コルクマットの厚手はどこまで必要?床の冷えと音で見極める
床の冷えや階下への足音が気になって、コルクマットを敷こうと考える人は多いはずです。
ところが売り場には8mm、10mm、20mmと数字が並び、「厚手ってどこからを言うの?」「そこまで厚くする必要はあるの?」と手が止まってしまう。
ここを外すと、敷いたのに底冷えが取れない、逆に厚すぎてドアが引っかかって開かない、といった実害が出ます。
買い直しになれば手間も無駄。
本ページでは、厚手と呼べる基準・厚みごとに向いている人・自分に合う一枚の決め方まで、順を追って解説します。

KAGUASHI編集部
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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
厚手と呼べるコルクマットの境目
一般的なジョイント式のコルクマットは、表面の薄いコルクシートと、その下のEVA樹脂などの発泡基材を貼り合わせた二層構造です。
厚みの表示は、この二層を合わせた総厚を指します。
単位はミリで、cmやインチで書かれることはほとんどありません。
市販品でよく見かける総厚は8mm前後。
これを標準とし、10mm、なかには20mm程度の製品もあり、こうした厚い側が「厚手」「大判厚手」などと呼ばれています。
逆に7mm以下は薄手として扱われることが多い。
注意したいのは、この呼び分けが売り手側の表現にすぎないこと。
JISのような工業規格で「厚手は何ミリ以上」と決まっているわけではありません。
8mmを厚手とうたう製品と、10mmを標準と書く製品が同時に存在します。
だから商品名の「厚手」ではなく、仕様欄の数値を見るしかない。
もうひとつ。
総厚が増えても、コルク層が厚くなるとは限りません。
増えている部分の多くは下地の樹脂です。
コルクの質感や吸放湿性を期待して厚手を選ぶと、思っていたものと違うと感じる場合があります。
コルクマットの厚みの段階と向いている人
厚みごとの傾向を整理すると、次のようになります。数値は市販品でよく見られる範囲の目安で、製品によって上下します。
| 表記の目安 | 総厚の目安 | 向いている条件 |
|---|---|---|
| 薄手 | 約6〜7mm | 床の擦り傷を防ぎたいだけ。ドア下や引き戸のすき間が狭い部屋 |
| 標準 | 約8〜9mm | 子ども部屋やデスク下など、傷防止に少しクッション性を足したい場合 |
| 厚手 | 約10〜13mm | 階下への音、足元の冷え、転倒時の衝撃をまとめて軽くしたい場合 |
| 極厚 | 約20mm前後 | ハイハイ期や高齢者の居室、集合住宅の子ども部屋。段差処理が前提 |
薄手と極厚では、同じ枚数でも仕上がりの高さが3倍近く変わります。
厚みは面積ではなく高さの問題なので、部屋の入口まわりに影響が出ます。
ジョイントマットの厚みとサイズで後悔しないための考え方も、判断の軸はほぼ同じです。
自分に合う厚手コルクマットの決め方
好みで決めると失敗します。次の順で絞ると、選べる厚みはほぼ一意になります。
1. 先に上限を測る
敷く予定の場所で、ドアや引き戸の下端から床までの高さを測ります。
この数値が厚みの上限です。
開き戸は数ミリの余裕がないと擦れます。
折れ戸やクローゼットの下端は、開き戸よりさらに余裕が少ないことが多い。
2. 目的から下限を決める
床の擦り傷対策だけなら薄手でも成立します。
フローリングを傷から守る敷き方の考え方は厚みよりも敷く範囲の問題です。
一方、階下への音や足裏の冷えを軽くしたいなら、下地の樹脂に厚みがある製品のほうが有利。
冷え対策の仕組みはコルクマットの断熱がどう働くかを見ると整理しやすくなります。
3. 上限と下限が衝突したら範囲を変える
厚手を敷きたいがドアが当たる、という場合は、部屋全体ではなくドアの可動域を外して敷きます。部屋の一部だけ厚手にする方法もあります。
4. 段差の処理を決める
10mmを超えると、マットの端は明確な段差になります。
ふちを斜めに落とすサイドパーツが付属するか、別売りで用意されているかを確認してください。
ここを飛ばすと、つまずきの原因が増えます。
