DIYで家具のかさ上げに挑戦!簡単アイデアと注意点

家具の高さが少し足りないと感じたことはありませんか?
例えば「椅子が低くて立ち上がりづらい」「ベッド下の収納スペースを確保したい」「机の高さと椅子のバランスが合っていない」など、家具の高さに関する不満は意外と多くの人に共通しています。
そんなときに便利なのが「かさ上げ」。市販のかさ上げアイテムも数多くありますが、DIYで手軽に高さ調整できれば、コストも抑えられてサイズもぴったりになります。
この記事では、家具を自分でかさ上げするための簡単なDIYアイデアと、失敗しないための注意点を詳しくご紹介します。
かさ上げDIYのメリットとは?
- 家具に合わせたサイズでカスタマイズできる
- 市販品より安く仕上げられる
- 好みの素材やデザインで作れる
- 賃貸でも原状回復しやすい工夫が可能
特に不規則な形状の脚をもつ家具や、特殊な設置場所にある場合は、市販品よりもDIYのほうが柔軟に対応できます。
簡単にできるDIYかさ上げアイデア
1. 木材ブロックを使ったかさ上げ
もっとも基本的な方法です。ホームセンターで手に入る角材や端材を使って、脚の下にぴったり合うブロックを作成します。
- 木材は「ヒノキ」「スギ」「集成材」などがおすすめ
- 脚の形に合わせてくぼみを掘ると安定感アップ
- 滑り止めシートやゴム脚を接着するとより安全
デザイン性にこだわりたい方は、ニスやペイントで家具に馴染ませるのもよいでしょう。
2. フェルト+コルクで微調整
わずか1〜2cm程度のかさ上げなら、フェルトやコルク素材を重ねて脚の下に貼るだけでも効果があります。
- 貼るタイプなら原状回復も簡単
- 脚のガタつきを抑える補助にもなる
- クッション性があるため防音効果も期待できる
見えない部分なので気軽に使える素材です。ダイニングチェアやスツールなどにも最適です。
3. アジャスター金具を後付け
家具の脚に穴を開けて、ネジ式の高さ調整アジャスターを取り付ける方法です。金属やプラスチック製の脚にもしっかり固定でき、微調整が簡単。
- 高さを1mm単位で調整できる
- ガタつきや傾きの修正にも便利
- 家具の接地面を傷つけたくない場合はゴムパッド付きが◎
棚やベッド、スチールラックなどに向いています。
4. ベニヤ板+クッションゴムで平台を作る
大型の家具や複数脚が密着している家具(例:ベンチソファ、シングルベッドなど)には、平台状のかさ上げ台を作る方法もあります。
- ベニヤ板を好みのサイズにカット
- 下にクッションゴムやゴム脚を取り付けて高さ調整
- 滑り止めと防音効果を兼ねられる
重量のある家具は、耐荷重を考慮して厚めの板を選びましょう。
DIYでかさ上げする際の注意点
1. 耐荷重を必ず確認する
自作したかさ上げパーツが重さに耐えられなければ、家具が傾いたり破損したりして大変危険です。
- 家具+収納物の総重量を確認する
- 木材は厚みや材質によって強度が異なる
- 金具や接着材の耐久性も要チェック
目安として100kg以上を支える場合は、木材は厚さ3cm以上、安定した形状が理想です。
2. 高さを上げすぎない
家具の重心が上がると、バランスを崩しやすくなります。特にキャスター付き家具や背の高い棚では、5〜10cm程度のかさ上げにとどめるのが無難です。
また、椅子やソファでは足が床に届かなくなると逆効果なので、実際に座ったときの感覚を重視しましょう。
3. 脚の水平・バランスに注意
4脚タイプの家具で1箇所でも高さが違うと、ガタつきや傾きの原因になります。水平器や定規を使って、すべての脚が同じ高さに調整されているかをチェックしましょう。
4. 床との相性を確認
フローリングやクッションフロアでは滑りやすい素材もあります。滑り止めシート・フェルト・ゴム脚を併用することで、安定性と安全性が向上します。
DIY初心者でも始めやすいかさ上げ術
「工具は苦手」「木を切ったことがない」という人でも、100円ショップやホームセンターで手に入る素材だけで十分対応可能です。
- 木材カットは店舗で依頼すれば正確&安全
- 貼るだけ・敷くだけタイプから始めてみる
- ネジ不要のアジャスターやブロックも多数
失敗を防ぐためには、小さな家具や補助的な高さ調整から始めるのがおすすめです。
まとめ|DIYかさ上げで快適&機能的な家具配置を
家具のかさ上げは、少しの工夫で暮らしやすさが大きく変わる“生活改善術”です。
特にDIYなら、使う場所や家具の形にぴったり合った調整が可能で、見た目にも機能的にも満足度が高まります。
- 木材やアジャスターで簡単に高さ調整
- わずかな高さ差はフェルトやコルクで解決
- 滑り止めや耐荷重の確認は必須
- 作業は安全に・無理のない範囲で行う
ぜひ、あなたの住まいに合ったかさ上げDIYにチャレンジして、もっと快適で安全な暮らしを手に入れてください。