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浴槽の滑り止めマットは吸盤式とシート式どちら?介護目線で比較

浴槽の中で足元がすべってひやりとしたとき、マットを敷き直そうと考える方もいるでしょう。

浴槽の底に敷くマットは、マットの裏面に吸盤が並ぶ吸盤式と、吸盤を使わず置くだけのシート式に大きく分かれます。

同じ「浴槽 滑り止めマット」として並んでいても、止まる仕組みが違うので、浴槽の底の状態によって向き不向きが変わります。

吸盤は平らでツルツルした面ほど吸い付きやすく、底に凹凸や細かな模様がある浴槽では浮きやすくなります。

70×40cmや100×40cmといったマットのサイズ展開も、浴槽の底寸法と合っているかで使い勝手が変わります。

本記事では、吸盤式とシート式の止まり方の違い、介護目線での選び分け、浴槽の底の採寸、洗い方と交換の目安を解説します。

KAGUASHI編集部
商標登録番号:第6806912号

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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

浴槽のマットは「どこで止まるか」で選び分ける

浴槽用の滑り止めマットを選ぶとき、最初に見るのは浴槽の底の状態です。

マットの裏面に吸盤が並ぶタイプは、平らでなめらかな面に押し付けることで密着しますが、底に滑り止めの凹凸加工が入っている浴槽や、エンボス模様のある浴槽では吸盤が面に届かず、片側が浮いたままになります。

浮いた部分に足を乗せると、そこを起点にマットごとずれる動きが出ます。

いっぽう浴槽の底が斜めに傾いていたり、底面積が狭い半身浴タイプの浴槽だったりすると、今度はマットのサイズが合いません。

底の平らな部分がどれだけ取れるかで、置けるマットの大きさが決まります。

滑り止めマットの性能を比べる前に、自宅の浴槽の底を手でなでて、平らな範囲と凹凸の有無を確かめてください。

もうひとつ見ておきたいのが、使う人が浴槽の中でどう動くかです。

立ち座りの支えとして足裏の踏ん張りが欲しいのか、寝た姿勢で体が沈んでいくのを止めたいのかで、必要なマットの位置も厚みも変わります。

介護での入浴介助なら、介助者が足を入れる場所も含めて考えることになります。

吸盤式とシート式、浴槽での止まり方の違い

吸盤式(吸盤付き・露出吸盤)

マットの裏面に小さな吸盤が多数並び、浴槽の底に押し付けて空気を抜くことで密着します。

マット自体がずれにくく、体重をかけて立ち上がる動作でも位置が変わりにくい作りです。

浴槽の底が平らで、表面がなめらかなほど吸着しやすくなります。

反面、吸盤の内側は水と皮脂がたまりやすい場所で、使ったまま張り付けておくと黒ずみが出てきます。

吸盤のゴムは時間とともに硬くなり、へたると吸い付きが落ちます。

浴槽の底に凹凸がある場合、吸盤が接地しないので、このタイプは選択肢から外れます。

シート式(置くだけ・吸着タイプ)

