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タンスをかさ上げすると何が変わる?湿気とカビを防ぐ置き方

壁際のタンスは裏側に湿気がこもりやすく、かさ上げ台で床から浮かせる置き方が広く知られています。ところが実際に試した人からは、「台に乗せたら前よりぐらつく」「引き出しを開けるたびに本体が揺れる」という声も少なくありません。

不安定なタンスは開け閉めがしにくいだけでなく、床がミシッと沈んで鳴ったり、地震のときに前へ倒れるおそれも。衣類を詰めるほど重心は高くなり、危険は増します。本ページでは、かさ上げでぐらつく原因の切り分け方・原因別の直し方・繰り返さない台の選び方まで順に解説します。

KAGUASHI編集部
商標登録番号:第6806912号

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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

タンスのかさ上げでぐらつく・沈むのはなぜか

症状は似ていても、発生源は本体・台・床の3か所に分かれます。よく見かける順に挙げます。

床が水平ではない

フローリングは経年で反ります。畳やカーペットの上なら、そもそも数ミリ単位の沈み込みが出る。もともと床に伏せていたタンスは底板全体で不陸を吸収していました。ところが4点で支える台に替えると、その逃げ場がなくなる。結果、対角の2点だけで立つ状態になります。

台がタンスの底の弱い場所に入っている

箱型のタンスは、荷重を側板と背板の真下で受ける構造です。底板の中央は薄い合板であることが多い。そこへ台を差し込むと、荷重が一点に集中して底板がたわみます。引き出しが引っかかる、扉が閉まらないといった症状はここから来ます。

台の耐荷重が足りていない

樹脂製の台は、表示された耐荷重を超えると目に見えない範囲でしなります。衣類を詰めたタンスは想像より重い。段数の多い整理タンスなら、中身だけで数十キロになることもあります。

台と床、台とタンスの間で滑っている

接地面がツルツルどうしだと、引き出しの開閉で少しずつ位置がずれます。気づいたら台が半分はみ出していた、という状態。ぐらつきよりも危険な症状です。

自分のケースはどれか、順番に切り分ける

次の順で試すと、上から順に原因が消えていきます。引き出しは全部閉めた状態で始めてください。

試すこと結果疑う原因
台を外して床に直置きし、四隅を押すそれでもガタつく床の不陸、または本体の歪み
同上直置きなら安定する台の位置か高さのばらつき
台だけを床に置き、上から体重をかけるたわむ・きしむ耐荷重不足
引き出しを2〜3段抜いて軽くするぐらつきが減る荷重過多、底板のたわみ
タンスの底を横から覗く台が底板の中央寄りにある支持位置のずれ

床を直置きで確認するときは、押す場所を四隅すべてに変えてください。1か所だけだと判定を誤ります。対角の2点で沈むなら、ほぼ床側の問題。

原因別のかさ上げの直し方

床の不陸を埋める

浮いている側の台の下に、薄い硬質の板やコルクを挟みます。厚紙や折った紙は使わない。荷重で潰れて数日で元に戻ります。挟むものは1枚で決めるのが基本。何枚も重ねると、その層自体が動きます。

台を置く位置を変える

タンスの側板の真下、つまり四隅の角に寄せて配置し直します。台が4個で足りないなら、6個に増やして中間も支える。底板が薄いタイプなら、台の上に合板を1枚渡して面で受ける方法もあります。荷重が散るので、床のへこみ対策にもなる。

耐荷重に余裕を持たせる

数を増やすのがいちばん確実です。台1個あたりの負担が減れば、しなりも減ります。表示された耐荷重は「その数値まで安全」という意味ではなく、上限。実際の荷重は上限の半分程度に収まる構成を目安にしてください。

滑りを止める

台の上下にゴムシートやフェルトを挟むと、横ずれが起きにくくなります。ただし床材との相性に注意。無垢材やクッションフロアは、ゴムの成分で変色が起きることがあります。目立たない場所で数日試してから広げるのが安全です。粘着付きのものを直接床に貼るのは避けたほうが無難。脚と床が触れる部分の傷対策は、ラグを敷く方法と併せて考えると選択肢が増えます。

かさ上げしても直らないときに疑うこと

台をどう調整しても収まらないなら、別の場所に原因があります。

まず床下。広い範囲でふわつく、歩くと家具が揺れる、というときは根太や下地のたわみが疑われます。これは家具側で解決できません。賃貸なら管理会社、持ち家なら施工業者へ相談してください。無理に噛ませ物を増やすと、荷重が一点に集まって悪化します。

