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ドアの隙間の防音はテープで足りる?下の隙間を塞ぐ方法

ドアを閉めても、隣の部屋のテレビの音が下の隙間からそのまま入ってきます。

室内ドアは建具の周囲に2〜5mm程度のクリアランスが取られていて、下端は床から1cm前後あくこともあります。

ドアの隙間の防音でまず埋めるべきはこの下端で、戸当たり側の隙間テープだけでは話し声やテレビの音は残ります。

本記事では、隙間テープの厚み表記とP型・D型の読み方、下の隙間を塞ぐドアスイープの選び方、貼る前に測る場所まで解説します。

KAGUASHI編集部
商標登録番号:第6806912号

KAGUASHIは家具のソックスチェアやキャスターストッパーなど家具の脚を保護するカバーを販売している国内ブランドです。当サイトでは販売中の製品や使用アイデアなどをご紹介いたします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

ドアの隙間の防音で効果が出るのは空気が通る道をふさいだとき

音は空気の振動として伝わるので、空気が通る道が残っていればそこから音も入ります。

室内ドアの周囲には、上枠と左右の枠との間に2〜5mm、ドア下と床との間に5〜15mm程度のあきがあります。

前者は戸当たりに貼るテープでふさげますが、後者はドアが開閉するためのあきなので、テープを貼ると床に擦れて開かなくなります。

ここで押さえておきたいのが、防音と遮音と吸音の違いです。

遮音は音を通さないように重さと密度でさえぎること、吸音はスポンジやフェルトなどが音のエネルギーを熱に変えて減らすことを指します。

隙間をふさぐ作業は、このうち遮音の前提条件にあたります。

面でいくら重い素材を足しても、隙間が1本残っていればその効果は限定されます。

そのうえで期待値は現実的に持ってください。

隙間をすべてふさいでも、ドア本体が中空のフラッシュ構造であれば板自体を音が通ります。

下の隙間を塞ぐ作業で変わるのは、会話やテレビの音のように空気を伝わってくる音の聞こえ方です。

足音や物を落とした振動のように床や壁を伝わる音には、ドアの処置はほとんど関係しません。

隙間テープの厚み表記と形の読み方

隙間テープのパッケージには「幅15mm×厚2.5mm×長2m」のように3つの数字が並びます。順番に、ドアや枠に接する面の寸法、押しつぶす前の立ち上がりの高さ、1本の長さを示しています。

厚みは「つぶれる前」の数値

隙間テープの厚みは、圧縮されていない状態で測った高さです。

実際に使うとつぶれて隙間に密着するので、埋めたい隙間よりやや厚いものを選びます。

逆に厚すぎるとドアが閉まりきらず、ラッチがかからなくなったり、戸先に力をかけないと閉まらなくなります。

測った隙間が2mmなら厚2.5〜3mm、4mmなら5〜6mmあたりが目安になります。

P型・D型・E型は断面の形

表記断面の意味向いている場所
P型中空のアルファベットPの形。つぶれ幅が大きい戸当たり面。2〜5mmの隙間
D型中空でPより背が高い。6mm厚などの表記が多い隙間が広めの戸当たり面
E型溝が浅く、つぶれ代が小さい1〜2mmの狭い隙間
スポンジ(角型)中空ではない発泡素材。密度が低いものは音が抜ける防虫・防風寄り。遮音には力不足

中空タイプが遮音に向くのは、つぶれても戻る力があり、ドアと枠の両方に押し当たった状態を保つからです。

無発泡の軟質塩化ビニルや密度の高いゴムのものは、同じ厚みでも空気の通り道を残しにくくなります。

一方で密度の低いウレタンスポンジは、指で押すと簡単に空気が抜けるため、断熱や防虫には使えても音には期待しにくい素材です。

ドア下の隙間を塞ぐ道具は3タイプから選ぶ

下端は貼るだけでは済まないので、専用の形をした製品を使います。選択肢は差し込み式のカバー、ドア本体に取り付けるドアスイープ、床に置くストッパーの3タイプです。

差し込み式の隙間ガード

ドアの下端を上下から挟み込むシリコンやゴムの部品で、ドアの厚み(30〜40mmが一般的)と、埋めたい隙間の高さの2つで選びます。

工具が不要でドア側に穴をあけないため、賃貸でも使いやすい形です。

ドアが内開きで床に敷いたラグに当たる場合は、下端が接地するぶん開閉が重くなります。

ネジや両面テープで付けるドアスイープ

アルミやプラスチックの台座に、ゴムのヒレやモヘア(細い繊維を列状に植えた部材)が付いた部品です。

台座は長さ95cm程度のものがあり、ドアの実測幅に合わせて切り詰められます。

床に軽く触れる高さに調整するので、取り付け位置の上下調整ができる製品の場合は、床に当たる強さを加減できるので、床材への擦り傷を抑えられます。

ネジ留めはドア本体に穴があくので、賃貸では両面テープ固定のものを選んでください。

ドア下の隙間が広い場合の選び分けはドア下の隙間が広いときの対処で解説しています。

床に置くすきま風ストッパー

ドアの下に置くだけの筒状や板状の製品です。

ドアに固定しないので取り付けの失敗がなく、使わないときは片付けられます。

そのかわりドアを開けるたびにずれるため、頻繁に開け閉めする部屋では位置の直しが毎回発生します。

貼る前にドアの隙間を測る場所は4か所

買ってから合わないという事態は、測る場所を間違えたときに起きます。ドアを閉めた状態で、上枠との隙間、戸先側(取っ手がある側)の縦の隙間、吊元側(ちょうつがい側)の縦の隙間、下端と床の隙間を、それぞれ名刺やコインを差し込むか、隙間ゲージで測ります。

