SHARE:

ドアクッションは隙間テープで足りる?指はさみと騒音で選ぶ

ドアを閉めるたびに「バタン」と大きな音が鳴り、ドア枠との当たり面を見ると緩衝材が潰れていることがあります。

ドアクッションはこの衝突音を吸収する部材で、丸型のウレタンやゴムを貼るタイプと、ドア枠の戸当たり部分に長く貼るP型・E型のテープタイプに大きく分かれます。

同じ「ドアクッション」という名前でも、音を抑えたいのか、指はさみを防ぎたいのかで選ぶ形が変わります。

本記事では、貼る位置で決まる形の選び分け、丸型とテープ型の違い、採寸の手順、粘着が剥がれたときの対処まで解説します。

KAGUASHI編集部
商標登録番号:第6806912号

KAGUASHIは家具のソックスチェアやキャスターストッパーなど家具の脚を保護するカバーを販売している国内ブランドです。当サイトでは販売中の製品や使用アイデアなどをご紹介いたします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

ドアクッション選びでいちばん効く軸は「貼る位置」

素材や硬さを比べる前に、ドアのどこに貼るのかを決めてください。ここが決まると、選べる形はほぼ2つに絞られます。

ドア枠の戸当たり(ドアを閉めたときに当たる枠の段差部分)に貼るなら、断面がP型やE型になった長尺のテープが合います。

枠の縁に沿って押し込むように貼るため、ドアが閉まったときに全長で当たり、閉まる瞬間の音が分散します。

一方、ドア本体の角やドアノブが壁にぶつかる位置を守りたいなら、丸型やドーム型の小さなクッションを点で貼る形になります。

壁側に貼ってノブの当たりを受けるのも同じ考え方です。

この2つは代わりが利きません。

戸当たり部分に丸型を数か所だけ貼ると、貼った点だけが先に当たってドアが浮き、ラッチ(かんぬき)がかからなくなることがあります。

反対に、ノブの衝突対策として枠用のテープを壁に貼っても、ノブの出っ張りに対して接触面が足りません。

まず貼る位置、次に形、という順番です。

丸型・テープ型・指はさみ防止、ドアクッションの3タイプ

丸型・ドーム型のクッションゴム

直径数ミリから4cm前後まで幅があり、クッションの裏面に粘着層が付いた点貼りのタイプです。

ウレタン製は柔らかくて音をよく吸いますが、踏まれたり繰り返し強く当たると潰れが戻りにくくなります。

ゴム製やシリコン製は復元しやすく、屋外に面したドアでも硬化しにくい傾向があります。

透明タイプは白いドア枠でも目立ちにくく、家具の扉や収納の開き戸にも転用できます。

P型・E型の戸当たりテープ

断面がアルファベットのPやEに見えることからこの名前が付いています。

中が空洞になっているため、押されるとつぶれて隙間を埋め、離すと元に戻ります。

戸当たりの全長に貼れるので、閉まる音を抑えるだけでなく、隙間からの風や光、音漏れも同時に減らせます。

ドアの隙間がどのくらいから音漏れとして気になるかはドアの隙間から音が漏れるのは何ミリからで解説しています。

指はさみ防止のドアストッパー型

C字やU字にドアの縁をはさみ込んで、ドアが完全に閉まらないようにする部品です。

ウレタンやEVA樹脂でできていて、粘着を使わず取り外せるものが主流です。

小さな子どもが蝶番側に指を入れる事故を防ぐ目的で使われますが、ドアが閉まらなくなるため、施錠したい部屋には使えません。

これを付けていればはさまないとは言い切れないので、大人の目が届く範囲で使ってください。

タイプ別に見るドアクッションの向き不向き

タイプ主な狙い向いている人向かない場面
丸型クッションゴム(ウレタン)当たる点の打音を吸収ノブが壁に当たる、扉のカタつきを止めたい屋外ドアや直射日光の当たる面
丸型クッションゴム(ゴム・シリコン)繰り返しの衝撃を受ける開閉回数が多い扉、玄関まわり厚みが要る隙間埋め
P型・E型戸当たりテープ閉まる音と隙間の同時対策バタン音も冷気も気になる室内ドア枠に凹凸や段差が多いドア
指はさみ防止ストッパードアを閉め切らせない乳幼児がいる家庭の室内ドア施錠したい部屋、玄関