次に本体の歪み。古いタンスは接合部が緩み、枠がねじれていることがあります。判定は簡単です。引き出しの隙間が上下で違う、扉の合わせ目が斜め——この2つが出ていれば本体側。かさ上げ台では直りません。修理か買い替えを検討する段階です。

そもそも脚がなく底板が薄い箱型のタンスは、点で支える方式に向いていません。この場合は台で上げるかブロックで上げるかの比較を見て、面で受ける方法へ切り替えるほうが現実的です。

繰り返さないためのかさ上げ台の選び方

次に買うときは、次の条件で絞ると失敗が減ります。

  • 耐荷重が明記されている。合計ではなく1個あたりの数値で確認する
  • 接地面が広い。細い脚状のものは床側にへこみが出やすい
  • 高さが低い。上げるほど重心が上がり、揺れに弱くなる
  • 上面に縁や滑り止め加工があり、家具が横にずれにくい
  • 4個セットではなく、追加購入で数を増やせる

高さは「必要な分だけ」が原則。掃除機のヘッドを通したいのか、収納ケースを入れたいのかで必要寸法は変わります。用途から逆算しないと、上げすぎて不安定になるだけ。部屋全体で家具の高さをそろえる考え方を先に決めておくと、寸法選びで迷いません。他の家具も同時に上げるつもりなら、かさ上げアイテムの種類と選び方もあわせて確認しておくといいでしょう。

やっても効果が薄い対処

よく紹介されるものの、根本的には効きにくい方法もあります。

ダンボールや雑誌を折って噛ませる方法は、その場では収まります。しかし紙は圧縮で潰れる。数日から数週間でガタつきが戻り、そのたびに厚みを足すことになります。

天板に重い物を載せて押さえ込むのも逆効果です。重心が上がるだけで、横方向の揺れはむしろ大きくなる。地震時の転倒リスクを考えると避けたい手当てです。

フェルトを片側の隅に1枚だけ貼る対処も、対角の沈みには届きません。ガタつきは対角する2点の高さ差で起きるため、片側だけ上げると支点が移動するだけ。もう一方が浮きます。

ゴム足を接着剤で直接貼るのも要注意。接地面積が小さいと、荷重がその一点に集中して床のへこみを招きます。床に貼るタイプの製品が剥がれる理由と同じで、粘着に頼る固定は湿度と温度で緩むことも覚えておいてください。

よくある質問

賃貸で床がへこまないか心配です

点で支えるほど、その一点の圧力は高くなります。台の下に硬めの板や専用の保護マットを敷き、荷重を面に散らす方法が現実的。ただし床材や敷物の素材によっては、跡や変色が出ることもあります。退去時の判断は物件ごとに異なるため、気になる場合は入居時の契約内容を確認してください。

湿気対策としてタンスを上げるのは有効ですか

床とタンスの間に空間ができれば、空気は動きやすくなります。ただし、それでカビが出なくなると言い切ることはできません。部屋の換気、壁との隙間、収納物の乾き具合のほうが影響は大きい。上げただけで安心せず、定期的に引き出しを開けて風を通してください。

かさ上げすると地震のとき危なくないですか

高くするほど重心は上がり、揺れに対しては不利になります。かさ上げをするなら、転倒防止の金具や突っ張り式の器具を併用してください。突っ張り式は天井の下地がある位置に当てないと効きません。上の段に重い物を入れない配置も、あわせて見直したいところ。ベッドの底上げで収納を増やす方法のように、収納量を稼ぐ目的なら他の家具で代替する選択もあります。

まとめ

タンスのかさ上げで起きる不具合は、床の不陸・台の位置・耐荷重・滑りの4つに整理できます。まず台を外して直置きし、どこで発生しているかを確かめる。原因が分かれば、噛ませ物を増やさずに済みます。

紙を挟む、天板に重石を載せるといった対処は長続きしません。数を増やす、面で受ける、低く抑える。この3つを守れば、再発はかなり減らせるはずです。床下や本体の歪みが疑われるときは、家具側でどうにかしようとせず、専門の相談先へ持ち込んでください。

この記事を書いた人

KAGUASHI編集部
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