階下に響く振動を防ぐ家具脚パッドの選び方&おすすめ

集合住宅やマンションで暮らしていると、気になるのが階下への“生活音”。中でも「椅子を動かしたときのドンッという振動」や「家具のガタつきによる衝撃音」は、思っている以上に下の階に響いていることがあります。

子どもが椅子を引きずったとき、ソファにドスンと座ったとき、机に体重をかけたとき…。これらの“衝撃”が床を通じて振動音となり、苦情の原因になることも。

しかし、適切な家具脚パッドを使えば、こうした振動の多くはしっかり軽減できます。この記事では、階下への音と振動を抑えるための家具脚パッドの選び方と、おすすめの製品をご紹介します。

KAGUASHI編集部

商標登録番号:第6806912号


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目次

階下への振動は「衝撃音」が原因

振動の多くは、床を通して伝わる「重量衝撃音」と呼ばれるもの。椅子を引く音や跳ねる足音、椅子に勢いよく座るなどの行動によって床が震え、その振動が階下へ伝わります。

この衝撃音を減らすには、「床と家具脚の間で振動を吸収してくれるクッション材」を使うのが有効です。

家具脚パッドを選ぶときのポイント

1. 厚みと柔らかさのある素材を選ぶ
→ ゴム、エラストマー、シリコンなどが代表的。クッション性が高く、衝撃を和らげてくれる。

2. 接地面積が広いタイプを選ぶ
→ 脚先が細いと振動が集中しやすいため、面で支えるタイプの方が効果的。

3. フローリングや畳など床材との相性を確認する
→ ゴム系は滑り止め効果が高く、フェルト系は摩擦音に強い。ただし、防振には「弾力+密着性」がある素材がベスト。

4. 椅子・テーブルなど動かす家具にはしっかり固定できるものを選ぶ
→ キャップ式や粘着式でズレにくい設計が望ましい。

階下への振動対策におすすめの家具脚パッド

厚手エラストマーキャップ

椅子やテーブル脚に被せて使う厚手のエラストマー素材キャップ。弾力性が高く、床との間で振動を吸収してくれるため、階下への衝撃を抑える効果が大きい。透明タイプもあり、インテリアに干渉しにくいのも嬉しいポイント。

防振ゴムパッド(敷くだけタイプ)

重量家具や移動しない家具の脚に使うなら、敷くだけのゴムパッドが便利。厚みがあり、圧力と振動を分散。冷蔵庫やタンス、ソファなど、設置時の衝撃が気になる家具におすすめ。

キャスター用防振ストッパー

キャスター付きチェアは動きやすく、振動を起こしやすい家具の代表格。くぼみのあるストッパーカップを使うとキャスターが固定され、床の振動も伝わりにくくなる。

多層構造の静音パッド

硬めのベース材+やわらかい表層材の2層や3層構造になっている脚パッドは、床に伝わる音と振動をバランスよく軽減できる。フェルト+ゴム、エラストマー+ジェルなどの複合素材タイプもおすすめ。

プラスの対策:チェアマットやジョイントマットも有効

椅子の下にチェアマットを敷く、子ども部屋にジョイントマットを敷くといった対策も、振動の“吸収層”を追加するという意味で非常に効果があります。

特に子どものいるご家庭では、家具脚パッドと組み合わせて対策することで、かなりの静音・防振効果が得られます。

まとめ

階下に響く振動音は、自分では気づきにくいからこそ対策が重要です。家具の脚まわりを見直すだけで、驚くほど静かに、そして安心して生活できるようになります。

「椅子の音が気になる」「子どもが走る音が響くと言われた」など、心当たりがある方は、まずは厚みのある家具脚パッドから始めてみてください。床を守ると同時に、暮らしのストレスも軽くなります。

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