滑り止めマットは洗濯機で洗える?素材別の洗い方と干し方
浴室で使っている滑り止めマットの裏面に、白いざらつきや黒い点が出てきます。
洗濯表示を見ると「洗濯機不可」と書かれているものがあり、同じ見た目でも「洗濯ネット使用で洗濯機OK」と書かれたものもあります。
この差はマットの素材と裏面の作りから来るもので、吸盤やゴムが付いたタイプを洗濯機に入れると、脱水で吸盤がちぎれたり、ゴムが裂けたりします。
本記事では、滑り止めマットの洗濯表示の読み方・素材別の洗い方と干し方・カビが出たときの落とし方を解説します。

KAGUASHI編集部
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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
滑り止めマットの洗濯は、まずマットの裏面の作りを見てから決める
洗うかどうかの判断は、マットの表面ではなく、マットの裏面で決まります。吸盤が並んだ浴室用、全面がゴムやPVCの一枚もの、布の裏にマットの滑り止め加工を吹き付けたタイプでは、水や摩擦への耐え方がまったく違うためです。
洗濯表示タグを先に探す
布製や布と樹脂の組み合わせでできたマットには、縁や角に洗濯表示タグが縫い込まれています。
桶のマークに斜線が入っていれば家庭での水洗いができず、桶の中に数字があれば、その温度までの水で洗えます。
桶のマークに手が描かれている場合は、洗濯機を使わず、浴槽や洗面器での手洗いに限られます。
タグがないマットの見分け方
浴室用の吸盤マットや玄関の屋外用マットには、そもそもタグが付いていないものがあります。
この場合はパッケージか販売ページの記載を確認してください。
手元に何も残っていないなら、洗濯機には入れず、手洗いで扱うのが前提になります。
吸盤やジェル状の滑り止め加工は洗濯槽の中で引っ張られる力に弱く、一度ちぎれると元に戻せません。
素材別の滑り止めマットの洗い方
ここからは、売り場でよく見る4タイプについて、それぞれの洗い方を書きます。珪藻土を除く3タイプに共通するのは、マットの裏面に溜まった皮脂や石けんかすを落とすことが、滑りにくさを保つことにつながるという点です。
浴室の吸盤タイプ(PVC・ゴム)
洗濯機には入れず、浴槽や洗面台に広げて手で洗ってください。
中性のバスクリーナーを吹き付け、やわらかいブラシかスポンジで吸盤のくぼみを一つずつこすります。
吸盤の内側に黒い点が出ているときは、塩素系のカビ取り剤を使う方法もありますが、製品によっては変色や劣化が起きるので、表示で塩素系の使用可否を確かめてから使ってください。
すすぎは、吸盤のくぼみに洗剤が残らないよう、シャワーを裏面側から当てます。
布製のバスマット・キッチンマット
洗濯表示で洗濯機が使えると分かっていれば、洗濯ネットに畳んで入れます。
ネットに入れるのは、洗濯槽の壁に押し付けられてマットの裏面の滑り止め加工が削れるのを防ぐためです。
洗剤は中性洗剤を使い、柔軟剤は避けてください。
柔軟剤の成分が繊維と裏面の加工に残ると、乾いたあとに表面がぬるつき、床の上でマットが動きやすくなります。
脱水は短め、1分程度にとどめます。
すのこ状・シート状のPVCマット
浴室の床に敷く穴あきタイプや、シンク前に敷く拭けるマットは、洗濯機では折り目が付いて戻らなくなります。
浴室の床に広げたまま洗剤をかけ、ブラシで穴の縁までこすってから流してください。
穴の縁には髪の毛と石けんかすが絡みやすく、ここを残すとぬめりが戻ります。
珪藻土マット
珪藻土(けいそうど)のマットは水洗いも洗濯もできません。
水を吸う構造なので、濡らすと内部に水が残り、乾きが遅くなります。
表面が水を弾くようになったら、付属や別売りの紙やすりで表面を薄く削り、粉を払ってから陰干ししてください。
洗い方を間違えると、マットの滑り止めの機能が先に壊れる
マットの生地はまだきれいなのに、床や浴槽でずれるようになるという壊れ方をします。原因の多くはマットの裏面側にあり、洗い方で進み方が変わります。
吸盤タイプを洗濯機で回すと、脱水の遠心力で吸盤の根元が伸び、戻らなくなります。
見た目は付いていても、吸い付く力が落ちた吸盤は浴槽の面に密着せず、足を乗せた瞬間に横へ動きます。
布製マットを高温のお湯や乾燥機にかけた場合は、裏面の樹脂が溶けて硬くなり、ひび割れた破片が床に残ります。
この状態になったマットは、洗っても元の滑りにくさは戻らないので、買い替えの判断になります。
柔軟剤と漂白剤も同じ方向に働きます。
酸素系・塩素系の漂白剤は、ゴムやPVCを白く変色させたり、硬化させたりすることがあります。
使用の可否はマットの表示に従ってください。
洗ったあとの干し方で、カビの出方が変わる
洗濯そのものより、乾かし方のほうが結果を左右します。濡れたまま浴室の床に戻したマットは、マットの裏面と床の間に水が閉じ込められ、乾く機会がありません。
浴室用マットは浴槽の縁か専用フックにかける
使い終わったら、吸盤面を外側にして浴槽の縁にかけるか、S字フックでタオルバーに吊るしてください。
