賃貸でも使える!お風呂用滑り止めマットの選び方と注意点

賃貸物件に住んでいると、「床や設備を傷つけたらどうしよう」「原状回復できるか不安…」といった理由で、バスルームに設置するアイテム選びも慎重になりますよね。特に滑り止めマットは、吸盤で浴槽や床に貼りつけるタイプが多く、「跡が残らないか」「カビの原因にならないか」と心配になる人も多いはずです。
そこで本記事では、賃貸住宅でも安心して使える滑り止めマットの選び方と、お手入れや設置時の注意点について詳しく解説します。安全性はもちろん、原状回復の観点でもトラブルを防げる内容になっていますので、ぜひ参考にしてください。
賃貸でも安心して使える滑り止めマットとは?
お風呂用滑り止めマットにはさまざまな素材・形状がありますが、賃貸での使用に適したものにはいくつかの共通点があります。
1. 吸盤が強すぎない・痕が残りにくい素材
多くの滑り止めマットは吸盤付きですが、吸盤の密着度が強すぎると、浴槽や床に跡が残ってしまうことがあります。とくにFRP(強化プラスチック)製の浴槽や床は、柔らかく跡がつきやすい素材です。
賃貸の場合は、以下のような製品がおすすめです。
- 吸盤のサイズが小さく、数が多いタイプ(接地面への圧力が分散される)
- EVA素材やポリエチレン素材など、軽量で柔らかく、剥がしやすいマット
- 跡が残りにくいと記載された製品(商品説明を要チェック)
2. シート型・貼らないタイプ
吸盤での固定に不安がある場合は、シートを敷くだけの非粘着タイプがおすすめです。タイル地の床やざらつきのある表面に置くだけでもある程度の滑り止め効果があり、使用後は取り外して乾かすだけなので、跡やカビの心配も少なくなります。
3. 浴室外でも使える多用途タイプ
最近では、バスマットとしても、洗面所やキッチンマットとしても使える多用途型の滑り止めマットも登場しています。床置き式で貼りつける必要がなく、賃貸でも柔軟に活用できる点が大きな魅力です。
賃貸での使用における注意点
滑り止めマットは安全対策に欠かせないアイテムですが、使い方を間違えるとカビや劣化による損傷を招き、原状回復費用の請求対象になることもあります。以下の点に気をつけましょう。
1. 使用後は必ず乾燥させる
濡れた状態で床や浴槽に貼りつけたまま放置すると、湿気がこもってカビやぬめりの原因になります。さらに、長期間貼りっぱなしにすることで接着面が変色したり、滑り止めマットの素材が劣化して跡が残ることも。
毎回の使用後は、マットを壁に立てかける・フックに吊るすなどして乾燥させる習慣をつけましょう。
2. 清掃時はこすり洗い&中性洗剤で
週に1~2回は、スポンジや柔らかいブラシで中性洗剤を使って優しく洗うのがおすすめです。特に吸盤の裏や凹凸部分は汚れが溜まりやすく、見えないカビの温床になりやすいため、丁寧にお手入れしましょう。
また、塩素系漂白剤を使う場合は素材への影響に注意し、製品説明に従って安全に使用してください。
3. 取り外し可能であることが必須
賃貸で使用する場合、固定されていて外せない構造のものは避けましょう。テープや接着剤で取りつけるタイプもありますが、剥がす際に素材を傷つけるリスクがあるため非推奨です。
「置くだけで使える」「吸盤で貼るがすぐに剥がせる」といった製品を選び、退去時に痕跡を残さないよう心がけるのがポイントです。
賃貸でおすすめの滑り止めマットタイプ3選
賃貸住宅でも安心して使える滑り止めマットの特徴を押さえた上で、特におすすめのタイプをご紹介します。
1. 小型の吸盤付きマット
コンパクトで吸盤数の多い小型マットは、足元のみに限定して使えるので設置面積が小さく、跡も残りにくいのがメリットです。必要な場所だけに配置できるため、カスタマイズ性も高いです。
2. 軽量EVAシート型マット
吸盤なしで敷くだけで使えるEVA素材のシート型マットは、掃除のたびに簡単に取り外せるうえに、水切れもよくカビの発生を防げます。浴槽用と洗い場用で使い分けるのも便利です。
3. 水切れの良い穴あきマット
排水性に優れたデザインの滑り止めマットは、水がたまりにくく乾燥しやすい構造になっています。床との接地面積が少ないことで跡が残りにくく、長時間敷きっぱなしでも安心感があります。
トラブルを防ぐための設置&撤去のコツ
賃貸での使用では「いつでも原状回復できること」が最優先です。以下の点も意識しておきましょう。
- 初回使用前にマットの裏面に跡がつきやすいかをチェック(白いタオルに押しつけて確認)
- 長期間使わずに保管する場合は乾燥・洗浄してから収納
- 退去前は設置面の掃除をしっかり行う(カビ取り・汚れ落とし)
特にFRP製の浴槽や床はデリケートなので、毎回の取り外しと乾燥が必須といえます。
まとめ|賃貸でも滑り止めマットで安心&快適に
お風呂用滑り止めマットは、安全対策に不可欠なアイテムです。しかし賃貸住宅では、「取り外しが簡単」「跡が残らない」「乾きやすくカビにくい」といった条件を満たす必要があります。
吸盤の強さや素材に気を配り、適切なケアを行えば、賃貸物件でも安心して滑り止めマットを活用できます。大切なのは、「安全」と「原状回復」の両立。マット選びと日々のお手入れをしっかり行い、安心・快適なお風呂タイムを実現しましょう。