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タンスのかさ上げ台は必要?湿気とカビを防ぐ高さの目安

押し入れや壁際に置いたタンスの底板が湿っていて、床との接地面に黒い点が散っているという状態は、空気の通り道がない置き方で起きます。

タンスのかさ上げは、床とタンスの底の間に数センチの隙間を作って空気を流すための対処です。

ただし湿気が理由なのか、引き出しの開け閉めで本体が前にずれるのを止めたいのか、掃除のために浮かせたいのかで、必要な高さも使う台も変わります。

本記事では、タンスの底が湿る原因の切り分け、かさ上げ台の高さの目安、カビが出たあとの手当て、効果が薄い対処まで解説します。

KAGUASHI編集部
商標登録番号:第6806912号

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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

タンスの底が湿る原因は3つに分かれる

底板や床が湿る現象には、まったく別の仕組みが混ざっています。どれが起きているかで手当てが変わるので、原因側から分けます。

床とタンスの底が密着して空気が止まっている

底板が床にぴたりと接している家具では、その面だけ空気が動きません。

部屋の湿度が高い時期に、接地面と床の間に水分がとどまり、黒い点状の汚れとして出てきます。

押し入れの中や、壁から数センチも離していない置き方で起きやすい形です。

タンス本体の底が平らな板で、脚がまったく付いていないタイプがこれに当たります。

壁からの結露が裏板に回り込んでいる

北側の外壁に面した部屋では、壁の表面が冷えて空気中の水分が水になります。

タンスの裏板を壁にくっつけていると、その水分が裏板に移り、裏側から湿っていきます。

底だけでなく裏板の上のほうまで湿っているなら、床側ではなく壁側が原因です。

衣類に残った水分が内部にこもっている

乾燥が足りないまま畳んで入れた衣類や、クリーニングのビニールを掛けたまま収納した服は、内部に水分を出し続けます。この場合は外側ではなく引き出しの中の衣類そのものが湿っていて、タンスをかさ上げしても変わりません。

どの原因か、タンスを手前に引いて切り分ける

原因を見分けるのに工具は要りません。確かめる場所を3か所に絞ります。

まず、タンスを10cmほど手前に引いて床を見てください。

床側だけが湿っていて、タンスの裏板が乾いているなら、床との密着が原因です。

反対に裏板の上半分まで湿っているなら、壁からの結露が回り込んでいます。

引き出しを1段ずつ開けて、中の衣類がしっとりしているのに外側が乾いているなら、原因は収納物の水分です。

複数が同時に起きていることもあります。

その場合は、床が湿っているかどうかを先に見てください。

床が濡れている状態を放っておくと、タンスの底板と床材の両方に影響が出ます。

かさ上げ台で作る隙間は3cm以上、10cm以内が目安

床との密着が原因なら、底を浮かせて空気を通す対処になります。

隙間が1cm程度では空気がほとんど動かず、湿った空気がその層にとどまります。

手のひらを差し込める3cm以上あれば、部屋の空気が底面を通り抜けるようになります。

一方で高くしすぎると別の問題が出ます。

タンスは高さがあって重心も高い家具なので、かさ上げすると上の段の引き出しがさらに高くなり、開け閉めのときに前へ傾く力が強まります。

10cmを超えるかさ上げは、タンスでは避けてください。

掃除のためにロボット掃除機を通したい場合も、本体の高さを測ってから、通る最小限にとどめます。

選ぶときは、1個あたりの耐荷重とタンスの重さを突き合わせます。

衣類を詰めたタンスは、本体だけの重さより大幅に重くなります。

かさ上げ台には4個セットで売られている製品がありますが、表示されている耐荷重は1個あたりなのか合計なのかが製品によって違います。

家具のかさ上げ台はタンスにも使える?耐荷重と高さの選び方では、耐荷重の表示の読み方と高さの決め方で解説しています。

原因別に、今日できる手当て

床との密着には、かさ上げと壁からの距離をセットで

かさ上げ台を四隅に入れて底を浮かせたうえで、壁からも5cm以上離してください。

底だけ浮かせて壁にぴったり付けたままだと、裏側の空気が動きません。

かさ上げ台を入れるときは、タンスを空にするか、引き出しを全部抜いて軽くしてから片側ずつ持ち上げます。

中身が入った状態で片側を持ち上げると、重心が動いて倒れます。

壁の結露には、タンスを離して壁側を拭く

壁が結露しているなら、タンスを離して壁面を乾いた布で拭き、換気の回数を増やします。

かさ上げ台だけでは裏板への回り込みが止まりません。

家具の裏に差し込む薄い吸湿シートを使う場合も、濡れたままにすると逆に水分の供給源になるので、定期的に交換してください。

衣類の水分には、入れる前の乾燥と除湿剤

洗濯物は、畳む前に触って冷たさが残っていないか確かめてください。

クリーニングのビニールは外して収納します。

引き出しごとに置くタイプの除湿剤を入れる場合は、水がたまるタイプなら満水線を見て交換します。

黒い点が出たあとのタンスの手当て

底板や床にすでに黒い点が出ている場合、それがカビなのか、ゴム足の色移りやホコリと湿気が混ざった汚れなのかは、見た目だけでは分かりません。乾いた布で拭いて取れるなら表面の汚れで、拭いても色が残るなら内部まで入り込んでいます。