吸盤面どうしを合わせて畳むと、内側に水が残ります。
浴室の換気扇は、入浴後しばらく回し続けると、マットと床の両方が乾きやすくなります。
布製マットは日陰で、折らずにマットの裏面側へ風を当てて干す
布製マットは物干し竿に二つ折りでかけると、折り目の内側が最後まで乾きません。
ピンチハンガーで広げるか、竿を2本使って立体的にかけ、マットの裏面の滑り止め加工側に風が当たるようにしてください。
直射日光に長時間当てると、裏面の樹脂が硬くなって縮むことがあります。
乾燥機も熱で裏面の加工が傷むので使わず、風通しのよい日陰で乾かします。
乾ききる前に床へ戻さない
表面がさらっとしていても、裏面の加工部分はまだ湿っていることがあります。
裏面を手で触って冷たさを感じるうちは、まだ水分が残っています。
急いで戻す必要があるときは、乾いたタオルで裏面を押さえて水気を取ってください。
黒い点や白いざらつきが出た滑り止めマットの直し方
黒い点が出てきた場合
吸盤の内側や縫い目に出る黒い点は、カビの可能性があります。
塩素系のカビ取り剤が使える表示のマットなら、吹き付けて数分置き、十分にすすぎます。
塩素系が使えないマットでは、酸素系漂白剤をぬるま湯に溶かし、つけ置きしてからこすってください。
繊維や樹脂の奥まで入り込んだ色は落ちないことがあり、その場合は衛生面を優先して交換を検討します。
白いざらつきが残る場合
浴室のマットに付く白いざらつきは、水道水のカルシウムと石けんかすが固まったものです。
アルカリ性の洗剤では落ちにくいので、クエン酸を溶かした水に浸してからこすります。
金属たわしで削ると表面に細かい傷が付き、そこに汚れが入り込むので使わないでください。
洗ったのに床でずれる場合
洗ったあとにマットがずれるときは、マットの裏面ではなく床側に原因があることがあります。
フローリングに床用ワックスやシリコン系の艶出し剤が残っていると、吸着タイプのマットは密着しません。
床を中性洗剤で拭き、乾かしてから敷き直してください。
それでも動く場合は、マットの滑り止め加工が寿命を迎えています。
洗う頻度の目安と、用意しておく道具
頻度は使う場所と人数で変わりますが、浴室の吸盤マットは水と皮脂に毎日さらされるので、週1回を目安にマットの裏面まで洗うと、ぬめりが溜まる前に落とせます。
キッチンマットは油はねの量しだいで、拭き取りを毎日、本格的な洗いを2週間から1か月に1回という間隔になります。
玄関マットは砂を落とすことが主な目的なので、屋外で叩いてから、月1回程度の洗いで足ります。
道具は特別なものを買い足さなくても始められます。
必要なのは中性洗剤、やわらかいブラシ、洗濯ネットの3つです。
ブラシは浴室用のものでかまいませんが、毛が硬いデッキブラシはPVCの表面を削るので避けてください。
歯ブラシは吸盤のくぼみや縫い目を洗うときに使え、専用品の代わりになります。
洗濯ネットは目が細かいものより、大きめで角型のもののほうがマットを畳んで入れやすくなります。
よくある質問
吸盤付きの浴室マットを洗濯機で洗ってしまいました。どうなりますか
吸盤の根元が伸びていないか、ちぎれていないかを確認してください。
見た目に変形がなくても、浴槽に押し付けたときに吸い付かない吸盤があれば、その部分から浮き上がります。
浮きが出たマットは足を乗せたときにずれるので、浴室では使わないでください。
滑り止めマットを乾燥機にかけてもいいですか
マットの裏面に樹脂やゴムの滑り止め加工があるものは、乾燥機の熱で加工が溶けたり縮んだりします。洗濯表示に乾燥機不可のマークがある場合はもちろん、表示がない場合も使わず、陰干しにしてください。
マットを洗ったら裏面のゴムがベタつくようになりました
ゴムやPVCの滑り止め加工は、経年と熱でベタつきが出ます。
洗剤で落ちない場合は加工自体の劣化なので、拭いても戻りません。
ベタついた裏面を床に敷いたままにすると、床材によっては跡や変色が出ることがあるため、敷き続けないでください。
他の洗濯物と一緒に洗っても大丈夫ですか
マットの裏面の加工が削れて、他の衣類に樹脂の粉やゴムのかすが付くことがあります。洗濯ネットに入れたうえで、マット単独か、タオル類だけと一緒に洗ってください。
洗ったマットがゴワゴワになりました
柔軟剤を使っていない布製マットは、乾いたあとに繊維が立って硬く感じます。
これは滑り止めの機能とは別の話で、乾いた状態で数回振って繊維をほぐすと和らぎます。
柔軟剤で戻そうとすると裏面の加工に膜ができ、床の上で動きやすくなります。
まとめ
滑り止めマットの洗濯は、洗濯機に入れてよいかどうかをマットの裏面の作りと洗濯表示で判断するところから始まります。
吸盤タイプは洗濯機に入れず手洗い、珪藻土は水洗いも洗濯もせず、布製は洗濯ネットに入れて中性洗剤で短く脱水、PVCのすのこ状は浴室の床で広げたままブラシ洗いという分かれ方になります。
柔軟剤と乾燥機を避け、裏面側に風が当たる干し方にすれば、マットの滑り止め加工が早く傷むことを減らせます。
ぜひ本記事の素材別の洗い方と干し方の手順を参考に、手元のマットの裏面と洗濯表示を確かめるところから始めてください。




