椅子が低いと疲れる?かさ上げで姿勢を整えるテクニック

「長時間座っていると腰が痛くなる」「作業中、体が前のめりになる」――そんな悩みの原因のひとつが、“椅子の高さ”です。特に椅子が低すぎると、姿勢が崩れて疲れやすくなるだけでなく、肩こり・腰痛・集中力の低下にもつながることがあります。

本記事では、椅子が低いとどんな不調が起きやすいのか、理想の座面高さとは何か、そしてかさ上げを使って快適な姿勢を整えるための具体的なテクニックをご紹介します。

KAGUASHI編集部

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目次

なぜ「椅子が低い」と疲れやすいのか?

椅子の座面が低すぎると、次のような問題が起こりがちです。

  • 膝が腰より高くなってしまう
    → 骨盤が後ろに倒れやすく、猫背や前傾姿勢に
  • 肘が机よりも大きく下にある
    → 肩が常に持ち上がり、肩こりや首の疲れにつながる
  • 太もも裏に圧力がかかる
    → 血流が悪くなり、脚のむくみや冷えの原因に

このように、椅子の高さひとつで身体全体のバランスが崩れ、疲れや不調が生じやすくなってしまいます。

理想的な椅子の高さとは?

理想の椅子の高さは、「机の高さ」や「身長」「作業内容」によって変わります。一般的には次のような条件を満たす高さがベストです。

  • 足裏が床につき、膝が90度になる
  • 座ったときに骨盤が立ち、背筋が自然に伸びる
  • 肘が机の高さと同じか、わずかに上になる

目安として、一般的な机(高さ70cm)に対しての椅子の座面高は40〜45cm前後が理想とされています。

ただしこれはあくまで目安。実際には「椅子が低い」と感じるかどうかは、自分の体格や座り方にも大きく左右されます。

かさ上げで椅子の高さを調整する方法

1. 椅子脚にかさ上げブロックを設置する

もっとも簡単なのが、**椅子の脚の下に置くだけで高さを上げられる“かさ上げブロック”**を使う方法です。

  • 高さアップは2〜5cmが主流
  • ゴム製や木製など素材が選べる
  • 滑り止め付きなら安全性も◎

脚の形状や本数によって合うタイプが異なるため、四脚それぞれにしっかりフィットするタイプを選びましょう。

2. 座面にクッションを追加する

椅子の構造上、かさ上げが難しい場合は座布団やジェルクッションを使って座面を高くする方法もあります。

  • 柔らかさと反発力を兼ねたものが理想
  • 滑り止め付きならズレにくい
  • ただし、長時間座ると沈みやすい素材は避ける

腰痛対策にもなるクッションを選べば、高さ調整と同時に座り心地も改善できます。

3. キャスターや脚を交換する

椅子の構造によっては、脚やキャスターを長いタイプに付け替えることでも高さ調整が可能です。

  • オフィスチェアはキャスターの交換が簡単
  • 木製椅子はDIYで脚の交換や延長パーツ使用も
  • 耐荷重や座り心地のバランスに注意

ただし、DIY初心者にはハードルが高いため、事前に椅子の構造をよく確認する必要があります。

高さ調整時の注意点

  • 床との安定性を確保する:かさ上げによってグラつくと、逆に姿勢が不安定に。水平になっているかを必ずチェック
  • 足が浮かないようにする:かさ上げしすぎると足が床に届かなくなり、太ももの圧迫や疲労の原因に。必要なら足置き台を追加
  • 机とのバランスも調整:椅子だけ高くしても、机が低いままだと肩や肘に負担がかかる。セットでの高さ調整が理想

姿勢が整うと得られるメリット

椅子の高さを見直して姿勢が改善されると、次のようなメリットが得られます。

  • 肩こり・腰痛の軽減
  • 呼吸が深くなり、集中力が続く
  • デスク作業の効率がアップ
  • 疲れにくく、長時間座っても快適

在宅ワークや勉強、家事の合間の作業など、“座っている時間”の質が大きく変わります。

まとめ|椅子のかさ上げで快適な姿勢と健康を手に入れよう

椅子が低いままで過ごしていると、知らず知らずのうちに身体に負担がかかり、不調の原因になります。だからこそ、自分の体格や環境に合った高さに調整することが、快適で健康的な生活の第一歩です。

  • 脚用かさ上げブロックで安定して高さアップ
  • 座面クッションで手軽に高さ+座り心地の改善
  • 高さは“膝90度・肘が机と同じ高さ”を目安に
  • 安定性・安全性のチェックも忘れずに

ほんの数センチの違いが、日々の疲れを軽くし、作業効率を大きく変えてくれます。ぜひ今日から、椅子の高さと姿勢を見直してみてください。

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