ジョイントマットの敷き方のコツは?フローリングの痛さを防ぐ並べ方
ジョイントマットを部屋の端から順に並べていくと、最後の一列だけ幅が足りず、細い切れ端で埋めることになります。
これは並べ始める位置を間違えたときに起きる現象で、45cm角のマットを使う6畳間なら、中心から外へ広げる敷き方に変えるだけで端の切れ端が左右に分かれます。
フローリングの硬さを和らげたいのか、音を抑えたいのかでも、敷く範囲とマットの厚みの選び方が変わります。
本記事では、敷き始める位置の決め方・部屋の形に合わせたカット・つなぎ目を目立たせない並べ方・ドア下の段差対策を解説します。

KAGUASHI編集部
商標登録番号:第6806912号
KAGUASHIは家具のソックスチェアやキャスターストッパーなど家具の脚を保護するカバーを販売している国内ブランドです。当サイトでは販売中の製品や使用アイデアなどをご紹介いたします。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
ジョイントマットの敷き方は、敷き始める位置で仕上がりが決まる
部屋の隅から並べ始めるのが自然に思えますが、この方法だと余りが一辺に寄ります。
45cm角や60cm角といった規格寸法は部屋の内寸の約数ではないため、どこかで必ず半端が出ます。
隅スタートでは半端が反対側の壁際に一列だけ集まり、細い帯になって浮きやすくなります。
そこで、部屋の中心を起点にして四方へ広げる敷き方があります。
中心に1枚を置くか、中心線に合わせてマットの継ぎ目を通すかを決めてから、外側へ向かって連結していきます。
余りは四辺に分散するので、一か所に細い帯が集まらず、踏んでもめくれにくくなります。
家具で隠れる部分が多い部屋なら、見える側に幅広の端材が来るよう起点をずらす調整もできます。
床の中心は、向かい合う壁の内寸をそれぞれ測って半分にした点で求めます。柱や収納の出っ張りがある部屋では、出っ張りを含めない「見た目の床面」で中心を取ったほうが、仕上がりの見え方が揃います。
フローリングの痛さを和らげるなら、ジョイントマットの厚みを先に決める
床に座ったときの尾てい骨の痛さや、膝をついたときの硬さを減らしたいなら、ジョイントマットの厚みが判断の中心になります。
市販のジョイントマットの厚みは8mm前後から20mm超までありますが、薄いものは床の硬さがそのまま伝わります。
子どもが座って遊ぶ場所や、大人が床に直接座るリビングでは、厚手のものを選ぶほうが沈み込みが出ます。
ただし、厚くすれば万能というわけではありません。
厚手のジョイントマットは縁が高くなるぶん段差が大きくなり、つまずきの原因になります。
ロボット掃除機を使っている部屋では乗り上げられないこともありますし、ドアの下の隙間が狭ければ扉が当たります。
痛さ対策と段差のどちらを優先するかは、その部屋で床に座る時間がどれくらいあるかで決めてください。
素材ごとの違いも沈み込みに関わります。
EVA(エチレン酢酸ビニル)のものは軽くて弾力があり、コルク貼りのものは表面が硬めで滑りにくい手触りになります。
ジョイントマットの素材とEVAの特徴では、素材別の向き不向きを解説しています。
部屋の形に合わせたジョイントマットのカット手順
直線の端はカッターと定規で切る
端の一列は、壁までの残り寸法を測ってから切ります。
EVA素材のマットはカッターで切れますが、一度で切り落とそうとすると刃が逃げて断面が斜めになります。
定規を当てて浅く筋を入れ、同じ線を2〜3回なぞって切り離すと、断面が垂直に近くなります。
切る前に、連結用の凸部(ツメ)を残すか落とすかを決めてください。
壁に面する辺はツメを落としてまっすぐにしたほうが、巾木(はばき)との隙間が小さくなります。
サイドパーツが付属する製品なら、ツメを残した辺にサイドパーツをはめて縁を整えられます。
柱や収納の出っ張りは型紙を作る
柱の角や、クローゼットの枠まわりのような複雑な形は、目分量で切ると隙間ができます。
新聞紙や包装紙を床に当てて折り目を付け、出っ張りの形を写し取ってからマットに転写すると、切り直しが減ります。
扉が開く範囲も型紙の段階で確かめておくと、敷いたあとに扉が当たるという手戻りを避けられます。
つなぎ目を目立たせない並べ方と、木目調の向き
色の違うマットを混ぜて並べると、つなぎ目の線が格子状に走り、部屋が細かく分割されて見えます。
つなぎ目を目立たせたくない場合は、マットの色を1色に揃えると線が単純になります。
反対に、カラーを2色交互にする市松敷きは、つなぎ目を模様として見せる敷き方です。
木目調のジョイントマットでは、木目の向きが仕上がりを大きく変えます。
部屋の長辺に沿って木目を通すと、フローリングの延長のように見えて空間が長く感じられます。
向きがばらばらだと、1枚ずつのパネルが浮いて見えます。
レンガ状にずらして並べる方法もありますが、これは連結のツメの位置が合う製品でないとできません。
購入前に、ずらし敷きに対応しているかを仕様欄で確かめてください。
家具を置く位置も先に決めておくと作業が楽になります。
ソファやテレビ台の下まで敷き込むか、家具の手前で止めるかで必要な枚数が変わります。
ベッドの下に敷く場合は脚の跡が付きやすいので、ベッド下に敷くときのへこみ対策で敷き方の手順を解説しています。
