椅子足カバーのシリコン製は長方形の脚にも付く?形の合わせ方
椅子の脚に被せるシリコン製の脚カバーは、パッケージに「丸脚・角脚兼用」と書かれていても、長方形の脚にそのまま付くとは限りません。
表記されている14〜20mmや26〜35.9mmといった数値は、カバーの口が伸びて受け止められる辺の長さを示すもので、断面の形そのものを保証するものではありません。
長方形の脚は短辺と長辺で寸法が違うため、どちらを基準に測るかで合否が変わります。
本記事では、椅子足カバーのシリコン製に書かれた寸法表記の読み方、長方形の脚での測り方、合わないときに起きることを解説します。

KAGUASHI編集部
商標登録番号:第6806912号
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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
椅子足カバーのシリコン製に書かれた寸法は、脚の「辺の長さ」を指す
シリコン製の椅子足カバーは、椅子の脚先に被せるキャップ状の部品です。
弾力のあるシリコンゴムを袋状に成形してあり、脚より少し小さい口を伸ばして被せることで、縮もうとする力で脚に留まります。
商品名に付く「S-14-20mm」「26-35.9mm」「35-40mm」といった数値は、この口が対応できる脚の辺の長さ、つまり断面の一辺または直径です。
ここで混同が起きやすいのが、内寸と外寸の区別です。
「内径約30mm」と書かれていれば脚側の寸法ですが、商品写真に写る見かけの大きさはシリコンの肉厚を足した外側の寸法なので、数字より一回り大きく見えます。
測るのは脚のほうであって、カバーのほうではありません。
単位もmm表記とcm表記が混在します。
「2〜3.2cm」と「20〜32mm」は同じ範囲を指しますが、並べて比較するときはどちらかに揃えて読んでください。
SS・S・Mといったサイズ記号はメーカーごとの区分で、他社のSと同じ範囲とは限りません。
記号ではなく必ずmm表記の数値を見てください。
丸脚・角脚・長方形の脚で、椅子足カバーの合い方が変わる
脚の断面は大きく3つに分かれ、それぞれカバーの伸び方が違います。
| 脚の断面 | 測る箇所 | シリコン製カバーの合い方 |
|---|---|---|
| 丸脚 | 直径(いちばん太い部分) | 円形の口が全周で均等に縮むため、表記範囲内なら素直に収まります |
| 正方形の角脚 | 一辺の長さ | 四隅がシリコンを押し広げる形で留まります。丸・角兼用品の多くがここを想定しています |
| 長方形の角脚 | 短辺と長辺の両方 | 長辺側が口を強く広げ、短辺側は余ります。長辺が表記上限を超えると被りません |
長方形の脚でつまずくのは、兼用品の表記が一辺の数値しか示していないためです。
短辺20mm・長辺40mmの脚に「20〜32mm」のカバーを当てると、短辺は範囲内でも長辺が8mm超過します。
無理に伸ばして被せた場合、シリコンが薄く張った状態になり、椅子を引いた拍子に角から外れます。
そのため、商品名や商品ページに「長方形」「長方形対応」と明記されたものを選んでください。丸型・正方形・長方形の3形状に触れている商品は、口の形そのものを長方形に成形しているか、伸び代を大きく取った設計になっています。
長方形の脚に合う椅子足カバーの決め方は、短辺と長辺を測ってから
測るのは脚先から10〜20mm上の位置
椅子の脚は先細りになっているものがあり、接地面だけを測ると実際より小さい数値が出ます。
カバーが収まるのは脚先から10〜20mmほどの範囲なので、その高さでの短辺と長辺を定規で測ってください。
前脚と後脚で断面が違う椅子もあるため、4本すべてを測ります。
長辺を表記範囲に入れ、短辺が下限を割らないか見る
長方形の脚では、長辺が対応範囲の上限以内に収まるかどうかが最初の関門です。
長辺が入れば物理的には被りますが、同時に短辺が下限より細すぎると、短辺方向のシリコンがだぶついて横ずれします。
短辺・長辺の両方が表記範囲に入る製品を選ぶのが基本で、長方形専用品はこの2つの数値を併記しています。
フェルト付きかシリコン直接接地かで、床での動きが変わる
シリコン製の椅子足カバーには、接地面にフェルトを貼ったタイプと、シリコンそのものが床に触れるタイプがあります。
フェルト付きは椅子を引きずったときの抵抗が小さく、椅子を動かして使うダイニングに向きます。
シリコンが直接床に触れるタイプは止まる力が強いので、座面の上で姿勢を変えたときに椅子がずれるのを抑えたい場合に合います。