表の読み方としては、音を消したいのか隙間を埋めたいのかで横に分かれます。

両方を一度に解決したいなら戸当たりテープが候補に入りますが、枠に巾木(はばき)の段差や金物があると全長を貼れません。

その場合は丸型を複数点に分けて貼るほうが現実的です。

ドアクッションで失敗しやすい選び方

クッションの厚みの選びすぎが、いちばん起きやすい行き違いです。

戸当たりテープを厚いものにすると、ドアが枠に強く押し付けられてラッチが戻らず、閉まらないドアになります。

P型テープは空洞がつぶれる分だけ余裕がありますが、それでも元の隙間より明らかに厚いものを選ぶと閉まりが重くなります。

貼る面の下地を見ないまま貼るのも、剥がれの原因になります。

ドアクッションの粘着は平らでほこりのない面を前提にした作りなので、木目の深い枠や塗装が粉を吹いている面では接着が持ちません。

貼る前に乾いた布でほこりを取り、油分が付いている玄関まわりは中性洗剤で拭いてから完全に乾かしてください。

素材の選び違いも起こります。

ウレタン製のドアクッションは軽くて柔らかい反面、紫外線や湿気で表面がぼろぼろに崩れることがあります。

屋外に面した勝手口や、西日の当たる掃き出し窓の近くではゴム系を選んでください。

なお、貼ったあとに床へ落ちた粉が黒い汚れになることもあるので、崩れ始めたら早めに交換します。

買う前に測る3か所|隙間・幅・ノブの出っ張り

測るのは、ドアと枠の隙間、戸当たり面の幅、ノブが壁に当たる位置の3か所です。

隙間は、ドアを閉めた状態で枠との間に厚紙や名刺を差し込み、何枚で止まるかで見当を付けられます。

きちんと測るなら、隙間ゲージや定規を当ててミリ単位で読んでください。

戸当たりテープはこの隙間より少し厚いものを選びますが、2倍以上にはしないことが目安になります。

戸当たり面の幅は、枠の段差になっている平らな部分を測ります。

ここより広いテープを選ぶとはみ出して見た目が悪くなり、ドアが当たったときに端からめくれます。

ドアクッションのサイズ表記は幅×厚みで書かれていることが多いので、幅を先に合わせてから厚みを決めてください。

ノブの位置は、ドアを全開にしたときにノブの先端が壁のどこに触れるかを見て、鉛筆で薄く印を付けておくと確実です。

丸型クッションはその印を中心に貼ります。

ドア下の隙間まで埋めたい場合の手順はドアの下の隙間を埋める手順で解説しています。

ドアクッションの手入れと貼り替えの目安

日常の手入れは、乾いた布でほこりを拭く程度で足ります。P型テープの空洞部分にほこりがたまると、つぶれ方が変わって音が戻ってくるので、掃除のついでに表面をなでておいてください。

貼り替えの目安は、押しても元の形に戻らなくなったときです。

指で押して凹んだままなら、衝撃を受け止める余地がなくなっています。

テープの粘着が端から浮いてきた場合も同じで、浮いた部分だけ押さえ直しても、油分やほこりを巻き込んでいるので長くは持ちません。

全長を剥がして下地を拭き、新しいものを貼り直します。

剥がすときは、ゆっくり引くと糊が枠に残りにくくなります。

残った糊はシール剥がし剤で落とせますが、塗装されたドア枠では塗膜ごと溶けることがあるため、見えにくい下端で試してから使ってください。

賃貸の場合、長期間貼ったままにすると枠の色が変わって跡が残ることがあるので、気になるなら貼る前に管理会社へ確認しておくと安心して使えます。

どこで買えるか|100均とホームセンターの違い

100均で買える範囲にも、丸型のクッションゴムと短い戸当たりテープが並んでいます。

試しに貼ってみて効き具合を見るには手軽ですが、長さの展開が限られるため、室内ドアの戸当たり全周を1本でまかなえないことがあります。

取扱いは店舗や時期で変わります。

ホームセンターや通販では、クッションの幅と厚みの組み合わせが細かく選べて、ゴム・ウレタン・シリコンといった素材の選択肢も増えます。

ドアの隙間が大きい、屋外に面している、開閉回数が多いといった条件があるなら、こちらで条件に合うものを探すほうが貼り直しの回数を減らせます。

隙間テープ側の厚みの選び方はダイソーの隙間テープの厚みと幅で解説しています。

よくある質問

ドアクッションを貼れば「バタン」という音は消えますか

音を小さくする効果はありますが、ゼロにはなりません。

ドアが閉まる音には、枠に当たる衝突音と、ラッチが金具にはまるカチャという金属音が混ざっています。

ドアクッションが吸収できるのは前者で、ラッチ側の音は残ります。

ラッチの受け金具に小さなフェルトを貼ると、そちらも少し和らぎます。

ドアクッションと隙間テープは同じものですか

重なる部分はありますが、狙いが違います。

戸当たりに貼るP型・E型は両方の役割を兼ねますが、丸型のクッションゴムは衝突音の吸収だけで、隙間は埋まりません。

冷気や虫の侵入を止めたいなら、全長に貼れるテープ型を選んでください。

車のドアに使う「ドアクッション」も同じものですか

別の用途の商品です。

車用として売られているクッションパッドは、ドアの縁に貼って隣の車や壁への当たりを防ぐもので、屋外の温度変化と洗車に耐える素材と粘着が使われています。

室内ドア用を車の外装に貼ると、雨と紫外線で早く劣化します。

粘着を使わずに取り付けられるドアクッションはありますか

ドアの縁にはさみ込むC字型・U字型のストッパーなら、粘着を使いません。賃貸で枠に跡を残したくない場合の選択肢になりますが、ドアが閉まらない状態になるため、音を小さくする用途には向きません。

蝶番側の指はさみも防げますか

戸当たり側に貼るドアクッションでは、蝶番側のすき間は塞げません。

蝶番側には専用のカバー部材が別にあります。

どちらを使う場合でも、子どもがドアの近くで遊んでいるときは大人が見ていてください。

まとめ

ドアクッション選びは、貼る位置を決めるところから始まります。

戸当たりの全長を守るならP型・E型のテープ、ノブや角の当たりを受けるなら丸型のクッションゴム、子どもの指はさみ対策ならはさみ込むタイプと、目的ごとに形が決まります。

そのうえで、ドアと枠の隙間、戸当たり面の幅、ノブの当たる位置を測っておけば、厚みと幅の選び違いはほとんど防げます。

ウレタンとゴムの違いや、貼る前の下地の拭き取りも、持ちを左右する部分です。ぜひ本記事のタイプ別の比較表と3か所の採寸手順を参考に、自宅のドアに合うドアクッションを選んでみてください。

この記事を書いた人

KAGUASHI編集部
あなたへのおすすめ