バスマットの滑り止めは後付けできる?シートでずれを防ぐ敷き方
浴室のドアを開けて足を乗せた瞬間、40×60cmほどのバスマットが前へ滑ります。マットの下に水が入り込んでいるときほど、この動きは大きくなります。
バスマットの滑り止めは後付けできます。
やり方は、マットの下に滑り止めシートを1枚挟むか、マットの裏面の四隅に吸着テープを貼るかの2つです。
どちらも床の水気を拭いてから貼るのが前提で、濡れた床の上では吸着しません。
本記事では、滑り止めシートを挟む手順・ずれが直らないときの原因・珪藻土と布製での敷き方の違いを解説します。

KAGUASHI編集部
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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
バスマットの滑り止めは後付けできる|シートを挟む3手順
面で支える滑り止めシートと、点で止める吸着テープでは、向く相手が変わります。
薄い布製のバスマットは踏んだ拍子に生地ごとよれるので、下に1枚敷くシートのほうが端のめくれまで抑えられます。
厚手でしっかりした生地のバスマットなら、四隅の吸着テープでも動きは小さくなります。
どちらを使う場合も、作業の順番は次の3つです。
洗い場の外の床とバスマットの裏面を乾かす
滑り止めシートが床に止まるのは、シートの裏面の樹脂が床面に密着するからです。
そこへ水の膜が1枚入ると密着しないので、足を乗せた瞬間にシートごと動きます。
乾いたタオルで床を拭き、バスマットの裏面も乾いた状態にしてから始めてください。
入浴直後は床が濡れているので、脱衣所の床が乾いている時間に作業すると、貼り直さずに済みます。
シートはバスマットより一回り小さく切る
滑り止めシートはハサミで切れるものが流通しています。
マットの外周より1〜2cm内側に収まる大きさに切ると、シートの縁が外に出ず、足で縁を踏んでシートだけがめくれることもありません。
手持ちのバスマットのサイズが分からないまま買うと、切り落とす量が増えます。
バスマットのサイズの目安では、家族の人数ごとの一般的な寸法を解説しています。
中央から外へ手のひらで押して空気を抜く
置いただけでは中央が浮き、そこを踏むたびに空気が逃げて位置がずれます。
シートを床に置いたら、中央から外側へ手のひらで押し広げ、最後に四隅を指で押さえてください。
そのうえでバスマットを重ね、シートの縁がマットの外周より内側に収まる位置に合わせます。
バスマットの下に水気を残したときの問題と、避けたい敷き方
手順を省いたときに何が起きるかを知っておくと、順番を守る意味が分かります。
床の水気を拭かずに敷くと、シートと床の間に水の膜が残り、足を乗せた力がそのまま横滑りに変わります。
濡れた浴室前の床で体が流れる動きなので、転倒につながります。
滑り止めシートを敷いても、浴室の出入りで体を支える手すりの代わりにはなりません。
高齢の家族が使う場所では、手すりの設置とあわせて考えてください。
シートとマットの間に水が残ったままだと、乾かないまま密着した面でにおいが出ます。
洗っても取れないにおいの出どころが、マットではなく下に敷いたシート側だったという場合もあります。
バスマットが臭い原因では、洗っても戻らないときの手当てを解説しています。
糊で貼る両面テープを床に直接貼るのは避けてください。
剥がすときに床に残る跡や、表面の変色が起きます。
賃貸では元の状態に戻せるかどうかが契約で変わるので、床へ糊を使う方法は選ばないでください。
バスマットがずれる・めくれるが直らないときの原因
シートの裏面に石けんカスやほこりが付いている
敷いた当初は止まっていたのに、しばらくして動き出すなら、シートの裏面の汚れを疑ってください。
浴室の前の床には石けんカスと細かいほこりが混ざって溜まり、それが吸着面に乗ると床と接する面積が減ります。
シートを剥がして水で洗い、陰干しで完全に乾かすと吸着が戻るタイプがあります。
洗剤でこすると樹脂の面を傷めるので、水とスポンジの範囲にとどめてください。
床がザラついたタイルや凹凸のあるクッションフロア
吸着は平らな面でこそ働く仕組みなので、石目調の凹凸があるタイルや、エンボス加工の深いクッションフロアでは接する面積が足りません。
この場合は吸着に頼るのをやめて、自重のある厚手のマットや、脚付きのすのこで足元を作るほうが現実的です。
吸着テープの枚数を増やしても、凹凸そのものは変わりません。
バスマット自体が軽くて薄い