吸盤を持たず、マット裏面全体の材質や細かな吸着加工で面に沿うタイプです。

吸盤が入らない凹凸のある浴槽でも使えることがあり、マットのサイズ調整のためにハサミで切れる製品もあります。

薄手のものは浴槽の縁に掛けて干しやすく、乾きも早めです。

ただし、止まる力は吸盤式より弱くなります。

浴槽の底が傾斜していたり、石けんの膜が残っていると、シートごと滑る動きが出ます。

立ち上がるときに強く蹴る使い方をするなら、シート式単体に頼るのは向きません。

厚手のクッションタイプ

浴槽マットの厚みを増して、底のひんやり感や硬さをやわらげるタイプもあります。

座ったときの当たりが柔らかくなり、浴槽の底に直接座る入浴では体の負担が減ります。

そのぶん水を含んで重くなり、持ち上げて干す手間が増えます。

浴槽の深さに対してマットの厚みがありすぎると、湯量や立ち上がりの高さの感覚も変わるので、深さのある浴槽のほうが合います。

浴槽の滑り止めマットのタイプ別適合表

タイプ止まり方と特徴向いている人
吸盤式(薄手)マット裏面の吸盤で浴槽底に密着。体重をかけてもマットが動きにくい。平らでなめらかな底が前提浴槽内で立ち座りをする人、介助を受けて浴槽に入る人
吸盤式(大判・100×40cm前後)浴槽の底をほぼ覆う。足裏が置ける範囲が広く、位置合わせの手間が少ない底が広い浴槽、足を伸ばして入る人
シート式(置くだけ・薄手)吸盤なしで面に沿う。凹凸のある浴槽でも使える場合がある。カット可の製品もある吸盤が吸い付かない浴槽、マットのサイズを合わせたい人
厚手クッションタイプ浴槽の底の硬さと冷たさをやわらげる。水を含むと重くなる浴槽の底に座って入る人、長めに湯に浸かる人
洗い場用の大判マット浴槽の外に敷く。浴槽内では使わない前提で作られています。浴槽の出入りより、洗い場での足元が気になる人

洗い場側のマットは浴槽内用と別物です。洗い場に敷くものを選ぶときの見方は、浴室マットの吸盤式と敷くだけ式の違いで解説しています。

介護目線では「浴槽の出入り」と「立ち上がり」を分けて考える

浴槽 滑り止めマット 介護という組み合わせで探す場合、困っている動作が2つに分かれます。

ひとつは浴槽をまたいで入り、底に足を着けるまでの動き、もうひとつは湯に浸かったあと体を起こして立ち上がる動きです。

前者で足裏が滑ると踏み出した瞬間にバランスを崩すので、浴槽の底のうち最初に足を置く位置をマットで覆えているかが問題になります。

後者では、浴槽の底に座った姿勢から腰を浮かせるときに足裏が前へ逃げます。

このとき動かないでいてほしいのはマットそのものなので、吸盤式のほうが条件に合います。

シート式でも、マットが浴槽の底の平らな範囲に収まっていて縁に乗り上げていなければ、ずれは起きにくくなります。

ここで断っておきたいのは、どのマットを敷いても転倒そのものを防げるわけではないということです。

浴槽の出入りでは手すりや浴槽用の手掛け、浴槽内に置く台の併用が前提になります。

使う人の身体の状況に不安があるときは、担当のケアマネジャーや地域包括支援センターに相談してください。

失敗しやすい選び方と、避ける条件

FRP製の浴槽でも、底に細かな滑り止め加工が施されているものは吸盤が面に接しません。浴槽の底に指を当てて、つるりとしているかざらついているかを確かめてから選んでください。

