お風呂の滑り止め対策はこれ!おすすめマットを素材別に紹介

家庭内で起こる事故の中でも特に多いのが浴室での転倒です。濡れた床や石けんの残りなどで滑りやすくなったお風呂場は、思わぬケガにつながる危険な場所といえます。そこで注目したいのが、滑り止めマットの活用です。

滑り止めマットは、床との摩擦を高めて転倒を防ぐだけでなく、足元の冷えやクッション性の向上など、快適さをプラスしてくれるアイテムでもあります。本記事では、滑り止めマットの素材ごとの特徴とおすすめの使い方を詳しく解説します。ご家庭の構成や浴室環境に合ったマット選びの参考にしてください。

KAGUASHI編集部

商標登録番号:第6806912号


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目次

素材別に見る滑り止めマットの特徴

滑り止めマットにはいくつかの素材が使われており、それぞれに異なるメリット・デメリットがあります。以下では、代表的な素材を取り上げ、それぞれの特性を詳しく見ていきます。

1. PVC(ポリ塩化ビニル)素材

PVC素材は、滑り止めマットで最も一般的に使われている素材です。高いグリップ力と耐久性を持ち、価格も比較的リーズナブル。吸盤付きで浴槽の底や洗い場にも使えるタイプが多くあります。

メリット

  • グリップ力が高く滑りにくい
  • 吸盤付きでズレにくい
  • 種類が豊富で選びやすい
  • 比較的安価で手に入りやすい

デメリット

  • 長時間使用すると変色・硬化することがある
  • 厚みがあるため乾きにくい製品もある

おすすめの用途:浴槽の中、洗い場、介護用

2. EVA(エチレン酢酸ビニル)素材

EVAは軽くて柔らかいのが特徴の素材で、水はけの良さや取り扱いの簡単さで人気です。表面に微細な凹凸があり、足元のクッション性も良好。デザイン性の高いものも多く、おしゃれな浴室にしたい方にもおすすめです。

メリット

  • とても軽くて扱いやすい
  • ソフトな質感で踏み心地が良い
  • カビが発生しにくく清潔を保ちやすい
  • デザインのバリエーションが豊富

デメリット

  • 吸盤がないためズレやすい場合がある
  • 熱に弱く変形しやすい製品もある

おすすめの用途:洗い場、脱衣所、子ども用の足元マット

3. 天然ゴム素材

天然ゴムはグリップ力・耐久性ともに優れた高性能素材です。プロの介護現場でも使われるほど信頼性が高く、しっかりと床面に密着してくれるため、安心感があります。ただし、少し重めで価格も高めです。

メリット

  • 非常に滑りにくく安全性が高い
  • 高齢者や体重のある方にも安心
  • 長持ちでコスパが良い

デメリット

  • 重量があり、やや扱いにくい
  • 他の素材に比べると価格が高め

おすすめの用途:介護が必要な方、高齢者世帯、滑りやすいタイル床

4. 珪藻土入り素材(ハイブリッドタイプ)

近年登場しているのが、珪藻土などの吸水素材とEVAなどの柔らかい素材を組み合わせたハイブリッドタイプです。吸水性と滑り止め性能のバランスが取れており、デザイン性も高めです。

メリット

  • 速乾性に優れ、衛生的
  • 肌触りがよくデザインも豊富
  • 軽くて手入れが簡単

デメリット

  • 一部の製品では滑り止め効果がやや弱い
  • 経年劣化しやすい製品もある

おすすめの用途:子育て世帯、スタイリッシュな浴室にしたい方

使用シーン別の選び方

使用する場所や家族構成に応じて、最適なマットは変わってきます。ここでは、代表的なシーン別におすすめ素材をまとめます。

高齢者がいる家庭

  • 素材の推奨:天然ゴム or PVC(吸盤付き)
  • 理由:グリップ力が高く、足元が安定しやすい。立ち上がり時の転倒リスクが軽減される。

子どもがいる家庭

  • 素材の推奨:EVA or 珪藻土ハイブリッド
  • 理由:柔らかくクッション性があり、デザインも豊富で子どもが楽しく使える。安全性も十分。

洗い場や脱衣所で使いたい場合

  • 素材の推奨:EVA or メッシュPVC
  • 理由:水はけの良さ、軽さ、乾きやすさがポイント。脱衣所なら見た目も重視できる。

浴槽内で使いたい場合

  • 素材の推奨:吸盤付きPVC or 天然ゴム
  • 理由:水中でもズレず、安定感がある。抗菌・防カビ加工があるとなお良い。

清潔に使うためのお手入れのコツ

どの素材も、毎日濡れる環境に置かれるため、カビやぬめりが発生しやすい点は共通です。長持ちさせるためには、以下のような手入れがおすすめです。

  • 使用後は立てかけて乾燥させる
  • 週に1回は中性洗剤で洗う
  • 月1回は漂白剤で除菌する(素材に応じて対応)
  • 表面が劣化したら早めの交換を

清潔に保つことが、快適さと安全性の両方につながります。

まとめ|素材で選ぶ滑り止めマットの安心設計

お風呂の安全性を高める滑り止めマットは、素材によって使い心地や効果が大きく異なります。どの素材にも一長一短がありますが、「誰が」「どこで」「どんな目的で」使うのかを明確にすることで、最適な製品を見つけやすくなります。

毎日の入浴時間を安心して過ごすために、足元から安全を整えましょう。滑り止めマットを素材で選ぶことで、事故予防だけでなく、快適さと衛生面でも大きな効果が期待できます。家族全員が安心できるバスルームづくり、まずはマット選びから始めてみてください。

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