机の高さが合わない?勉強机・ワークデスクのかさ上げ対策

「机が低くて姿勢が悪くなる」「肘がテーブルに合わない」「椅子を替えたら机とのバランスが崩れた」――こうした悩みを感じたことはありませんか?

テレワークや在宅学習が日常になった今、机の高さが身体に合っていないことで、肩こりや腰痛を引き起こす人が増えています。 新しく家具を買い替えるのはハードルが高いですが、「机をかさ上げする」というシンプルな方法なら、手軽に快適な作業環境を整えることができます。

この記事では、勉強机やワークデスクの高さ調整に使えるかさ上げ対策と、選び方・注意点についてわかりやすく解説します。

KAGUASHI編集部

商標登録番号:第6806912号


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目次

正しい机の高さとは?

人間工学的に理想とされる机の高さは、座ったときに肘が90度に曲がる位置に天板がくることです。目安として、以下のような関係になります。

  • 身長160cm前後:机の高さ68〜70cm
  • 身長170cm前後:机の高さ71〜73cm
  • 身長180cm前後:机の高さ74〜76cm

市販の机は70cm前後が多いため、背の高い人やクッション性の高い椅子を使っている場合には、机が低く感じられることがあります。

かさ上げによる机の高さ調整のメリット

1. 姿勢が改善し、肩こり・腰痛が軽減

机が低すぎると背中が丸まり、首や肩に負担がかかります。かさ上げによって天板が適正な位置にくれば、自然に背筋が伸びて長時間でも疲れにくい姿勢を維持できます。

2. 肘の位置が合って作業がしやすくなる

キーボード入力や筆記作業をするとき、肘の位置が合っていないと腕に力が入りすぎて疲れやすくなります。高さ調整によって手首・肘・肩の動きがスムーズになり、生産性もアップします。

3. 椅子とのバランスが整う

座面の高いチェアを使っている人は、机が低すぎて使いにくいと感じることも。机をかさ上げすることで、椅子を買い替えることなく作業環境のバランスを整えることができます。

勉強机・ワークデスクのかさ上げに使えるグッズ

1. 机脚用かさ上げブロック(ライザー)

  • 四隅の脚に置くだけで、高さを5〜10cm程度アップ
  • 耐荷重がしっかりしており、木製・スチール脚にも対応
  • ゴム製・シリコン製など滑りにくい素材が安心

一番手軽で安定感もある定番の方法です。

2. アジャスター機能付き脚キャップ

  • 脚にかぶせるゴムキャップ型で、底部にネジ式の高さ調整機能があるもの
  • 1cm単位で微調整可能
  • ガタつきのある床にも対応できる

小さな段差を調整したい人や、デスクを移動する可能性がある人にもおすすめです。

3. DIY向け木製ブロックやプレート

  • ホームセンターや100均でも入手可能
  • 脚に合わせてカットすればピッタリの高さに
  • 接地面には滑り止めフェルトを貼って床を保護

デザインにこだわる方は、インテリアに合った素材で自作するのも一つの方法です。

かさ上げ時の注意点

安定性を最優先に

机は頻繁に体重がかかる場所。高さを上げすぎると安定感が悪くなり、グラつきや転倒の危険が増します。 高さは必要最小限にとどめ、平らな場所にしっかり設置することが大切です。

耐荷重に合った製品を選ぶ

デスク本体だけでなく、モニター・本・資料などの重さも加味して、十分な耐荷重のあるかさ上げグッズを選びましょう。 一般的なライザーは100kg以上に対応していますが、製品ごとの仕様は必ず確認してください。

配線の取り回しに注意

高さを上げることで、PCや電源コードが届かなくなる場合もあります。 延長コードやケーブルクリップを活用して、引っかからないよう工夫しましょう。

椅子とセットで見直すとさらに快適に

机の高さをかさ上げしたら、座面の高さも調整して“差尺(椅子と机の差)”を理想値に近づけることで、快適性がさらにアップします。

目安:差尺は「身長×0.25」が理想

例:170cm × 0.25 = 42.5cm → 座面と机の天板の差が約42〜43cm

高さの合った作業環境は、集中力・健康・効率すべてに良い影響を与えてくれます。

まとめ|机の高さ調整は暮らしの質を変える

机の高さが合っていないと、身体への負担だけでなく作業効率やモチベーションにも悪影響を与えます。かさ上げというシンプルな工夫で、今ある家具を最大限に活かすことができます。

  • 姿勢改善、肩こり・腰痛の予防に
  • キーボード・筆記の作業性アップ
  • 椅子とのバランスも取りやすくなる

高価なデスクやチェアを買い替える前に、まずは簡単にできるかさ上げ対策から始めてみてはいかがでしょうか。 快適なワークスペースは、日々の暮らしに小さな余裕をもたらしてくれます。

この記事を書いた人

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