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厚底スリッパは室内で使える?足音と床の冷えを和らげる選び方

通販サイトで「厚底スリッパ」を絞り込むと、3.5cmから10cmまでのソール高が並びます。

同じ「厚底」という言葉でも、床の冷えを遮る目的の3〜4cmと、身長をかさ上げするヒールタイプの5〜6cm、健康サンダル寄りの10cmでは、履いたときの安定感がまったく違います。

室内で毎日履くつもりで10cmのものを買うと、段差でつまずく心配が出てきます。

本記事では、厚底スリッパのソール高の数え方・室内向きの高さの決め方・足音と床の冷えへの効き方・買う前に見る表示を解説します。

KAGUASHI編集部
商標登録番号:第6806912号

KAGUASHIは家具のソックスチェアやキャスターストッパーなど家具の脚を保護するカバーを販売している国内ブランドです。当サイトでは販売中の製品や使用アイデアなどをご紹介いたします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

厚底スリッパの「厚底」はソール底面から中敷きまでの高さ

厚底スリッパの表示にある「3.5cm厚底」「6cmヒール」という数字は、スリッパの底面から足を乗せる面までの高さを指します。

測る位置はかかと側が基本で、つま先側は薄く作られている前傾タイプもあります。

前後で同じ高さのフラットタイプと、かかとが高い前傾タイプでは、同じ「5cm」でも履き心地が別物です。

ここで混ざりやすいのが「厚底」と「ヒールアップ」という2つの言い方です。

商品名に「ヒールスリッパ」「ヒールアップスリッパ」と入るものは、かかと側だけを高くして脚を長く見せる作りで、5cmから5.5cm程度の表示が中心になります。

一方で「エアークッション」「リカバリー」と書かれたものは、前後をまとめて厚くしてクッション性を出す作りです。

目的が違うので、数字だけ見比べても判断できません。

クッションの厚みとソール高は同じ数字ではない

スリッパのソール高が4cmと書かれていても、そのうち踏んで沈む部分が何mmあるかは別の話です。

EVA(エチレン酢酸ビニル、軽くて弾力のある樹脂)を一体成型したものは全体が沈み、硬いPU底に薄いクッションを乗せたものは表層だけが沈みます。

表示に「低反発」「エアークッション」とあれば沈む層が厚く、「コルクソール」「PU底」とあれば沈みは小さいと読めます。

室内スリッパの厚底は高さごとに向く場所が変わる

室内で履く前提なら、高さの段階ごとに想定された使い方があります。

ソール高の表示作りの狙い向く人・場所
約1〜2cm一般的なスリッパの底。クッションは薄い来客用、トイレなど短時間の使用
約3〜4cmEVAなどを厚く成型してクッション性と断熱性を出すフローリングの冷えが気になる人、立ち仕事が長いキッチン
約5〜6cmかかと側を高くして脚を長く見せる前傾タイプオフィス、学校行事、来客を迎える場面
約10cmソールそのものを厚くした特殊な高さ。足つぼ型や高所に手を届かせる用途の表示もある目的が限定される。長時間の室内歩行には向かない

室内を歩き回る時間が長いなら、3〜4cmの段階が扱いやすい範囲です。

5cmを超えると足首の動く角度が変わり、階段や敷居の段差でかかとが抜けやすくなります。

身長をかさ上げしたい、あるいは吊戸棚に手を届かせたいという目的があるなら高いものを選ぶ意味がありますが、その場合は室内の移動用と割り切って、階段では履き替えてください。