薄手のマイクロファイバーのマットは、生地が軽いぶん足の動きに引きずられます。
下にシートを敷いても、生地だけが前へよれていくなら、マットを厚手のものに替える判断になります。
「滑らないバスマット」という呼び方で並ぶこともありますが、床材と水気の条件によって止まり方は変わるので、加工の有無だけで決めないでください。
用意するのはバスマット用の滑り止めシートとハサミ
必要なものは3つで、滑り止めシート、ハサミ、乾いたタオルです。
シートはロール状で売られているものと、1枚ずつカット済みのものがあります。
手持ちのバスマットの寸法が決まっているならカット済み、複数の場所に使うならロールのほうが無駄が出ません。
部分的に止めるだけなら、吸着テープが代用になります。
四隅と、足を乗せる側の中央に貼ると、踏み出しの方向の動きが小さくなります。
一方で代用にならないものもあります。
古いタオルを下に敷く方法は、タオル自体が床の上を滑るので、動く層が増えるだけです。
糊の両面テープは、前述のとおり床に残る跡の問題があるので使わないでください。
滑り止めシートを水洗いする間隔と、交換を考える目安
決まった日数はありませんが、バスマットを洗濯機に入れるタイミングで、下のシートも一緒に外して水洗いするとまとめて片付きます。
週に1回マットを洗う家庭なら、シートも週に1回です。
外したあとの床も、そのときに拭いておいてください。
洗って乾かしても床に止まらなくなったら、滑り止めシートの交換を考える段階です。
樹脂の吸着面は踏まれ続けて平らさを失い、端から細かくちぎれていきます。
ちぎれた破片が床に残るようになったら、洗っても吸着は戻りません。
乾かし方で迷ったときは、バスマットの乾かし方で解説している干し場所の考え方が、シートにもそのまま使えます。
床材とバスマットの素材で変わる敷き方
珪藻土バスマットは面で支える
珪藻土のバスマットは硬い板なので、曲がってよれることはありません。
その代わり、四隅だけを吸着テープで止めて中央が浮いた状態にすると、乗り降りのたびに板がたわんで割れの起点になります。
板全体を下から支える形で、マットより小さく切ったシートを中央寄りに敷いてください。
板と布製のどちらを使うか決めきれていない場合は、バスマットと珪藻土の違いで乾きやすさと手入れの差を解説しています。
布製はマットを外すとシートが床に残る
布製のバスマットは洗濯に出す頻度が高いので、マットを外した状態でシートが床に残ります。そのままにすると、シートの上に直接足を乗せることになり、吸着面が汚れます。
無垢フローリングとクッションフロアは先に試す
無垢材の床は仕上げの塗装によって、吸着面を長く密着させると色の変わり方に差が出ることがあります。
クッションフロアも樹脂同士が触れ合うので、同じことが起きます。
使い始める前に、家具の下など目立たない場所に数日置いて変化を見てください。
賃貸なら、床に貼り付くものを使う前に管理会社へ確認しておくと、退去時の判断で困りません。
よくある質問
滑り止めシートは洗濯機で洗えますか
製品の表示によって分かれます。
洗濯機可と書かれていないものは、水で手洗いして陰干しにしてください。
樹脂の吸着面は高温で変形するため、乾燥機とドライヤーは使わないでください。
珪藻土バスマットにも滑り止めは必要ですか
板の自重があるぶん布製よりは動きにくいものの、濡れた床の上では珪藻土の板も横に滑ります。浴室の出入り口で乗り降りする場所なら、下にシートを敷く意味があります。
浴室の中の洗い場でも同じシートが使えますか
脱衣所用の滑り止めシートを洗い場に持ち込むのは向きません。
常に水がかかる面では吸着が働かず、裏面に水が溜まったままになります。
洗い場では、吸盤で浴室床に付くタイプの浴室用マットや、水が抜ける構造のすのこを選んでください。
滑り止め付きバスマットを買えばシートは要りませんか
裏面に点状のゴム加工があるタイプは、それ自体でずれにくい作りです。
それでも床がザラついたタイル張りだったり、踏み出す力が強かったりすると動きます。
買ってから動くようなら、下にシートを足す形で重ねられます。
まとめ
バスマットの滑り止めは後付けできます。
効くかどうかを決めるのは製品の値段ではなく、床の水気を拭いたか、シートをマットより小さく切ったか、空気を抜いて密着させたかという3つの手順です。
それでも動くときは、シートの裏面の汚れ、床の凹凸、マット自体の軽さのどれかに原因があります。
ぜひ本記事の3手順と、珪藻土・布製・床材別の敷き方を参考に、足元が動かない状態を作ってください。