マットのサイズを大きいほうに寄せすぎるのも、浴槽では失敗になります。

底の平らな部分より大きいマットは縁の立ち上がりに乗り上げ、乗り上がった側が反って足が入る隙間ができます。

浴槽の底の実寸より小さめを選ぶのが基本です。

もうひとつは、浴室の床用のシートを浴槽の中に流用する使い方です。

床用は水が流れる前提の排水設計になっているものがあり、湯に浸かる環境を想定していません。

製品の表示に浴槽内で使えると書かれていないものを、浴槽の底に敷かないでください。

浴槽の底を測ってからマットのサイズを決める

採寸するのは3か所です。

浴槽の底の長辺、短辺、そして底から縁の立ち上がりが始まるまでの平らな範囲です。

多くの浴槽は底から側面へ丸くつながっているので、巻き尺を底に沿わせて、まっすぐ平らな部分が終わるところまでを測ってください。

この平らな範囲が、置けるマットの最大サイズになります。

市販の浴槽マットは70×40cm前後と、100×40cm前後のサイズ展開が中心です。

測った底の寸法がこのどちらにも足りないときは、カットできると表示されている製品を選んで、角を丸めて切ると縁が浮きにくくなります。

切った断面からマットの素材が崩れる製品もあるので、少しずつ切って様子を見てください。

厚手タイプを検討するなら、マットの厚み分だけ浴槽が浅くなることも計算に入れます。

肩まで浸かりたい浴槽で厚手を敷くと、底が上がったぶん肩が湯から出やすくなりますし、立ち上がるときも膝の角度が変わります。

浴槽の深さに余裕がない場合は、薄手で止まる力のあるものを優先してください。

浴槽マットの洗い方と、交換を考える目安

使ったあとの扱い

浴槽の滑り止めマットは、使い終わったら浴槽に張り付けたままにせず、剥がしてシャワーで流し、浴槽の縁や壁に立てかけて乾かします。

吸盤式は吸盤の内側に水が残るので、裏返して吸盤側を上にして乾かすと水が抜けます。

石けんや入浴剤の成分が残ると滑りやすい膜になるため、ぬめりを感じたら浴室用の中性洗剤で洗い、よくすすいでください。

洗濯機で洗えると表示のあるマットでも、乾燥機の使用不可と表示されているものには乾燥機を使わず、表示を確認してください。

交換のサイン

浴槽マットの寿命は使う頻度と乾かし方で変わりますが、判断できるサインはいくつかあります。

吸盤式なら、押し付けても吸い付かない吸盤が増えたとき、吸盤のゴムが硬くなって弾力を失ったときです。

シート式なら、マット裏面の吸着する面がつるつるになって面に沿わなくなったときや、全体が反って平らに戻らなくなったときです。

どちらのタイプでも、表面の凹凸がすり減って足裏に引っかかる感触がなくなったら替えどきです。

洗っても落ちない黒い点が広がった場合も、マットの素材の内部まで入っていることがあるので交換を考えてください。

洗って浴槽の底に置き直してもずれる感覚が残るなら、買い替えの合図になります。

よくある質問

浴槽の滑り止めマットの表裏はどちらが上ですか

吸盤が付いている面が下、浴槽の底に向く側です。

表になるのは、足裏が触れる凹凸やエンボス加工のある面です。

吸盤がない薄手のシート式は、マットの裏面がややざらついて面に沿う質感になっているほうが下になります。

見分けがつかないときは製品の表示で確認してください。

吸盤が浴槽に吸い付きません。どうすれば付きますか

まず浴槽の底と吸盤の両方を洗い、皮脂や石けんの膜を落としてください。

そのうえで浴槽の底を濡らし、マットを置いて吸盤を1つずつ押して空気を抜きます。

それでも付かない場合、浴槽の底に凹凸や模様があって吸盤が面に届いていない可能性があります。

この場合は吸盤式をやめ、吸盤を使わないシート式に替えるほうが条件に合います。

浴槽の滑り止めマットは介護保険の対象になりますか

入浴用のすべり止めマットは、福祉用具の貸与や購入費支給の対象に含まれない扱いになっている場合があります。

対象になるかどうかは品目の区分と自治体の運用で変わるため、購入前に担当のケアマネジャーか市区町村の介護保険担当窓口で確認してください。

浴槽用の手すりや入浴台は別の品目として扱われます。

赤ちゃんの沐浴やベビーバスにも同じものを使えますか

浴槽用のマットのサイズは、大人が使う前提で決められているので、ベビーバスの底には大きすぎることがあります。ベビーバス向けのマットとシートの選び分けはベビーバスの滑り止めの比べ方で解説しています。

浴槽内の滑り止めは自分で作れますか

浴室の床や洗い場であれば、100均の材料を使ったやり方もあります。

ただし浴槽の中は湯に長く浸かる環境で、自作マットの素材から色が出たり、接着したものが剥がれて排水口に流れることがあります。

自作の手順は100均の材料で作る滑り止めシートで解説していますが、浴槽内に使う場合は湯に浸かる前提の素材かどうかを確かめてください。

まとめ

浴槽の滑り止めマットを吸盤式とシート式のどちらにするかは、好みではなく浴槽の底の状態で決まります。

底が平らでなめらかなら吸盤式が密着しますし、凹凸や模様があって吸盤が接地しないならシート式が選択肢になります。

立ち上がる動作を支えたい介護の場面では、マット自体が動かない吸盤式が条件に合いますが、マットだけで転倒を防げるわけではないので、手すりや入浴台との併用を前提にしてください。

買う前にやることは、浴槽の底を手で触って凹凸を確かめ、平らな範囲の長辺と短辺を測ることだけです。ぜひ本記事のタイプ別適合表と採寸の3か所を参考に、自宅の浴槽に合う1枚を選んでください。

この記事を書いた人

KAGUASHI編集部
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