自分に合う厚底を決める手順は、床・移動距離・足の甲の3段階

決め方は順番があります。

まず敷いている床を見てください。

フローリングやクッションフロアなど冷えを感じやすい床で、冬に足裏から冷えを感じるなら、断熱を狙って3〜4cmのEVA一体成型を選びます。

カーペットやジョイントマットを敷いている部屋なら、厚底にしなくても床からの冷えは遮られているので、2cm前後でも足りてしまいます。

次に、1日のうちどれだけ歩くかを考えます。

キッチンと洗面所とベランダを往復するような使い方なら、段差を越える回数が多いので高さを抑えます。

デスクの前に座っている時間が長いなら、5cm台のヒールタイプでも支障は出ません。

最後に足の甲の高さです。

厚底スリッパには前が開いた「前あき」と、つま先が覆われた「前詰まり」の2タイプがあります。

甲が高い人が前詰まりのスリッパでサイズが固定のものを選ぶと、甲が当たって痛みます。

表示に「ストレッチ」「幅広」とあるものは甲周りに伸びがあるので、そちらから選ぶと甲が当たりにくくなります。

厚底スリッパのサイズ表記は製品ごとに基準が違う

靴のサイズとスリッパのサイズでは、数え方が別です。

靴は足長をcmで表しますが、スリッパは「M(22〜24cm)」「L(25〜27cm)」のように幅を持たせた表記や、「フリーサイズ」という表記が使われます。

この幅の取り方がメーカーごとに違うため、同じLでも実際の内寸が1cm以上ずれることがあります。

さらに厚底スリッパでは、ソールを厚くした分だけ内側の空間が狭くなる作りのものがあります。

EVAを型で抜いた一体成型のものは、ソールの壁が立ち上がって足を囲む形になり、公称サイズどおりでも窮屈に感じる場合があります。

反対に「ワンサイズ大きいサイズ」と明記されたものは、公称より余裕を取っています。

判断の順番としては、まず自分の足長をcmで測ってください。

次に商品ページの「対応サイズ」の下限と上限を見て、自分の足長が上限に近いなら、ひとつ上の表記を選びます。

中敷きの実寸(約◯cm)が書かれている製品なら、足長プラス5mm程度を目安にできます。

足音と床の冷えに対して、厚底が効く部分と効かない部分

厚底スリッパを静音目的で選ぶ人がいますが、音の出方は2種類あります。

スリッパの底が床を叩く「パタパタ」という音と、足音そのものが階下へ伝わる音です。

前者は底の素材で変わり、EVAや布の底は樹脂の硬い底より静かになります。

後者は床の構造で決まる部分が大きく、スリッパだけで解決するものではありません。

床の冷えについては、底が厚いほど足裏と床の間に空気の層ができるので、冷たさを感じにくくなります。

冬用のボアやファーが付いたものは足の甲側も覆うため、同じソール高でも体感が変わります。

ただし、どの製品も室温そのものを上げるわけではないので、足先の冷えが続く場合は暖房や床の断熱とあわせて考えてください。

足先の冷えやしびれが長く続くときは、医療機関に相談してください。

滑りについては底の加工と床の状態の両方で決まる

厚底スリッパの底には、滑り止め加工として溝や凹凸が付けられているものがあります。

ただし厚底は足裏から床までの距離があるぶん、横方向に体重が逃げたときに踏み直しが遅れます。

濡れたフローリングや、水はねのあるキッチンの床では、厚底であること自体が安定を損なう方向に働きます。

室内履きとして使うソールの選び分けは滑りにくいスリッパのソール素材の違いと選び方で解説しています。

ソール高は商品名、スリッパのサイズと素材は仕様欄で確認できる

厚底スリッパを通販で選ぶとき、見る場所は2か所です。

ひとつは商品名で、ここに「3.5cm厚底」「5.5cmヒール」と数字が入っていれば、それが公称のソール高になります。

ただし商品名の数字は、かかと側の最大値を書いているものがあります。

仕様欄では、スリッパのサイズ、原産国、スリッパの素材の並びを見ます。

スリッパの素材欄に「甲材:ポリエステル/底材:EVA」のように分けて書かれていれば、沈む部分がどこかの見当がつきます。

「アッパー:合皮/ソール:PU」なら、硬めの底で沈みは小さいと読めます。

手入れのしかたも同じ欄に書かれており、「洗濯機OK」「手洗いOK」「拭ける」は別の意味です。

店頭で買う場合は、スリッパの底を横から見てください。

ソールの断面が一枚の樹脂でできているか、何層か貼り合わせてあるかがその場で分かります。

スリッパとルームシューズの作りの違いそのものについては、かかとと底の作りから見たルームシューズとスリッパの違いで解説しています。

よくある質問

厚底スリッパは履いていて疲れませんか

ソール高よりも、沈み込む層の厚さと前後の傾きで変わります。

前後がフラットで全体が沈むEVA一体成型のものは、足裏の一点に体重が集まりにくくなります。

反対に、かかと側だけ5cm以上高い前傾タイプは、つま先側に体重が寄るため、立ち続ける場面では負担が偏ります。

長時間立つ場所で使うなら、フラットで3〜4cmのものから試してください。

ルームシューズの厚底と、スリッパの厚底はどう違いますか

かかとを覆うかどうかが分かれ目です。

ルームシューズはかかと側に布や甲材が回り込んでいるため、厚底でも足から離れにくくなります。

スリッパはかかとが開いているので、ソールが厚くなるほど持ち上げる動作が大きくなり、脱げやすくなります。

厚底で10cmに近い高さを選ぶなら、かかとを覆うルームシューズ型のほうが足に付いてきます。

厚底スリッパは洗えますか

表示によります。

EVAを一体成型したものは水に強く、「丸洗い」「拭ける」と書かれているものが中心です。

ボアやファー、低反発ウレタンを使ったものは、洗濯機に入れると中材がよれてソールの厚みが戻らなくなる場合があるため、「手洗いOK」の表示でも押し洗いにとどめてください。

臭いが気になる場合の対処はスリッパの臭いの元と重曹の使い方で解説しています。

まとめ

厚底スリッパのソール高は、底面から足を乗せる面までの高さを指し、3〜4cmは床の冷えとクッション性、5〜6cmは脚を長く見せるヒールアップ、10cmは用途が限定される特殊な高さという区分になります。室内を歩き回る時間が長い人は、前後がフラットで3〜4cmのEVA一体成型から試すと、段差でかかとが抜ける心配を抑えられます。

スリッパのサイズ表記の幅はメーカーごとに違うので、足長をcmで測ってから対応サイズの上限と見比べてください。ぜひ本記事の高さ別の表と、商品名と仕様欄の2か所の確認点を参考に、自分の床と移動距離に合う一足を選んでください。

この記事を書いた人

KAGUASHI編集部
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