敷き方のタイプ別に、向いている人と向かない人
どの敷き方を選ぶかは、部屋の使い方と、あとで敷き直す可能性があるかどうかで変わります。
| 敷き方 | 特徴 | 向いている人 | 向かない人 |
|---|---|---|---|
| 部屋全体に敷き詰める | 端をカットして壁まで埋める。段差が部屋の入口だけになる | 子どもが走り回る部屋、床の冷たさを抑えたい人 | 床暖房の表示を確認していない人、掃除機を毎日かける人 |
| 中央だけに部分敷き | カット不要で、既製の枚数のまま正方形や長方形に置く | ラグの代わりに使いたい人、模様替えが多い人 | 端のめくれが気になる人、ハイハイ期の子どもがいる人 |
| 中心から四方へ広げる | 端材が四辺に分散し、細い切れ端が出にくい | 仕上がりの見た目を優先する人 | 採寸の手間をかけたくない人 |
| 家具の手前で止める | 家具下を避けるので、枚数を抑えられる | 重い家具を動かせない人 | 床全面の防音を狙う人 |
部分敷きは手軽ですが、縁が立ち上がるため足先が当たります。小さな子どもや高齢の家族がいる部屋では、縁に角度の付いたサイドパーツを併用するか、全面に敷き詰めるほうが段差が減ります。
ジョイントマットの敷き方で失敗しやすい3つのパターン
採寸せずに枚数を買ってしまう
「6畳だから何枚」という目安だけで買うと、カット分の予備が足りなくなります。
切り損じや、あとから家具を動かしたときの追加分を考えると、必要枚数より1〜2枚多めに用意しておくほうが作業が止まりません。
同じ製品でも販売時期によって色味が変わることがあるので、買い足しで色が揃わない場合があります。
ドア下の隙間を測っていない
ジョイントマットの厚みが10mmを超えると、内開きのドアが当たることがあります。
ドアを閉めた状態で床との隙間に定規を差し込み、何mm空いているかを測ってから厚みを決めてください。
隙間が足りない場合は、ドアの可動範囲だけマットを敷かずに空けるか、薄手のものに変えるという選択になります。
梱包時の反りが残ったまま並べて浮きが出る
袋から出した直後のマットは、梱包時の折り目や反りが残っていて、連結しても端が浮きます。
敷く前に床に平らに広げて半日ほど置くと、反りが落ち着きやすくなります。
それでも浮く場合の対処は、両面テープなどの固定方法で解説しています。
敷いたあとの掃除と、はがして敷き直すタイミング
ジョイントマットのつなぎ目には細かいゴミが入り込みます。
掃除機はつなぎ目に沿って同じ方向にかけると、ツメの隙間が開きにくくなります。
飲み物をこぼしたときは、その1枚だけ外して洗面所で水洗いし、完全に乾かしてから戻してください。
裏側が濡れたまま戻すと、マットと床の間に水分が残ります。
床との間にたまった湿気とほこりは、見えないところで蓄積します。
季節の変わり目に全部はがして床を拭き、マットの裏面も乾かす日を作ると、においの発生を抑えやすくなります。
踏み込みの多い場所から先にへたってくるので、沈み込みが戻らなくなった部分を、家具の下に使っていた枚と入れ替えると全体の寿命を延ばせます。
よくある質問
リビングに敷くとき、どこから並べ始めればいいですか
人の出入りが多い入口側ではなく、部屋の中心か、ソファなど動かさない家具の前から始めてください。壁際の隅から並べると端材が反対側の壁際に細い列で集まりますが、中心から広げれば端材が四辺に分かれます。
45cm角と60cm角では、どちらが敷きやすいですか
カットの回数を減らしたいなら60cm角のほうが少ない枚数で済み、つなぎ目の線も減ります。
一方で、柱や家具の多い部屋では45cm角のほうが形に合わせやすく、汚れた1枚だけを交換するときの無駄も小さくなります。
ジョイントマットの厚みと大きさの選び方で、部屋ごとの判断基準を解説しています。
途中で1枚だけ抜いて交換できますか
できますが、周囲のマットのツメを順に浮かせる必要があるため、中央の1枚だけを抜くのは手間がかかります。壁際から順にツメを外していくほうが、ツメを折らずに済みます。
敷いたあとに隙間が開いてくるのはなぜですか
連結部が完全にはまりきっていないか、室温の変化でマットが伸縮していることが考えられます。はめ込むときに上から体重をかけて押し込むと、ツメが奥まで入ります。
隙間が広がり続ける場合は、連結部をはめ直し、ツメが奥まで入っているかを確かめてください。
防音目的なら敷き方を変える必要がありますか
足音のような床を伝わる音には、部分敷きより全面に敷き詰めるほうが効果があります。ただしジョイントマットだけで階下への音が解決するわけではないので、防音の効果と足音が響く原因で、敷き方の見直し方を解説しています。
まとめ
ジョイントマットの敷き方で最初に決めるのは、敷き始める位置です。
部屋の中心から四方へ広げれば端材が分散し、細い切れ端が一列に集まることを避けられます。
フローリングの硬さを和らげたいなら厚手のものを選び、同時にドア下の隙間を測って段差が許容できるかを確かめてください。
木目調のマットは木目の向きを部屋の長辺に揃えると、パネルの継ぎ目が目立ちにくくなります。
ぜひ本記事の敷き方タイプ別の比較表と、採寸・カットの手順を参考に、自分の部屋の形と使い方に合う並べ方を決めてください。




