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防振マットと防音マットの違いは?音が消えない原因と選び方

洗濯機の下にマットを敷いたのに、階下から脱水中の音を指摘されたままという状況があります。

防振マットと防音マットは売り場で隣に並び、どちらも「音の対策」と書かれていますが、止めている相手が違います。

防振マットは機械の振動が床へ伝わるのを減らすもので、防音マットは空気を伝わる音を吸ったり遮ったりするものです。

選び間違えると、厚み10mmのマットを敷いても体感はほとんど変わりません。

本記事では、2つの違い・自分の家の音がどちらなのかの切り分け方・原因別の手当てと次に買うときの条件を解説します。

KAGUASHI編集部
商標登録番号:第6806912号

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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

防振マットと防音マットは、止めている相手が違う

防振マットが相手にしているのは、洗濯機やコンプレッサー、ピアノのような重量物から床へ直接伝わる振動です。

ゴムやEVA、特殊なウレタンで機械と床の間を絶縁し、床材や建物の構造体へ振動が入る量を減らす作りになっています。

一方で防音マットは、床の上で発生した音そのものを扱います。

カーペットやフェルト、繊維系の層で音を吸う吸音タイプは空気を伝わる音に向いた構造で、重い層を挟んで音を通しにくくする遮音タイプは床の衝撃音を想定した構造です。

厄介なのは、生活の中で聞こえてくる音がこの2つのどちらか一方とは限らないという点です。

洗濯機の脱水音には、モーターが出す「ウォーン」という空気を伝わる音と、筐体の揺れが床を伝わる振動の両方が混ざっています。

振動側が主な原因なのに吸音タイプの防音マットを敷くと、自分の部屋では少し静かになったように感じても、階下に伝わる音はほとんど減りません。

名前が似ていても別物なので、まずどちらが主かを確かめてから選んでください。

音が消えない原因を3つに切り分ける

原因は、固体を伝わる振動・空気を伝わる音・マット自体の条件不足の3つに分かれます。順番に確かめると自分の家がどれかが分かります。

床に手を当てて振動を確かめる

洗濯機が動いているときに、少し離れた床板やフローリングの継ぎ目に手のひらを当ててください。

細かい震えが指に伝わるなら、音は空気ではなく床を通って階下へ落ちています。

壁や家具にも震えが出ている場合は伝わる経路が広く、マット1枚では足りません。

震えがまったく感じられないのに音だけが気になるのなら、空気を伝わる音が主です。

ドアを閉めて音量が変わるか試す

部屋のドアを閉めたときに音が目立って小さくなるなら、その音は空気を伝わっています。

閉めても階下や隣室で同じように聞こえるなら、建物の床や壁を振動が通っています。

防振マットが必要になるのは後者です。

敷いたマットが沈み切っていないか見る

洗濯機の重さに対して防振マットの厚みや硬さが合っていないと、ゴムが完全に潰れて絶縁の役割を果たしません。

マットの角を見て、機械の脚の位置でぺたんと平らに潰れているなら、耐荷重の範囲を超えています。

反対に厚すぎて脚がぐらつく場合も、揺れが増えて音が大きくなります。

原因別に、防振マットと防音マットを使い分ける

床が震えているとき

洗濯機や乾燥機の脚の下に、脚ごとに置く防振ゴムや防振ジェルを入れる方法があります。

脚の接地面だけを絶縁する場合は、荷重が小さな面に集中するので、耐荷重が足りないとマットが潰れ切って絶縁になりません。

そのうえで本体の水平を取ってください。

水平が出ていない洗濯機は脱水時に偏心が大きくなり、どんな防振マットを入れても揺れが残ります。

ピアノのような重量物では、専用のインシュレーターと防振材を組み合わせるのが基本になります。

空気を伝わる音が気になるとき

吸音タイプの防音マットやカーペットを、音の出る機械の周囲の床と壁側に広げてください。

音が反射して部屋の中で大きく響いている場合、この手当てで体感が変わります。

階下への対策としては、遮音タイプのマットの上に吸音層を重ねる形が使われます。

足音や物を落とす音が原因のとき

生活音として階下に届きやすいのは、歩いたときの衝撃が床を伝わる音です。

ここに効果があるのは、衝撃を吸収する厚手のジョイントマットやクッション性のある防音カーペットです。