フッ素を使った家具スライダー型は、さらに滑りやすい方向に振った作りです。
滑らせたいのか止めたいのかで選び分けが変わるので、椅子の滑りを良くする方法では床材ごとの考え方を解説しています。
兼用表記の範囲がメーカーごとにずれる理由
同じ「S」でも対応範囲が違うのは、シリコンの硬度と肉厚、そして口の成形形状がメーカーごとに異なるためです。
柔らかく薄いシリコンは大きく伸びるので範囲を広く書けますが、伸ばした状態では保持する力が弱まります。
硬く厚いシリコンは範囲が狭い代わりに、範囲内であれば縮む力が強く働きます。
もう一点、測定の基準そのものが揃っていません。
丸脚の直径を基準に書いている商品と、角脚の一辺を基準に書いている商品があり、「26-35.9mm」のように端数まで示す商品もあれば、「35-40mm」のように区切りのよい数値で示す商品もあり、表記の細かさだけでは余裕の有無を判断できません。
範囲の両端ぎりぎりの数値で判断せず、自分の脚の寸法が範囲の中央寄りに入る製品を選んでください。
寸法が合わない椅子足カバーを付けると、外れとめくれが起きる
大きすぎるカバーを被せた場合、脚との間に隙間が残り、椅子を引いた方向にカバーだけが回転したり、脚から抜け落ちたりします。抜けたことに気づかず座ると、脚の金属やネジが直接床に当たります。
小さすぎるカバーを無理に被せた場合は、シリコンが引き伸ばされて肉厚が薄くなり、脚の角が当たる部分から裂けます。
また、口の縁が完全に収まらず外側へめくれ返った状態になると、接地面が傾いて椅子がガタつきます。
長方形の脚に正方形用のカバーを被せたときは、短辺側が余ってたわむため、横方向に押されたときに外れやすくなります。
床への影響も変わります。
カバーが傾いて付いていると接地面の一部だけに荷重が集まり、フローリングのへこみや、畳の表面の毛羽立ちにつながります。
畳の部屋で使う場合の考え方は畳の上に椅子の傷防止はどうするで解説しています。
対応サイズの記載は商品名と仕様表に分かれている
通販の商品ページでは、対応する脚の寸法が商品名そのものに含まれていることがあります。
「丸脚四角脚兼用 16個入り S-14-20mm」のような形で、商品名の末尾に範囲が書かれているパターンです。
商品名に数値がない場合は、仕様表の「対応サイズ」「内径」「適用脚サイズ」の欄を見てください。
店頭で買うときは、台紙の裏面や側面に対応範囲が印刷されています。
シリコン製の椅子足カバーの表示で確認する項目は、対応する脚の寸法範囲、対応する脚の形状(丸・正方形・長方形)、入り数、接地面がフェルトかシリコンかの4点です。
形状の記載が「角脚対応」だけの場合、正方形を想定している可能性があるため、長方形の脚なら長辺の数値が範囲に入るかを別に確かめてください。
100均で売られているシリコン製の椅子足カバーは、台紙の表示が簡素で対応範囲の下限しか書かれていないこともあります。
取扱いは店舗や時期で変わるため、現物の口の大きさを見て判断する前提で探してください。
100均の椅子脚カバーでは外れにくいタイプの見分け方を解説しています。
よくある質問
シリコン製の椅子足カバーはどこで売っていますか
ホームセンターの家具金物コーナー、100円ショップの日用品売り場、通販で扱われています。
長方形の脚に対応した製品やサイズ展開の幅を求めるなら通販のほうが選択肢が広く、対応寸法の数値も商品ページで確認できます。
取扱いは店舗や時期によって変わります。
椅子足カバーはシリコン以外の素材もありますか
椅子足カバーの素材には、シリコン以外に布製のチェアソックス、脚の底に貼るフェルト、樹脂製のキャップ、フッ素樹脂を使った家具スライダーがあります。シリコンと布の違いは椅子脚カバーはシリコンと布どっちで解説しています。
長方形の脚に正方形用のカバーを伸ばして付けてもよいですか
長辺が対応範囲の上限を超えている場合は避けてください。長辺と短辺の両方が範囲に入る製品を選んでください。
まとめ
シリコン製の椅子足カバーの「14-20mm」「26-35.9mm」という表記は、脚の一辺または直径の長さを指します。
長方形の脚では短辺と長辺の2つの数値を脚先から10〜20mm上の位置で測り、長辺が対応範囲の上限以内、短辺が下限以上に収まる製品を選んでください。
兼用表記の「角脚対応」は正方形を想定している場合があるため、商品名か仕様表に長方形の記載があるかを別に確かめます。
接地面がフェルトかシリコンかで、椅子を引きずるときの抵抗と止まる力が逆方向に変わります。ぜひ本記事の形状別の測り方と表示の確認項目4点を手元で照らし合わせながら、自宅の椅子の脚に合うものを選んでください。





