100均のジョイントマットは使える?コスパ検証レビュー

床を保護したり、足音を和らげたりと、便利なジョイントマット。
最近では100円ショップでも手に入るようになり、「これで十分では?」と思う方も多いはずです。
しかし実際のところ、100均のジョイントマットは本当に使えるのでしょうか?この記事では、実際に使用してみた視点から、価格・品質・耐久性・使い勝手などの面で徹底レビューし、コストパフォーマンスの観点で評価していきます。
100均ジョイントマットの基本スペック
- 主な素材:EVA樹脂
- サイズ:30×30cmが基本(厚さは6〜8mm)
- カラー:ベージュ・ブラウン・グレーなどのベーシックカラー中心
- 枚数:1枚ごとのバラ売りが多い(4〜6枚セットも一部店舗にあり)
価格は当然ながら1枚100円(税別)。必要な分だけ買い足せるため、初期コストはかなり抑えられます。
実際に使ってわかったメリット
1. とにかく安くて手軽
「とりあえず床を保護したい」「短期間だけ使いたい」という場合には最適です。
1㎡あたり約9〜12枚程度必要なので、数百円で2畳程度のスペースをカバー可能です。
2. デザインがシンプルで部屋になじむ
ダイソーやセリアでは無地の木目調タイプも販売されており、リビングや寝室にもなじみやすい印象。特に目立たせたくない床保護用途には十分使えます。
3. 必要な量だけ買える
大きなパック売りと違って、必要なぶんだけ買えるため、「部分的にだけ敷きたい」「汚れたところだけ交換したい」といった使い方にも便利です。
100均ジョイントマットのデメリット
1. 耐久性はやや不安
素材自体が薄めで柔らかく、重たい家具の下に敷くとすぐに跡がついたり、つぶれてしまうことがあります。長期使用や高頻度の踏み込みにはあまり向いていません。
2. サイズに若干のバラつきがある
同じ商品でも個体差によりピースの噛み合わせにズレが出ることがあります。広範囲に敷くと目立ちやすく、整った見た目に仕上げるのは難しい場合も。
3. 色落ち・反り返りが発生することも
直射日光が当たる場所に長期間敷いていると、変色や反り返りが起きやすい傾向にあります。日当たりの良い部屋では注意が必要です。
向いている使い方
- 一時的な床保護(引っ越し時・リフォーム前など)
- 子どもの工作・お絵かきスペースの下に敷く
- ペットの食器周辺などの汚れ防止
- 椅子や机の脚下のキズ防止
これらのような**「高機能は求めないが、床をちょっと守りたい」**という目的には、100均ジョイントマットは非常にコスパの良い選択肢です。
100均マットの比較:ダイソー・セリア・キャンドゥ
店舗 | デザインの種類 | 厚みの違い | 在庫の安定性 |
---|---|---|---|
ダイソー | 多め(木目調などあり) | やや薄め(6〜7mm) | 店舗による差あり |
セリア | ベーシック中心 | 標準(約8mm) | 比較的安定 |
キャンドゥ | シンプル無地中心 | 標準(約8mm) | 品揃えはやや限定的 |
店ごとに扱っているマットの種類が異なるため、好みや用途に応じて使い分けるのがおすすめです。
高価格帯のマットとどう違う?
100均マットと市販の高機能マット(例えば防音性や耐久性に優れたマット)では、以下のような違いがあります。
比較項目 | 100均マット | 高機能マット |
---|---|---|
価格 | ◎ 非常に安い | △ 数千円〜1万円超も |
厚み | △ やや薄い | ◎ 選べる(8mm〜20mm) |
耐久性 | △ 摩耗しやすい | ◎ 長持ちする設計 |
機能性 | × 特になし | ◎ 防音・防水・抗菌など多機能 |
美観 | ○ シンプル | ◎ デザイン性も高い |
コスパ重視なら100均、機能重視なら市販品という選び分けが基本になります。
結論|100均ジョイントマットは「使い方次第」でアリ!
100均のジョイントマットは、価格の安さと手軽さという面で非常に魅力があります。一方で、耐久性やフィット感においては限界もあるため、使い方を割り切って使うことがポイントです。
短期間の利用や部分使い、汚れてもすぐ交換できるような状況であれば、コスパは非常に優秀です。
しっかりした防音や断熱が欲しい場合には、もう一段階上のマットを検討するのが無難ですが、まずは100均で試してみるのも十分価値があります。