スリッパの洗い方は手洗いでいい?型崩れさせない乾かし方
スリッパを裏返すと、つま先の内側だけ黒っぽく変色していることがあります。
ここは足裏の皮脂と汗が溜まる場所で、臭いの発生源にもなります。
スリッパの洗い方は、洗濯表示に「洗濯機可」とあるもの以外は手洗いが基本で、押し洗いとタオルでの脱水、陰干しの3つを守れば型崩れはかなり防げます。
表示が無いスリッパでも、中敷きのブラシがけと部分洗いで汚れは落とせます。
本記事では、手洗いの具体的な手順・乾かし方で型崩れを防ぐコツ・布や革といったスリッパの素材ごとの分かれ目・洗う頻度の目安を解説します。

KAGUASHI編集部
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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
スリッパの手洗いは押し洗いと、濡れたまま吊るさないことで決まる
手洗いで気をつけることは多くありません。
こすらずに押して汚れを出すことと、水分を含んだまま吊るさないことの2つです。
スリッパは底材・側面の生地・中敷きが貼り合わせや縫い合わせで組まれているため、強くもむと層の間がずれて、乾いたあとに形が戻らなくなります。
洗う前にホコリと皮脂汚れを落とす
いきなり水に浸けると、中敷きに入り込んだホコリやゴミが繊維の奥へ押し込まれます。
まず屋外かゴミ箱の上でスリッパを叩き、つま先の内側に溜まった粉状の汚れを出してください。
乾いた状態で使い古しの歯ブラシを入れ、中敷きの表面を一方向に軽く掃くと、固まった皮脂汚れが浮きます。
ぬるま湯に洗剤を溶かして押し洗いする
洗面器に30度前後のぬるま湯を張り、おしゃれ着用の中性洗剤を表示量だけ溶かします。
熱すぎるお湯は接着剤を弱めるので、手で触って少し温かい程度で止めてください。
スリッパを沈めて5分ほど置き、そのあと手のひらで上から10回ほど押します。
汚れが濃いつま先の内側だけ、ブラシの先を軽く押し当てるようにすると落ちやすくなります。
ねじる動きと、水の中でごしごしこする動きは加えません。
すすぎはため水を2回替える
蛇口の流水を直接当てると、水圧で側面の生地が引っ張られます。
洗面器の水を捨てて新しい水を張り直し、同じように押して洗剤を抜く作業を2回繰り返してください。
洗剤が残ったまま乾かすと、その成分が汚れを呼んで黒ずみが早く戻ります。
スリッパはタオルで水を抜いてから干すと型崩れが起きにくい
脱水をせずに干すと、型崩れが起こります。水を吸ったスリッパは重くなり、その重さが底と側面のつなぎ目にかかり続けて、つま先が反ったり履き口が開いたりします。
絞るのではなく、乾いたバスタオルで挟んで上から体重をかけてください。
タオルを広げた上にスリッパを並べ、くるくると巻いて両手で押さえると、内部の水分がタオル側へ移ります。
タオルを替えてもう一度やると、持ったときに水が垂れない状態まで落とせます。
そのあと、丸めた新聞紙かキッチンペーパーをつま先の内側に詰めます。
詰め物が履き口の形を内側から支えるので、乾くまでの間に平たくつぶれるのを防げます。
紙が湿ったら新しいものに交換してください。
干す場所は、直射日光の当たらない風通しの良い日陰です。
洗濯ばさみで履き口をつまんで吊るすと、そこだけ生地が伸びて、履き口に洗濯ばさみの形が残ります。
底を立てて風を通す向きに置くか、物干しざおに横から引っかける形で、履き口に負荷をかけない置き方にしてください。
スリッパの洗い方を間違えるとこうなる|洗濯機・乾燥機・直射日光
スリッパを洗濯機の標準コースにそのまま入れると、底材が回転槽の壁に叩きつけられて接着が剥がれます。
洗濯表示に洗濯機可とある製品でも、洗濯ネットに1足ずつ入れて、手洗いコースや弱水流で洗う場合に限ります。
洗濯機で洗う場合の条件はスリッパの洗濯機洗いと乾燥機の可否で解説しています。
スリッパを乾燥機に入れると、底に使われるウレタンやEVAが熱で縮んだり硬くなったりして、冷めても底の厚みは元に戻りません。合皮の表面は熱でひび割れることがあります。
早く乾かしたくてベランダの直射日光に当てるのも、生地の色あせと硬化につながります。
ウレタンは紫外線で劣化が進み、指で押すとぼろぼろ崩れるようになります。
乾かす時間を短くしたいなら、日に当てるのではなく、扇風機やサーキュレーターの風を当ててください。
よくある失敗と立て直し方
乾いたあとに輪ジミが出た
部分洗いで一部だけ濡らすと、水が乾く境目に汚れが集まって輪の形に残ります。
直すには、スリッパ全体をもう一度均等に湿らせてから、同じ速度で乾かします。
部分洗いをするときは、最初から全体を軽く湿らせておくと境目ができません。
中まで乾ききらず臭いが戻った
表面が乾いていても、中敷きの下や底の内部に水分が残っていると、そこで雑菌が増えて洗う前より臭うことがあります。
触って冷たく感じる間は乾いていません。
最低でも丸1日、厚手のものは2日みてください。
重曹を使った臭い対策はスリッパの消臭に重曹が使えるかの検証で解説しています。
つま先が反り返った
底と生地の乾くスピードが違うと、縮み方の差でつま先が持ち上がります。
