SHARE:

冷蔵庫のかさ上げ台のデメリットは?高さと耐荷重で選ぶ前の確認

冷蔵庫の下に手を入れると、ほこりがびっしり溜まっています。

かさ上げ台を使えば本体が持ち上がり、掃除機のノズルが入る隙間ができます。

ただし高さを足した分だけ重心も上がるので、300kg対応といった耐荷重の表示と、脚にかかる荷重の分散のしかたを先に確かめる必要があります。

本記事では、冷蔵庫のかさ上げ台で起きるぐらつきや扉の干渉、固定脚タイプとキャスタータイプの違い、設置前に測る寸法まで解説します。

KAGUASHI編集部
商標登録番号:第6806912号

KAGUASHIは家具のソックスチェアやキャスターストッパーなど家具の脚を保護するカバーを販売している国内ブランドです。当サイトでは販売中の製品や使用アイデアなどをご紹介いたします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

冷蔵庫のかさ上げ台で先に出るのはデメリット側

かさ上げ台を選ぶとき、最初に確かめるべきは「どれだけ高くできるか」ではなく「どれだけ安定を保てるか」です。

冷蔵庫は背が高く、扉が前面に付いた家電なので、ドアポケットに飲料を詰めるほど重心が前へ寄ります。

床から10cm持ち上げれば、扉を開けたときに前方へかかるモーメントもその分だけ大きくなります。

そのうえ、かさ上げ台は本体の底面全体を支えるのではなく、4つの脚それぞれを点で受ける製品がほとんどです。

荷重が1点に集中するので、台の耐荷重表示と、床側が受ける圧力の両方を見る必要があります。

畳やクッションフロアのような柔らかい床では、かさ上げ台の接地面が小さいほどへこみが出やすくなります。

高さを足すことで生まれる不具合は、ぐらつきだけではありません。

上部の扉が吊り戸棚にぶつかる、コンセントの位置と本体背面の間隔が変わる、搬入時に通れた開口を通らなくなるといった干渉も同時に起きます。

冷蔵庫のかさ上げのデメリットと失敗しない条件では、かさ上げをやめる判断の線引きまで解説しています。

取扱説明書に「かさ上げ不可」と書かれていないか

メーカーによっては、取扱説明書の設置条件の欄に、水平で丈夫な床に直接置くことや、脚の下に台を挟まないことを指定している製品があります。

表示がある場合は、それが最優先です。

かさ上げ台を使ったことで転倒や故障が起きても、設置条件を外れていれば保証の対象から外れる可能性があります。

確認する箇所は、設置に関するページの「据え付け」「水平調整」「転倒防止」の項目です。

脚の調整ねじで水平を取るよう指示がある機種は、台を挟むとその調整幅が使えなくなることもあります。

説明書が手元になければ、型番でメーカーの公開している設置説明を探してください。

かさ上げ台のタイプと、高さの出し方の違い

固定高さのゴム・樹脂ブロックタイプ

脚1本ごとに1個ずつ置く小さなブロックで、高さは製品ごとに固定されています。

厚みが10mm前後の薄いものから、30mm程度のものまであります。

ゴム製は振動を受け止める性質があり、コンプレッサーの作動音が床へ伝わる量を抑える狙いで作られています。

構造が単純なぶん、高さを後から変えられません。

伸縮して高さを調整するタイプ

ねじを回して10cm前後から30cm超まで伸ばせる支柱型です。

掃除機のヘッドが丸ごと入る高さまで上げられるので、冷蔵庫の底上げを目的にする人が選ぶ形になります。

高さが出るほど重心は上がるため、耐荷重の表示に加えて、支柱の太さと設置面の広さを見てください。

4本を同じ高さに揃えないと、片側だけに荷重が集中します。

キャスター付きの置き台タイプ

枠の上に冷蔵庫を載せ、枠の下にキャスターが付く形です。

本体を前後に動かせるので、背面や側面の掃除がしやすくなります。

ただし動くということは、普段から固定されていないということでもあります。

ストッパー付きのキャスターを選び、使うとき以外はロックしてください。

キャスターの数や耐荷重の考え方は、キャスター後付けの耐荷重と家具の脚の種類で解説しています。

板状のプロテクトマット・床保護パネル

かさ上げではなく、床のへこみと傷を防ぐことを目的にした板です。

高さはほとんど増えず、掃除のための隙間もできません。

ぐらつきの不安を増やさずに床だけ守りたいなら、この形が選択肢になります。

タイプ別に向いている人と、向かない人

タイプ高さの目安向いている人向かない人
ゴム・樹脂ブロック約10〜30mm床のへこみと振動音を抑えたい人。高さは要らない人掃除機を下へ入れたい人
伸縮式の置き台約10〜33cm冷蔵庫下を掃除機で掃除したい人。水まわりの浸水を避けたい人吊り戸棚やカウンターまでの高さに余裕がない人
キャスター付き置き台約10cm前後背面や側面まで動かして掃除したい人床が傾いている部屋、小さな子どもがいる家
床保護パネル数mm畳・クッションフロアのへこみだけ防ぎたい人下の掃除を楽にしたい人

