デスク下収納が入らない?家具かさ上げでスペースを確保しよう

デスク下に収納ボックスやワゴンを置きたいのに、あと数センチの高さが足りない…。そんな悩みを持っている方は多いのではないでしょうか。
家具の中でも「デスク」は高さの制限が多く、既製の収納アイテムが入らないというケースがよくあります。しかし、デスクの高さを少しかさ上げするだけで、収納の幅が広がり、デスク周りをすっきり整えることが可能です。
この記事では、デスク下収納のためのかさ上げ方法・おすすめアイデア・注意点をわかりやすくご紹介します。
なぜデスク下収納がうまく入らないのか?
1. 天板下の高さが足りない
多くのデスクの天板高さは70cm前後ですが、天板の裏には補強材や引き出しがあり、実際に収納できる高さは65cm未満になることが多いです。そのため、高さ60cmのワゴンや3段チェストなどは、脚が入らなかったり、入っても引き出しが開けにくくなってしまいます。
2. キャスター付き収納との相性が悪い
収納ワゴンや引き出し付きラックは、多くがキャスター込みでの高さになっているため、実寸より高くなります。数センチの差で収納できない場合もあるため、対策としてデスク自体をかさ上げするのが効果的です。
デスクのかさ上げでスペースを作るメリット
- 収納ワゴンやカゴがデスク下に収まる
- 引き出しをスムーズに開閉できる
- 床面が広がって掃除しやすくなる
- 姿勢を改善しやすい高さ調整も同時に可能
特に在宅ワークや子どもの学習スペースでは、デスク下の収納確保が作業効率や片付けのしやすさに直結します。
かさ上げに使えるアイテムとアイデア
1. 家具用かさ上げブロック
もっとも手軽な方法です。デスクの脚に直接取り付けるだけで、3〜10cm程度の高さ調整が可能です。
- 素材は木製・プラスチック・ゴム製など
- 高さが2段階または3段階で調整できるタイプも
- 裏面に滑り止め加工があるものが安全
脚が太いデスクやL字デスクには、幅広タイプや脚の数に合わせて使える個別ブロック型がおすすめです。
2. ベニヤ板や木材で台座を作る
DIYができる方であれば、デスクの下に“土台”となる板や台座を敷いて高さをかさ上げするのも一つの方法です。
- 木材は厚さ2〜4cm程度の安定した素材を選ぶ
- 足元が滑らないようゴムマットや滑り止めを併用
- 脚4点それぞれに同じ高さのパーツを使うことが大切
下に「小さな隠し収納スペース」をつけるなど、アイデア次第で使いやすさとデザイン性の両立も可能です。
3. キャスター付き脚に交換
デスク脚が取り外し可能な構造であれば、キャスター付きの長めの脚パーツに交換するという方法もあります。
- 高さアップと移動のしやすさを同時に実現
- ロック機能付きキャスターを選べば安全
- 工具が必要な場合もあるので注意
在宅ワークでレイアウトを変えることが多い方におすすめです。
高さ調整時に気をつけたいこと
安定性を第一に考える
デスクはパソコンやモニターを置くことも多いため、かさ上げによりぐらつきや転倒が起こらないように注意が必要です。
- 耐荷重がデスクの重さに見合っているか確認
- 脚の長さが均一になるよう調整
- できるだけ水平な床に設置
特に4本脚タイプのデスクでは、1箇所でも高さがずれるとガタつきの原因になります。
高さの上げすぎに注意
かさ上げのしすぎは、椅子とのバランスが崩れたり、腕や肩に負担がかかる姿勢になるリスクもあります。
- かさ上げは5〜10cm以内にとどめるのが理想
- 座った状態で肘が机の高さと同じくらいになるか確認
- 必要に応じて椅子側の高さ調整も併用
高さだけでなく、体の動線や視線の位置、椅子との相性を考慮することが快適な作業空間を作るコツです。
まとめ|かさ上げで広がるデスク下の有効活用
デスク下に収納したいのに高さが足りない…。その悩みはかさ上げによって簡単に解決できます。収納力がアップするだけでなく、デスク周りの見た目もスッキリ整い、作業環境の快適性が向上します。
- 収納ワゴン・チェストを使いたいなら、かさ上げは有効
- 家具用ブロック・DIY台座・脚交換など方法は豊富
- 安定性・耐荷重・水平性のチェックが重要
- 高さ調整は慎重に、作業姿勢も併せて見直すのがベスト
ちょっとした工夫で収納スペースを確保できれば、日々の生活や仕事の効率も格段にアップします。ぜひ、あなたのデスク下もかさ上げで“快適空間”にしてみてください。