同じ表記でも製品ごとに厚みがずれる理由
カタログの数値が同じでも、並べて比べると高さが違うことがあります。理由はいくつかあります。
まず測る場所。
ジョイント式のマットは連結部に凸凹があり、その突起を含めた寸法を書く製品と、平らな面だけの寸法を書く製品が混在します。
次に層の比率。
総厚10mmのうちコルクが2mmの製品と、1mmの製品では、踏んだ感触も見た目も別物です。
発泡樹脂という素材の性質もあります。
発泡させた基材には製造上のばらつきがあり、公称値ぴったりに揃うわけではない。
さらに、敷いて使ううちに荷重がかかった部分は圧縮され、初期より薄くなります。
加えて、前述のとおり「厚手」の呼び方自体が売り手ごとの判断です。
低価格帯と専門店で基準が違うことも珍しくありません。
100均と高品質のコルクマットの違いは、厚みの数値だけでは比較しきれない部分にあります。
厚みが合わないときに出る不都合
厚すぎた場合
まずドアが擦る。
開き戸なら下端に跡が付き、引き戸なら動きが重くなります。
ロボット掃除機が段差を越えられず、部屋に入れなくなることもある。
家具の脚が沈み込んでぐらつく、扉付き収納の開閉に引っかかる、といった影響も出ます。
薄すぎた場合
踏んだときに床の硬さが伝わる、いわゆる底つき感が出ます。
膝をついたときの衝撃もほとんど減りません。
階下への音を目的に買った場合、期待した差を感じられない可能性が高い。
赤ちゃんがいる家庭で後悔しやすい点の多くは、厚みの選び方で説明がつきます。
どちらの失敗も、敷いてから気づくと戻せません。
返品の可否は販売元によって異なりますし、大量に敷いたあとの入れ替えは手間もかかる。
測るのは買う前です。
コルクマットの厚みはどこに書いてあるか
通販の商品ページなら、仕様表の「サイズ」欄に「30×30×0.8cm」のように縦×横×厚の順で並んでいることが多く、最後の数字が厚みです。
「厚さ」「厚み」という独立した項目になっている場合もあります。
単位がcm表記なら、0.8cm=8mmと読み替えてください。
店頭のパッケージでは、側面や裏面の仕様欄を見ます。
商品名の「厚手」「極厚」だけを見て判断しないこと。
現物が積まれている売り場なら、断面を横から見ればコルク層と樹脂層の比率がわかります。
一方で、コルク層だけの厚みが明記されている製品は少数です。
書かれていなければ、販売元に問い合わせるか、断面写真を確認するしかありません。
サイドパーツの有無、耐熱の可否も同じ仕様欄に載っていることが多いので、まとめて確認しておくと二度手間になりません。
厚さ別のコルクシートの使い道も、表示の読み方は共通です。
よくある質問
厚手にすれば階下への音は消えますか
消えるとは言えません。
厚みのある発泡基材は衝撃を吸収しやすい傾向がありますが、効き方は建物の構造、床の下地、音の種類で変わります。
飛び跳ねる音のような重い衝撃音は、マットだけで解決しにくい部分です。
生活時間の配慮など、敷物以外の対策と合わせて考えてください。
床暖房の上に厚手のコルクマットを敷けますか
製品の表示に従ってください。
床暖房対応と明記された製品でなければ避けるのが安全です。
発泡樹脂は熱で変形する可能性があり、厚いほど熱も伝わりにくくなります。
対応品であっても設定温度の上限が指定されている場合があります。
厚手の上に重い家具を置いても大丈夫ですか
脚の跡が残りやすくなります。
厚い発泡層は荷重で沈み込み、長期間置いた部分は元に戻らないことがある。
家具の下に硬めの板を挟んで面で支える、家具の位置には敷かない、といった対応が現実的です。
凹みや汚れの手入れはコルクマットの掃除とカビ対策にまとめています。
まとめ
コルクマットの厚手表示は総厚のミリ数であり、公的な基準はありません。8mm前後が標準、10mm以上が厚手として扱われることが多い、という相場観だけを持っておけば十分です。
選ぶ順序は決まっています。
ドア下のすき間を測って上限を出し、目的から下限を決め、両者が衝突したら敷く範囲で調整する。
最後に段差処理を確認する。
この順で見れば、商品名の「極厚」に引っ張られずに済みます。
数値が同じでも製品ごとに実物は違う。コルク層と樹脂層の比率まで見ておくと、届いてからの違和感が減ります。