どのタイプでも共通して向かないのが、床自体が水平でない部屋です。

かさ上げ台は高さを足す道具であって、傾きを直す道具ではありません。

傾いた床で高さを足すと、傾きの影響がそのまま拡大します。

先に床の水平を確かめてください。

耐荷重の表示は、4本合計か1個あたりかを読み分ける

「耐荷重300kg」と書かれていても、それが4個セット合計の値なのか、1個あたりの値なのかで意味が変わります。

4個セットで300kgなら、1本の脚にかかってよい荷重は75kgです。

大型の冷蔵庫は本体だけで100kgを超えるものがあり、そこへ食品と飲料の重さが加わります。

そのうえ、冷蔵庫の重さは4本の脚に均等には乗りません。

コンプレッサーが背面下部にあるため、後ろ側の2本に荷重が寄る構造です。

合計重量を4で割った数字で足りると判断せず、表示値に対して余裕を持たせてください。

本体重量は背面のラベルか取扱説明書の仕様欄に書かれています。

床側の耐荷重も別の話です。

集合住宅の木造床や、畳の上に設置する場合は、接地面が広い製品か、下に板を1枚挟んで荷重を散らす方法を検討してください。

ブロックを積み重ねて高さを稼ぐやり方の限界は、底上げブロックで積める高さと耐荷重で解説しています。

冷蔵庫のかさ上げ台を買う前に測る3か所

冷蔵庫の上から天井・吊り戸棚までの空き寸法

かさ上げで足せる高さの上限は、ここで決まります。

冷蔵庫の上面から、天井または吊り戸棚の下端までをメジャーで測ってください。

多くの機種は放熱のために上部に数cmの空間を確保するよう指定されているので、その指定分を引いた残りが、かさ上げに使える高さです。

脚の数と脚の形状

ブロックタイプを選ぶなら、脚の数と形を先に見てください。

4点の脚ではなく、前2点がローラー、後ろ2点が固定脚という機種もあります。

脚の接地面がかさ上げ台の受け面からはみ出すと、荷重が縁に集中します。

台の受け面の幅と、脚の外寸を照らし合わせてください。

搬入経路と扉を開いたときの高さ

冷蔵庫をかさ上げ台に載せると、扉を開いたときの高さも台の高さの分だけ上がります。

上段の扉が壁の出っ張りや照明に当たらないか、開いた状態で確かめてください。

また、設置後に本体を動かす必要が出たとき、かさ上げ台ごと通れる開口幅があるかも見ておきます。

かさ上げした冷蔵庫の転倒対策は別に要る

かさ上げ台には転倒を防ぐ機能はありません。

高さが増すほど、地震の揺れで上部が振られる幅は大きくなります。

底上げ台を入れたなら、壁側への固定を合わせて考えてください。

方法としては、本体上部と壁をベルトでつなぐ形と、本体の底面と床の間に粘着ジェルを挟む形があります。

ただしかさ上げ台を使っている場合、底面側のジェルは台の上に置くことになり、台自体が床の上を滑れば意味がなくなります。

壁固定のほうが構造としては素直です。

ベルトの付け方と効果の範囲は家具用耐震ベルトのメリット・デメリットと付け方で、ジェルタイプの耐荷重の考え方はダイソーの耐震マットの耐荷重の目安で解説しています。

固定の可否は壁の下地にも左右されます。

石膏ボードだけの壁にねじを打っても、揺れたときに抜けます。

下地の位置を探せない、賃貸でねじ穴を開けられないといった事情があるなら、かさ上げの高さを抑えるという判断もあります。

よくある質問

冷蔵庫にかさ上げ台は必ず必要ですか

必要ではありません。

かさ上げ台は、下の掃除をしやすくする、床のへこみを防ぐ、水まわりで本体の底を濡らさないといった目的があるときに使う道具です。

目的がないなら、床に直接置くほうが重心は低く保てます。

冷蔵庫のかさ上げ台は100均で買えますか

100円ショップでは家具の脚に敷く小さなゴムマットや耐震ジェルを扱う店がありますが、冷蔵庫の重量に対応すると明記した専用のかさ上げ台は、品揃えとして期待できません。

取扱商品は店舗や時期で変わるため、耐荷重の表示があるかどうかを現物のパッケージで確かめてください。

表示がないものに100kg超の家電を載せないでください。

木材やブロックで自作してもいいですか

かさ上げ台として販売されている製品には耐荷重の表示がありますが、自作したものにはその保証がありません。

木材は湿気で反ることがあり、4本の高さがずれるとぐらつきの原因になります。

コンクリートブロックは強度がある反面、床を傷めやすく、接地面に硬い粒が噛むと傷が付きます。

かさ上げすると電気代は変わりますか

かさ上げ台そのものが消費電力を変えるわけではありません。

ただし、冷蔵庫は背面や側面から熱を逃がす構造なので、メーカーが指定する壁との間隔を確保できているかどうかは放熱に関わります。

かさ上げで本体の位置がずれたなら、背面の隙間を測り直してください。

キャスター付きの置き台に載せたままで安全ですか

ストッパーを掛けていない状態では、扉の開閉や軽い揺れで本体が動きます。

掃除のときだけロックを外し、普段はすべてのキャスターをロックしてください。

床が傾いている部屋では、ロックを掛けていても荷重のかかり方が偏ります。

まとめ

冷蔵庫のかさ上げ台で先に確かめるのは、高さではなく安定のほうです。

取扱説明書に設置条件の指定がないかを見て、耐荷重の表示が4個合計なのか1個あたりなのかを読み分け、冷蔵庫の上から天井や吊り戸棚までの空き寸法を測る。

この3つを済ませてから、固定ブロック・伸縮式・キャスター付き・保護パネルのどれを使うかを決めてください。

吊り戸棚までの空きがあり床が水平な部屋では、かさ上げすると冷蔵庫の下の掃除がしやすくなります。

ただし高さを足した分だけ重心が上がります。

上げた分は壁側への固定で補うという前提で考えてください。

ぜひ本記事のタイプ別の比較表と、買う前に測る3か所を参考に、ご自宅の冷蔵庫と床に合う一台を選んでください。

この記事を書いた人

KAGUASHI編集部
あなたへのおすすめ