縦の隙間は上下で違う値が出ることがあります。

建物の歪みやちょうつがいのゆるみで、ドアが傾いているケースです。

この場合は広いほうの数値に合わせると狭いほうでドアが閉まらなくなるので、狭いほうに合わせたテープを貼り、広い部分には同じ形の厚いテープを継ぎ足すか、下地にパッキンを重ねます。

下端は、床の仕上げも一緒に確認してください。

フローリングとカーペットが混在している部屋では、カーペット側でドアスイープのヒレが押し上げられて開閉が重くなります。

敷いているラグの厚みも含めて、いちばん高い位置からドア下端までの寸法で選びます。

隙間テープの長さは3辺の合計から計算する

市販の隙間テープは2m入りや10m入りで売られていて、必要な長さは貼る範囲で変わります。

戸当たりの3辺(上枠と左右の縦枠)に貼る場合、一般的な室内ドアの開口が幅約78cm・高さ約198cmなら、78+198+198で約4.7mです。

2m入りを買うなら3本必要になります。

テープは角でつなぐので、各辺を測った実寸どおりに切り、突き合わせます。

角で折り曲げると中空部分がつぶれて隙間ができるため、縦と横は別々に切ってください。

貼る面の油分やほこりを拭き取ってから貼ると、テープの粘着が本来の強さで働きます。

アルコールや洗剤で拭いた場合は、完全に乾くまで待ってから貼ります。

吊元側については、ちょうつがいの金具を避けて貼る必要があります。金具の上にまたがせると厚みが出てドアが閉まらなくなるので、金具の位置で切り分けます。

合わないものを選んだときに起きること

厚すぎる隙間テープを貼ったまま無理に押し込むと、ラッチ本体や受け座に無理な力がかかり、傷む原因になります。

薄すぎる場合は、貼ったのに音が変わりません。

ドアを閉めた状態で枠との間に紙を差し込んでみると、すっと通る箇所が残っています。

そこが音の入口です。

ドアスイープを低く付けすぎると、床に強く擦れて開閉が重くなり、フローリングのワックス層やクッションフロアの表面に擦り跡が出ることがあります。

取り付けたあとは、必ず何度か開閉して床の様子を確かめてください。

クッションフロアや無垢材の床では、ゴムのヒレが当たる部分に変色が出る場合もあるため、目立たない位置で試してから本固定するのが無難です。

両面テープで固定したドアスイープを剥がすと、ドアの塗装に跡が残ることもあります。

どこを見れば仕様が分かるか

隙間テープは、パッケージの正面に幅・厚み・長さの3点が印刷されています。

素材は裏面か側面の表示欄にあり、「軟質塩化ビニル」「EPDMゴム」「ウレタンフォーム」などの記載で密度の見当がつきます。

防音をうたう製品では「戸当たり用」「遮音」といった用途表示を目印にでき、同じ売り場に並ぶ防虫・防風用のスポンジテープとは棚の表示で区別できます。

売り場での探し方はホームセンターでの隙間テープの売り場で解説しています。

通販の商品ページでは、仕様表の「適合隙間」「対応ドア厚」の欄を見てください。

差し込み式の隙間ガードはここにドアの厚みの対応範囲が書かれていて、自分のドアの厚みが範囲外なら、はめても抜けるか入らないかのどちらかになります。

画像だけでは判断できないので、仕様表が無い製品は避けてください。

よくある質問

ドアの隙間テープを貼るだけで隣室のテレビの音は消えますか

消えません。

空気が通る道をふさぐことで、会話やテレビの音の聞こえ方が変わる程度です。

ドア本体が中空のフラッシュ構造だと板そのものを音が通るため、隙間の処置だけでは残ります。

音量そのものが大きい場合は、音源側の位置を壁から離すなど、ドア以外の対策と組み合わせてください。

トイレのドアの下の隙間を塞いでも大丈夫ですか

トイレや浴室のドア下の隙間は、換気扇が空気を吸い出すための給気口として機能しています。

完全にふさぐと換気扇の能力が落ちて、湿気やにおいがこもります。

音が気になる場合は、戸当たり側の3辺だけに隙間テープを貼り、下端は空けておく方法があります。

隙間テープを2枚重ねて厚みを稼いでもいいですか

中空タイプのテープを重ねると、下側のテープがつぶれて上側が傾き、枠に均等に当たらなくなります。

厚みが足りないときは、重ねるのではなく厚い表記の製品に貼り替えてください。

どうしても段差を埋めたい場合は、平らなフェルトやスポンジを下地にしてから中空テープを貼ると、面で支えられます。

まとめ

ドアの隙間の防音は、まず閉めた状態で上枠・戸先側・吊元側・下端の4か所を測ることから始まります。

戸当たり側の2〜5mmは中空のP型やD型の隙間テープで、下端の5〜15mmは差し込み式の隙間ガードかドアスイープで対応し、隙間テープは実測より少し厚いものを、下端の部品はドアの厚みと隙間の高さに合うものを選び、どちらもドアが閉まるかを確かめます。

ドア本体を音が通る分までは止まらないので、期待値は会話やテレビの音の聞こえ方が変わるところに置いてください。

ぜひ本記事の厚み表記の読み方と断面形状の比較表、測る4か所の手順を参考に、自分のドアに合う1本を選んでください。

この記事を書いた人

KAGUASHI編集部
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