木部に入り込んだ黒い点は、家庭での拭き取りで完全に消えないことがあります。

塩素系の漂白剤は木材の色を抜き、塗装を傷めるので、タンスの底板や無垢の床材には使わないでください。

乾いた布で拭いたあと十分に乾かし、それでも範囲が広がるなら、家具の修理を扱う業者に状態を見てもらう判断になります。

カビに触れたあとに皮膚のかゆみや咳が出た場合は、自分で薬を選ばず医療機関に相談してください。

やっても効果が薄い対処

よく紹介される方法のうち、タンスの湿気には届かないものがあります。

  • タンスの上に除湿剤を置く — 除湿剤は置いた場所の近くの空気にしか働かないので、タンスの上に置いても底面の水分には届きません。引き出しの中か、床に近い位置に置いてください。
  • 新聞紙を床とタンスの間に敷く — 紙は水分を吸いますが、吸ったあとは濡れたまま床に張り付きます。隙間を作る効果もないので、密着の解消にはなりません。
  • すのこを1枚だけ床に敷いてタンスを載せる — すのこの桟(さん)の向きが壁と平行だと、空気の通り道が壁で行き止まりになります。桟が部屋側へ抜ける向きに置かないと、隙間を作っただけで終わります。
  • 厚手のジョイントマットの上にタンスを置く — 柔らかい素材は重い家具の脚が沈み込み、接地面がかえって密着します。かさ上げの代わりにはなりません。

除湿機を部屋で回すのは有効ですが、これはタンス周辺だけでなく部屋全体の湿度を下げる対処です。かさ上げで空気の通り道を作ってから併用すると、底面の空気も動きます。

次に買うタンスと台の条件

買い替えや置き場所の見直しをするなら、脚の有無を先に見てください。

脚が付いていて床から数センチ浮いているタンスは、かさ上げ台を足す必要がありません。

桐のタンスのように湿度を調整する木材を使ったものもありますが、それでも床に直置きすれば接地面は密着します。

かさ上げ台を買う場合は、タンスの脚の形に合うかを確かめます。

平らな底板なら面で受ける板状の台、独立した脚なら脚1本ずつを受けるカップ状の台です。

カップ状のものは内寸より脚が太いと入らないので、脚の直径か一辺を測ってから選んでください。

台の裏面に滑り止め加工があるものは、床の上で台そのものがずれにくくなります。

ただし床材によっては、ゴムやシリコンの成分が移って変色することがあるので、目立たない場所で数日置いて確かめてから本設置にしてください。

よくある質問

タンスのかさ上げ台は四隅の4個で足りますか

底板が平らなタンスでは、四隅だけで支えると中央がたわむことがあります。

幅が1mを超えるタンスなら、中央にも台を足すか、面で受ける板状の台を使ってください。

引き出しが開けにくくなった、底板がしなっていると感じたら、支える点が足りていない状態です。

かさ上げしたタンスが前に倒れてきそうで不安です

かさ上げすると重心が上がるので、転倒防止の対策は別に必要です。

壁にネジで固定する金具か、タンスの上と天井の間に突っ張る器具を併用してください。

突っ張る器具は天井側の下地の強さに左右されるので、取り付け位置を変えられるものを選びます。

引き出しを一度に2段以上開けない使い方も、前に傾く力を減らします。

押し入れの中のタンスもかさ上げできますか

押し入れは天井が低く、かさ上げすると上の段の引き出しが出せなくなることがあります。

先に押し入れの内部高さとタンスの高さを測り、差が何センチあるかを確かめてください。

余りが3cm未満なら、かさ上げではなく、押し入れの扉を開けて換気する回数を増やす対処に切り替えます。

まとめ

タンスの底が湿る現象は、床との密着、壁からの結露、収納した衣類の水分という3つに分かれます。

床だけが濡れているならかさ上げで空気の通り道を作る対処が合い、裏板の上まで湿っているなら壁から離すことが先です。

かさ上げで作る隙間は3cm以上、10cm以内を目安にして、重心が上がるぶん転倒防止の金具や突っ張る器具を併用してください。

ぜひ本記事の3か所の確かめ方と高さの目安を参考に、自分のタンスがどの原因なのかを見分けてから台を選んでください。

この記事を書いた人

KAGUASHI編集部
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