薄い敷物では衝撃が抜けるので、防音目的のジョイントマットの厚みは10mm以上を選んでください。

防振マットを敷いても直らないときに考えること

マットを替えても変化がないなら、原因がマットの外にあります。

洗濯機では排水ホースが壁や床に押し付けられていると、そこが振動の通り道になります。

洗濯槽内の衣類が片側に寄ったままの脱水も、本体が大きく揺れる原因です。

脚の高さを調整するアジャスターが固着していると水平が取れないので、動くかどうかを手で確かめてください。

古いゴム製の防振マットは、荷重で潰れたまま戻らなくなり、絶縁の役割が落ちます。

マットの厚みが買ったときより明らかに薄くなっていたり、表面に細かいひび割れが出ているなら交換の目安です。

それでも階下への音が続く場合は、建物の床構造そのものが音を伝えやすい作りである可能性があり、マットで解決できる範囲を超えています。

集合住宅なら管理会社や管理組合に相談し、床の構造や入れられる対策を確認してください。

次に買うときに確かめる4つの条件

防振マットを買い直すなら、まず機械の重量と、マットが受け持てる耐荷重の表示を見比べてください。

洗濯機の重量は本体の仕様に書かれていますが、運転中は水が入るので表示より重くなります。

脚ごとに置くタイプなら、1個あたりの耐荷重が運転中の総重量を脚の数で割った値を上回るものを選びます。

確かめる項目見るところ
耐荷重運転中の重量を想定した表示値かどうか
マットの厚みと硬さ潰れ切らず、かつ機械がぐらつかない範囲か
マットのサイズ洗濯機の防水パンや設置スペースに収まる外寸か
マットの素材ゴム・EVA・ウレタンのどれで、水に濡れる場所に使えるか

防音マットのほうを買うなら、吸音と遮音のどちらの表示なのかを必ず読んでください。

カタログに「遮音等級」が書かれているものは床の衝撃音を想定した製品で、吸音だけをうたうものは部屋の中の響きを抑える製品です。

床暖房の上に敷く場合は、床暖房対応の表示があるものだけを使ってください。

表示のない製品は、熱で変形したり変色したりすることがあります。

やっても効果が薄い対処

段ボールや新聞紙を重ねて機械の下に入れる方法は、荷重で一度潰れると弾性が戻らないので、振動の絶縁にはなりません。

水で濡れる場所では形が崩れて、かえって水平が狂います。

バスマットやタオルを折って挟むのも同じで、繊維が圧縮されたまま固まります。

薄い滑り止めシートを1枚敷くだけの対策も、床を伝わる振動には届きません。

この手のシートはマットのずれを止めるために作られていて、振動を吸収する厚みがないためです。

洗濯機を壁際に押し付けて揺れを抑えようとするのも逆効果で、壁が振動を受けて音が広がります。

本体の周囲には数センチの隙間を残してください。

吸音材は空気を伝わる音を減らす材料で、床を伝わる衝撃音にはほとんど作用しません。「防音」と書かれていれば全部効くわけではありません。

よくある質問

防振マットと防音マットは重ねて使えますか

重ねられますが、順番で結果が変わります。

機械の振動を止めたいなら、床に接する側に防振マットを置き、その上に機械を載せる形にしてください。

防音マットを下に敷くと、繊維層が潰れて機械の水平が崩れ、揺れが増えることがあります。

防振マットを敷くと床に跡が残りますか

重量物を長期間載せた場合、マットの跡が床に残ることがあります。

ゴム系の素材はクッションフロアや無垢フローリングで変色を起こすことがあるため、目立たない場所で数日試してから本設置してください。

賃貸なら管理会社に確認しておくと、退去時のやりとりが変わります。

マンションの上階の足音に、自分の部屋の天井側で対策できますか

自分の部屋の天井に吸音材を張っても、上の階の床を伝わってきた衝撃音は大きく減りません。

音の発生側である上階の床に対策を入れないと届かない種類の音です。

管理会社や管理組合を通して相談してください。

まとめ

防振マットは重量物の振動が床へ入るのを絶縁するもので、防音マットは空気を伝わる音を吸うか遮るものです。

床に手を当てて震えがあるなら前者、ドアを閉めて音量が落ちるなら後者という切り分けから入れば、売り場で迷う回数が減ります。

原因が洗濯機の水平や排水ホースの接触にある場合は、マットを買い替えても変わりません。

ぜひ本記事の切り分け手順と4つの確認条件を参考に、自分の家の音がどちらなのかを確かめてから選んでください。

この記事を書いた人

KAGUASHI編集部
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