙おむつ、ふた付きの容器があれば1回分の代用ができます。

便器に1枚目をかぶせて便器を保護し、2枚目を重ねて中に吸水材を敷く形です。

ただし吸水量と防臭性は専用品に及ばないため、あくまで手持ちが尽きたときの手当てとして考えてください。

まとめ

非常用トイレの備蓄量は、人数に1日5回と日数をかけるだけで出ます。

4人家族の7日分なら140回分で、50回分のセット1つでは2日半しかもちません。

袋が早く尽きたときは、計算そのものの不足か、凝固剤の使いすぎか、防汚袋の交換頻度のどれに当たるかを箱の中身を数えて切り分けてください。

ぜひ本記事の人数別の回数表と袋を長くもたせる使い方を参考に、自宅の保管場所と期限を今日のうちに確かめてください。

この記事を書いた人

KAGUASHI編集部
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