完全に乾く前なら、濡れタオルで全体を湿らせ直し、つま先に詰め物をしてから平らな場所で重しを乗せて乾かすと戻ることがあります。
完全に乾いて硬くなった状態からは戻りません。
スリッパを洗う前に用意するものと、無いときの代用
必要なのは洗面器、中性洗剤、使い古しの歯ブラシ、乾いたバスタオル、詰め物にする新聞紙の5つです。洗面器が無ければ、浴槽に少量のお湯を張って使っても構いません。
中性洗剤はおしゃれ着用のものが向いています。
粉末の弱アルカリ性洗剤は洗浄力が高い分、色落ちや生地の硬化が出やすくなります。
手元に無い場合は食器用の中性洗剤を数滴で代用できますが、すすぎ残しが出やすいので水を替える回数を1回増やしてください。
詰め物に新聞紙を使うときは、インクが生地へ移ることがあります。白い生地や淡い色のスリッパには、キッチンペーパーか不要なコピー用紙を使ってください。
スリッパを洗う頻度は季節と履き方で変わる
素足で履く夏は、足裏の汗がそのまま中敷きに移るため、週に1回を目安にしてください。靴下やストッキングを履いている冬は汗の移り方が穏やかになるので、2〜3週間に1回で足ります。
ただしこれは目安で、実際は履いている時間で変わります。
在宅勤務で日中ずっと履いているなら、冬でも2週間に1回のペースが必要です。
来客用で月に数回しか出さないものは、季節の変わり目に1回洗って保管すれば十分です。
洗う間隔を空けたいなら、使わない時間に風を通すのが効果的です。
玄関や部屋の隅に置きっぱなしにせず、履き口を上に向けて立てかけるか、ラックに並べて底の裏側も乾かしてください。
スリッパラックの選び方は置き型と吊り下げ型のスリッパラックの比較で解説しています。
スリッパの素材で手順が変わる分かれ目
綿・ポリエステルなど布製
ここまで書いた押し洗いがそのまま使えます。
パイル地のタオルスリッパや、スリッパの素材がメッシュのものは水の抜けが早く、乾燥も1日程度で済みます。
縫い目で組まれた製品が多く、接着部分が少ないぶん水に浸けても剥がれにくい作りです。
い草・竹などスリッパの植物素材
水に浸けると繊維が膨らんで乾くときに割れるため、丸洗いはしません。
固く絞った布で表面を拭き、そのあと乾いた布で水分を取ってから陰干ししてください。
カビが気になる場合は、薄めた酢を含ませた布で拭いてから水拭きで仕上げる方法があります。
ウール・ムートン・ボア
毛が絡まってフェルト状に固まると元に戻りません。
ぬるま湯に中性洗剤を溶かし、押す回数を3〜5回に減らして短時間で済ませてください。
すすいだあとは毛の流れに沿ってブラシで整えてから干します。
縮みが心配なものは、クリーニング店に出すという選択もあります。
革・合皮・バブーシュ
水洗いはしません。
革用のクリーナーを布に取って拭き、乾いたあとに革用クリームで油分を補います。
合皮は中性洗剤を薄めた水で固く絞った布で拭き、水拭きと乾拭きで仕上げてください。
内側の汚れが強いときは、中敷き部分だけを湿らせた布で叩くように拭きます。
よくある質問
洗濯表示のタグが付いていないスリッパはどう扱えばいいですか
水洗い可の表示が確認できないものは、丸洗いをせずに部分洗いで対応してください。
底を持って振り、中敷きを乾いたブラシで掃いてから、固く絞った布でつま先の内側を拭きます。
ホームセンターや通販で買ったスリッパは外箱にだけ表示があることもあるので、箱が残っていれば確認してください。
スリッパの中敷きだけ洗うことはできますか
接着されていない差し込み式の中敷きなら、抜いて単独で洗えます。
抜けるかどうかは、かかと側のふちに指を入れて軽く持ち上げると分かります。
接着されているものを無理に剥がすと、底との間に隙間ができて歩くたびにずれるようになります。
洗ったのに臭いが取れません
中敷きの奥に皮脂が蓄積している場合、1回の押し洗いでは抜けません。
ぬるま湯に酸素系漂白剤を溶かして30分ほど浸け置きしてから、通常どおり押し洗いする方法があります。
色柄物は目立たない場所で試してから全体に使ってください。
足の臭いやかゆみが続く場合は、皮膚のトラブルが関係していることもあるので医療機関に相談してください。
100円ショップのスリッパも同じ洗い方でいいですか
底が薄く接着中心で組まれた製品では、押し洗いでも底と生地の間が浮くことがあります。
買い替えの負担が小さいので、洗うより交換を選ぶ判断もできます。
100均のスリッパの作りの違いはダイソーとセリアのスリッパの比較で解説しています。
まとめ
スリッパの洗い方は、洗濯表示を確認したうえで、ぬるま湯での押し洗い、タオルでの脱水、詰め物を入れた陰干しという流れを守れば型崩れを抑えられます。
失敗が起きるのは洗う工程よりも乾かす工程で、吊るしたまま放置したり、乾燥機や直射日光で一気に乾かしたりすると、つま先の反りや底の硬化につながります。
い草や革のように水洗いしないスリッパの素材もあるため、まず自分のスリッパが何でできているかを確かめてください。
ぜひ本記事の素材別の分かれ目と頻度の目安を参考に、手持ちのスリッパに合う手入れを選んでください。


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